承太郎一行がエジプトへ向かい、死闘の末にDIOをを倒した旅から一年が過ぎた……。
生き残った三人は、それぞれ母国にて平穏な日常を過ごしていた。
承太郎も特に危険な目に会うこともなく、一年前の出来事が嘘のような生活を送っていた。
しかし日常はなんの前触れもなく破られることになる……。
まるで彼にスタンドが発現した時のように。
その奇妙な炎の襲来によって。


灼眼のシャナ×ジョジョの奇妙な冒険  シャナが助けたのが空条承太郎だったら・・・



承太郎が妙な気配に気づいたとき、すでに紅蓮の炎は燃え広がっっていた。
陽炎のような揺らめきの中で、行き交う人々は動きを止めている、時でも止まったかのように。
「これは…まさか、新手のスタンド使いかッ!?」
ここ一年、何もないということに安心しきっていた節はあった。
しかし一年前出会っていなかった。
例えばDIOの残党が承太郎たちを襲うということは充分にありえたはずだった。
承太郎はスタープラチナを出した。まだ戦闘の勘は鈍っていない。
あたりを見渡す。炎は攻撃と言うより別の能力のために使っている。そう承太郎は判断した。
まだ明るいはずの空は暗く、止まった人々はエジプトでの死闘を思い出させた。


(こいつは、時が止まっているのか?)
試しに道路の破片を拾い、投げてみる。破片は承太郎の手から離れ、勢いよく飛んでいった。
(……時そのものは止まっていない、もしスタンド使いだとしたらスタンド、あるいは本体は何処だ?)
スタープラチナの目が周囲をくまなく調べる。敵を探すため。しかしその必要なすぐになくなった。
ズドン、という重い着地音。
承太郎が音の方へ向くと、なにかのオマケでついてくるような、チープなフィギュアを巨大にしたようなものがいた。
着地したそれは、ガクンと首の間接を90度曲げて上を向くと、いきなり口から炎を出した。
承太郎は身を構えたが、炎は自分の周辺の人々へ襲い掛かり、人々を燃え上がらせた。
ただし彼ら自身には目立った外傷はなく、燃えるというより炎がまとわりついているようだった。
人形が口を開ける。口を動かす機構がなかったのか、バリバリと口を無理やり裂いて開けていた。
「いただきまぁーす」
人形がしゃべった。
人々の炎は、人形の口の中へと吸われて言った。
先ほどの言動から、どうやら“食べる”ことをしているらしい。
「何だ……こいつは。スタンドか? 能力は一体…?」
DIOの残党なら自分を真っ先に襲うはず。それともまた別のスタンド使いか? そもそもスタンド使いなのか?
承太郎が考えを整理しようとした時、
「にんげん…なんで動いてんだぁ? まぁいいや、食べよっと」
人形が承太郎に気づいた。そしてその発言から、少なくとも自分の敵であることを確信した。
承太郎へ襲い掛かる人形。その大きさは承太郎を軽く超える。
「やれやれ…」
承太郎は特に慌てなかった。冷静に人形の動きを察し、
人形がその裂けた口で承太郎に噛み付くよりずっと速く、顎から下を砕いた。


「ぎゃあああああっ!な、なんだよあいつ……」
「てめー、本体はどこだ?この能力はてめーのスタンド能力か?」
スタープラチナは倒れた人形の頭を持って持ち上げさせた。
「??? なんのことだよぉ。封絶は僕じゃないよぉ?」
「……封絶? この変な炎のことか? てめー以外にもスタンド使いがいるのか」
「だからその『スタンド』ってなんだよ? お前フレイムヘルズでもねぇし、何者なんだよぉ」
話は噛み合わない。承太郎の質問は通じず、人形のスタンド?は
意味不明な単語(彼らの能力に対する名称であることは理解した)を使う。
「てめーは一体……」
言葉は別の襲撃によって切られた。承太郎は数発の火球を避けた。
「うへへばーかっ、油断したな。今度こそいただき」
「オラオラオラオラアアアアアアッ」
不意打ちを仕掛けた人形は、台詞を言い切る間もなくジャンクと化した。
火球の方向を見る。少し離れたところにブリキでできたロボットが撃ったばかりの口から煙を出していた
それとは別に女性が承太郎に襲い掛かった。金髪のフランス人形のようだった。
(他にもいたか…)承太郎は迷うことなく拳を打ち込む。
「オラァッ!????何ッ!!」


その美女の胴はハリボテだった。胴体を貫かれたまま美女は薄笑いを浮かべ、両手を承太郎へと向ける。火球が発射されるのはほぼ同時だった。
(まずいッ!『世界』ッ!!)
承太郎は時を止めた。DIO戦以来だった。
しかし静寂の世界は一瞬で破られた。火球は承太郎の肩を掠めたが、承太郎は道路脇へ吹っ飛んだ。
「くっ……」
(久しぶりで身体がなまってたか? それともこの空間の影響か? いずれにせよ、止められる時間はほんの刹那、か……)
承太郎は立ち上がる。そしてロボットと美女がスタープラチナの射程距離内に入るのを待った。そのときだった。
突如ロボットが動きを止める。かわりに上半身と下半身が斜めに綺麗に斬られていた。
ブリキの残骸から、少女が現れた。




ブリキの破片は、切り口から火花を散らせ、爆発して消えた。
その煙の中から少女が一人、現れた。
今までの敵とは明らかに違う、その姿。
小学生にも見える体躯だが、片手には身長ほどある長刀を持ち、その長い髪と瞳は炎のように深紅だった。
なによりも違うのは、その姿全体から発せられる強烈なオーラ。
まるで生命エネルギーを爆発させているかのような存在感は、先ほどの人工的な美女とは正反対だった。
「……やれやれ、敵か、味方か…」
味方であってほしい、と承太郎は思った。
「くっ……フレイムヘイズしかも炎髪灼眼が来るなんて……」
少女と承太郎のちょうど間にいた美女は明らかに動揺していた。
どうやらさっきの人形が言った『フレイムヘイズ』と呼ばれる者らしい。
(どうやら奴らの敵のようだな……)
「ここは逃げて、フリアグネ様に報告しなけれ……なっ!?」
少女はすさまじいスピードで美女へと突撃した。
そして空中で彼女の体を逆袈裟に斬った。美女はブリキのロボット同様真っ二つになった。
アクロバットのように一回転して少女は着地する。ふと、承太郎と目が合う。妙な間が数秒空いた。
突然、少女が承太郎(もとい、スタープラチナ)に斬りかかってきた。


「ぐぅッ!」
その鋭い斬撃を、承太郎はスタープラチナによる目と脚力で紙一重で避ける。少女の攻撃はなおもやまない。
(まずい、さっきの連中とはレベルが違う。ポルナレフのチャリオッツ……いや、それ以上か!? )
隙をついて威嚇がわりに一発打ち込む承太郎。少女はそれを避け、後ろに下がって距離を置く。
互いにギリギリの間合いで相手の出方をうかがう状態だった。
しかし、そのときだった。
「まて、奴は『燐子』ではない。……どうやら人間だ」
声の主は見えなかったが、どうやら少女のところから出ているらしい。重く深い、まるで賢者のような声だった。
少女はその声に答える。
「えっ!? でもなんか変なの出してたけど」
「だがよく視れば『紅世の者』ではないことはわかるだろう。なぜ封絶内を動けるかは知らぬがな」
「何なのよこいつ……トーチでもないし…それに妙に戦い慣れてる。こいつ今の私の攻撃を避けた…」
少女は見えない相手と会話を続ける。もはや戦闘の必要がないのか、構えをといて
承太郎をヘンな生き物でもみるかのようにじろじろと眺めた。
無論承太郎はいい気がしない。
「……おい、てめーら一体何者だ? このフザけた人形といい、事情を知ってんなら話してもらうぜ」
「は? ちょっと、事情を聞きたいのはこっちのほうよ! 何でおまえ人間のくせに封絶内に入れるのよ」


「勝手な専門用語を使ってんじゃねぇ。まずこの状況をてめーらが説明するのが先だぜ」
「なっ、なによ人間のくせに生意気言って??っ」
「こっちはいきなり巻き込まれて迷惑してるんだぜ。とっとと答えろッ!」
互いに強情者の会話は完全に平行線をたどっていた。このままでは第二戦目が開始されていただろう。
人格ある第三の存在が自体を収拾した。
「落ち着け、相手は人間だ…多分な。人間よ、確かにお前の言う通りだ。
お前が何も知らずに巻き込まれたと言うなら、まず我々が説明するのが先であろう。
もちろん、その代わり我々からお前への問いにも答えてもらうぞ……いいな」
「ああ」
短く早く、承太郎は答えた。少女はまだ不服そうだが、この声には逆らえないようだった。

その声と少女は語って伝えた。
この世界の隠されたもう一つの面。
もうひとつの世界『紅世』のこと、そこからこちらの世界へ災いをもたらす『紅世の徒』のこと。
そしてそれらを倒すために存在する、彼ら『フレイムヘイズ』のことを。


「ところで……あれだけ派手にやって酷いことになってんだが、どうするつもりだ?」
その前に、承太郎が適切な突っ込みを入れた。
確かに燐子との戦闘で街の一角は無残にも荒れ果ててしまった。店のショーウインドーは割られ、道路は所々歪にへこんでいる。
とても誤魔化せるほどのレベルではない。
「今直すから別に問題ない。……これは、もう助からないわね。使わせてもらうわ」
少女は先ほどの戦闘で人形に喰われていた人々のうち、親子であろう女性と少年に向いて、人差し指を高く上げる。
すると二人の姿は消え、代わりに蛍のような光が少女の指へ引き寄せられていった。
「今のは……」
「あとで説明するから黙ってて。…これなら足りるわね」
ふいに光が弾け、破壊された部分へ舞い散る。するとその光は、破損された部分に溶け込むように修復していった。
ものの一分程度で、その一角は何事も無かったかのような元の姿を取り戻していた。
ついでに承太郎の長ランとすり傷も治っていた。
「これでよし、と。もう封絶を解いてもいいわね」
「まて、まだ人形の破片が残ってるぞ」
承太郎が言った。ブリキやフィギュアの人形は既に火花とともに散って消えていたが、
少女によって斬られた美女の残骸だけはまだ残っていた。
「おかしいわね、確かにとどめを刺したはず……」
そういいかけたとたん、突如残骸が爆発した。威力はたいしたことないが、二人が怯んだ隙に、残骸の中から小さな人形が飛び出した。
承太郎は構えたが、人形はあっという間に空の彼方へ消えていった。
「あれがさっきのの本体だったみたいね。まぁアレが告げ口すればむこうも本腰入れるでしょうね」
「うむ、久しぶりに『王』を討伐できるかもしれぬ」
少女と声との会話に承太郎は一人、肩透かしを喰らい『やれやれ』といった態度だった。
それとほぼ同時に、街に喧騒が戻る。あまりに突然元の世界に戻ったので、承太郎は少しの間船酔いのような違和感を感じることになった。


「それで、その炎の空間の名前が『封絶』。『紅世の徒』ってのはそこで人間の『存在』を喰って殺す、ってこと。わかった?」
「……奴らは『封絶』を張ることで、誰にもバレずに人を喰ってるってわけか」
「そうよ、お前、見た目の割に飲み込みが早いのね」

少女は先ほどのことを根に持っているのか、やたらと承太郎に突っかかる。
先ほどの戦闘のあった場所から少し離れたところ。
野外式のカフェに座って、二人(三人?)は話を続けた。

「……それで、喰われた奴はなんつった? そうだ、『トーチ』とやらになるって言ったな。どういう意味だ?」
「存在を喰われた人間がそのまま消えたらその場所の歪みが大きくなって、問題が起きたり私達に勘付かれたりするのよ。
それを防ぐためのクッションみたいなのがトーチ。後でお前にも見えるようにしてあげるわ」
夕暮れが近いためか、人通りは多い。
そのなかで長ランの大男と黒いコートを着た小学生のような少女のツーショットとはなかなかシュールだった。
しかし、それを気にする二人ではない。時々邪魔な好奇の目を眼光で追い払いつつ、承太郎は言った。
「やれやれ、正直ブッとびすぎて信じがたいが……俺たちの知らないとこでそんな無差別殺人が行われていたとはな。
それで、その『紅世の徒』には手下の『燐子』……あのフザけた人形と、『王』という黒幕がいる……というわけでいいな」
「そうだ。そして彼らを討滅すべく世界中を飛び回るのが我々フレイムヘイズだ。我々、『紅世の徒』を倒す目的の王が
人間を器にすることでその力を分け与え、各地を飛び回っているというわけだ」
「フン、偉そうなこと言ってるが、てめぇも人間を利用してやってんじゃねぇか。
勝手に殺されるのを防いでるのはありがてえがな」
「お前っ!! それ以上アラストールを侮辱するな! たたっ斬られたい!?」
「いや、この男の言っていることもあながち間違いではない。……さて、今度はこちらが質問してもよいか?」



「……約束だからな。何でも質問してくれ」
「なんであんたは封絶の中で動けたのよ。それにあのヘンな人間みたいなのはなに!? アレのせいでてっきり燐子かと思ったじゃない」
ペンダントからの声ではなく、少女のほうが先に口を開いた。承太郎はこの手の声や態度が本能的に嫌いだった。
「やかましいッ! 質問は一つずつにしろ。……まずお前の言う『ヘンな人間』のことだが、あれは『スタンド』という、超能力みたいな能力だ。
俺のジジイ曰く“生命エネルギーの具現化”ということらしいがな。色んな種類のスタンドがいるが、俺のスタープラチナの場合は人型スタンド。
射程距離は2mぐらい、能力は鉄棒をねじ切るぐらいのパワーと超精密動作を得意とする、『接近パワー形スタンド』だ」
「スタンド……昔我らの仲間から奇妙な力を扱う人間がいるという話は聞いたことがあるが…まさかこの目でみることになるとはな」
「とりあえずヘンな人間の正体はわかったわ。でも私が一番知りたいのは、どうして封絶内で動けたかってことなんだけど」
「うむ、その仲間の言った能力者も、封絶内では動けなかったそうだが……特殊な宝具などは持っていないのか?」
承太郎は少しの間迷った。『世界』の能力について口外すべきかどうか。
一応味方の存在とはいえ、それを伝えるかどうかは選択の余地があった。


「さあな……俺にはわからん」
承太郎は誤魔化すことを選んだ。
「釈然としないわね。本当は知ってるんじゃない? ……まぁいいわ。話すことはもうない?」
「……あるかときかれりゃ山ほどあるがな。例えばスタンド使いでしか見えないスタンドが
なんでてめーらに見えるのかとかな。ところでてめーら、これからどうするんだ?」
「どうもこうもないわよ。徒の気配を追って見つけたら全員倒す。それだけよ」
少女はぶしつけにそれだけ言う。アラストールと呼ばれたペンダントが補足する。
「もし可能ならば、お前にも協力してもらいたい。理由は不明だがお前は封絶内でも動くことが出来る。
先程の戦闘で燐子を倒すほどの力も持っている。なにより土地勘もあるしな。
……どうだ? 人助けと思って我々に協力してくれないだろうか」
「アラストール! こんなヤツいなくても私たちで充分……」
「……わかった、このままその無差別殺人集団をのさばらせるわけにはいかねえからな」
「お前もっ!! 徒がどれだけ危険な奴らか、さっきのでわからなかった? 
私たちは命がけでやってるのにそんな簡単に言わないで!!」


少女はテーブルを叩いて言った。彼女の頼んだ飲み物が少しこぼれた。
カフェの周囲を含めて静寂が訪れる。周囲の人々も何事かと目を向けたが、
その少女のただならぬ気迫に皆目を背けた。
承太郎はコーヒーの残りを飲み干し(よって無事だった)、 声を荒げるわけでもなく、落ち着いた口調で言った。
「詳しくは話せんが……俺たちは一年前、お前らの言う『王』のような存在の男とその一派を、
エジプトまで行って殺してきた。この能力でな。だから足手まといにならねぇ自身ならある。
 それに命の危険なら、俺は充分すぎるほど経験してきたぜ。仲間を失う恐ろしさもな」
少女とアラストールは感じた。この男は、決して軽はずみで物事を言わない。
この男の言葉には、嘘も誇大表現もない。体験した重みをそのまま言葉にしている。
彼には、自分たちの体験したことと同じくらいの重みを持っているということを。
「だからこそ俺は、そんな簡単に人の命を奪う、徒とやらを見過ごしはしねえ。
てめーらが頼まなくとも、俺は勝手にそいつらを追うぜ。誰にも文句は言わせねーぜ」
少女を睨み付けるようにして、承太郎は言った。
少女はその迫力に一瞬押されたような動揺を見せたが、
ばつの悪そうな表情をすると、おもむろに立ち上がって承太郎に背を向けた。



「今日はこれで話は終わりね。行こう、アラストール」
「まて、トーチが見えるとか言うのはどうした? それに話は終わっちゃいねーぞ」
「ああ、忘れてた」
そういうと少女は何か呪文のような言葉をつぶやいて人差し指を承太郎に向ける。
すると指から弾丸のように炎が撃ち出され、承太郎を貫いた。
「これでしばらくは見えるわ。まさか本当に使うときが来るとはね。
それと話の続きなら、どうせまた会うことになるだろうから、その時にしといて」
それだけ手短に言うと、少女はカフェを後にしてさっさと歩き出した。料金は払わなかった。
承太郎は飲み物代(承太郎:コーヒーのブラック、少女:ミルクココア、砂糖を追加)を払った。少女を追うことはしなかった。
「また会う……か。出来れば二度とかかわりたくねーがな」
そんな悠長なことを言える段階はとっくに過ぎたことを自覚しつつ、承太郎は呟いた。




「……なんなのよ、アイツ。ワケわかんない」
街中を歩きながら、少女は独り言ともつかないことを言った。
ペンダントの声に向かっていっているのだが、傍目からはイラついた少女がぶつぶつ独り言を言っているようにしか見えない。
ほとんどその通りなのだが。
「少なくとも只者ではないな。……その短い時間で一体どんな人生を歩んできたのだろうな」
我々には関係ないがな、と声は付け足す。
「そうよ、アイツがどんなヤツだろうと、どんな超能力もってようと、結局は人間なのよ……」
声、アラストールは少女の言葉に、表現しづらい微妙な感情を含んでいることを感じ取った。
それは今までないことだった。
「しかしあの男、なかなかよい眼をしていた。かなりの器をもっているようだな」
「だから! なんでアラストールはアイツの肩を持つのよ」
「事実を言ったまでだがな」
「そうかも知れないけど……。私は嫌。あんなヤツ、絶対足手まといになるに決まってる!!」
少女は一際強くそういった。しかし少女の脳裏には、なぜかその男の顔が浮かんだまま消えなかった。
その淡いグリーンの瞳、そしてあまりに力強いその意思を感じる視線を。
その理由がわからないので、余計彼女は苛立ちを増徴していた。

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最終更新:2007年05月22日 19:36