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希望。
希望があった。

しかし信じられるモノ、唯一つ。

それは『 絶望』だ。


絶望こそが、我が糧であり。

絶望こそが、悪を討つ・・・。



正義。
正義一つを胸に秘め。

いい加減な母親が残した、唯一つの絆。

悪漢どもに『御仏の慈悲はいらぬ。』


正義こそが、我が目的。

正義こそが・・・。



 『 捻れ行く 世 界 に 立ち向かう 術 なのである ッ ッ ! ! 』





-外伝『捻れ行く、この『世界』に捧ぐ。』-





隕鉄。
私は君に希望を与えた。

私は恐怖を嫌う。
私は人間を止めた。

その全ては『地獄と化す この世界』に立ち向かわんが為。

最早、ケイは、救世主ではないのだからな。




八手とか言ったな。

『噴上 瑠獅覇(ルシファー)』だと。

俺は、ヤツと出会った。
ヤツを討てなんだ事が、全ての甘さの始まりよ。




 ー 語りかけるは、その『体液』


 ー 屍生人と化すは、その『肉体』


 ー 『 液』 と 『 肉』とが『 対話』する。


 ー 八手 と 隕鉄 対話する。




瑠獅覇。

それは、『 弓矢』、『 赤石』、『 石仮面』を母とする『 存在。』



弓矢を母とする彼は。

存在そのモノが『 レクイエム』。

かつて『 帝王』と呼ばれたギャングが、永遠に死に辿り着けないように・・・。
瑠獅覇も、また、『 永遠に10歳に辿り着けない 存在。』




赤石を母とする彼は。

存在そのモノが『 究極生物』。

かつて『 柱の男』と呼ばれた究極生物が、幾度の春を迎える事ができたように・・・。
瑠獅覇も、また、『 幾度の春を迎える事 が できる。』



石仮面を母とする彼は。

存在そのモノが『 邪悪』。

かつて『 100年の時』を超え蘇った吸血鬼が、生まれ着いての悪であったように・・・。
瑠獅覇も、また、『 生まれ着いての悪 である。』




 ー ふざけるなッ!


肉が拒絶する。

 ー 生まれ着いての悪など・・・。

 ー 居 る モノ かァア ア ア ーッ ッ ! !


液は答える。

 ー 『 絶望』を旨とする男が、何を言う?


肉は不愉快だ。

 ー 生まれの否定は『 母』への否定。

 ー この隕鉄・・・。

 ー 決して『 許 し はしないッッ!!』


液は答える。

 ー だが、瑠獅覇は、『 サトヨシにより、捻れ行く世界が生み出した 存 在 』だ。

 ー サトヨシは理解していないのかも知れないが・・・。

 ー ヤツが『存在を消す度に、 愛する者同士が、 戦 う ハ メになる。』

 ー それは、隕鉄。

 ー お前が一番『 理解』をしているハズだッッ!!


肉は・・・。

 ー ・・・・・・・・・・・。


液は続ける。

 ー 折原が居ないから、コウと知り合えない。

 ー 周防が消えたから、コウと解り合えない。

 ー 日野を知らぬから、コウは君を知らない。

 ー 結果、君とコウは・・・ッッ!!



 ー それが ど ぉ ー し たァアア ア ア ア ッ ッ ! !


 ー 俺が無くとも、コウは強く生きたッ!

 ー 俺はそれで十分だッッ!!

 ー 俺が、あの時、コウを殺す事になったしても・・・。

 ー コウは、強く生きた。

 ー 己の 信 念 に、よってなぁああ あ あ あ あ あ ー ! !


 ー 地獄などッ!

 ー 『 弱 き 心 が作り出すッ! まやかしに 過 ぎ ぬ ッ ッ ! ! 』



 ー だが、茜は、『 コウを殺した。』

 ー ・・・が消えねば、仲の良い二人だったのにな。



 ー ・・・・。

 ー 全ては・・・・。

 ー 『 弱 き 心 が、故。』

 ー この『 隕 鉄 』が弱いからだ・・・。


 ー ・・・・。

 ー ジョーイの蘇生は、君を死に導く。

 ー 屍生人に波紋・・・。

 ー せっかく希望が、悲しい事だ。


 ー 構わぬよ。


 ー ・・・・・?


 ー ヤツは、あれで良いのだ・・・。

 ー 何度でも・・・『 立ち上がれば良い。』

 ー ヤツは、『 スタンド(立ち上がる者)』なのだから。


 ー 隕鉄・・・?


 ー 八手よ。

 ー もうジョーイは、『 神』を殺さぬ。

 ー 何故なら。ヤツは『 ジョルダーノ』では無く・・・。




 Trrr

 Trrrrr




 ー 『 黄 金 』の風を纏った『 男』なのだから。



 ー ・・・・・。

 ー 『 ジ ョ バ ァ ー ナ 』と言うのか?



希望・・・。

それは『 ゴールドマン』。



 そして、肉は、戦地へと向かった。

 

第14話「受け継がれる思い」

最終更新:2008年02月01日 22:24