初出:エロパロ板「男の娘でエロパロ!」スレッド 534

俺の名前は「白鳥一馬」6年生。つい最近この町に引っ越したばかりだ
小学校のサッカーチームに所属したが……
何故か友達ができない。は○ないでさえ、一緒に行動する人がいるのに
何故かできない。ただ一人を除いては……
「一馬~!一緒に帰ろうよ♪」
げ、噂をすれば何とやら。あいつが、俺に付きまとっているやつ。
名前を「桜坂裕里」
スキッと爽やかな短髪、クリクリしたかわいい目。
どれをとってもカワイさは一級品。ある一点を除くと………
こいつ、男なのである。 転校してきた2日後程たったある日、
「おっ、可愛い!」と思い、少し気になったので
後を付けてみたのだ
今更後悔はしてないと言えば嘘になるが
アイツが男子便所に入っていく姿は、衝撃的だった。

気付けば全力でつっこんでいた。
「男なんかいー!!!!」
その様子を見た裕理が近づいてきて
勝手になついてしまった、というわけだ
「なーなー、一緒に帰ろうぜ~。」
小動物のようにスリスリと顔を擦り付けてくる。
……………ああ、今日も可愛いなぁ
って何言ってんだ俺は!?
俺にそんなアブノーマルな趣味はないっつーの!
「だめだ。」
「どうしても?」
「だめだ。」
「絶対?」
「だめだ。」
「じゃあ、だきついていい?」
「なぜ、そうなる!?」
会話が全くといっていいほど成り立っていない。
一緒に帰ろうという話から抱きしめていい?という話ができるのだろうか?
「仕方ない…一緒にかえってやるか。」
「本当か!?やったあ!!」
この太陽のような笑顔を見せられたら
アブノーマルでもいいか。と思えてしまうから不思議だ。
「でも、お前本当に女みたいだな。」
見れば見るほど女のように見える
「そうかな?そんな女っぽい?」
と、セクシーポーズをしてウィンクをしてきた
今日はアイツ、タンクトップを着ているから
余計色っぽく見えてしまう
自分の顔が熱くなるのを感じる
あああああ!!!!!!恥ずかしい!!と顔を見られたくない一心で走り出す。
「わぁ!?いきなりどしたの!?」
それもそうだ。普通に話をしていた友達がいきなり走り出したんだから
普通はびっくりするだろう。

ふと、後ろを振り返ると裕里かいなかつた。
「あいつどこいったんだ!?」
どうやら、どこかに置いてきてしまったようだ。俺が今いる場所は学校から少し離れた街中だった。
「うーん……あいつ、本当にどこいった?」
周囲を見渡すが裕里らしい人物も見当たらなかった。
…………………その頃。
「一馬~どこいったんだ~?」
裕里は一馬から500m程離れた場所をさまよっていた。
「うーん…と言うより、さっきから変な視線があるようなないような…」
裕里は学校の中でも一、二を争う美女……ではなく美少年だった。
そんな女の子のような娘が街中をタンクトップで歩いているのだ。注目を浴びるのも当然だ。
するとそこに一人の男がやってきた

「ねぇそこの子、俺とちょっと付き合ってくんない?」
歳は高校生位だろうか? 
茶髪の髪の毛に身長170cm以上あるがっしりした図体。
「悪いけどお兄さん、僕探している人がいるの。今度にしてくれない?」
いつもなら走って近くのゲームセンターに逃げるところだが、ついさっき一馬とひとっ走りしてしまったので体力が切れてしまったのだ。
「じゃあ、俺が一緒に探してやるから、な?」
しかし、男はまだ食い下がらない。
『あぁ、ほっといてほしいなぁ。』
内心イライラしながらも男をたしなめようとするが、男はいっこうに引かない。と、裕里が困っているところにい
いタイミングで一馬が到着した。
「やっと見つけた!お前一体どこいってたんだ?」息を切らしながら一馬がやって来た。汗の量からして相当走ったのだろう、裕里は自分のために一馬がこんなに走ってくれたことを内心で物凄く喜んでいるのを抑え、平静を保ち一馬に話しかける。
「ここら辺歩いてたんだよっ!じゃ、いこうか一馬……」
と、言い終わろうとする前に男がくちをはさんできた。
「なんだよ、こんなガキかよ。こんな奴ほっといて、俺と楽しいことしようぜ」
「やっ……はなしてくれよ!!」
裕里は声を上げるが、男は離れやようとしない。じたばた暴れていると、不意に一馬が遂に動いた。
「この、見るからに不細工で気持ち悪いシュレックみたいなやつ誰?」

「なっ…てめぇ、チョーシ乗ってんじゃねぇ!」
男が怒りながら一馬に食ってかかる。
しかし、一馬は気にした様子もなく、無表情のままつらつらと言葉を並べる
「先にちょっかい掛けて来たのはアンタだろ。しかも、裕里とお前じゃ雲泥の差だぜ。軟派するんだったら顔見てからやれよ…………不細工。」
「てめぇ…言わせておけば………!!!」
そして一馬は意を決したように『すうっ』と息をすって男に向かっていい放った。
「そして裕里は俺の物だ。手出しはさせねぇ!!!!」

「ななななななな!何言ってんだよ!?そういうのはまだ早いっていうかなんというか大胆すぎというか………」
何言ってるんだ?と、今いった言葉を思い出す。え~と……………………
「うわあああああああ!?!?!?!?」
何さらっととち狂った事いってんの!?恥ずかしい!顔から火が、穴があったら入りたい位に恥ずかしい!
気が付くとまた走っていた。全速力で。
「あっ一馬!?次は一体全体どこいくつもりなんだよ!!」
と、裕里も追いかけてくる。どこいくつもりかって?はぁ。
「そんなん俺も知らねぇよ!!!」

~数分後~
「ハァハァハァ………」
「フゥフゥフゥ………」
気が付くとまた学校からさらに遠い所にいた。今日は一体全体ドンだけ走ったんだろう………?
「一馬、俺が男ってこと忘れかけているをじゃないのか……?つーか女の前でもあんなことそうそう無いぞ。馬鹿」
「いや…あれはアイツを騙すための罠で……」
と、言っているが満更でもないような顔をしているのは気のせいだろうか?
とりあえずなんとか誤魔化さないと…

「嘘だね。一馬の後ろにいる白い服きた髪の長いお姉さんが嘘だって言ってるよ。」
「こわっ!俺の後ろには何がいるんだ!?」
それが本当だったら洒落になんねぇぞ
「でもまぁ、助けてもらったからお礼はするよー♪目……閉じて。」
言われた通りに目を閉じる
「なんだ?一体何すんの………」
と、
『チュッ』
という感触がほっぺたに襲いかかった。
ん?………これってもしや? 
「おおおおお前いいいい一体何を…?」
すると彼女じゃなく彼は太陽のような笑顔で俺に言った。
「なーいーしょっ!!」


………これからもこいつとの関係がまだまだ続くと思ったのは………俺だけではないだろう。

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最終更新:2013年05月04日 14:17