性欲万相談所
ここは何処かの受付所。
明るく小洒落た雰囲気のそこは何かの相談窓口の様に見えるが、その雰囲気とは別にそこはとある趣向を満たす為に秘密裏に設けられた場所であった。
ある趣向、それは性欲全般である。
性欲は生き物ならば持って当然の欲求であるが、それを大っぴらにしないのが今の社会だ。
節度を守る事は人として大切な事ではあるのだが、時としてそれを発散させる場が欲しくなるのも仕方が無い事なのだ。
その為の場所は色々あるだろう。
だがその趣向が普通とは少し違うものだったとしたら?
人には言えない性的趣向。
それを満たす為に開かれている秘密の場所にある秘密の相談所。
それが此処である。
あなたにそんな人には言えない性的趣向があるのなら尋ねてみては如何だろう?
きっと相談に乗ってくれるはず。
ただし辿り着けるかどうかはあなた次第。
有り体に言って何処にでも在って何処にでも無い場所、そこは秘密の場所なのです。
『※142氏のケース セーラー服』
今日も相談所には誘われた特殊性的趣向者が現れる。
その人物は早速受付窓口っで案内を受けていた。
そして一通り説明を聞いた後、開口一番こう言った。
「7のセーラー服で」
「すいませんが本日は6項目のみでセーラー服は用意しておりませんので」
女装を性的趣向に持つ人物に対し提示した案は6項目。
その中にセーラー服は無い。
「セーラー服で」
受け付けが訂正を求めるが、男は動じず同じ言葉を繰り返す。
そこには確固たる信念の様なものがあった。
それほどまでにセーラー服が好きなのだろう。
「・・・解りました。特別ですよ」
特殊な性的趣向を持つ者を普段から相手にしていれば解る。
こう言う手合いはどうやっても食い下がって来るタイプだと。
受け付けの感がそう告げていた。
「それでは相談室の方へお進みください。そこで細かい打ち合わせなどを係りの者が行いますので」
男はその言葉に満足そうにし促されるまま、相談室のある方へと進んで行った。
受け付けは端末を操作し今の男の情報を相談室の方へ送るとその姿を見てため息をつき、そして少しだけ口の端を上にするのだった。
男が相談室のドアを開け中に入ると、そこには一人の女が待ち構えていた。
「いらっしゃい。話しは通っているわよ」
女は手振りで男を椅子に座らせ向き合うと男の姿を確認する。
「セーラー服を希望ですってね。絶対居るわのよね、選択肢を自分で作って答える人」
「俺はセーラー服が好きなんだ」
「まあ良いのだけど、セーラー服は今回用意できてないのよね。希望に添えるのはあるにはあるんだけど」
「あるなら良くね?」
「そんなにセーラー服着たい?」
「それはもちろん」
女は男に意思を確認しそれが変わらない様子なのを見てニヤリとする。
「じゃあその望み叶えてあげるわ」
そう言うと女は立ち上がり、何か武術の構えの様なものをとる。
男は驚き腰を浮かせるが、女は動作を続けた。
「診点索的内丹集中…。 見えた!」
女が何かを呟き声を発すると共にその手元が雷光の如く翻ると男を貫く。
その動作は一瞬の事で男はかわす事も出来きず、その場に座り込み当然のごとく男は抗議の声を上げる。
「何するんだ!?」
「ちょっと身体の自由を封じさせて貰ったの」
しれっと答える女の手には細い針が光っていた。
秘点経穴と呼ばれる、人体のツボを針で刺貫する事で身体に色々な事象を引き起こす技らしいのだが、それを一々説明してあげる気は無いらしい。
「うお、本当だ動かね」
男は焦るが身体が全く動かない。
こうして喋る事も出来るし手足の感覚も何ともないのに動くことだけが出来ないのだ。
「こんな事してどうするつもりだ?」
「強制女装って言うのも需要が高いのよね」
「は?」
「いや、こっちの話し。セーラー服はある事はるんだけどプレイの後で汚れててクリーニングまだ出してないの
汗の臭いと愛液や精液で汚れててすごい事になってるのよ」
「まさかそれを着れと?」
「あなたが言ったんだから着なさいね 」
「俺はただセーラー服が良いだけなんだよ」
「あら、着ていたのは成人女性だけど制服は本物の中学校のよ」
「本物でもそんな汚れ方しているのは嫌だ」
「そんな事言っても拒否権はないから」
女は紙袋を取り出すと中からセーラー服を広げる。
コスプレ用ではない本物のセーラー服は冬服の様で、黒に近い紺色のスタンダードなものだ。
ただスカートがジャンパースカートタイプになっているのが特徴の様だ。
「ほら見てごらんなさい」
「良いと思うが」
「思うが?」
「臭うぞそれ」
どんなプレイをしたのか解らないが、確かにそのセーラー服は臭っていた。
汗の臭いとエッチな臭い。
端的に表現すればそれで済むものだが、実際にはその臭いはかなりキツイものだ。
プレイの最中ならばそれはそれで気持ちを高揚させる要因となるであろうが、現状は違う。
染み込んで時間が経過し乾いた汗や愛液は臭いを増し鼻腔を刺激するのだ。
「そこは諦めなさい。まずはあなたの服を脱がさないとね」
「お、おい止めろ」
「恥ずかしがらなくても良いじゃない、露出も女装も似た様なものよ」
「一緒にするな」
「なにその拘り? でも動けない以上私のやりたい放題なのよ」
女は手際よく男の衣類を全部脱がして行く。
動けない人間の着替えの介助は大変と言うが、身体に硬縮もなく無駄な力も入らない人間の着替えはコツさえ知っていれば容易に出来るものだ。
「ぷっ、なかなか立派なものをお持ちで」
「あ、おま、笑ったな」
「じゃあ、まず下着から行きましょうか」
言って取り出したのは、中学生らしいノンワイヤーのハーフトップブラにコットンショーツだ。
どちらも飾り気の少ない白。
ただしそれだけに汗染みや汚れが目立つ。
「この下着も同じプレイで使用済みのだから、ショーツに付いた愛液が乾いてパリパリになってるわね」
「そんなもの着せるなよ。せめて下着は新しいのにしてくれ」
「文句言わない。女装好きなんでしょ?」
男の言う事には取り合わず女はショーツを穿かせていく。
愛液が乾いてごわごわになっており肌触りが悪い。
かぶる様に上から着らせれたブラジャーは汗染みが付いており、汗臭さもまた一段だ。
だが同時に女の体臭も感じられ、少し股間が反応した。
「リアルな女子中学生になる一枚着ないとね」
ブラの上からタンクトップを被せた。
これはスクールインナーとして学校で指定されいるもので色は白と校則で決まっている。
タンクトップを被ると汗の臭いと女の体臭が一層強くなり、またもや股間反応する。
「あら、しっかり反応してるじゃない」
「うっせー」
「嬉しいくせに」
しっかり反応する股間を指摘され、羞恥に染まる表情が女は楽しくて仕方が無い。
動く事が出来ずなんの抵抗の出来ない足に黒タイツを穿かせていく。
丸まっていたせいかタイツは汗で湿ったまま乾いておらず、しっとりと男の足を覆っていった。
既に興奮のスイッチが入っている男は何かその事に背徳感を感じ、気持ちを高ぶらせていく。
黒タイツに包まれた足は女の足と化しており、自分の体温で温まったそれは一層匂いを強くしていた。
「これだけでもうすっかり女の子よね」
「女の子?俺女の子になれてる?」
「ええ、胸の無い中学生の女の子になれてるわよ」
女の子になっている。
そう言われるだけで男はゾクゾクと快感を感じた。
元々女装願望のある人間なのだ、最初は汚れている衣類に難色を示したが着てしまいこうしてそれを実感すれば陶酔するの必然とも言えるだろう。
そして衣類から立ち込める女の匂いに包まれれば男が反応するのも道理だ。
「でも、本当の女子中学生になるのはこれからよ。これを着ないと」
そうして男に再び見せたのはセーラー服だ。
今からセーラー服を着れる。
そう思うと男の胸の高鳴りは更に激しく、興奮の度合いも高まる。
早く着たい。自分で動けない事がもどかしい。
「実はこの制服は私が中学の時着てたやつなのよ」
女はジャンパースカートを用意しつつそう声を掛ける。
「この制服ってねファスナーじゃなくて全部スナップボタンで留めるタイプなのよ。
だから無理に引っ張ると直ぐ肌蹴ちゃうのよね。エッチの時には便利かしら」
ジャンパースカートを男の足から通して行き肩まであげた所で右腕を通す。
左肩はスナップボタンで留める様になっており、そのまま後ろと合わせて留めた。
そうして仕上げに左わきのスカート上部から腋にかけてのスナップボタンを留めて行くとジャンパースカートは身体にぴったりと合う。
ジャンパースカートを着た事によりより女子中学生に近付いた事に男は喜びを隠せない。
胸には学校名と制服の持ち主の名前が刺繍してあり、この制服が本物である事を一層感じされられた。
安物のコスプレセーラー服ではない本物特有のスカートの重みと少しごわつく肌触り。
それら全てが嬉しい。
「なかなか様になってきたわ。ジャンパースカートって巻き込んでスカートを短く出来ないからちょっと不評だったのよね あなたもやっぱり女子中学生になったらスカートを短くして見たいのかしら?」
「私はそんな」
された質問に恥じらい口ごもる男。
もうすっかり気分は女の子になっている様だ。
「ふーん、校則は守る真面目ちゃんなのね。でもエッチは事はしちゃうんだ、こんなにエッチな匂いを充満させちゃって」
「っ…!」
女の言葉に男はスカートを履いてますます強くなった匂いを感じ、声に出さずに羞恥に喘ぐ。
本当に自分がその匂いを発している様な気分だ。
「さて次は上着ね、上のセーラー服も全部スナップでしかも前開きなの。ジャンバースカートの上に着るからゆったりした作りなんだど、胸に自信のある子なんかわざと裾を詰めてる子も居たわね。でもそのせいでよくスナップボタン外れてたっけ」
女はセーラー服の上を着せながら、昔の事に思いを巡らせ声に出す。
「あなたはそうする必要ないわね、胸ないもの」
そう言われると男は何だか悲しくなる。
男なのだから胸が無いのは当然なのだが、セーラー服を着せられ始めてからは気持も女の子になった様で未だに大きくならないのを悩んでいる女子中学生の気分になっていた。
そんな心境を解かってか女は胸あてのスナップボタンを留めながら更に言葉を続ける。
「普通エッチな子は胸も大きくなるの早いはずなんだけど、まったく無いなんてね。もしかしたらそのまま成長しないのかもよ?」
「そ、そんな」
成長する訳が無いのだが、そう言われると涙をためて男は呟く。
だがそれとは別に上着も着て女の匂いに完全に包まれた男の股間はますます反応を強めている。
女の子になった気分の心と女の匂いに反応する身体。
それらがまるで心と身体が別のものであるかの様だ。
「ふふ、そんなに気になるのかしら?世の中には胸の小さいのが好きな人が居るかもよ? 気にしなくても良いんじゃないかしら。ああ、でも赤ちゃんにおっぱいを上げる時胸が無いとおっぱい出ないかも。そうしたら赤ちゃんかわいそうね」
「ええっ!?そんなのどうしたら」
飽くまでからかいでしかないのに、慌てふためく男の姿が本当に知識が乏しい初々しい女子中学生の様で可笑しくてたまらない。
そんな姿を見ればますますからかいたくなると言うものだ。
「だけど、あなたって胸は無いのにあそこは凄くエッチなのね。スカートの上からでもそんなにはっきり分かるほどの大きいクリちゃんなんて凄いわ」
言われた男は強くエレクトした股間のものの存在を思い出して感じ、また顔を赤面させる。
そんな表情は余計女の嗜虐心を煽ると言うものだ。
だが、このまま弄りたい気持ちを抑え、女子中学生を完成させる為に最後の仕上げのえんじ色のスカーフを手に取る。
「さあ、最後の仕上げよ。このスカーフを付ければあなたは女子中学生になれるのよ」
女がスカーフをセーラー服の襟にまわしスカーフ留めに通してから形を整えると、そこに完璧な女子中学生が完成した。
「うん似合っている。どう見ても中学校の女子生徒ね」
声をかけられて、自分は女子中学生になったのだと男は喜ぶ。
興奮したり落込んでみたり喜んだりと、完全に情緒不安定になっていたのだが、根源にある女装願望が満たさる事はやはり嬉しいらしく、同時に興奮した気持ちもぶり返して来た。
「嬉しそうね。胸なし女子中学生さん」
しかし女のその一言で、悲しい気持ちがまたぐさりと心に突き刺さる。
「ねえ、もしかしたら男の人に抱かれたら胸が育つんじゃないかしら?」
「本当に?」
「よく言うじゃない?試してみる価値はあると思うの」
「でも」
「でもじゃないでしょ?そんなエッチな匂いをさせて今更何を言うの」
匂いの事を言われ恥ずかしさにまたうつむく。
「待ってなさい」
そう女は言い残すと部屋を出て行った。
後に残された女子中学生姿の男は身体が動かない状況なので本当にただ待つしかない。
…
……
………
待つ事10分近く、ドアが開く音が聞こえ誰かがやって来た。
「お待たせ」
その声の主、それは先程出て行った女であった。
ただし服装が違っていた、その服装とは黒の詰襟、俗に言う学ランと言うものだ。
わざわざ男装をして来たと言う事、そしてそれがセーラー服と対を成す学ランである。
そうなればおのずと展開は予想が付く。
つまりは女が女子中学生姿の男を抱く男性役と言う事に他ならないのだろう。
「まずは、身体を動ける様にしてあげなくちゃね」
女は動けなくした時の様に構える。
「診点索的内丹集中…。 元気にな~れぇ!」
そしてぷすっと針を一刺しすると、今までいくら動かそうとしても動かなかった男の身体が元の様に動く様になった。
「あ、動ける。助かったぁ」
「さて、身体が動く様ななった所で今の状況解る?」
「ええと?」
「ヒントその1あなたは今セーラー服を着て女子中学生になっている。ヒントその2私がわざわざ学ランを着て男装して来た。ヒントその3あなたはエッチな匂い漂わせているスケベ娘。さあ、これからどうなるでしょう?」
ヒント等出されなくてもセーラー服の男には大体の見当はついていた。
それは何処かで期待していた事だったからかもしれない。
「私があなたに抱かれる?」
「ピ~ンポン♪ 正解!」
セーラー服で女装をして女として抱かれる。
これほど倒錯的なゾクゾクする感覚はあるだろうか、女子中学生になりきっている今の男にはその事は待ち望んだものであり、それこそが性的欲求でもあった。
「あの、よろしくお願いします」
「任せなさいって」
自由になった身体で逃げ出しもせず、まるで初めてを捧げる少女の様にはにかみながら学ラン姿の女に向き合う。
その様子に学ランの女は満足そうに頷くと、床にマットを敷くとセーラー服の男をそこへ横にさせた。
床に敷いたマットが体育の体操用のものだったりする所は芸が細かい。
「それじゃまずは愛撫から、そのない胸を可愛がってあげる」
女の手は男の胸をセーラー服の上から優しく揉みしだく。
あくまで着衣での行為にこだわり、脱がしたりなどは絶対にしない。
「あふぅ」
元々の気分の高揚もあってか、本来は男であるにも関わらず胸を攻められその刺激を快楽と受け取り喘ぎ声を漏らす。
男は愛撫され自分の乳首が立つのが解った。
時折首元などにキスを交え、甘噛みで耳を責めたり、甘い言葉を囁いたりしながら愛撫する女の姿は手慣れた男性の様で容易に女子中学生姿の男を快楽に誘っていた。
少女となって愛撫されている様な錯覚は、やがて本当に自分は少女であるとの思い込みを増長させ、受ける快楽の刺激は男を少女へと変えていく。
「どう?」
「気持ち良いですぅ」
掛ける声にとろける様に返事を返すその姿は最早少女でしかない。
その姿を頃合いと見てか学ランの女は次の段階に移る。
ズボンのチャックを下してその奥から現れたもの、それは男性器を模したディルドーであった。
真っ黒なそれはそそり立つ様に学ランを着た女の股間から伸びている。
「さあ、今度はお前が奉仕する番、口でこいつにご奉仕だ」
言われた女子中学生姿の男は、素直に口にくわえ舌でディルドーを舐め取る様にする。
たどたどしさが初々しい少女の様でいて、しっかりとディルドーを口にくわえている姿は発情した女そのものだった。
相手のものを舐めているだけで自分の身体はどこも刺激されていないと言うのに、男の興奮はますます高まる。
「なかなか上手いじゃない。もう良いから、あっち向いてそこに四つん這いになりな」
言われるがままにその体勢をとる女子中学生姿の男。
学ランの女はスカートをめくり、黒いタイツをゆっくりと下げて行く。
そうして出てきたショーツに包まれたお尻を確認すると、最後の前戯するべく行動を移した。
ショーツは脱がさず股布をずらす。、
「ほら、お前の大事な所が丸見えだ」
今度はずらした股布の横から指サックをつけた指でアナルの入り口をほぐす様に愛撫して行く。
「あ、あぁ」
アナルに指が入ると中の敏感な部分に触れその刺激に今まで感じていたのとは違う快感が巡る。
本来アナルは多くの人にとって性感体ではない。
だが前戯による興奮の度合いによって、アナルへ挿入された指の異物感がそのまま快楽と変換されて女子中学生姿の男は感じているのだ。
そして指は奥まで侵入して行き、かき乱される指の動きに身体の中が熱くなっていく。
「どう?お前の中で感じてるか?」
「う、うぁあう」
よがる様に声が漏れ、脳内へ伝わる快感も一層強くなっていった。
「ふふ、やっぱり淫乱でスケベな女子中学生だったんだな。男は未経験なのにこんなによがって」
学ランの女の言葉にも反応せず、女子中学生姿の男は押し寄せる快感によがり続けている。
もともとセーラー服に染みついていた女の匂いが興奮と共にあがった体温により温まり、汗と共に女臭さを強く発している。
そんな匂いを感じながらも、学ランの女は指を止めずアナルを攻め続けた。
この際ペニスには一切触れず、ただアナルだけを押し広げる様に攻めた。
いくらペニスが大きくなったクリトリスだと設定していたとしても、女性になりきっている者に直接的なペニスの快感を与える事は避ける事と心得ているからである。
「さて、そろそろ良いかな?」
よがる姿を頃合いと見てかアナルから指を抜くと、唾液でぬめぬめと光るディルドーに手をやる。
「ほら、今からこの男のモノをお前の中に入れてやるよ」
男のモノを入れられる。
その言葉は女子中学生姿の男にも届いていた。
学ラン姿の女の股間から生えているディルドー、それが今自分の中に入ろうとしてる。
それを受け入れれば女になる。
そう思うと自然とお尻を突き出していた。
「良い子だな」
学ランの女はその行動に満足し、アナルにディルドーの亀頭部をあてがう。
そして狙いが定まると一気にそれを突き刺した。
「ああうぅぅぅっ!」
指とは比べ物にならない太いものが、入ってくる感覚に叫び息がつまる。
今この瞬間に自分は女になった。
女子中学生姿の男はそう感じていた。
「奥まですっぽりくわえ込むとは、やっぱりお前は淫乱女の素質があったな」
学ラン姿の女はそう言いつつも、そこで動きを止めず激しく前後運動を行う。
その度に肌がぶつかり合い音を立て、出入りするディルドーが女子中学生姿の男を攻め立てる。
そこから受ける快楽は抗えない奔流に呑まれ、蹂躙され自分が学ラン姿の女のものになってしまう満たされる気持ちと、それを愛だと錯覚する幸せな気持ちに満たされて行く。
「ああん、イク、イク!イっちゃう!」
そしてそれは絶頂を迎えた。
女子中学生の姿になっていても身体は男である。
白いコットンショーツの中に大量の精液を吹き出させ果てた。
普通の精射なら俗に言う賢者モードと呼ばれる精神状態になる所だが、女として抱かれた精射は違っていた。
白い光に包まれ、何時までもふわふわと感じる浮遊感。
最後の瞬間が反芻して来るような快楽。
普通の精射では味わう事は出来ない感覚。
この瞬間女子中学生姿の男は確かに女としての快感を感じていた。
そしてそのまま余韻の中にたゆたいながら気を失ったのだ。
「ふふ、イったのね。可愛い顔」
学ラン姿の女は体操のマット上に寝そべる女子中学生姿の男を見て満足そうに声を掛ける。
「あなたの性欲満たされたわね」
たとえその声が届いていなくてもその事は女子中学生姿の男の表情を見ればわかる。
「それじゃ本日の相談はこれでお終い」
そう言い残すと女はその部屋を後にしたのだった。
~『※142氏のケース セーラー服』 終了~
最終更新:2013年04月27日 23:50