「男性のおしゃべりは、嫌われますよ。」
「寝たきりの君が、
寂しいんじゃないかなって思って、
喋ってあげてるんじゃないか・・・・。」
語りかける男は、『 サ トヨシッ!! 』
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「いえ、もう 十分です」
・ジュール & カロリー
微生物サイズの超小型スタンド。
女帝がトメ、一度操れば『 空気がピシピシと音立て、凍る。』
「そうだね。
君みたいに重傷の人を相手にするのは、
はばかれるが
邪魔をした報いだと思ってくれ・・・・ッッ!!」
病室で、静かに戦いの幕が上がる・・・ッッ!!
-外伝『トメvsサトヨシ』-
グゥ・・・・ッ
女帝・トメが作り上げた氷壁は・・・、
パ パリィィィイイ イ イ ー ン ! !
あっと言う間に砕かれたッ!!
「脆いね・・。」
近付き迫るは、サトヨシ、BUMP。
「儚いね・・・。」
その右腕には『 大いなる 歪み。』
その名に震えよ『 ユ グ ド ラ シ ル ! ! 』
なまっちょろいぜ、女帝がトメ。
今、その存在。『 捻じ曲げてくれようっ!!』
ド ド ド ド ドドドドド ド ド ド ド ド ド ド
「過去、レクイエムタイプのスタンドを2体撃破し、
『神城 朝陽』と共に、吸血鬼の野望を打ち砕いた『 歴戦の女帝』も、
こうなっては、『 借りてきた 猫 』だね。」
ゾ クリッ。
「『 存在』ごと消えて欲しいな。」
ゾ クリッ。
「君のように、老いぼれてしまった人には、疎い事だろうけどね。
『この世は俺の ゲ ー ム なのだよ。』」
ゾ クリッ。
「ゲーム知ってますゥ~~?
何でもかんでも、『 ファミコン』って言うの無しで す ぜ ? 」
ゾ クリッ。
「気に入らないキャラは『 消す。』
危なくなったら、『 リセットボタン。』
俺にはねぇ・・・・。
ゲームばっかやってるから、『 対人関係が拙(つたな)い』だとかッ!
『ゲーム脳の懸念』、脳の退化なんて言葉は、関係無いのだ よ ッ ッ ッ ! ! ! 」
ゾ ゾ クリッ。
「『 この世は俺だけの ゲ ー ム 。 』
「忘却と言う名の・・・!
『 ニ フ ル ヘ イ ム ( 死者の国 )』へ送ってあげるよ・・・ッ ッ ! 」
ー ・・・・・。
ー 凛( リ ン ッ ! ! )
ー トメは、凛とした態度を『 崩さないッ!!』
サトヨシッ!
「淑女ぶるなよ?
もうすぐ君を知る人間が『 居なく』なンですぜぇえええええ!!
ト メ さ ん ? ? 」
「君は『 神城 朝陽』に会う事は無いッ!
レクイエムスタンドの『 惨事』を防ぐ事もできないッ!
カワイイカワイイ『 林檎たん』に会う事も無いッ!
ジョーイに『 希望を与える事』も出来ないッ!!
まァ・・・。
朝陽が他の女とよろしくやった結果の『 神城 静夜』に出会わなくても良いのは幸いかァ?」
サトヨシは、下卑(げぴ)た笑みを浮かべるッ!!
「クカカカカカ カ カ カ カ カ ! ! !
捻れて曲がって、この世をゲームに例える『 ど クズ』に負ける『 稀代の 傑 物ッッ ! ! 』
たまらないねぇぇぇぇえええーーーッッ!
こうしてまた一人、忘却の彼方『 ニ フ ル ヘ イ ム ( 死者の国 )』
捻れて曲 がれ ッ ッ ! ! 」
「 『 ユ グ ド ラ シ ル ッ ッ ッ ッ ! ! ! 』 」
・・・・・
ー その瞬間、サトヨシは『 戦慄したッ!』
ー 吸血鬼ッ! そして、レクイエムスタンド2体を打ち倒した、
ー『 女 帝 ・ ト メ の 恐 ろ し さ に ッ ッ ッ ! ! ! 』
・『 ジュール & カロリー 』
微生物サイズの超小型スタンド。
スタンドを出したときには1体だが、『 自己増殖』を繰り返す。
このスタンドは生物体内以外の『 水(水蒸気、氷を含む)』の中に入り込むことができる。
トメはこのスタンドを使い、冷暖房要らずの『 快 適 空 間』を作り上げている。
「『 花 咲き誇る事、短きけれど・・・ッ。』」
「『 枯れぬは、想いッ!
淑 女 が 作 法 ッ ッ ! ! 』 」
・・・・・
「チベタイッ!」
「チ・チベタイッ!!」
「チベタイッ! チベタイッ! チ ベタイッ! チ ベタイッ ッ ! ! 」
「凍ォオオ・・ ・ る ッ ! 」
「凍ッテル ジャ ナイ カァアアア・・ ・ ・ ! ! 」
「 『 ユ グ ド ラ シ ル
グォォオトォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! ? 』 」
・ジュール & カロリー
そして、その『 真骨頂ゥーッ!』
『 快 適 な 空 間』作り上げッ!!
『 不快適空間』、『 打 ち 消 し 冷 や す ッ ッ ! ! 』
ー 淑女が命、賭けましょう。
ー 恋する乙女・・・。
ー 捧 ぐは 、『 華 道 ッ ッ ッ ! ! ! 』
華ッ!
華 華 華 華華 華 華華 華 華 華ッッ!!!
華華華華華華華華華華 華 華 華 華 華 華 華 華 華 華 ッッッ!!!
ー ジュール & カロリー・・・。
ー 咲 き 誇 れ、『 氷 結 華(ひょう けつ か ) 』
ー サトヨシさん。
ー 花と散る淑女が、捧ぐ『 永 久 凍 壁 』です。
ピシッ!
ー かつて、吸血鬼が見せた『 気 化 冷 凍 法 』を参考に編み出した・・。
ー 対レクイエムスタンドへの『 切 り 札 でございます。 』
ー それは即ち・・・。
ー ユグドラシルと言えど『 逃れる事ができぬ 力 ッ ッ ! ! 』
ピシッ!
ピシピシピシッッ!!
凍りつく空間と共に、
崩れ行くは『 トメ。』
ー 代償として、『 波紋法』持ってしても逆らえぬ『 絶大なる老い』が訪れる。
ー 生涯3度目・・・。
ー この傷から言っても、『 生き残れないでしょうね。』
ピシピシピシピシピシ ピ シピ シピ シ ィ !
ー サトヨシさん・・・。
ー『 貴 方 を 、 封 印 しますッッッ!!! 』
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィ!
・・・・・
それは、『 僕』じゃなかった。
それは、『 俺』じゃなかった。
じゃあ誰なんだろう?
僕かな?俺かな?
どっちもなのかな?
ああ・・・。壊れていく・・・。
だって。
意識しなくても・・・。
ガラガラガラガラ、音立てていくよ・・・・っっっ。
・・・・・
「恐れ入ったよ。」
「封印・・。なる程ね。
遭いたくないタイプの『 スタンド』だな。」
「『 消し過ぎて 慢心』していたねぇ・・・。」
「いやいや、恐れ入ったよ。」
「でもねぇ・・・。」
「ゲームは、マスター(主人)を、『 愛しているって・・・・♪ 』 」
・・・・・
ガラガラガラガラ ガ ラ ガ ラ ガ ラ ガ ラガ ラ ガ ラ・・・・ッッ
ガラガラガラガラ ガ ラ ガ ラ ガ ラ ガ ラガ ラ ガ ラ・・・・ッッ
ガラガラガラガラ ガ ラ ガ ラ ガ ラ ガ ラガ ラ ガ ラ・・・・ッッ
・・・ガラガラガラガラ ガ ラ ガ ラ ガ ラ ガ ラガ ラ ガ ラ・・・・ッッ
ガラガラガラガラガラガラ ガ ラ ガ ラ ガ ラ ガ ラ ガ ラガ ラ ガ ラ・・・・ッッ
・・・・。
世界が崩れる音がした。
勝手に崩れ落ちた空間は『 ト メ と共に、捻じ曲がり・・・。』
そして、消えて行った。
もう誰も『 女 帝 の名を、呼ぶ者は居なかった。』
・『 女帝・トメ』
スタンド名:ジュール & カロリー 能力:温度の調節。
崩れ行く世界(空間)と共に 『 消 滅 』。
・・・・・
・第19話(最終話前編)「世界は、壊れる?それとも狂う??」