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-外伝-

『そろそろ、帰ってきたらどうなの?』
「お婆様、まだまだ世間というのが私にはよく分っていませんのよ。
今のまま実家に帰ったとしても私の成長をお父様、お母様に見せられませんわ。」

お婆様は私と同じスタンド使いだったようです。
家にいるときはまったく気づきませんでしたが、家を離れ私自身がスタンド使いになってから分りました。
矢で射られ、気絶しているところをバーレル様に拾われてからずっと私の支援をしてくれているみたいですわ。

『それにそこの街には何かと危ない“スタンド使い”がいるからねぇ』
「危ないスタンド使い?」

お婆様が言うには、人は人を超えた力を持つと、暴走する。
自分が世界の中心であるかのように振舞うようになる。
他の人には他の人の世界があり、その世界では自分がその人に振り回される存在だと気づいていない。

などと、言われておりました。

『廃マンションには一人で近づかない事』

そこで悲惨な事件が、あった。
聞かなければよかったと、思うほどの事件が。

「…大丈夫です、バーレル様が護ってくれます。」
『愛を知った娘を止める気は、ないけれども。
あんまり無茶はするんじゃないですよ』

3分過ぎました。
今日の電話はコレでおしまい。

『そうかい?じゃぁ、また電話しておいで。
それから今度一度そちらに顔をだすと、バーレル殿に伝えてもらえるかい?』
「はい、ではごきげんよう。」

ガチャリ、ゆっくりと受話器を置く。
古いものなんだから、大事に扱わないと。





さて、そろそろバーレル様をおこしますか。
お客様もそろそろおいでになる時間ですから。

 

外伝『灰色の光』

最終更新:2008年01月31日 14:09