啓介が目が覚ますと、見知らぬ天井があった。
「…………ええと?」
「あ、起きた! 起きたよツカサちゃん!」
声のした方に視線を動かすと、正直言って未だに信じ切れないほど見事に女の子に成り切って
いる智毅の心配そうな顔。
「どれどれ?」そこにゴスロリ少女の顔が加わる「まだ動いちゃだめだよ? 何も言わなくて
いいから大きく息を吸って……そう、はい、もう一回」
開こうとした口を細い指で制され、啓介は言われるままに深呼吸を繰り返す。
「そう……そう、上手だよ。吐き気とかない?」
「た、たぶん……」
「じゃあ自分の名前……はココじゃ言えないからぁ、生年月日は?」
「……十一月の十日ですけど……」
「どう、トモちゃん?」
「うんっ、合ってるよ合ってる!」
「あれ? 僕、智……誕生日教えたっけ?」
「え? あ……頭痛いよね? 痛いよねっ? ごめ~~~んっ!」
飼い主に頭を叩かれる子犬のような顔で両手を合わせて必死に謝る智毅。
「いや、あの、だから誕生日……」
「だから、まだ動いちゃダメだよぉ」
思わず起き上がろうとした啓介の肩を柔らかい手で優しく 抑えるゴスロリ少女
「大丈夫だと思うけど、急に頭を動かしたら目眩とかする人もいるんだし、
もうちょっと良い子にしてて、ね?」
近くで見ると啓介より少しだけ上か同い年くらいか。動揺しまくりの智毅とは正反対の落ち
着いた笑顔と穏やかな声で諭されると、不思議と子供扱いされても腹が立たない。
「は、はい……」
「よしよしよし」
女装して体を売っている少年とは思えない微笑みで前髪を梳いて貰うのも何だか気持ちが良い。
「瞳孔にも特に異常は無いね。私とトモちゃんの顔、ダブって見えたりしてないかなぁ?
そう、じゃあ脈を測らせてもらって良い?」
そっと毛布の中に潜り込んできた手が慣れた動きで啓介の手首を包み、そのまま部屋の何処かで
時計が時を刻む音だけの静かな時間がしばらく続く。
「……………」
同じ男に手首を握られているだけだというのに、余りに見事な女装姿になんだか居心地が悪く
なってきた啓介が怒られない範囲で静かに首を回してみると、先ほどより少し傾いた日射しが
差し込むリビングのソファの一つに自分が寝かされているのだとようやく気がついた。
「ん」
やがて計り終えたのか、満足そうな顔で頷くゴスロリ少女。
「ちょ~っと(脈が)早かった ような気がしないでもないけどぉ、気付かなかったことにしてあげよっかなぁ?」
「っ!?」
「あははっ、可愛い~いっ!!」
「ちょ、ちょっとォ! ツ~カ~サ~ちゃんっ!!」
手も足も出せずハラハラと様子を見守っていた智毅が背後で不機嫌そうに唇を尖らせているが、
ツカサと呼ばれているらしいゴスロリ少女は何処吹く風とばかりに軽く受け流す。
「はいはい、フローリングの上でお友達をタックルで押し倒して失神させちゃった犯人さんは
冷蔵庫のミネラルウオーターを持ってきて下さいねぇ~?」
「う、うぅ、う~~~~!」
「あとぉ、病室は通話禁止ですからキッチンから鈴原さんに彼が目を覚ましたって電話して
くるのも忘れないでねぇ~?」
「うぅ~~~~~っ!!」
何も言い返せず、涙声で唸りながら不機嫌そのものの足取りでリビングから出て行く智毅の
後ろ姿が少し可哀想だったが、お陰で啓介にも全貌が見えてきた気がする。
「看板とか出してないけどぉ、このマンションの三階に鈴原さん達と契約してるお医者様が
いてね? 来て貰って簡単な検査とかしたけど今の所は特に異常とかはないって言ってたし
意識障害も外出血も見当たらないから、とりあえずは平気だと思うよ?」
「そ、そう言えば鈴原さん……ていうか、他の人達は?」
気を失う前には大勢の女装少年が待機していた筈のリビングだが、今は人の気配が全く感じ
られない。自分自身がこんな状態なので余り自信はないが、先ほどと同じ部屋のように思え
るのだが。
「みぃ~んなお出かけ、というかお仕事。一応だけど君は大丈夫みたいだったし、ここって
単なる控え室みたいなものだからね。鈴原さんも別に住んでるわけじゃないみたいだし、他にも
仕事が…………って、そう言えば鈴原さんの名刺を預かってるよ」
「名刺……ですか?」
「ま、保険証の代わりみたいな感じ? もしかしたらだけど、頭痛とか目眩とかって後遺症が
残るかも知れないし、本当に気になっても普通のお医者様の所にはいけないでしょ? そういう
時に鈴原さんの名刺を持って三階にいけば内緒、かつ無料で精密検査もしてもらえちゃうって寸法
なのよね。もちろん秘密厳守が前提だけど」
「すいません。助かります」
と毛布から手を出して伸ばすが、ツカサはニコニコと人懐っこい笑顔を浮かべるだけで渡して
くれる様子は全くない。
「あの……?」
「渡したげても良いけどさぁ? どこに仕舞うのかなぁ?」
意味ありげな物言いと共にツカサが目を向けた先、広いリビングのほぼ中央に位置している
高級そうな食卓の上には見覚えのある服が綺麗に畳んで重ねられ、しかも一番上には男物の下着と
いうかパンツが鎮座している。ということは……
「……え? えっ! えええっ!?」
「あははっ、ホントに気付いてなかったんだぁ」
口元を手で隠しながらコロコロと心底可笑しそうに笑うツカサ
「君、思ってたよりも体細いんだね? しかもお尻が超可愛いし。
トモちゃんが勧誘したくなった気持ち、わかるなぁ?」
「ちょっ! あの……っ!」
「そんなに慌てなくても大丈夫だって。他に打撲とかないかなって検査の後で調べただけだから、
脱がしたのも見たのも同じ男の子だけだし。キスマークとか付いてない筈だからぁ?」
中身は同じ男だと言われても啓介には女の子にしか見えないわけで、というか勝手に脱がされて
慌てるなと言うのが無理な相談というかキスマークは『ない筈』とか中途半端な物言いが逆に凄く
怖いというか……その上、ソファに寝かされ毛布に包まれた自分の体を首を持ち上げて確認して
みると極一部分だけが不自然に盛り上がっていて、思わず身じろぎしてしまうと敏感な粘膜部分が
毛布と直接擦れて……
「うふふっ、元気元気~!」
と指摘されてしまうと、いますぐにでも逃げ出したくなってしまう訳で。
「こらこら、急に動こうとしたらダメだってばぁ!」
「いや、だって、その……っ!」
百歩譲って同じ男だと無理矢理納得しても、これは流石に恥ずかし過ぎる。大きくしてしまってる
のを見られているのもさることながら、この現状でフル勃起させてしまう啓介本人も理解不能な体の
反応が我ながら正視に耐えられないというか信じられない。
「だめだよぉ! 男の子同士なんだし恥ずかしくないからぁ!」
「はずかしくないわけないですっ!」
「ああもぅっ……めっ!!」
「はうっ!?」
瞬時にお姉さん顔になったツカサが啓介に覆い被さって来て……あろうことか手を伸ばして毛布の
上から勃起を握りしめてきた。生まれて初めて自分以外の手に包まれた啓介は同性ならではというか
熟練者ならではというか、とにかく絶妙な力加減に情けない声を上げてしまう。
「だから、こういうのは別に珍しいことじゃないのっ! 疲れマラとか朝立ちとか言って健康な
男の子ならむしろ普通なのっ! どうして言うことが聞けないのっ!?」
「あうっ……ちょ、ツカサさ……手っ!」
真面目な顔でお説教しながらシコシコと手を動かされ痙攣してしまう。
「どうなのっ! お姉ちゃんの言うこと、わかったのかなっ!?」
しこしこしこしこしこしこしこしこしこっ。
「わかっ、わかりましたから手っ! 手を……っ!」
男ならお姉ちゃんじゃなくお兄ちゃんでは? と突っ込む余裕すら無い。
「分かったんだったら……よしっ」と満足そうに息を吐くツカサ。
「じゃあ素直になってくれたご褒美に優しくしてあげるね? はい、いいこいいこ……ね?」
「はぅぅっ!」
今度は先端だけを器用に手で包んでナデナデ。
「いいこいいこ、いいこいいこ」
毛布越しとは言え神経が集まっている亀頭を優しく転がされて感じない訳がない。それどころか高級品らしい
毛布の繊維が鈴口の中まで入り込んできてチクチクと未知の刺激を送り込んでくる。
はっきり言って、性的な意味で凄く気持ちが良い。
「うぅぅぅぅ……!」
「いいこいいこ、いいこいいこ……うふふっ」
捕まえた獲物をいたぶる猫のようなツカサに何故か逆らない啓介。されるがままに悶える勃起の
根元では疼きが次第に大きくなり、非常に拙い何かが蓄積され膨張しつつあった。
「うぅ……も、もう良いですから……っ」
「いいこいいこ……あふん、固ぁい、ぴくぴくして可愛いぃ……いいこいいこ……はぁ……
こちこちでおっきい、はうん!」
が、愛撫しているツカサの方の様子も徐々におかしくなってきた。次第に目が潤み、息遣いも
乱れがちになり時折舌で唇を舐め回しながら明らかに紅潮した顔を近づけてくる。
「ってツカサさん……よよ、涎が……」
「いいこいいこ……はぁ、はぁ……ねぇ~え?」
熱くて甘い吐息を直接口内に吹きかけられ、鼓動が跳ね上がってしまう啓介。
「は、はい?」
「お姉ちゃん、撫で撫でしてたら我慢できなくなっちゃったみたいなの。ゴメンね?」
「!!」
ファーストキスを奪われる!
そう直感して尚、色香に支配された啓介にはきつく目を閉じることしか出来なかった。
「な、ななっ!」
電話を終えキッチンから戻ったばかりの智毅の手からペットボトルと
コップが落ちて床に転がる。
「なにしてんのよ二人ともっ!?」
驚愕する智毅の目の前、キスを覚悟して硬直する啓介の不意を突いたツカサは獲物に
飛びかかる猫の様な勢いで毛布を剥ぎ取って啓介の股間に食い付いた。
いや吸い付いた。
「はぁはぁ、すっごい匂い……大っきい……いただきまぁ~す、あむっ!!」
「うわっ? や、止めてくださいっ!!」
「らいじょうぶらからっ! おかねはいららいからっ、ちゅぷぷぷぷっ!!」
「そそ、そういう問題じゃ……うわ熱いっ!?」
「ちゅぽっ、ちゅぽっ、ちゅるるるっ! ちぅ~~~~~~っ!」
「すす、吸わないでくださいっ!」
「ツカサちゃん……けい……す……そ、そんなぁ!」
「あ、智……!」
呆然と立ち尽くし、今にも崩れそうな表情で自分達を見つめる智毅の姿に
気がついた啓介が蜘蛛の糸に縋る思いで助けを求める
「なんとかしてよっ! ツカサさんが!!」
「ひ、ひどいよぉ……!」うるるっ、と智毅の目尻に大粒の涙が溢れる。
「と、智?」
「け……あんたの童貞、アタシが食べるつもりだったのにぃ!!」
「はいぃぃぃっ!?」
「ちゅぷっ、ちゅぷ、やっはりこの童貞おひんひん、トモひゃんもじゅっと狙っれらんらね?
ちゅぷちゅぷ、 んふふっ!」
「その顔……ひどい、知ってて食べちゃったんだっ! ツカサちゃんのイジワルっ!」
「らっれ、あんまり可愛いすぎれ……んちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、あむあむあむっ!!」
「二人とも何言ってるのっ!?」
最も敏感な器官で初めて感じる他人の体内は熱くて柔らかくて濡れてて、ツカサの技術と
相まって啓介の倫理観とか自尊心とかを一時的にでも押し流してしまいそうな量の快感を
絶え間なく送り込んでくる。
「れろれろ、んんん~~んっ!!」
「って舌っ! ツカサさんの舌が巻き付いてっ!」
「んくんっ……しゃきばしり、にがいのにおしひい……」
「もぉ、ツカサちゃんっっ!」
垂れてきた唾液で根元まで濡れ光る啓介のフルチャージペニス。その中でも一番敏感で美味し
そうな粘膜部分を口一杯に頬張って舌を使うツカサ。その恍惚とした顔と、擬似的とは言え初めて
の性交の余りの気持ちよさに翻弄され悶える啓介の表情を見ているだけで智毅の下腹部に火が灯り、
ペニスの勃起と共に肛門付近も疼き始めてしまう。
「……ぬ、濡れてきちゃった……」
アルバイト前にワセリンをたっぷり塗り込んで解しておいた穴の内側に早くも直腸液が溜まり
始めているのを感じる。うっかり気を抜くと女の子のように下着を汚してしまいそうだ。
「それにアタシ、おちんちんも……なのにぃ! もぉっ、ばかぁ~!!」
もう我慢も限界だった。というか何故、強引にでも割り込もうとしなかったのか自分でも
不思議なくらいだ。
「け、啓……けーちゃん? こっち見て?」
「けーちゃん? それってもしかして僕のことっ!?」
先程までの明け透けでハイテンションな智毅は何処へやら。コギャルっぽい挑発的な格好の
ままの智毅が本物の少女の様に恥じらう姿は、大胆に腕に抱きつき羞恥の欠片も無い大声で
笑っていた時とはまるで別人物。
「んん?」
思う存分に啓介を貪っていたツカサも思わず動きを緩めて見つめてしまう。
「ちゃ、ちゃんと見て、ね? アタシの恥ずかしい、トコ……」
上目遣いに啓介の目を見つめながらホットパンツのベルトとボタンを外しチャックを下ろし、
ルージュを引いた唇を震わせながら両脇に指を差し込んだ智毅が『えいっ!』と最後に目を
閉じながら一気に下半身を露出させると。
「なっ!」
「ふふ~ん?」
ぴょこん、と皮を被ったままの真っ白い勃起が可愛らしく跳ね返った。
「と、智……やっぱり本物の……!」
流石に智毅本人か否かまでは啓介にも分からないが、これで少なくとも女の子ではない事
だけは確かめることが出来た。というか生まれてこの方、興味のキの字も持ったことのない
同性同世代の生殖器に何故だか釘付けになってしまう啓介の視線。
「あ……やだ、ガン見……」
モジモジと内太股を擦り合わせる智毅の先端、純白の先っぽに先走りの透明な滴が玉と
なって膨らみ、二人が見ている前で粘っこい糸を引きながらゆっくりと垂れ落ちる。
「ごくっ!」
思わず生唾を飲み込んでしまう啓介。
「ご、ごめん!」
目を泳がせながら謝る智毅
「で、でもね? さっきも言ったンだけどさ?
啓……けーちゃん、友達だしアタシの女の子のカッコも可愛いって思ってくれた
みたいだし、その、キョーミあるんだったらさ、その……いいよ?」
くいっ、軽く腰を突き出だけで勃起したペニスはプルルンと遠慮がちに揺れる。
まるで差し出された鮮魚みたいに。
「いや……あの……」とは言え据え膳を差し出されても食欲、という段階までは達して
いない啓介は対応に困ってしまう
「……まだ僕は……なんていうかはぅっ!?」
「れろれろっ、『けーちゃん』でいいろ? 私にご奉仕させておいて、れろん、他の子に
目移りはどうかとおもうんらけどなぁ?」
それを黙って見ているツカサでもないらしい。
一旦口を離し、今度は智毅にも見せつけるように舌を伸ばして亀頭に這わせ始める。
「ほ、奉仕ってツカサさんが無理矢……はうぅっ!?」
「こらこら! 女の子のせいにするらんて……めっ!」
「うわっ、うわわっ!!」
柔らかい舌先で鈴口をほじられ、再び情けない声を上げてしまう啓介。
「ちょ……ツカサちゃん! けーちゃんっ! もぉっ!」
再び自分を置き去りにして自分達の世界に没頭してゆく二人に有様に羞恥も何処かに
吹き飛んでしまったのか、嫉妬を丸出しにした智毅が不自然な内股のまま啓介の枕元に
駆け寄る。
「ふふふっ!」
すっかりテンパった智毅の顔を横目で面白そうに監察しながら、射精を促す奉仕ではなく
自分が楽しむ舌使いで啓介の味を堪能するツカサ。
「ほ、ほらっ けーちゃん! はいっ!」
「うわっ!!」
色白で柔らかそうな智毅の下腹部と、同じ色の肌で包まれ震えているペニス。同級生に
しては少し幼い勃起を口元に突き出され仰天してしまう啓介。
「好きにしていいから……えっと、ど、どうぞ?」
「いや、どうぞって言われても……うぅっ!」
「そんなんじゃダメダメなんだけどなぁ、トモちゃん? けーちゃん、別にトモちゃんの
彼氏でも何でも無いノーマルな子なんでしょ? んちゅっ、ちゅっ!」
舌での攻めから裏筋へのキス攻撃に切り替えたツカサ、親指で先端を虐めながら余裕の
表情で智毅にもアドバイス。
「そ、それは……」
「トモちゃんは充分に可愛いんだから、先ずはけーちゃんの下半身を誘惑する方がいいんじゃ
ないかと思うんだけど……あ、こっちも美味しそう! あむっ!!」
「ツカサさん、そっちはタマ……っ!」
「下半身って言ったって、おちんちんはツカサちゃんが独り占めしてるし……も、もしか
してお尻の処女を奪っちゃえって事っ!?」
「……え? しょ、処女ってっ!?」
思わず腰を浮かせ後ろを両手で庇ってしまう啓介。
「だから、そうじゃなくて! あむあむ……プロだったら取られて泣くんじゃなくて、
誘惑して取り返すくらいの気合いがれろれろれろっ、まぁ一回目は私が美味しく頂いちゃう
から無理だけど、前にミケちゃんが言ってたはにゃしとかためしれもいいんりゃなかなっれ
わらしはおおうんだけろんちゅ~~~~~っ!」
睾丸を吸ったり舐めたり甘噛みしたり。同時に十本の指を竿全体に絡みつかせて唾液やら
先走りやらが混ざった粘液を丹念に塗り広げ、巧みにボルテージを維持させるツカサの上級者
っぷりに流されっぱなしの啓介は完全にマグロ状態。
「ミケちゃんに教えてもらったのって……ええっ、アタシがアレをっ!?」
「実践の良い機会だと思うけどな~はむはむはむはむぅ」
「そんな美味しそうにタマタマ食べながら言われても説得力ない~~~いっ!!」
「ま、それはさておき……そろそろピュッピュしたいでしょ? けーちゃん?」
「うぅ、ツカサちゃんのいけず~~~~ぅっ!!」
どうやら、これ以上は智毅を甘やかすつもりはないらしいツカサ。ドロドロに汚れた
口で舌舐めずりをしながら更に器用に指を動かす。
「けーちゃん、タマタマが張って苦しいよね? 生殺しはヤでしょ?」
「そ、それは……あの、えっとぉ……」
「ハッキリしない子、嫌いだなぁ?」ちゅ、優しく先走りを吸い取る「私だって健康な
おちんちん持ってるし、隠しても無駄なんだけどなぁ?」
「うぅ……あの、で、出そう……です……」
気恥ずかしさと、謎の後ろめたさで智毅の反対側に向きながら白状する啓介。涎のように
先走りを垂れ流し精巣をパンパンに膨らませながら、いまさら同性相手に誤魔化しても意味が
無いと諦めたらしい。
「うん!」と満足そうなツカサ
「けーちゃんは素直な良い子ね。じゃあ特別に教えてあげる
けどね? 実はお姉ちゃん、お口で抜かずの三発とかさせちゃう子なんだけどぉ、けーちゃんは
オナニーで三回連続とか出した経験ある? お姉ちゃんのお口で試してみたくない?」
「な、なななっ!?」ががーん、という擬音が聞こえてきそうな程の衝撃を受け後ずさって
しまう智毅「だめっ! それだけはダメっ! そんなに出したらアタシの分が……」
「さ、さんかい? 三回……も?」
「そ。全部ちゅーちゅーしてぇ、ごっくんしてあげる。それともぉ、お姉ちゃんのお顔に
ピュッピュしたい?」
「……ツカサさんの、顔に……」
「けっ、けけけけっ、けーちゃんっ!」もう形振り構っている場合じゃない。智毅は全てを
投げ捨てる覚悟で体の向きを変える「お願いだからアタシも見てっ! 見てよぉっ!!」
「っ!?」
「ほ、ほらっ! くぱぁ……?」
足を開き、立ちバックで男を誘うポーズを取った智毅は両手で尻肉を左右に引っ張って真っ
白い臀部の一番奥に隠れていた穴を自ら開いて啓介を必死に誘惑する。
「う……あ……!」
「み、見える? 見えるよねっ? アタシのおし……お腹の中っ! お腹の中が、けーちゃんの
おちんちん欲しくてキュンキュンしてるの見え……あああっ!?」
だが晒してしまうということは緩めてしまうということでもあり、物欲しげに脈動する肛門や
テラテラと濡れ光る直腸内の様子のみならず、溜まっていた分泌液が自分で広げた穴から漏れ出し、
蟻の門渡りを伝って無毛の睾丸まで汚してしまうという想定外の醜態まで残さず見られる事に
なってしまう。
「と、智……」
「ひぅっ、中なんてお客さんにも見せたことないのに……も、漏れちゃってるよぉ……」
薄暗い公園とかで小悪魔気取りでお尻を振ってからかったこと程度ならあっても、自分の体の
中で一番はしたない所を明るい部屋で晒すなんて想像すらしたこともない。ましてや節操のない
女性器みたいに涎を垂らすところなど。
「す、すごい! 智の中ってピンク色で、凄く濡れてて……動いて……!」
一方ツカサの口の中で粘膜愛撫の気持ちよさを覚え、射精への欲求で理性が働かなくなって
きた啓介の中では、女の子になりきっている智毅の直腸の様子が女性の膣内のように思え始め
ていた。物欲しげに蠢き、熱い樹液を湛えた内臓を凝視しているだけで興奮が高まって腰が
動いてしまう。
「はぅ~! けーちゃんの視線、お腹の奥で感じちゃう。奥がチクチクしてキュンキュンが
止まらない。エッチなお汁が勝手に溢れちゃうよぉ!」
そして智毅もクイクイとお尻が勝手に動く、恥ずかしいと思えば思うほどに愛液の如くに
腸液が溢れ出し切なさで腰を振ってしまうのだ。
「うふふっ、二人ともお猿さんみたいにお尻を突き出して……本当に可愛い」
「や、やだぁ! そんなに顔を近づけたら、けーちゃんの息がお腹の中まで……熱くて
変になっちゃうよぉ!」
「うわ、あんなにウネウネして! 柔らかそうで!」
「……でもぉ、けーちゃん童貞はお姉ちゃんがもらうからね? トモちゃんじゃなくって、
お姉ちゃんのお腹の中に処女ピュッピュしましょうね? んんんっ!」
二人の痴態を存分に堪能したツカサ、啓介の突き上げで激しく揺れる亀頭を難なく口の中で
受け止め、タイミングを合わせて根元まで一気に飲み込む。
「うわっ、出……!!」
行為に慣れた喉は嘔吐反応など起こさない。それどころか嚥下の要領で脈動させると女性器
以上の吸引力を発揮して童貞の啓介を一気に追い込む。
「出る出るっ! 吸い込まれる! 全部吸われちゃうぅぅぅぅっ!?」
それは口内射精どころか食道射精。頬の内側で締め付けられ舌で裏筋を刺激され喉で引っ張られ
ながらという普通の恋愛では一生知り得ないフィニッシュに溺れ痙攣を繰り返しつつ、啓介は
ツカサの唇に腰を押し付けながら精巣の全てをツカサの胃の中に放ってしまった。
最終更新:2013年12月27日 00:37