-外伝『あのあと…』-
ムトウとレッドの最後の闘い…
あの『大爆発』の際に一体何が起こったのか…
―――――――
「バカな…それは…ッ!貴様もッ!死ぬんだぞッ!」
ムトウは笑みを含む。
「あなたの言うように『天命』に殉ずるのも美しいものですね。」
この言葉には続きがあった。
「しかし私はこれを『天命』とは思いません。何故ならここで死ぬのはあなただけだからですよ。」
B・D・Mは爆発がムトウに届くより前にムトウを完全に『分解』した。文字通り『粉微塵』に…いや、分子レベルまで分解した。
そして佐藤達がレッドの死体を確認し、失意のまま立ち去った後に再生を始めた…
ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ …
『ムトウの分子』は全てそろっていたはずだった。
まず『ある程度の塊』にくっつき、手や脚などの部位に形作っていった。
心臓等の臓器も全て体に戻ったはずだった。『頭部』もそのまま戻るはずだった…
ガッ…!
場に現れた2人の謎の男女。男の方は不完全ながら再生した『頭部』を持ちさる。
『頭部』がなければ体が形作ったとしても動くことはない。
彼は電話をかけた。
「trr…面白い物が手にはいったよ。『生命活動を続ける頭部』だ。良ければER…キミに引き渡したい。いや、キミはキミのしたいように『コレ』を研究すればいい。ただ…『絶対の秘密』にしていただきたい。コレをキミに渡したのが私だということも…。そしてこの人物が誰であるかも出きれば詮索して欲しくないな。フ…無粋な要求だったな。しかしくれぐれも大事に扱ってくれよ。では『キミの隠れ家』まで持っていこう。そして失礼だが見張りを置いていく。信用は置ける。安心したまえ。女性だ。」
頭部を鞄にいれ、男は歩き始めた。
「行こうか。シルビア」
彼女は黙ってうなづくと後ろをトコトコ歩き始めた。
場に残された『ムトウタチバナ』は『頭』を失って混乱し、四方に散ってしまう…。
『謎の人物』はERの元に『頭部』と『シルビア』を置いて去る。
何が目的なのかは誰もわからない…。
「アイ・ルーズ・コントロール…フフ…」