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-外伝『世界』-


世界が大きく捻れる。
巨大な裏返るかのような力に、世界というモノの力を感じられる。
「…あれでは

“隙”だらけだが手出しは出来ないな。」
捻れる力の中心でサトヨシが何かに耐えるように大地でもがいている。

辺りには、つい先ほどまでサトヨシと共に戦っていた仲間……そしてサトヨシを倒すために戦っていた連中が倒れている。


一歩でも進めば捻られ歪み

そして世界へと還元される

完全世界が遠のく

「“夢”へ進むぞ」

レッドはクツケイの腕を掴み
夢を抜ける

歪みのない夢の世界

クツケイの求める人間のいない世界

クツケイはシルビアを救うために


世界を歪ませた


死んだシルビアも世界が歪み、時が戻れば蘇る“可能性”があるから

クツケイの腕も心も血で紅く染まっている。

(こいつのスタンド
“進化”したスタンドか

ハイネの能力と“似て”いる能力
ハイネは塗りたくり
クツケイは――)

「これでよかった…んだよな」
(クツケイは二度目の世界と言ったか……
前の歪みを逃れられたのは

他人の個性を消す力のおかげ

まあ 夢の世界だ……何度繰り返しても不思議は無いがな
問題はその流れに私も流されていることだが……)

うずくまり何も話さない
後悔 しているのだろう
この世界
まだ二度目の世界でクツケイは仲間を裏切った

シルビアと再びまみえるために
(クツケイを殺せば
こいつの能力は手に入る……


サトヨシを殺す前に……いや

時間だな)


夢の世界へと二人は戻る

綺麗に整えられた部屋にサトヨシはいた


レッドが攻撃を仕掛ける前に
サトヨシの力が

再生した世界に広がった


蘇った人間の記憶を
歪ませる


クツケイと隕鉄を除き 世界は繰り返した

レッドは夢の世界に戻る
何故自分がココにいるかもわからずに

クツケイは歩き出す
シルビアを探して




結局シルビアはいなかった
世界は何度もやり直した
シルビアはいなかった 

-外伝『世界』終わり-

 

第20話(最終話後編)「さあ、愛の賛歌を奏でよう」後編

最終更新:2008年02月01日 23:08