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第九話「絶望に挿した光」 まとめ

レッドの進化した最強スタンド「ネオ・ユニバース」は、
ナガセ、カンベエ、ジャンケルビッチの思念の
もっとも強い部分が混ざり合い、その強さに、
本体の消滅後も存在を残していた。
「スタンド使いを殺さなくてはいけない」「神に会いたい」そして、
「この世にただ一人の、肉親に会わなくてはいけない」
考える力の無いその存在は、思念に突き動かされるままに彷徨う。
間近に迫る滅びの時まで。


サトヨシは、コントロールできない能力により、
「変わっていく自分」を恐れていた。
趣味の絵にすら手をつけられない彼を慰めるタチバナ。

そのタチバナも、死んだ土星が何故か未来の出来事を
予測したような行動を起こしていたこと、
頻繁に「サトヨシと自分が殺しあう未来の夢」
を見ることに不安を感じていた。


彷徨うネオ・ユニバースと接触するスタンド使い、「ケイ」。

自らを神の信奉者とし、神の忠実なる僕であるケイは、
自然ならざる存在を許せず、ネオ・ユニバースを襲撃する。
ネオ・ユニバースの強さに翻弄されるケイ、
ケイは間一髪の処をD.M.Qに救われ、
ネオ・ユニバースはケイが「探している唯一の肉親」
ではないことで興味を無くし立ち去る。

ケイにはD.M.Qの存在も許せないが、
D.M.Qはその場を去り、争いは起きなかった。

ケイはなんらかの目的で動いている。
ナガセ、シン、にそうしたように、「矢を使ってスタンド能力者を増やしている」。
そして、「サトヨシを始末する為に茜とハイネを刺客として差し向ける」。


「林檎が廃マンションの事件の真相を知っている」。
ジョーイは林檎を追い詰め、手荒に情報を聞き出そうとする。
孫娘の窮地を救う為現れたトメは、ジョーイの覚悟を知り、廃マンションでの事件は
「スタンド能力の影響による精神の暴走で、少年たちが仲間同士殺しあった」
という真相を告げるのだった。

悲しみに心を打ち砕かれるジョーイ、そこに現れたネオ・ユニバース。

ネオ・ユニバースの思念であるジャンケルビッチの
「会いたい唯一の肉親」とは、廃マンションの事件で唯一生き残った
「家族とも呼べる仲間」ジョーイだった。
ジョーイはジャンケルビッチとの再開から、凄惨な過去があろうとも、
「決してお互いを信頼した過去は変わらない」という事実に立ち直り、
ジャンケルビッチの願いをきいて、ナガセの代わりに、
「暴走族壊滅事故の犯人を見つける」ことを約束する。


無彩色の世界しか見えない孤独から、ソマは
「全ての人間を盲目にする」という計画を企てていた。

それを察したサトヨシは、タチバナと共にソマを巻き込んで、
部屋の壁全面を使った風景画、「白夜」を描くことによって、ソマに
「色のない世界にも美しい景色や、光を見ることができる」ことを教える。
その優しさに心を打たれたソマは「サトヨシの力になる」ことを誓う。

ソマは今まで監視してきた中から、
「矢を使い、スタンド使いを増やしている人物」ケイの存在に気づいていた。
そして、シバミと共に「暴走族壊滅事件の犯人」を捜していた「コウ」が、
ケイと出会い、シバミたちに黙ってケイの手伝いをし、
「矢の管理」まで任されていることを。

ソマはコウと連絡を取り、牽制する。
コウはケイの命令でサトヨシを始末しなければならない。
ソマはサトヨシを守りたい。
ソマとケイによる遠隔での駆け引きが始まる。

そして不可解なことに、ソマもタチバナ同様に繰り返し見る
「誰かに殺される」悪夢に悩まされていた。
最終更新:2007年06月30日 18:47