イルムガルト「見事な戦いっぷりだねェーッ…燦燦午後さんよぉ…」
燦燦午後「誰だいあんた…」
イルムガルト「俺はイルムガルト…生粋のギャンブラーさ…いつかドデカイことをやる男だ…覚えておいたほうがいいぜェーッ」
燦燦午後「そうかい、覚えておくよ…それじゃあ、もういいかな。倒れたポンを病院に連れて行きたいんだ」
イルムガルト「そうはいかねーなッ お前はここで俺と戦わなくちゃあならないんだからッッ!!」
燦燦午後「だから俺は行かなきゃならないって言ってるのがわからねーのかこのド低脳がァッ!!!」
イルムガルト「そう言えるのは今だけさッ『ジャッジメント・マイセルフ』ッ!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
イルムガルト「『コイン』を…投げるぜ…俺が勝てばお前は俺と戦いッお前が勝てばこのままお前を通そうッッ!」
燦燦午後「…いいだろう…つまらない賭けだが…ノッてやるッ」
イルムガルト「グッド!『コイン』を投げるぜ!」
ピシィィィィィィィン
弾きあげられたコインが再びイルムガルトの手の中に落ちる
バシッ
イルムガルト「さあ…どっちだ?『表』か?裏かッ?」
燦燦午後「…『表』だ…『表』を選択するッ!」
イルムガルト「よぉぉし…なら俺は『裏』だな…果たしてコインはッ」
バッ
バァーーーンッ『裏』
イルムガルト「ヒャーハハハハハハッッやはり俺はツいてるぅッ!!これでお前は俺と戦うことが決められたッ」
燦燦午後「…なるほど…勝っても負けてもそのまま逃げようと思ったが…なぜだか今…絶対戦わなければならないという気持ちになってきたよ…少し甘くみていた…いいだろう…戦ってやるッ
ポン…すまない…待っていてくれ…一応止血と『薬草』の塗布はしておいた…少しの時間しか稼げないだろうが…
すぐに済ませるッ!」
イルムガルト「ああ…すぐに済むかもな…俺の勝利という結末で!」
******
燦燦(ポンとの戦いで・・・僕の精神力は限界に近い・・・
だが・・やらねば!ねーちゃん!あしたって今さ!)
イルムガルト「なにやら悩んでるようだがよぉォーーー・・・
『コイントス』の時間だぜッ!『ジャッジメント・マイセルフ』!!」
ゴゴゴゴゴ・・・・
『コイン』を構える『J・M』!!
イルムガルト「賭けるのは・・・・ひとまずお前の回復ッ!
賭けろ・・・『表』か?『裏』か?
お前が勝てばお前は『回復』するッ!!」
燦燦「今・・・何といった?
僕の『回復』といったのか?
なぜだ・・・?君に何の得があるってんだーーッ?!」
イルムガルト「『気遣い』・・・いいか?
『気遣い』だッ!!
得とか損とか、そんなチャチなもんじゃぁねぇ!
俺がもっとも大事にするものだ!
『気遣い』はすべてに優先するぜぇーーッ!」
燦燦「・・・『気遣い』・・・
わかった。ありがたく賭けさせてもらう!
・・・もう一度『表』だッ!『表』に賭けるッッ!!」
******
カメラ好きという人間はよく出歩くもんだ。
ただ歩くだけじゃない。常日頃から何かないかな?と神経をとがらしながら歩く。
ぼ~としてたらせっかくのシャッターチャンスを逃すからな。
そんなカメラ好きの俺がいつものように何か撮るもんはないかと歩いていて行き着いた光景はまさに「奇妙な」光景だった。。。
「すぐに済ませるッ!」
「ああ…すぐに済むかもな…俺の勝利という結末で!」
!?
男が二人争っている!!
しかも、、、なんだ?おれと似たような能力じゃないか!
まさにシャッターチャンス!
だが・・・普通のカメラでこの光景を撮れるのか?
No.9 は普通のカメラをしまい自分のスタンド「キャメラ」をだした。
「俺はシャッターチャンスと朝のテレビの占いは絶対にのがさないぜッ!」
******
燦々(・・・か、体がうごかん!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
イルム「おっとぉ?表が出たぜ・・・。
あんたも運がいい見てぇだな!
そんなあんたに勝ってこそ、オレの運が試されるってわけだ!!
ってあんたなにしてんだ?」
燦々(こいつじゃないのか?他にもスタンド使いが・・・!?)
植物が踏まれたことに気づく
燦々(あの辺りか!伸びろ植物!)
******
シュルシュルシュル!
「うわっ!な、なんだこの植物は!!」
燦々(とらえた!逃がさないぜ!)
!?
(な、なんだ!?植物が消えていく感触がある!!)
「いきなりなんだって~んだ。いきなりよ~。むかつくぜ!だが!むかつく植物は沸騰さしてやった!」
シャルル登場!!!
******
No.9「ああ…素晴らしいじゃあないか…あのコインをまっすぐに見据える目…迸る闘気…その一瞬をフィルムに焼き付ける…これだからカメラはやめられないんだ…フフ…
おや?なんだあの男は…さっきの二人の方へ向かっていくぞ…?
良いね…彼も素晴らしい眼光を持っている…
ああわかるぞ…彼もまた僕と同じような能力を持っているぞッ
なんて…なんて素晴らしい光景なんだ…
よし…しばらく彼らを観察してみよう…素晴らしいシャッターチャンスがあるに違いない!フフ…フフフ…」
******
イルム「どこ向いてやがるこのダボがぁぁァーーーーッ!」
シャルルに気が向いている燦々に、攻撃を仕掛けるイルムガルト!!
ビシィッ!!
イルム「体が・・・体がうごかねぇッ!!
はッ・・・『スタンド使いは惹かれあう』・・・」
イルムガルトが硬直している間に歩み寄ってくるNo.9!!
硬直が解除された燦々は、シャルルに猛然と突っ込む!!
ゴゴゴゴ・・・
No.9「俺は・・・No.9・・・
『スタンド』と言ったか?この能力を。
ならば・・・俺の『スタンド能力』・・名前は『キャメラ』ッ!!
3分だ・・・きっかり3分!写真に収めた相手を、その場に固定できる・・・
『一人』しか固定できないのが玉にキズだがね」
イルム「それで・・・何が『目的』なのだ?」
No.9「ここ数日・・・『スタンド能力』を持った奴らに付け狙われていた・・・
『殺られる前に殺る!』それが俺の思いついた対処法!」
イルム「こいつは・・・やるといったらやる『スゴ味』があるッ!」
バァーンッッ!
どこからか鉄パイプを取り出すNo.9!!
No.9「動けないならよォォーーー・・・
俺でもブッ殺せる!と確信するぜェェーーーッッ!!!」
******
シャルル「・・・ったくよぉ」
ドドドドドドドドドドド
シャルル「人が寝てる間に家の中にまで生えてきやがって・・・」
ドドドドドドドドドドド
シャルル「消し飛ばしてやるよ!!!」
シャルルの周りに生えていた植物が
一瞬にして燃え上がり、灰になり、消えていく・・・
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燦々(く、向こうもか!!動きをとめろ、緑よ!
・・・な、なんだ!?拒まれている感触がある??)
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シャルルの、四方から蔦や茨が伸びてくるが、全てがシャルルの範囲5Mに届かずと待ってしまう。
シャルル「ち、めんどくせえが。本体をどうにかしたほうが早そうだな」
******
イルムガルトは殴られる直前にスタンド能力を発現した。
―コインが表なら助かる―
ピィン!
バァァァァァァン
表
フッと体が動くようになり間一髪身をかわす。
No.9から距離をとるイルムガルト。
No.9は攻撃対象を燦燦午後へと移した。
パシャ!!!
燦燦午後は動けない。
No.9がキャメラの能力で燦燦午後をとらえてからおよそ30秒ほどだ。
シャルル「スタンド使いはスタンド使いと引かれあうだァ?むかつくぜッ!反吐がでる!」
ぽんの体も心配だ。
あまり時間は無い。自分の怪我もある。精神力も限界に近い。
燦燦午後は考える。
こいつの(キャメラ)の能力はどれくらい持つのだろうか?一分だろうか?3分だろうか?1時間は流石に無いだろう。と
イルムガルト・シャルル・そしてNo.9…
この三人を同時に相手にするには分が悪いのだ。と
フ…っと燦燦午後の体が動くようになった。
誰よりも速く。燦燦午後はぽんを拾い走った。
逃走である。
しかし、これは決して無様なことではない。
彼は自らの、そして友人の命を守るために走ったのだ…
燦燦午後・逃走によりリタイア
******
イルムガルト・シャルル・No.9は逃げたものを追うことはしなかった。
彼らは今、一切動くことの出来ない三つ巴になってしまったのである。
シャルル・No.9はジリジリと距離をはかりあう。
イルムガルトが最初に動いた。
イルムガルト「ジャッジメントマイセルブ!ここで一世一代の大博打を打たせてもらう!ここでコインが「表」ならばこの場に居るスタンド使いのスタンドを「消滅」させるゥ!!」
これはまさに「一世一代」である。
スタンドの消滅=自らの死であるからだ。
しかし彼の能力上、この手の博打を打たざるをえない状況下であった。
イルムガルト「振らせてもらうッ!コイン・トス!」
ピィィィィィィィィィィィィィィン!!!
しかし…このコインの結果が出ることは無かった。
NO.9がいち早くイルムガルトの動きを止め、すかさずシャルルが攻撃し彼を一瞬の内に蒸発させたのである。
―命の危機―
それは生命にとって最大のストレスであり、その状況下でシャルルの怒りは最大級であった。
イルムガルト・蒸発=リタイア
******
シャルル「さて・・・残ったのは俺達だけのようだな・・・」
No.9「ああ・・・」
ゴゴゴゴ・・・
睨み合うシャルルとNo.9!!
No.9(俺のほうが速い・・・ッ!やつの『能力』よりもッ!
俺の『シャッターを切る速度』がッ!!)
******
No.9「撮った――――――――――――!!」
パシャッ・・・!!
勝負は決した…
かに見えた。
シャルル「…!!!」
ドドドドドドドドドドドドドド…!
シャルルは止まることなくNo.9に向かう。
No.9「な・・・何故・・・?」
シャルル「知ったことじゃあねぇ…」
No.9「ば・・・バカな?」
シャルル「さよならだ。」
シャルルの周りの空気は高速で振動しており、「キャメラ」で撮った際にシャルルは「ぼやけて」映ってしまった。「キャメラ」は対象が判別できない状態になってしまったのだ。
シャルル「いなくなれ。怒りのタネ…」
ジュッ!!
嫌悪を伴う音と共にNo.9は消えた。
No.9=リタイア