ムトウを追い掛けていったジキルを見送り
ジョエル「で?なにか言うことはあるか?」
ジョエルは笑いながら話しかけた
Q「…ありがとうなんて、いわないからね」
ジョエル「好きにしろよ、俺も好きで助けただけだ……ん、あ、いや好きっていうのはそういうんじゃなくてだな」
Q「違うの?」
ジョエル「いや、そういうわけでもないが」
Q「私はジョエルを巻き込みたくないよ…これは私と家族の問題だから」
ジョエル「………お前の問題?既に俺は巻き込まれてるんだよ
それに最初に巻き込んだのは俺の方なんだぞ、もうわすれたのか?
それにお前は俺に――――」
Qはジョエルを見ていない。Qの視線の先に目をやる。
鉄雄がそこにいる
******
「バカ野郎ゥ!!
命を粗末にするんじゃあーねぃッッ!!」
何?
バカな??
オレは確かにスタンドをッッ!!
「見上げた野郎だ。
俺を外国人呼ばわりをした事が許せねぇーが。
俺にゃあ解る。」
「お前さんは、
『命を懸けて迫り来る電車に飛び込む』事で、俺の隙を作り。
どんな能力か解らねぇーが、スタンド能力を発現して、
俺を倒そうとしたんだろぅー?」
「俺も、死にたくはないからよ。
ダンナのスタンド能力は『発現した気』にさせて貰ったぜ。
『デ・ジャブ』でな。」
「そして、お前ぃさん!
アンタよぉーな男気のあるヤツをッ!!
『死なせる訳にゃあ行かねぇえええ え え え え え ッ ッ ! !』」
バカな!
こ・コイツ!!
何故だ!何故俺に向かってきているッ!!
俺は『ストレンジカメレオン』で位置を・・・・ッ!!
「死ぬのは俺だァーッ!!
それが『江戸っ子』ってヤツでぇええええええええーっっ!!!」
ジキルは、線路に落ち行くムトウに、
『 体 当 た り 』をかまし。
そして、対岸のホームへと突き飛ばしたッッ!!!
「へッ!あばよ、『新手のスタンド使い!!』
女の子を、『檻の中』に入れようとしちゃあいけないぜ?
入れるなら、その『腕の中』だッ!!!」
いまだに状況は解らない!
だが!これだけは、理解している!!
『 ヤツは、名も知らぬ俺を、 救 い 出 し た 。 』
そして無情にも電車は迫り来る・・・・ッッ!!
******
チィ。
しくじっちまったぜェ・・・。
寿司職人になってよぉ。
うなじの綺麗な女将さんと、身も焦がすような恋をして。
『へい、らっしゃい!!
江戸前寿司でぃッッ!!!』
ってぇ。
常連、一見、関係なく威勢良く挨拶してよォ。
あん時の俺みてぇーに、
『いじめられてる子』が居たら・・・。
『 ばかやろぅ! こちとら江戸っ子でぇい!! 』
ってぇ・・・。
啖呵(たんか)を切って、助けに行くような・・・。
そんな『寿司職人』になるハズだったのによォオオオオオオ・・・・・。
あぁーあ、しくじっちまったぜィ。
名も知らねぇ、ダンナァ。
ダンナ。俺の分まで生きてくれよゥ。
そして、『幸せ』を掴むンだぜィ・・・・。
ああ、ヒンヤリしてやがる。
それに・・・眠ィ。
******
対岸のホームに突き飛ばされたムトウは起き上がりジキルを探して辺りを見回した…
しかし無情にも電車はジキルの命を奪い去ってしまった。
ホームは騒然となり、その人ごみの中でムトウはただただ立ち尽くしていた。
ムトウ「なぜ…あの男は敵である俺を助けたんだ…?」
ムトウはジキルの行動に混乱していた。
ムトウ「俺にはわからない…だが何だ?この胸の痛みは…。」
ジキルの自らを犠牲にした行いは、ムトウの心に「黄金に輝く意志」を与えることになった。
「黄金の意志」をもつムトウは、さらに成長するだろう。
しかし、この先ムトウがその「黄金の意志」を発揮することはなかった。
ムトウはホームを離れると、歩き始めた。
人ごみを抜け、あまり人が立ち寄らない通路に入ると、静かに振り向き言い放った…
ムトウ「でてこい…鉄雄。」
その視線の先で…
鉄雄が獲物を狙う獣のように静かにそして凄まじい威圧感を放ちながら向かってきた。
******
Qの目線の先には獣のような眼光で何かを睨みつける鉄雄の姿があった
そしてその奥には鉄雄に歩み寄るムトウの姿が見えた
ムトウがいるのにジキルの姿はない
そう!ジキルがいないのだ!
Qはすぐに理解しジョエルに視線をうつす
Q「ジョエル!ジキルがっ・・・!」
さっきまでの二人の会話がなかったかのように、ジョエルの眼はすでに覚悟をした眼になっていた
そしてジョエルは少しづつ、鉄雄とムトウの方へと歩みをすすめた・・・
******
ずぶぬれのQにコートをかける。
ジョエル「お前はここに残れ」
Qの頭をぽんっと叩くと、ジョエルは歩を進めた。
ジョエル「俺にはお前が必要だ。」
ジョエルの胸には黄金の精神が宿っていた。
******
「裏切るのかね?
ムトウアキラ・・・。」
獲物を狙う獣のように、静かに。
そして凄まじい威圧感を放ちながら・・・。
それで居て、鉄雄は。
泣きじゃくる子を宥めるように、
優しくムトウに語り掛ける。
「君が今・・・。
胸に秘めている『安っぽい感情』は・・・。」
「私がこよなく『嫌っている感情』なのだよ。」
「ムトウ。
君は素晴らしい才能を持っている。
そんな安っぽい感情に支配されているんじゃあない。
『 楽 園 を 築 き あ げ る の だ よ 。 』
だからこそ、ムトウ。
もう一度聞こう、ムトウアキラ・・・・。」
「君は・・・『 私を、裏切るのかね?』」
ムトウアキラは。
答える。
「裏切る・・・違いますね。」
「『裏切っていた』ンです。」
「誰を?」
「『自分』をですよ・・。」
「俺は自分を裏切っていた。
名前も知らないアイツ(ジキル)は、
見ず知らずの俺を助けようとして、命を捨てた。
名前も知らないアイツは・・・!
俺が忘れていた『何かを取り戻してくれたんだ!!」
「『 こ の ム ト ウ ア キ ラ に は、
戦 わ な け れ ば い け な い ワ ケ が あ る ! ! 』」
「もう二度と、『自分を裏切っちゃあいけない!!』」
「鉄雄さん・・・。」
「アンタ。俺のこの感情を『安っぽい』って言ったね?」
「だから俺には、戦わなければならない
『 ワ ケ ができた。』」
「鉄雄さん。
覚悟は良いか?
俺はできてる・・・・!」
フン!
鉄雄はそんなムトウを小馬鹿にするように。
「 無 駄 だ ッ ! 」
強く言い捨てた。
そして、その場に。
もう一人、『黄金の精神』を持つ男が現れる。
その名は『ジョエル』。
******
頭がくらっとした。
『コロス』
そう聞こえた。
これは・・・
次々と憎悪の、怒りの言葉が頭の中になだれ込んでくる。
うぁぁぁぁぁぁぁっ!
ムトウは頭を抱えた。
(これが・・・これがあのお方の闇・・・)
ムトウは完璧に気圧された。
「わ・・・私にはわからなくなりましたっ!
何が正しいのか!!
あなたのやろうとしていることは本当に・・・正義なのですか!?」
自分を助けようとした外国人が脳裏によぎる・・・
この人は自分にそんなことをしてくれるだろうか。
Qの方を見る。
スタンドも使えない弱い女性を傷つけるのは正義なのだろうか。
あのお方はムトウの目の前まで迫って来ていた。
テツオ『興味がない』
この人は最初から俺のことなんて見てくれてなかった・・・
クソックソォッ・・・
なんてかっこ悪いんだよ、俺は・・・
「うぉぉぉぉぉぉ!ストレンジカメレオン!!」
・・・ぇ?
これは・・・糸・・・?
ムトウはすぐ横にあったポスターを見た。
い・・・いない!!!
ドグシャァッ
次の瞬間ムトウの体には穴が開いていた。
テツオ「信用できるのは自分だけだ。
ニルヴァーナ(至福の境地)。私はこいつと楽園を築く。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
******
ジョエル「正直俺はあんたのやろうとしていることとかにはまったく興味がない。」
ドドドドドドド・・・
ジョエル「あんたは俺のものに手を出した。
そのオトシマエをつけてもらう。
俺が要求するのはお前の命、それだけだ。」
テツオ「邪魔をするものはすべて消す」
ニルヴァーナがポスターに手を入れる。
テツオ「さよならだ」
そうテツオが言い放った時ヤツの体はジョエルの視界から消えた。
ストレンジカメレオンッ!
???「気づかなかったろ。
触ってたんだぜ、俺のスタンドは。
油断してたろ、お前は俺が死んだと思ってたからなァァァ!」
代わりにそこにいたのはムトウだった。
ジョエル「ご苦労だった。」
ムトウ「それにしてもよぉ俺をだますなんて信じられねぇぜ。
『完了した気にさせる』能力・・・怖ぇなぁ。」
駅から1人の男が出てくる。
ジキル「まぁ細けぇこと言うなってんだ!
こうしてヤツを捕らえられたんだしよォ!!
お前だってやつの本心がわかったんだ!」
テツオは先ほどの檻の中に閉じ込められていた。
テツオ「この私を侮辱するのか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
テツオ「この程度でこの私に勝ったと思っているのかと聞いているのだ、ビチグソ共がぁ!!!!」
******
B&W「ご無事ですか?」
その2人はいつの間にかそこにいた。
テツオ「なんのつもりだ。」
B&W「あなたは組織の象徴です。死んでもらっては困ります。」
二人は手を繋いだ。すると徐々に辺りの空間が歪み初め、形を変えていく。
「「フリー・ループ」」
同時に声をあげると3人は消えた。
そこは一つの迷宮へと形を変えた。
******
どこかの廃工場のような場所に三人はいた。
ジョエル「ここはいったい………」
ムトウ「…こいつぁ、ブラックちゃんとホワイトちゃんの能力に巻き込まれたな。しかしあの方を助けるためならどうして俺らも一緒に」
ドドドドドドドドドドドド…
鉄雄「ムトウアキラ、君の考える事も最もだ。
私が君達から逃げるつもりなら…もちろんそうしただろう」
笑い声混じりの鉄雄の声が響く
鉄雄「だが、なぜこの私が逃げなくては行けない!スタンド使い三人程度にこの私がやられるはずもないのにな!」
ジキル「どこにいやがるんでい!」
******
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ジキルの問いに答えるように、
ジョエル達の正面に、壁に刻み込まれた『箇条書き』が現れた。
箇条書きの内容はこうである。
・スタンドの名前は『フリー・ループ』
・二人の能力が合わさったスタンドだ。
・現在いる地点を幻想の迷宮にする。
・入った瞬間その人の精神が抜け、その迷宮をさ迷うことになる。
・迷宮には番人がいて、入った人にとって“×××××”が攻撃してくる。
・その番人の攻撃を受け、”×××”すると最初の場所へ戻される。
・抜け出すには、ゴールに”×××××××××××”れるしか無い。
×の箇所は解読不能。読む事はできない。
そして、ジョエル達は、箇条書きを読み終えた。
信じるべきなのだろうか?これを??
ジョエル達の選択は・・・?
******
一方、鉄雄達・・・。
「どうゆうつもりだ・・・?」
鉄雄は優しく語りかける。
その威圧感をそのままに・・・。
「例えお前達であろうとも・・。
私の邪魔は許されない。」
「『楽園』は、私の思うがままに振舞う必要がある。」
「知らないとは言わさぬぞ。
『ブラック』。そして『ホワイト』。」
「『答えてもらう・・・。』」
二人は・・・。
ブラックとホワイトは答える。
ブ「18782+」 ホ「18782=」 ブ「37564」 ホ「答えは」
ホワイト&ブラック「みなごろし」
「「幾人モノ、黄金の精神を持つ者達が、希望を胸に秘め。
この迷宮に挑み、そして『死んでいきました。』」」
「「そう、『絶望を胸に秘めて・・・。』」」
「「あと『3人』。」」
「「あと3人、この迷宮で『絶望を胸に、死ぬ行く』ならば・・・。」」
「「フリー・ループは『進化』をする。」」
ホ「楽園が完成する。」 ブ「楽園へと進化する。」 ホ「その時は今。」 ブ「来るべき今。」
ホワイト&ブラック「「台座に座って頂きたいのです。そう、『今がその時であるのだから。』」」
「「王よ!
『楽園に 君 臨 して頂きたいッ!!』」」
・・・。
鉄雄。
「フフフフフフフ・・・・。」
「ハハハハハハハハハハ・・・・。」
「アハハハハハハハハハハハハァ・・・・。」
『アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッッ!!』
それは、けたたましい笑い声であった。
それは、狂おしい程に笑い声であった。
絶望。
良いだろう。
もしこの、番人がしくじろうとも・・・。
この『ゴール』に来る必要がある。
ならばその時、与えてやろう。
この上ない程の『絶望』を。
私の能力ならば、それができる・・・・。
ニルバーナに・・・『不可能は無いッ!!』
『アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッッ!!』
それは、けたたましい笑い声であった。
それは、狂おしい程に笑い声であった。
******
『連帯』。
キーワードは『連帯』であった。
出会って間もない3人。
目的は同じ。
持つべき根っこも同じ。
だか、近しき者こそ衝突すると言われるように。
俺達は衝突をした。
迷宮と言う、先の見えない状況。
『番人』と呼ばれる存在。
何をされたら、最初の場所へ戻されるのか?
ゴールでどのような事をすれば、抜け出す事ができるのか?
それが『のっぴきならない』事であったら、どうしようか?
考えば、考える程、不安になり・・・。
そして焦りへと変わっていった。
俺は、二人に当たった。
二人とも、他に当たった。
焦りは『絶望』へと変わって行きそうだった。
だが、俺達は『連帯』を失わなかった。
そう・・・あの時も。
******
「ウソだろう・・・?」
俺は最初の場所に戻っていた。
あの時、番人は『泣き崩れているQ』の姿に変えた。
そう、あの時、『女の死体のそのそばで、泣き崩れていたQの姿』を。
俺はあの姿を見て思い出してしまった。
あの時、俺は何をしてやれば良かったのだろう?
「腹が減った。帰るぞ。」
俺はそう言った。
あれで良かったのかも知れない。
だが、数日して、Qは俺を置いて行ってしまった。
俺はあの時、何をしてやれば良かったのだろう?
理解はできる。
Qに並々ならぬ理由がある事を。
だから俺は『俺ができる事』をしてやりたかった。
そう、Qを苦しめるアイツを倒す事を。
俺は冷酷に敵を抹殺する男だ。
俺がQにしてやれる事はそれしかない。
だが、本当にそれで良いのだろう?
もっと。
男性が・・・女性に。
してあげる事があったんじゃあないだろうか・・・。
カツーン
カツーン・・・・。
ッ!
何かが・・・来るッ!!
「オ前ハ、無力ダ。」
「オ前ハ、酷イ男ダ・・・。」
番人ッ!!
ここまでッッ!!
「な・・・・ッ!!」
番人はQの姿をしていた。
そしてその姿は・・・。泣き崩れて・・・。
「料理上手いから・・・。
自分で作ればいいのに・・・・。」
「ウ・・・ウゥ・・・ッ!!」
『うわぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
俺は絶叫を挙げたッ!!
そして、Qの姿をした番人は俺を・・・ッ!!!
******
「アンタなんか!
居なくなってしまえば良いのよォーッッ!!!」
Qは!
いや、番人は、俺に『出刃包丁を投げ突けたッ!!』
「うわああああああああああ!!」
刃が頬付近を、かする。
唇まで、流れた血液。ああ、切れている。
俺を!
俺を殺すつもりだ!!
「G・C(グッド・シャーロット)ッッ!!!」
「殺すのね?そうよね・・。
だって、貴方はそれしかできない男だからッ!!」
ッッッ!!!
「ち・違う!
違うんだQッッ!!!」
いや、あれはQじゃあない。
Qじゃあないんだ!
けど!!
「だったら、居なくなってよ!!
目障りなの!もう我慢できないの!!
だから、私は出て行ったのよ!それすらも解らないの、貴方はッッ!!」
Qは、再び包丁を投げ付けたッ!
サク・・・ッ!!
右腕をかすった・・・。
落ち着け、落ち着くんだ。
あれは・・・。あれは、Qじゃあない!!
「お前は・・・!Qじゃあないッッ!!」
『うわああああああああああああああああああ!!!!!』
Qはさらに泣き崩れた。
そして、こう続けた。
「だったら。だったら、
『 ど ん な 女 が Q だ と 言 う の ? 』」
「教えてよ!言ったらどうなの?
貴方はどんな女がQだと思っているのよ??」
・・・・・ッ!!
「『腹が減った。帰るぞ。』で満足する女だったら良かったの?」
ッッ!!
・・・・・・・。
俺は・・・・・・。
力無く座り込んだ。
俺は・・・!
俺は・・・・!!
「貴方って勝手だわ!
もう!もう我慢ならないのッッ!!!」
俺は!!
「いなくなっちゃえええええええええええええええ!!!」
俺はぁああああああああ!!!
甲高い声を挙げてQは包丁を振りかざし!
そして・・・・ッッ!!!
******
「いなくなっちゃえええええええええええええええ!!!」
甲高い声を挙げてQは包丁を振りかざし!
そして・・・・ッッ!!!
そしてッッ!!
そしてッ!
「いぃ~~~~なぁ~~~~くぅぅう~~~なったぁあああああああ!!!」
其処には、『番人の姿』が。
目を凝らすと、その奥に。
「『デ・ジャヴゥ ウ ウ ウ 』」
「番人は『包丁投げ付けた結果』を認識しているぜぃ!!」
ジキル。
俺はお前を、『薄らキモイ外人野郎』って言ったのに・・・。
「全く。
俺が追い掛け回した、Qちゃんは、もっと可愛らしい子だったぜ?」
ムトウ。
俺は、その事(Qを追い掛け回した)に腹を立てて、何かとお前に辛く・・・。
「ジョエル!」
ムトウは言い放つ。
「お前さんが、熱を挙げているQちゃんは、こんな子かぁ~?
違うよなぁあああー。俺は、何でもいけるから、こーゆうのもアリだけどよ。」
「でもなぁジョエル。
俺は思うぜ?」
「Qちゃんは。
『アンタにしか見せた事の無い顔』を見せていたハズだぜ?」
「違うかい?」
「そんな顔ばっかするのがQちゃんなのかい?」
「そうなのかい?」
「そうなのかい?」
「違うだろうぅーッッ!!」
「なぁああああーッッ!!!」
「『ジョエルゥーッッッ!!!』」
・・・・。
ムトウッ!
「男ォー見せてぇーやりなァッッ!!」
「『ジョエ公ゥッ!!』」
ジキルッ!!
俺は!
俺はッッ!!!
俺はぁあああああああああああ!!!
「『G・C(グッド・シャーロット)ォオオオオオオッッ!!!』」
ドギュゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ー ン ! !
G・Cはその姿を現したッ!
「使命を帯びよ!
『Qを、悪く見るヤツを許さないッ!!』」
「Qは、こんな女じゃあーない!!」
「Qはなッ!『Qはなァアアアアーッッ!!』」
オォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
「『Qはなぁあああああああああああああああああああーっっっ!!!』」
蛮声であった。
幾層もの蛮声であった。
思いのたけ叫んだのだ。
思いを。
願いを。
そして・・・『思いやりをッ!!』
それと共に、繰り出される『突きの連打』に、番人は為す術もなかった。
俺は礼を言った。
そう。ジキルとムトウに。
「らしくねぇーよ」と言われた。
ムッっと来た。
でも、それでも良かった。
『連帯』。
キーワードは『連帯』であった。
道程は困難であった。
だが、俺達は・・・・。
『ゴール一歩手前まで、歩を進める事ができた。』
******
一人雑踏に残されたQは考えていた
Q(あの人を死なせたくない、死なせないためには………
相手を知る必要がある。)
その考えにたどり着いてからのQの行動は早かった。
スピードワゴン財団に自分がスタンド使いであること、また父が研究員で有ったことを伝え情報を求めようとした。
だが結局これといった情報は手に入れられなかった。
だが父親は信頼ある人間だったようで、父親の遺物をもらい受けることになった
受けとりQは驚いた
それはQを目覚めさせたもの
“矢のカケラ”
中編2