偶然とは恐ろしいものだ。
ある婆さんは同じ車に二度跳ねられ、無事だったという。
またある人は放置した虫眼鏡で家を半焼させた。
しかしそれは一生に一度あるか無いかのことだ。
だが今起こることは偶然を遥かに超え、むしろ『必然的』に起こることだったのかもしれない。
ロンは公園にいた。この公園は彼がスタンド使いになった地でもある。
「この砂場に矢があったんだよなぁ……」
砂を優しくかます。雨があがったばかりの砂場は少しざらついている。
「なんだ……?これは?」
砂場の中から四角い物が出てきた。よく見るとそれは使い込まれた財布だった。
「砂場に財布落とすなんて……馬鹿な奴だ」
ロンはそう思いながら財布を交番に届けようと砂場を離れた。
「おい」
「?」
「おめえだよ。財布持ってるお前だ」
「何だよ?」
「渡しやがれ!」
謎の男がいきなり公園の入り口から走ってきた。その形相は鬼神のごとく凄まじい。
「この財布を渡すわけにはいかないなぜなら……」
「それが俺の正義だからだ!」
ロンVSポポソ開始
******
今日は散々だ。
俺は家賃を払おうと財布を持っていた。
やっと給料日で大好物の手羽先を買うのを我慢して家賃を払うんだ。
あれ?
財布が……
ないっ!
おかしい!
これは夢だ!確かに俺は財布をポケットに入れた。(はず)
素数を数えるんだ……いやそんな暇はねぇ。払わないと追い出されてしまう。
そうだ!
確か公園に行ったんだ!
あの公園はいい。静かで、緑にあふれてる。ってそんなことはどうでもいい。
でも何故公園だっけ?
思い出した。給料が振り込まれるまでベンチで休んでたんだ。
そして暇つぶしにブランコに乗って……
乗って……何かがポーンと……
ポーンと……
財布が飛んだ!?
こうしちゃあいられない。早く取りに行かなければ。
(省略)
やっと公園に来たぜ……何だあの男は?
いい歳こいて砂いじりか……?
あいつ……何かもってるな……見覚えがあるぞ……
俺 の 財 布 だ !
返してもらわなきゃなあ……
ここで例のやり取り
こいつ…返さない気か。
なら俺の「ソウル・オブ・テバサキ」で地獄を見せてやるよ
******
『こいつ……スタンド使いか!』
「オールド=フィ……」
「遅え!」
テバサキの拳が綺麗にロンの胸に入る。
しかしロンは素早く後ろに飛び退きダメージを軽くした。
「ぐはっ……何だ……この感じは……」
「フフフ」
「テ……手羽先を食いたいッ!」
『俺のスタンドを見て人はくだらねーと言うが、くだる・くだらねーは使い方によって変わるんだぜ』
…………
「解除してほしいならさっさと財布を……モルスァ!」
ポポソの横腹にブランコがクリーンヒット!
「オールド=フィルムズは既に“ブランコ”をさわっている……方向は“横”へと逆転した……」
「み……妙な能力使いやがって……許さねえ!」
テバサキの拳が唸る!ロンのスタンドは防ぎきれない。ガードの隙間を結うように拳がヒットしていく。
「今どんな気持だ?手羽先食いたいだろ……?え?」
「……」
「何とか言えよ!」
渾身の一撃がロンにヒットする!
ここでリタイアかぁ!?
迫りくるポポソ
身構えるロン
半径5メートル、お互いの射程距離に到達した、
ポポソ「ドラァ」
一瞬早く「ソウルオブテバサキ」の拳がロンの身体にめり込む
その衝撃でロンの手から財布がこぼれ落ちる
ポポン「お前は「名古屋の手羽先は世界一ぃぃぃ」と言う」
ロン 「名古屋の手羽先は世界一ぃぃぃ」
ロン 「ハッ」
ポポン「ふう、やれやれだぜ」
そう言って足元にある財布を拾いポポンは勝利を確信した。
しかしその瞬間にポポソの敗北は確定したのである。
ロン「まずい、ディモールトまずい、逆転しろ、オールド=フィルムズ」
オールド=フィルムズの能力発動、砂場と言うテリトリーに居ることでオールド=フィルムズレクイエム迄もが発動する
その能力は自分に起こった事情さえも逆転し相手に帰って行ってしまう
ポポソ「む、無性に手羽先が食いたくなってしまった」
ポポソ「しかしこれは家賃を払う為の金、使うわけには・・」
ポポソ「か、身体がかってに」
ポポソ「クソ、クソ、俺は認めんぞー」
全財産を使い手羽先を購入、その際折れた骨が心臓を突き破り
ポポソ死亡
しかしその表情は至福に満ち溢れていた
******
ロンは深手を負った。いや、深手のように見えないが実際肋骨が何本かいっている。
「手羽先野郎は倒した……だがこのままだと家に帰れねえ」
「そこの貴方」
「誰だ!」
「初対面の人に“誰だ”は無いでしょ。知らない者同士なんだし」
「……」
「私はぽん。ひと呼んで放浪の針師」
「……」
「その目は信用してない眼だぜ。」
「先を急ぐので失礼します。」
「まぁ待て。君の傷は普通の傷じゃあないね」
「!?」
ゴゴゴゴゴ
「君は誰かとここで殺しあったね」
「だからどうした?」
「君はそれに勝った。つまり殺したということだよな?」
「違う!自滅したんだ!」
「自滅だとしても変わりはない。」
二人の間に亜空の空気が流れる。
「貴様の汚れた魂を浄化してやる!」
「なっ……だが来るなら容赦しないぞ!」
******
「オールド=フィルムズ!」
二人は同時にスタンドを出した。
距離は五メートル。
「君は私が今やることを理解できるかな?まずはここのツボ!」
「!?」
「次はここ!」
次々と自分の体に針を刺していくぽん。
『チャンスなのか?』「今度はブランコなんてなまっちょろくないぜ……」
逆転させた範囲にあるのは滑り台。
それも象さんのプリティな代物だ!
「潰れちまえ!」
滑り台が「ぽん」を潰したかのように見えた。
しかしよく見ると潰れてなどいない!
潰れているのは象さんのほうだった。
「ドーピングコンソメ……じゃあなくて針で筋肉を増強させた。今の私はマイクタイソンもKOできるぞ」
「まさか……しかし最後の手段がある!逆転!」
手羽先戦でみせた立場を逆にする荒業である。
「筋肉を入れ換えた……ぬおッ!?」
筋肉は確かに逆転した。だが、ズイズーイよりもアンバランスな肉体になってしまった。
「馬鹿め……お前の体が増強した筋肉に耐えれるはずは無いだろうに……」
「体が……砕ける……」
「安心せえ。命までは取りはせん。ただ……」
グチッ
「全身骨折が治るのはしばらくかかるだろう」
ロン全身骨折により
リタイア
再起不能
******
ぽんはスボンについた埃を軽く払い、顔を上げて、ぎょっとした。
公園の奥から、一直線に歩いてくる者がいる。
そう、一直線に歩いてくるのだ。
木々、鉄柵、ジャングルジム、ブランコ……全ては男に道を譲るように開いている。
ぽんは生唾を飲みこんだ。
そう、物が不自然に開いていたのだ。全て、ドアノブが付いた状態で。
男には--誰かのりには理由がなかった。
ただ道は自分で作るものだと理解していたし、この能力もそのためのものだと意識していた。
だからこそ自分の進む道を遮るものは、なんであろうと、全て、開ける。
それがスタンド使いであっても。
誰かのりは、ぽんが見つめていた--今さっき自分が開けて通ってきたばかりの滑り台を振り返った。
「お前、これが見えるんだよな? あぁ、いい。答えなくくていい。オレたちの世界には有名な言葉があったよな。スタンド使いはスタンド使いと引かれあうってヤツだ。あぁ、いい。だから答えなくていい。問題なのは、お前が、オレの、目の前にいるってことだ。お前はオレの道を遮った。ドアを開けて……臓物ぶちまけてやるぜェェェッ!」
そして、誰かのりは一気に駆けだした。
向かってくる誰かのりを見、
「近距離パワー型かっ」
ぽんの判断も早かった。
迎え撃ってもいい。だが、こちらの状態もわからず向かってくる時点で、それだけパワーに自信があるという証拠だ。
「……最後の手段は」
足に針を打ちこむと、ぽんは後ろを向いて走りだした。
「足だな」
彼のスタンドも近距離型ではあるが、パワー型ではない。
一度距離をとりたかったというのもある。しかしそれ以上に、誰かのりにはドス黒い雰囲気があった。自分が白ならば、相手はハッキリと黒だとわかるほどドス黒い。
ドーピングコンソメ……じゃあなくて針で筋肉を増強させた脚力で、ぽんは公園を飛びだし、道路を駆け抜け、駅の壁を飛び越え、思わずホームにきていた電車に飛び乗ってしまった。
扉が閉まり、電車が走りだしたことで、ふぅと息を吐いた。
だが、次の瞬間、またもや、ぎょっとした。
車両と車両を繋ぐ連結部の扉に、見慣れぬ丸いドアノブが付いている。
そして『ドア』が開き、
「あぁ、いい。聞かなくていい。オレはドアを開けて最短距離できただけだ」
誰かのりが姿を現した。
「お前に言い忘れたことがあったんだ。一度でも遮ったものは、いずれまたどっかで遮ると思わないか? あぁ。いい。答えなくていい……どうせ臓物をぶちまけるんだからなッッッ!」
「やれやれ、しつこい男だ。なら相手になってやる……マッスルコーディネート!」
「ドア&モア!」
******
「おれが電車に飛び乗った理由は2つある。1つは戦わずに済ませるため。もう1つはテメーを!おびきよせるためだッ!マッスルコーディネート!」
「ああ、いい。いいぞ。とてもいい…!貴様の能力は『針』を飛ばすことなのか。私のドア&モアで叩き落とすことも可能だがわざわざ私の得意な狭い空間に逃げ込む貴様と違ってバカじゃあない・・・・・・床を『開けて』・・・・・・『防御』だ・・・・・」
「ここまで、おれの計算通りだな…。なるべく床より壁の方が子供たちには悪い影響がなかったんだがな…。お前が防いだ『針』は7本。おれが飛ばした残りの3本はどこへ行ったか。ああ、いいぜ!答えなくていいぜ!緊急停止ボタンだッ!!」
「うっ…!」
誰かのりは緊急停止でバランスをくずした
「ぐっ…ぐっちゃああああ」
「だから横がよかったんだ。横のドアから飛んでけば子供たちがみることもなかったものを…。自分で下に開けたからそうなっちまうんだぜ」
「ィイーーッ…」
誰かのりは自分で開けたドアへ落ちてしまった…!
「to be continuedか」
「待て・・・・早まるな・・・・・。ああ、やべぇ。ちょったやべぇぇえぜぇえ?新しく作ったドアノブに・・・・・手をかけてなかったら上半身も粉微塵になるとこだった…今・・・・なかなか大きな計画なんだが・・・・・・この車両を車両規模でドアにした。おれのドア&モアでな・・・・ドア&モアでドアにしたものは…破壊される…おれはもういい。もう終わりだ。だがおれの道をふさぐモノは最期まで!おれは切り開いてくんだ・・・・・・・・・・・・ドア&モア!!!!」
******
「乗客もまきこみ自爆する気かッ!『マッスルコーディネート』!」
「『ドア&モア』ァァ…!『針』を叩き落とせ!」
「残った針で
足を!
腕を!
増強させた!
テメーがドアを開く前に『マッスルコーディネート』をぶち込んでやるッ!」
ガチャ…
誰かのり━リタイア
「ギリギリ…助かったぜ…」
ぽんは最後に飛ばした『針』のうち5本を『ドア&モア』へ。そして残り3本を右腕と両足へ。最後の2本は誰かのりの捕まったドアの金具へ打ち込んだ。しかし針の力で堅い金具を破壊は不可能。だが、ドアを少し開かせることは可能!
ドアは『針』の衝撃と誰かのりの体重により開き、破壊された…。そして誰かのりは電車下に落ち車両規模のドアノブに届かない距離で息絶えた。
2.
「今度は裏!今度は裏だッ!」
シュッ!
ひゅ~、、、ポン
「ィイイヤッホ~エッ!
やったぜ!また当たっちまった!今日の俺は最ッ高についてるぜッ!」
靴を飛ばし、浮かれる男が一人。
どうやら彼は靴が裏か表かで自分の今日の運勢を見ているようだ。
彼の名はプーチン。
自称今世紀最大のギャンブラー・・・らしい。
彼の友人の一人に話しを聞いてみると
「ん?プーチンかい?あぁ、あいつはきっとギャンブルのしすぎで後々身をくずすよ(笑)」とのこと。
プーチン「ィイイヨシッ!最後は横だ!裏でも表でもない!横向きにいきゃ~俺は最ッ高にハッピーだぜ!」
シュッ ・ ・ ・ バコッ!
「痛ッ!」
プーチン「ん?ま、まさかやっちまったか?
あちゃー、当たってるわ。スイマセーン俺の靴とんじゃいまして…」
男「なにやってんだコラッ!殺す気か!」
プーチン「だから、スイマセンって」
ヒュッ!
!?
タバコの煙(?)が十字を切り、プーチンに!間一髪よける!
プーチン「な、いきなり何すんだタコ!」
羊「うっせー!俺はさっきまで禁煙中だったんでムカついてたんだ!お前のせいでまた吸っちまったじゃねェか!ぶっ殺す」
プーチン「俺のせいでタバコ吸った?それは関係ね~だろ」
(この能力!奴はスタンド使いだ!だが、、、俺の飛ばした靴は横を向いてる、つまり俺は最ッ高にハッピーだ!ィイイヤッホ~エ!!)
プーチン「OK!ゲームを初めよう!」
******
それを一部始終見ている男がいた。
「なんだょぉ…誰だあいつらぁ……俺と同じようなの持ってるじゃあ~ん」
ワンセグは偶然通りかかった。彼は身心ともに病んでいて、たまに彼自身も予期しない行動をするときがある。今日は夢遊病のように町を徘徊していた。
「グヘへ……残った方に俺の“イエロー・カード”をぶち当ててやるよ……」
「聞き捨てならないな」
「だ……誰だ!」
ワンセグの後ろには彼が立っていた。先ほどの勝者にして、どこか憎めないあの男。
「人呼んで“放浪の針師ぽん”とは私のことだ」
「……」
「さぁ治療の開始だ。まずはその汚れた“精神”を浄化してやる!」
「よく分かんねぇけどよぉ……お前が邪魔だということは十分に分かった」
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
「か か っ て きや が れ !」
******
ゴゴゴゴゴ
プーチン「マッドダイス!!!」
赤2 青1
プーチンのダイスが三匹の水の狼に形を変える!!
羊(気色悪ぃ色の狼だな………)
プーチン「行け、マッドダイス」
流れる動作で狼が羊を襲う
羊「しってるかい?羊ってのはよぉ、狼に食われるだけじゃねぇ
身を守るためには狼すらもブッ殺すんだ!!!
クロス・スモーク!!」
十字が狼を切り裂く!!!!
羊(………!!!
な、なんだこのカードは!!!
腕にくっついてとれない!!ヤツのスタンドか!!)
******
ワンセグ「ヘッヘッヘ、まずは1枚だ…。あと1枚でテメェはスタンドごとWay Away(遠くの道)へさよならだぜぇ…」
羊「ならばその前に貴様を倒す!クロス・スモーク・スペシャル!」
羊が大きく空中に十字を描く。
十字の煙は実体となってワンセグに襲いかかる。
ワンセグ「あめえなあぁ!? その程度かわせねえわけが…、ッッ!? 何だ!? 体がいうことを…ハッ!?」
振り向いたワンセグの体には数本の針が刺さっていた。
その視線の先に立っていたのは…、
ぽん「言ったはずだ、貴様の汚れた魂、このマッスル・コーディネートのぽんが『治療』するとなッ!!」
ワンセグの体の筋肉はあちこちが暴走させられ、不自然な動きしかできない。そこに羊のクロス・スモークが襲いかかるッ!
ドッガアアァァーンッッ!!
しかしッ!!
貫かれていたのは!!
羊「水の狼ッ!?」
プーチン「甘い、甘いねえ~! 俺の狼は3匹いるんだぜぇ? これで最後の3匹目がやられたってわけだぜ。つまり、俺はここからもう一度ダイスを振ることができるってことだ。今の状況にもっともあったスタンドが出ることを願うぜっ!
マッド・ダイス!!」
******
プーチン「これは今までで「サイコー」の「ひき」が出そうだぜェ・・・。」
プーチンは羊に目をやりながらダイスを準備する…
羊「…これはただの「煙」ではどうにもならんな…」
羊は咥えていたタバコを取りかえる
羊「スー…。プフー…。」
プーチン「この…雰囲気…只者じゃあないッ…!だがッ!俺はッ!今「サイコー」に運が良いはずじゃねェかッ!今の俺がッ!この俺がッ!負けるギャンブルはありえねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!振らせてもらうぜッ!「マッド・ダァァァァァァァァイス」ッ!」
ズギュウウゥゥン!!
バァァァァァン!!
赤…4 青…6
プーチン「ひゃっはぁッ!「青の6」!?「青の6」だとッ!こいつぁ!こいつぁ「サイコー」だァ!出でよ!「サンダードラゴン」!!」
ドギャァァァァァァアアン!
雷鳴が鳴り響くとダイスから4頭の雷龍が生まれ、4頭は羊を一斉に睨みつける。しかし羊はその切りつけような視線をすっと受け流し口を開く。
羊「このタバコは「ブラックスプリット」…ニコチンは今までのタバコとはダ・ン・チだ…。(フ・スー)ブラック・スプリット・クロス!!」
ビシャアアアアアア!!
ズッバアァァァァン!!
いかにも健康を害しそうな煙が龍を一頭切り刻み、消し去る。残った3頭はそれを見て怖気づいてしまう。
それほど今の事態は一瞬のことであり、本体のぷーちんとともにあの煙の恐ろしさを網膜に焼き付けられてしまったのだ…。
プーチン(うろたえるんじゃねェッ!!今の俺が「サイコー」に運がいいんだッ!!そう簡単にやられちまうはずが!「青の6」をひく程の強運だぞッ!負けるはずがッ…)
羊「負けるはずがねぇ」
プーチン「負けるはずがね・・・ッ!はっ!!」
羊「お前・・面白い奴だったぜ…」
ズッギャァァァン!!
プーチン:リタイア!
******
羊「さて、次はお前だワンセグ!」
羊「おっとその前に腹ごしらえしておくか。」
羊は自分の足元の草を食べた。
羊「草も食ってパワーアップッ!ブヂュルヂュルつぶして~」
ワンセグ「喰ったなッ(ニヤリィ)。俺のスタンド攻撃をその草に与えていたとしたら?」
羊「何ッ~?!な、なんだ、俺が下にいる?!俺が俺を見ている?! 理解不能!、理解不能!」
ワンセグ「イエローカードの2枚目を食ったんだよ。魂が抜けてるぜ!」
羊「あっ!理解『可』能!」
羊(クロス スモーク):魂が浄化されてリタイア
******
ワンセグ「(チクリ)…ん?」
ぽん「言ったはずだ…俺は「治療しに来た」っとな…俺の「スタンド」で突けば…健康・良好だ。」
ワンセグ「気分が…爽快だぁァァ・・・!ふひゅぅぁ・・・」
ワンセグの顔に見違えるように赤みが差し、呼吸が整う…。
ワンセグ「こんな気分になったのは初めてだァ…じゃ、遠慮無くお前を「飛ばして」や・・・・」
ぽん「そりゃ無理だ。」
ワンセグの胸が膨張し、弾けた。
ボッギャァァァン!!
ワンセグ「ガ・・・・ナァァァァァンデェェェェェ!?」
ぽん「一緒に『超強心』に「針」を撃ちこんでおいた。「健康体」であればこんな風に胸が張り裂ける。お前の体を治したのはそういうことだ。」
ワンセグは既に生きてはいない…
ぽん「それに…『病人と闘う主義じゃァない。』」
ワンセグ:リタイア!
to be continued!!
3.
ぽん「やれやれ……今日はやたらとスタンド使いに会う日だな……」
時計は既に17時を周っていた
ぽん「…………ん?」
ぽんの足元にはワンセグが倒れている
ぽん「こいつはスタンド使いか?」
ぽんは足元の男を見てヒッカカルものがあるが思い出せない
ドドドドドド
******
ぽん「なんだか…体が重いな…」
燦燦午後「生まれろ『命』…」
燦燦午後が地面に手をかざすと、植物の芽が顔を出した
ぽん「お前…スタンド使いか…?」
燦燦午後「スタンド…?この能力はスタンドというのか?俺はこの能力で世界中を緑でいっぱいにするのが夢なんだ…それに俺の名前は『お前』じゃあないぜ…燦燦午後っていうんだ…」
ぽん「悪かったよ…燦燦午後。(戦う意思はなさそうだな。)俺はぽんっていうんだ」
そう話している間にも燦燦午後は緑を増やしていく
ぽん「ところで…お前の名前はなんていうんだ?」
燦燦午後「…?ナニ言ってるんだ…?さっき教えてやったじゃあないか…忘れっぽい奴だな…燦燦午後だ…」
ぽん「え…そうかい…おかしいな…それになぜだか体が重い…ダメージを受けたような…
(まさか…スタンド攻撃か…?だがこの燦燦午後からは闘志は無い…いったいこれは…)
とにかく…『マッスル・コーディネート』で回復のツボを…
はッ
お…思い出せない…押すべきツボが…
か…体にダメージがどんどん溜まっているぞッッ…
やばい…これは本当にやばいッッッ」
オシニス「くくく…奴めどんどん記憶を失っているようだな…最後にはスタンドも出せなくなり、廃人となるのさ…俺は少し離れて見物でもしてるだけ…くくく」
燦燦午後「なあアンタ…」
オシニス「ヒッ!?(こ…こいつはさっきまでぽんと居た…いつの間に横に…?)な…なんだよッ?」
燦燦午後「さっきさ…ここで立ちションしてなかったかい?」
オシニス「あ…ああ、したが…それがなんだっていうんだ?」
燦燦午後「よくさぁー、草むらで小便しながら、草木の栄養になるから良いんだっていうオッサンいるじゃあないか…オッサンってなんで適当なことばっかり言うんだろうなぁ?小便はさ、植物を枯らしちまうことだってあるんだぜ…?だから許せないんだよなァー立ちションってよぉー…ド田舎ならともかく、コンビニだってあるんだからトイレくらい借りればいいのにさぁー…」
オシニス「な…ナニが言いたいんだッッ」
ドドドドドドドドドドドドド
燦燦午後「だから緑好きの俺としてはさ、立ちションしてる奴らは全員懲らしめることにしてるわけよ…
『ブリリアント・グリーン』ッッッ!!!!」
無数の大根がオシニスを襲う!!
オシニス「ぐあッ!?な…なんだこの大根は…アッ…アッーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!」
オシニス、リタイア
ぽん「あれっ?思い出してきたぞ…ツボ…なんだ…忘れっぽくなったのか?…物忘れに効果のあるツボも押しておくか…
あれ、燦燦午後どこ行ってたんだ?」
燦燦午後「いやちょっと…環境保護活動をね…」
******
ぽん「はッ!危ない燦燦午後ォッ!!」
上空から巨大な刃が燦燦午後を襲うッ
燦燦午後「なッ…」
ぽん「マッスルコーディネート!脚力強化ッ!」
間一髪、ぽんが燦燦午後を抱えて横に飛び避ける。
ぽん「やれやれだぜ…」
燦燦午後「た…助かった…ありがとう…」
亜門「ハハーハハハッ!!二人まとめて切り刻んでやるッ」
ぽん「新手のスタンド使いかッマッスルコーディネートォッ!!!」
亜門「ゼブラヘッド!!」
空中にできた裂目が刃に変わり、ぽんの打ち出した鍼をなぎ払う
亜門「死ねぃッッ」
巨大な刃が二人を襲う
左右にそれぞれ飛び避ける二人
ぽん「なるほど…なかなかシンプルな戦い方をする奴だ…シンプルな奴ほど強い…
だが…そんな巨大な刃では容易く攻撃が読めてしまうぞッ」
亜門「ハハハーッ喰らえッッ」
このとき、再び巨大な刃が襲ってくるものだとぽんは予想した。
しかしそうではなかったッ
ぽん「こ…これはッ」
シュンシュンシュンシュンシュンシュン
今度は無数の小さな刃が襲ってきたのだ
亜門「今まで大きな刃しか作り出さなかったのは、大きな刃しか出せないと思わせるためだ…裂目の入れ方は自由自在なのだッ」
ぽん「よ…避けきれないィィィーーーーーッッッッ!!!」
ズビブシュズババシグレッグッッシュゥゥゥゥゥッッッ
ぽん全身に裂傷を負いリタイア
燦燦午後「ぽん・・・」
亜門「さあ次はお前だ…」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
******
燦々午後「……!」
(俺の植物達がなくなっていく)
---------
亜門「なんだよこのうざってぇもんは……
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えちまえ!!!!
'ゼブラヘッド'!!」
植物を次々に消していく
燦々午後「おい、お前だな。環境をこわしてるやつは」
亜門「環境ぉ?人間一人でどうにかなるもんに環境なんてつけてんじゃねぇよ……
この邪魔くせーのはテメーのスタンドか」
ドドドドドド
燦々午後「環境を守るためにお前には死んでもらう、'ブリリアント・グリーン'!!」
亜門「ゼブラヘッド!」
******
燦々「食らえ!我が有機野菜たちを!」
各種野菜が亜門を襲うッ!
亜門「くだらねぇ~~~!!てめーのスタンドはっ、死ねい!」
亜門は一際大きな刃を創り出した!
亜門「はっ!?」
亜門「こ、これは…人参が…俺の手にィィィィ!ひぃぃぃぃああぁんまりだあぁ~!!人参キラーい!heyyyyy!」
亜門は急に泣き出した。
燦々「なんだこいつ!気持ちわりい!おまえがいままで犠牲にした、野菜のカタキだ!くらえ!金時人参をッ!」
甘みを帯びた特産金時人参が亜門を襲う!……
******
金時人参が襲いかかる!!
ゴゴゴゴゴゴゴ
亜門「……金時?金時っつーのは甘いんじゃなかったかぁ?」
燦々「そう!金時人参は普通の人参より赤く、旨味の多い人参なんだ!人参の甘さを知らないまま死んじまいな!!」
亜門「俺はよ、親父が人参嫌いだったから食わず嫌いなのさ………
そんなにうまいならくってやるぜ!!!
食べやすいデかさに砕けゼブラヘッド!」
人参は口にはいる大きさにくだかれた
亜門「………少し勇気がいるが……、食うぜ」
燦々「苦手な物が克服出来るわけがなぁい!!!」
ドドドドドドドドドドドド
亜門「…グレート……、初めてくったがうまいじゃないか……俺は甘いものが好きだからな………」
燦々「ス、スタンドのかたちが変わった!
精神的に乗り越え進化したというのか?」
******
「続きをしようぜ……自然主義者さんよぉ……」
『こいつのスタンドは試練を乗り越えたことで“成長”したのか……?』
「黙ってちゃあ分からねえぞぉ!」
「お前は大地を尊敬してるか……?」
「?」
「恐竜は大地を敬わないから滅びたんだ。大地……つまり自然だ」
「けっ……知らねえなぁ……だが!」
ゼブラヘッドを出す。心なしか先ほどより強そうに見える。
「お前は自然と共に朽ち果てるんだ!」
「自然は人間と共に過ごしてきた!」
迫りくる刃。さっきのそれより数段は大きく、強力だ!
「これで終りだ!」
「と思うか?」
「!?」
無数の蔓と蕀が燦々午後の周りを覆う。
よく見ると中央の木に蔓と蕀が巻き付いていて、刃は木と少々の蔓を斬って消滅した。
「さっきの行動(人参を食べる)のおかげで時間稼ぎできたよ……」
「な……何だと?」
「蕀と蔓は武器に使われるほど固いんだぜ?再生能力も桁違いだ。」
「へっ……御託はそれだけか?今の俺は成長してパワーもスピードもお前を勝っている!
更に貴様はこんな大技を繰り出して精神力がもつのかぁ~?」
「確かにもう僕はスタンドを使えるほど精神力は無い」
だが……支えを失った蔓と蕀はどこへ行くかな……
******
「ま……まさか!」
そう……支えを失った蔓と蕀は……
「ぎゃあああああ」
「貴様に絡み付く!」
どんどん亜門に絡み付く!例えるなら鼠に絡み付く蛇のように……
「こんなもの……ゼブラ……ヘ」
「無駄だ。自然は貴様の能力を遥かに超えている」
間もなく亜門の体は蔓の中に消えた。
「自然の怒りを知っただろう?これが貴様が馬鹿にした自然の報いだ!」
亜門 リタイア
To Be Continued
4.
イルムガルト「見事な戦いっぷりだねェーッ…燦燦午後さんよぉ…」
燦燦午後「誰だいあんた…」
イルムガルト「俺はイルムガルト…生粋のギャンブラーさ…いつかドデカイことをやる男だ…覚えておいたほうがいいぜェーッ」
燦燦午後「そうかい、覚えておくよ…それじゃあ、もういいかな。倒れたポンを病院に連れて行きたいんだ」
イルムガルト「そうはいかねーなッ お前はここで俺と戦わなくちゃあならないんだからッッ!!」
燦燦午後「だから俺は行かなきゃならないって言ってるのがわからねーのかこのド低脳がァッ!!!」
イルムガルト「そう言えるのは今だけさッ『ジャッジメント・マイセルフ』ッ!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
イルムガルト「『コイン』を…投げるぜ…俺が勝てばお前は俺と戦いッお前が勝てばこのままお前を通そうッッ!」
燦燦午後「…いいだろう…つまらない賭けだが…ノッてやるッ」
イルムガルト「グッド!『コイン』を投げるぜ!」
ピシィィィィィィィン
弾きあげられたコインが再びイルムガルトの手の中に落ちる
バシッ
イルムガルト「さあ…どっちだ?『表』か?裏かッ?」
燦燦午後「…『表』だ…『表』を選択するッ!」
イルムガルト「よぉぉし…なら俺は『裏』だな…果たしてコインはッ」
バッ
バァーーーンッ『裏』
イルムガルト「ヒャーハハハハハハッッやはり俺はツいてるぅッ!!これでお前は俺と戦うことが決められたッ」
燦燦午後「…なるほど…勝っても負けてもそのまま逃げようと思ったが…なぜだか今…絶対戦わなければならないという気持ちになってきたよ…少し甘くみていた…いいだろう…戦ってやるッ
ポン…すまない…待っていてくれ…一応止血と『薬草』の塗布はしておいた…少しの時間しか稼げないだろうが…
すぐに済ませるッ!」
イルムガルト「ああ…すぐに済むかもな…俺の勝利という結末で!」
******
燦燦(ポンとの戦いで・・・僕の精神力は限界に近い・・・
だが・・やらねば!ねーちゃん!あしたって今さ!)
イルムガルト「なにやら悩んでるようだがよぉォーーー・・・
『コイントス』の時間だぜッ!『ジャッジメント・マイセルフ』!!」
ゴゴゴゴゴ・・・・
『コイン』を構える『J・M』!!
イルムガルト「賭けるのは・・・・ひとまずお前の回復ッ!
賭けろ・・・『表』か?『裏』か?
お前が勝てばお前は『回復』するッ!!」
燦燦「今・・・何といった?
僕の『回復』といったのか?
なぜだ・・・?君に何の得があるってんだーーッ?!」
イルムガルト「『気遣い』・・・いいか?
『気遣い』だッ!!
得とか損とか、そんなチャチなもんじゃぁねぇ!
俺がもっとも大事にするものだ!
『気遣い』はすべてに優先するぜぇーーッ!」
燦燦「・・・『気遣い』・・・
わかった。ありがたく賭けさせてもらう!
・・・もう一度『表』だッ!『表』に賭けるッッ!!」
******
カメラ好きという人間はよく出歩くもんだ。
ただ歩くだけじゃない。常日頃から何かないかな?と神経をとがらしながら歩く。
ぼ~としてたらせっかくのシャッターチャンスを逃すからな。
そんなカメラ好きの俺がいつものように何か撮るもんはないかと歩いていて行き着いた光景はまさに「奇妙な」光景だった。。。
「すぐに済ませるッ!」
「ああ…すぐに済むかもな…俺の勝利という結末で!」
!?
男が二人争っている!!
しかも、、、なんだ?おれと似たような能力じゃないか!
まさにシャッターチャンス!
だが・・・普通のカメラでこの光景を撮れるのか?
No.9 は普通のカメラをしまい自分のスタンド「キャメラ」をだした。
「俺はシャッターチャンスと朝のテレビの占いは絶対にのがさないぜッ!」
******
燦々(・・・か、体がうごかん!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
イルム「おっとぉ?表が出たぜ・・・。
あんたも運がいい見てぇだな!
そんなあんたに勝ってこそ、オレの運が試されるってわけだ!!
ってあんたなにしてんだ?」
燦々(こいつじゃないのか?他にもスタンド使いが・・・!?)
植物が踏まれたことに気づく
燦々(あの辺りか!伸びろ植物!)
******
シュルシュルシュル!
「うわっ!な、なんだこの植物は!!」
燦々(とらえた!逃がさないぜ!)
!?
(な、なんだ!?植物が消えていく感触がある!!)
「いきなりなんだって~んだ。いきなりよ~。むかつくぜ!だが!むかつく植物は沸騰さしてやった!」
シャルル登場!!!
******
No.9「ああ…素晴らしいじゃあないか…あのコインをまっすぐに見据える目…迸る闘気…その一瞬をフィルムに焼き付ける…これだからカメラはやめられないんだ…フフ…
おや?なんだあの男は…さっきの二人の方へ向かっていくぞ…?
良いね…彼も素晴らしい眼光を持っている…
ああわかるぞ…彼もまた僕と同じような能力を持っているぞッ
なんて…なんて素晴らしい光景なんだ…
よし…しばらく彼らを観察してみよう…素晴らしいシャッターチャンスがあるに違いない!フフ…フフフ…」
******
イルム「どこ向いてやがるこのダボがぁぁァーーーーッ!」
シャルルに気が向いている燦々に、攻撃を仕掛けるイルムガルト!!
ビシィッ!!
イルム「体が・・・体がうごかねぇッ!!
はッ・・・『スタンド使いは惹かれあう』・・・」
イルムガルトが硬直している間に歩み寄ってくるNo.9!!
硬直が解除された燦々は、シャルルに猛然と突っ込む!!
ゴゴゴゴ・・・
No.9「俺は・・・No.9・・・
『スタンド』と言ったか?この能力を。
ならば・・・俺の『スタンド能力』・・名前は『キャメラ』ッ!!
3分だ・・・きっかり3分!写真に収めた相手を、その場に固定できる・・・
『一人』しか固定できないのが玉にキズだがね」
イルム「それで・・・何が『目的』なのだ?」
No.9「ここ数日・・・『スタンド能力』を持った奴らに付け狙われていた・・・
『殺られる前に殺る!』それが俺の思いついた対処法!」
イルム「こいつは・・・やるといったらやる『スゴ味』があるッ!」
バァーンッッ!
どこからか鉄パイプを取り出すNo.9!!
No.9「動けないならよォォーーー・・・
俺でもブッ殺せる!と確信するぜェェーーーッッ!!!」
******
シャルル「・・・ったくよぉ」
ドドドドドドドドドドド
シャルル「人が寝てる間に家の中にまで生えてきやがって・・・」
ドドドドドドドドドドド
シャルル「消し飛ばしてやるよ!!!」
シャルルの周りに生えていた植物が
一瞬にして燃え上がり、灰になり、消えていく・・・
-------------------------
燦々(く、向こうもか!!動きをとめろ、緑よ!
・・・な、なんだ!?拒まれている感触がある??)
-------------------
シャルルの、四方から蔦や茨が伸びてくるが、全てがシャルルの範囲5Mに届かずと待ってしまう。
シャルル「ち、めんどくせえが。本体をどうにかしたほうが早そうだな」
-熱というのは分子の急激な振動である。
炎というのはあまりの高速振動の結果分子構造が飛び散る様子である。
シャルルの能力はコレだ。
今、シャルルは驚くべき制度で、伸びてくる植物全てに、伸びてくる力とまったく同じ力で空気を振動させている。
今、完璧に切れた彼の精神は、凄まじい集中力をもってスタンド能力を把握していた。
******
イルムガルトは殴られる直前にスタンド能力を発現した。
―コインが表なら助かる―
ピィン!
バァァァァァァン
表
フッと体が動くようになり間一髪身をかわす。
No.9から距離をとるイルムガルト。
No.9は攻撃対象を燦燦午後へと移した。
パシャ!!!
燦燦午後は動けない。
No.9がキャメラの能力で燦燦午後をとらえてからおよそ30秒ほどだ。
シャルル「スタンド使いはスタンド使いと引かれあうだァ?むかつくぜッ!反吐がでる!」
ぽんの体も心配だ。
あまり時間は無い。自分の怪我もある。精神力も限界に近い。
燦燦午後は考える。
こいつの(キャメラ)の能力はどれくらい持つのだろうか?一分だろうか?3分だろうか?1時間は流石に無いだろう。と
イルムガルト・シャルル・そしてNo.9…
この三人を同時に相手にするには分が悪いのだ。と
フ…っと燦燦午後の体が動くようになった。
誰よりも速く。燦燦午後はぽんを拾い走った。
逃走である。
しかし、これは決して無様なことではない。
彼は自らの、そして友人の命を守るために走ったのだ…
燦燦午後・逃走によりリタイア
******
イルムガルト・シャルル・No.9は逃げたものを追うことはしなかった。
彼らは今、一切動くことの出来ない三つ巴になってしまったのである。
シャルル・No.9はジリジリと距離をはかりあう。
イルムガルトが最初に動いた。
イルムガルト「ジャッジメントマイセルブ!ここで一世一代の大博打を打たせてもらう!ここでコインが「表」ならばこの場に居るスタンド使いのスタンドを「消滅」させるゥ!!」
これはまさに「一世一代」である。
スタンドの消滅=自らの死であるからだ。
しかし彼の能力上、この手の博打を打たざるをえない状況下であった。
イルムガルト「振らせてもらうッ!コイン・トス!」
ピィィィィィィィィィィィィィィン!!!
しかし…このコインの結果が出ることは無かった。
NO.9がいち早くイルムガルトの動きを止め、すかさずシャルルが攻撃し彼を一瞬の内に蒸発させたのである。
―命の危機―
それは生命にとって最大のストレスであり、その状況下でシャルルの怒りは最大級であった。
イルムガルト・蒸発=リタイア
******
シャルル「さて・・・残ったのは俺達だけのようだな・・・」
No.9「ああ・・・」
ゴゴゴゴ・・・
睨み合うシャルルとNo.9!!
No.9(俺のほうが速い・・・ッ!やつの『能力』よりもッ!
俺の『シャッターを切る速度』がッ!!)
******
No.9「撮った――――――――――――!!」
パシャッ・・・!!
勝負は決した…
かに見えた。
シャルル「…!!!」
ドドドドドドドドドドドドドド…!
シャルルは止まることなくNo.9に向かう。
No.9「な・・・何故・・・?」
シャルル「知ったことじゃあねぇ…」
No.9「ば・・・バカな?」
シャルル「さよならだ。」
シャルルの周りの空気は高速で振動しており、「キャメラ」で撮った際にシャルルは「ぼやけて」映ってしまった。「キャメラ」は対象が判別できない状態になってしまったのだ。
シャルル「いなくなれ。怒りのタネ…」
ジュッ!!
嫌悪を伴う音と共にNo.9は消えた。
No.9=リタイア
To Be Continued
5.
ざっきは公園へと近付く
「ガサガサッ」
何か物音がする
シャルルがざっきに気付く
シャルル
「ほう貴様もスタンド使いだな?」
ざっき
「っ!?」
シャルル
「ああっいいっ!しゃべらなくてもいいっ!俺には分かる。俺には分かるんだよっ!
その体のまわりを覆うワイヤーを見ればな」
******
ざっきとシャルルはにらみ合う。
しかし、その場から少し離れた所からとてつもない殺気を感じ取った。
レイジアゲインストザマシーン…
そのスタンドが放つ異様な殺気を離れた所から感じ取っていた。
―目の前にいるものと同時に相手には出来ない―
2人の脳裏によぎった言葉であった。
******
ざっき
「そういう貴様もスタンド使いだな?そう火だっ!一瞬で燃やし尽くすであろう。そう貴様は、炎を操るスタンド使いだっ!!!」
そう言いざっきは公園に残る無数の焦げ跡に目を移す。
シャルル「ほう、良い観察力だな。だが、俺の能力が解ったところで防げなければ意味がない…そう意味がないぃぃぃっ!!」
シャルルが構える
ざっき(確かに、俺のワイヤーマザーじゃ分が悪いかっ)
******
ざっきは遠くから感じる殺気に気を配っていた。
しかしシャルルは目の前のざっきに標的を絞った。
ざっきは「生き残る闘い」
シャルルは「敵を消す闘い」
を選んだのだった。
******
Rock
「ほ~ら♪ほ~ら♪皆の声がする~↑↑♪ んで、んで、た○chanがなみ○いの一本髪つかんでぇ~『ノックしてもしも~し』っと~♪」
鼻歌まじりにとおりかかったRockが公園で膠着状態の3人に目をやる。
******
シャルルは振動を高めた。
射程外にいるざっきは何も影響は受けないが、シャルルの放つ殺気は遠くからかんじるそれを凌いでいるように感じた。
ざっきは遠くに居る敵をしばし忘れることにした。
シャルル「消してやるッ!怒りのタネをオォォォ!!」
シャルルが間合いを詰める!!
ざっきは冷静に詰められた分引く。
間合いは変わらない。
詰めるシャルル、
退くざっき。
ざっきが張っていた「結界」も虚しく消滅していた。
ざっき「埒があかない。埒があかないが…ワイヤー・マザーの能力ではコイツを倒すことは出来ない。」
独り言のようにつぶやき、必死に策をさがす。
シャルルはイタチごっこにさらなる怒りを燃やす。
シャルル「いつまでもォ…いつまでも逃げまわってるなよなァァァァァァァァァ!!!」
シャルルが一気に間合いを詰めた…
そのときであった。
ざっきは「遠くに居る敵」を忘れたことを後悔した。
レイジアゲインストザマシーン…
そのスタンドは獲物を追う猛獣のように現れ、シャルルのエネルギーを吸収した。本体であるヤマノフがすぐに後を追って現れ、スタンドをなだめる。
シャルル「カ・・・ハ・・・」
力なく倒れこむシャルル。
かろうじて息はある。
しかしざっきは目の前にある現実を受け止めきれなかった。
事態はさらに悪化した。
******
Rockはその場を見て硬直した。
自分と似た能力を持つものが3人…
内1人が惨たらしく倒れたのを…
Rockはすぐさまアンタッチャブルで自分の足裏の摩擦を消した。
移動速度を上げる為に。
1人の男は能力がわからない。
もう1人は「スタンドエネルギー」を吸収するようだ。
Rockは導かれるように「その場」へ踏み込んだ。
スタンド使いは惹かれあう…
******
ドドドドドド
ざっき「……そのスタンド……エネルギーを食うタイプだな」
ヤマノフ「一度で見破るとは、中々の手練だとみうける……、レイジあっちを優先的に狙え」
獣の様な動きで黒い影が走る
ざっき「ワイヤーマザー!当てる!!!!
わ、ワイヤーマザーの力も吸われる!!!」
******
ざっき「なんだ貴様はっ?貴様もスタンド使いか?」
ロックは答える
「これはスタンドっていうのかい?俺はロック、あんた俺と組まないかい?」
ざっき「っ?」
ロック「あんたの能力はしらねぇが、俺の能力ならおそらくあいつには負けない」
そう言うと、摩擦0でスピードアップしたロックはヤマノフへ駆け寄る
ロック
(よしっ!体全体を摩擦に0に……)
ヤマノフ「行けっ!レイジアゲインストザマシーンっ!満足するまで喰いつくせっ!」
ごごごごごっ!
がぶっ!
レイジアゲインストザマシーンはロックに喰らいつく
ヤマノフ「は~はっはっ!また一人吸収してやった!よし戻ってこいレイジアゲインストザマシーン!戻って……っ!?」
ツルッツルッ!
ツルッツルッ!
レイジアゲインストザマシーンが戻ってこない
ロック「俺の体は今摩擦0喰らうことなぞ出来ないね!もう一度言うっ!貴様のスタンドでは俺には指一本触れられんっ!」
******
Rockにはレイジアゲインストザマシーンの能力は通用しない。
しかしそれはヤマノフに対しても同様であった。
摩擦がない状態ではRockはヤマノフ、そしてそのスタンドに対しても触れることができないのだ。
ざっきも同様であった。
物理的攻撃、そして「自分の体」を武器とするワイヤーマザーの個体能力ではこの怪物をどうすることも出来ない。と。
膠着がしばらく続いた。
・・・・・・・・
突然、ヤマノフが倒れた。
ヤマノフ「な・・・なに・・・!?ぐ・・・ど・・・どうした・・・?どうしたと言うのだッ!?これは!?」
ヤマノフの右足がなくなっている。
これは…
ざっき「蒸発ッ!!」
そう。蒸発である。そして行ったのは…
シャルル「フー…ハー…ゼヒュー…」
シャルルである。もう立ちあがれない。生命を繋ぎとめられない虚ろな魂の最後の力である。
倒れこむヤマノフをみると、シャルルは「ニヤっ」と笑んで息を引き取った。
シャルル・リタイア
ざっき「今だ――――――――!!ワイヤーマザー!!」
ざっきは本体であるヤマノフにワイヤーマザーを叩きこむ!
******
ドッバァァァァッン!
まともに直撃ッ!
ざっき「言い忘れていたが俺のスタンドの攻撃、、、まともに当たりゃー生きることあきらめなきゃならんぜ」
グワッパーーッ!
ヤマノフ リタイア
******
ポツ ポツ ポツ
Rock「ん?雨……か?」
散っていった者達を惜しむように雨が降り出した。
Rock「あんたも大変だったな・・・ッ!?」
ざっき「雨…、雨…、なんで降るんだよーッ!デェェェ嫌いなんだよ!雨はよー!」
イキナリざっきプッツン(ざっきの本体紹介参照)
******
Rock「おいおい、どうしたんだ?もう闘いは…」
ざっき「うるせぇんだよこのダボがァァッ!! くらって死にな、ワイヤーマザー!!」
降りしきる雨を切り裂くように、ワイヤーマザーの放った超高速の蹴りがRockを襲うッ!!
Rock「頭に血が昇って俺の能力まで忘れちまったみたいだな。アンタッチャブルにそんな攻撃は通用しねんだよ」
Rockの足に当たった蹴りは、ダメージを与えることなく軌道をそれ、バランスを崩したワイヤーマザーは水たまりに突っ込んだ。
Rock「ざっきよぉ、聞こえないか? てめえの死を告げる音がよぉ」
ブロロロロロ……
ざっき「!」
Rock「見えてきたな、通りがかりの車がよぉ。あの車の摩擦を0にしたらどうなるかなぁ。楽しみだよなあ…アンタッチャブル!」
猛スピードで突進してくる乗用車。倒れているざっきに避けている時間はない。
ざっき「Rock、残念だったな。勝利を確信したとき、そいつはすでに敗北している」
瞬間、Rockの胸からワイヤーが飛び出した。車のスピードも元に戻っている。
Rock「!? …馬鹿なッッ! このアンタッチャブルにワイヤーなど…」
ざっき「蹴りを外したとき、背後にワイヤーの結界を張っていたのに気付かなかったみたいだな。それに、俺にとどめを刺す時、アンタッチャブルを解除する瞬間があるはずだ、と思ったが、どうやら当たったみたいで助かったぜ」
Rock「くっ…、俺のアンタッチャブルを破るとは…。完敗だぜ…」
ざっき「たったひとつのシンプルな答えだ。てめえは俺を怒らせた…」
Rock、リタイア!!
To Be Continued...