ざっきは公園へと近付く
「ガサガサッ」
何か物音がする
シャルルがざっきに気付く
シャルル
「ほう貴様もスタンド使いだな?」
ざっき
「っ!?」
シャルル
「ああっいいっ!しゃべらなくてもいいっ!俺には分かる。俺には分かるんだよっ!
その体のまわりを覆うワイヤーを見ればな」
******
ざっきとシャルルはにらみ合う。
しかし、その場から少し離れた所からとてつもない殺気を感じ取った。
そのスタンドが放つ異様な殺気を離れた所から感じ取っていた。
―目の前にいるものと同時に相手には出来ない―
2人の脳裏によぎった言葉であった。
******
ざっき
「そういう貴様もスタンド使いだな?そう火だっ!一瞬で燃やし尽くすであろう。そう貴様は、炎を操るスタンド使いだっ!!!」
そう言いざっきは公園に残る無数の焦げ跡に目を移す。
シャルル「ほう、良い観察力だな。だが、俺の能力が解ったところで防げなければ意味がない…そう意味がないぃぃぃっ!!」
シャルルが構える
ざっき(確かに、俺のワイヤーマザーじゃ分が悪いかっ)
******
ざっきは遠くから感じる殺気に気を配っていた。
しかしシャルルは目の前のざっきに標的を絞った。
ざっきは「生き残る闘い」
シャルルは「敵を消す闘い」
を選んだのだった。
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Rock
「ほ~ら♪ほ~ら♪皆の声がする~↑↑♪ んで、んで、た○chanがなみ○いの一本髪つかんでぇ~『ノックしてもしも~し』っと~♪」
鼻歌まじりにとおりかかったRockが公園で膠着状態の3人に目をやる。
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射程外にいるざっきは何も影響は受けないが、シャルルの放つ殺気は遠くからかんじるそれを凌いでいるように感じた。
ざっきは遠くに居る敵をしばし忘れることにした。
シャルル「消してやるッ!怒りのタネをオォォォ!!」
シャルルが間合いを詰める!!
ざっきは冷静に詰められた分引く。
間合いは変わらない。
詰めるシャルル、
退くざっき。
ざっきが張っていた「結界」も虚しく消滅していた。
ざっき「埒があかない。埒があかないが…ワイヤー・マザーの能力ではコイツを倒すことは出来ない。」
独り言のようにつぶやき、必死に策をさがす。
シャルルはイタチごっこにさらなる怒りを燃やす。
シャルル「いつまでもォ…いつまでも逃げまわってるなよなァァァァァァァァァ!!!」
シャルルが一気に間合いを詰めた…
そのときであった。
ざっきは「遠くに居る敵」を忘れたことを後悔した。
レイジアゲインストザマシーン…
そのスタンドは獲物を追う猛獣のように現れ、シャルルのエネルギーを吸収した。本体であるヤマノフがすぐに後を追って現れ、スタンドをなだめる。
シャルル「カ・・・ハ・・・」
力なく倒れこむシャルル。
かろうじて息はある。
しかしざっきは目の前にある現実を受け止めきれなかった。
事態はさらに悪化した。
******
Rockはその場を見て硬直した。
自分と似た能力を持つものが3人…
内1人が惨たらしく倒れたのを…
Rockはすぐさまアンタッチャブルで自分の足裏の摩擦を消した。
移動速度を上げる為に。
1人の男は能力がわからない。
もう1人は「スタンドエネルギー」を吸収するようだ。
Rockは導かれるように「その場」へ踏み込んだ。
スタンド使いは惹かれあう…
******
ドドドドドド
ざっき「……そのスタンド……エネルギーを食うタイプだな」
ヤマノフ「一度で見破るとは、中々の手練だとみうける……、レイジあっちを優先的に狙え」
獣の様な動きで黒い影が走る
ざっき「ワイヤーマザー!当てる!!!!
わ、ワイヤーマザーの力も吸われる!!!」
******
ざっき「なんだ貴様はっ?貴様もスタンド使いか?」
ロックは答える
「これはスタンドっていうのかい?俺はロック、あんた俺と組まないかい?」
ざっき「っ?」
ロック「あんたの能力はしらねぇが、俺の能力ならおそらくあいつには負けない」
そう言うと、摩擦0でスピードアップしたロックはヤマノフへ駆け寄る
ロック
(よしっ!体全体を摩擦に0に……)
ヤマノフ「行けっ!レイジアゲインストザマシーンっ!満足するまで喰いつくせっ!」
ごごごごごっ!
がぶっ!
レイジアゲインストザマシーンはロックに喰らいつく
ヤマノフ「は~はっはっ!また一人吸収してやった!よし戻ってこいレイジアゲインストザマシーン!戻って……っ!?」
ツルッツルッ!
ツルッツルッ!
レイジアゲインストザマシーンが戻ってこない
ロック「俺の体は今摩擦0喰らうことなぞ出来ないね!もう一度言うっ!貴様のスタンドでは俺には指一本触れられんっ!」
******
Rockにはレイジアゲインストザマシーンの能力は通用しない。
しかしそれはヤマノフに対しても同様であった。
摩擦がない状態ではRockはヤマノフ、そしてそのスタンドに対しても触れることができないのだ。
ざっきも同様であった。
物理的攻撃、そして「自分の体」を武器とするワイヤーマザーの個体能力ではこの怪物をどうすることも出来ない。と。
膠着がしばらく続いた。
・・・・・・・・
突然、ヤマノフが倒れた。
ヤマノフ「な・・・なに・・・!?ぐ・・・ど・・・どうした・・・?どうしたと言うのだッ!?これは!?」
ヤマノフの右足がなくなっている。
これは…
ざっき「蒸発ッ!!」
そう。蒸発である。そして行ったのは…
シャルル「フー…ハー…ゼヒュー…」
シャルルである。もう立ちあがれない。生命を繋ぎとめられない虚ろな魂の最後の力である。
倒れこむヤマノフをみると、シャルルは「ニヤっ」と笑んで息を引き取った。
シャルル・リタイア
ざっき「今だ――――――――!!ワイヤーマザー!!」
ざっきは本体であるヤマノフにワイヤーマザーを叩きこむ!
******
ドッバァァァァッン!
まともに直撃ッ!
ざっき「言い忘れていたが俺のスタンドの攻撃、、、まともに当たりゃー生きることあきらめなきゃならんぜ」
グワッパーーッ!
ヤマノフ リタイア
******
ポツ ポツ ポツ
Rock「ん?雨……か?」
散っていった者達を惜しむように雨が降り出した。
Rock「あんたも大変だったな・・・ッ!?」
ざっき「雨…、雨…、なんで降るんだよーッ!デェェェ嫌いなんだよ!雨はよー!」
イキナリざっきプッツン(ざっきの本体紹介参照)
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Rock「おいおい、どうしたんだ?もう闘いは…」
ざっき「うるせぇんだよこのダボがァァッ!! くらって死にな、ワイヤーマザー!!」
降りしきる雨を切り裂くように、ワイヤーマザーの放った超高速の蹴りがRockを襲うッ!!
Rock「頭に血が昇って俺の能力まで忘れちまったみたいだな。アンタッチャブルにそんな攻撃は通用しねんだよ」
Rockの足に当たった蹴りは、ダメージを与えることなく軌道をそれ、バランスを崩したワイヤーマザーは水たまりに突っ込んだ。
Rock「ざっきよぉ、聞こえないか? てめえの死を告げる音がよぉ」
ブロロロロロ……
ざっき「!」
Rock「見えてきたな、通りがかりの車がよぉ。あの車の摩擦を0にしたらどうなるかなぁ。楽しみだよなあ…アンタッチャブル!」
猛スピードで突進してくる乗用車。倒れているざっきに避けている時間はない。
ざっき「Rock、残念だったな。勝利を確信したとき、そいつはすでに敗北している」
瞬間、Rockの胸からワイヤーが飛び出した。車のスピードも元に戻っている。
Rock「!? …馬鹿なッッ! このアンタッチャブルにワイヤーなど…」
ざっき「蹴りを外したとき、背後にワイヤーの結界を張っていたのに気付かなかったみたいだな。それに、俺にとどめを刺す時、アンタッチャブルを解除する瞬間があるはずだ、と思ったが、どうやら当たったみたいで助かったぜ」
Rock「くっ…、俺のアンタッチャブルを破るとは…。完敗だぜ…」
ざっき「たったひとつのシンプルな答えだ。てめえは俺を怒らせた…」
Rock、リタイア!!