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…え?
『超能力』?
そう言ったんですか?
頭がマヌケなんじゃないですか、このアバズレ? …失礼。

『スタンド』ですよ。
いいですか?
『スタンド』能力と言うんですよ、それ?

理解しましたか、この売女?…失礼。

好きじゃあないんですよ、『女』って。
何でかは知りませんが…
生理的に受け付けない。
私は男性にしか興味を抱けない。
…え?『男じゃないのか』?
失敬な、このメスブタが。…失礼。
紛れもなく男ですよ、私はね。
所謂『ホモセクシュアル』ってヤツですよ。
よくあることです。

…え?何で『スタンド』と呼ぶかって?
失礼、話がそれましたね。
それは私にも分からない。
どういった意味なのか、誰がそう言ったのか。
以前渡航した際に、たまたま会った男が言っていたんですよ。
『立ち向かうもの=スタンド』ってね。
どうでもいいことじゃあないですか、ビッチ。…失礼。

よく見掛けますよ、『スタンド』使い。
隣町にも何人かいるんじゃないですか?
ほら、ちょっと話題にのぼったでしょう?
なんとかライダー。あの着ぐるみヤロウですよ。
ムーンライダー?
そうそう、そんな名前です。
あれは間違いなくそうだ。
一度見掛けましたよ。隣町で。
そのときは四人いたな…
何が?って?
信じがたい低能ですね、クソアマ。…失礼。
『スタンド』使いに決まってるでしょう?
ムーンライダー、液体使いのビッチ、銃を持ってるのもいましたね。
もう一人…アル中みたいなアバズレですね、能力は分かりませんでしたが。
間違いなくそうです。
分かるんですよ、なぜか。
結局、ムーンライダーはやられちゃいましたけどね。
結構好きな声だったのに…

ああ、昨日行った時も見ましたよ。
銀色の鎌を持った青年、蝶々を使う男。
あと…町の境の学校の…佐藤先生。
以前、生徒だったんですよ、彼の。
驚きましたよ。彼、トラックにはねられるんですから。

救急車を呼ばなかったのか?
呼ぼうとしましたよ。
彼は以前から私を理解してくれてましたから。

そしたら、蝶々が先生を…治してしまった。

驚きましたよ。うれしかったんですがね。
『スタンド』って、あんなこともできるんですね。

え?私は何かしなかったのかって?
しませんでしたよ、売女。・・・失礼。
私じゃあ何もできない。
私の『スタンド』ではね・・・

ところで・・・あなたは『スタンド』使いじゃぁないんですか、メスブタ?・・・失礼。

・・・・・違う?
面白いですね。
私の『スタンド』を見て声をかけてきたのでしょう?
『スタンド』は、『スタンド』使いにしか見えないと聞いたのですが・・・

まぁ、いいでしょう。
私が知っているのはこれだけです。
いきなり引き止めて・・・ただでさえ嫌いな女と喫茶店で長話までさせて・・・さらにまだ拘束する・・・なんて事はありませんね、このケツメド野郎?・・・失礼。

・・・まぁ、私の分の払いは済ませておいてあげましょう。
ふふ・・・では、ごきげんよう。
二度とお会いしないことを願ってますよ、尻軽女。・・・失礼。


ちりーん・・・

喫茶店員「ありがとうございました~」

「ふぅ・・・」

大きく息を吸う。
あのアバズレのせいで、息苦しかった。

「・・・さて、行こうか。『ブルース・ドライブ・モンスター
』。彼らは面白そうだ。」

最近頻発している『スタンド』使いが起こす「事件」。
それは、彼の中で並々ならぬ興味となって彼を行動させた。

「・・・ふふ」

鬱蒼とした曇り空のもと、彼は踏み出した。

【本体:ムトウタチバナ/スタンド:ブルース・ドライブ・モンスター】

「ふふ・・・楽しめそうだ」

そう呟いて、彼は雑踏に姿を消した・・・

 

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(2)へ…

最終更新:2008年07月09日 22:51