待ち合わせ場所に現れた黒塗りの乗用車。
 その後部座席に目隠しで乗せられ数十分揺られ、着いた場所は何処かの豪邸の一室らしいキングサイズのベッドが鎮座ましましている大きな寝室。

 「どこから見ても女の子なんだけど、これが男の娘ってのもなのしかしら?」
 「姉様の言う通りだわ。どうやってセックスするのか凄く楽しみね!」

 そして、育ちの良さそうな双子の幼女が目を期待に輝かせながらベッドと反対側の隅から啓介とトモを見つめている。
 「こ、これって?」
 「あるんだよねぇ、こういうパターンも……」
 「パターン……って?」
 今ひとつ状況が飲み込めず狼狽える啓介は前回と同じツインテールの制服姿。
 「要するにぃ、けーちゃんとアタシがセックスするトコ見せろってコト。アタシが恥ずいカッコでオナニーしたりアナニーしたりすんのをガン見すんのが一番興奮するってお客さんも時々いるし、こういう仕事もタマに来るんだよねぇ……」
 そしてトモは相変わらずの臍出しルックにデニムの超ミニスカート。
 「あなにー?」
 「おちんちんじゃなくて、お尻の穴だけで気持ち良くなるオナニーのこと。指とかバイブとか使うのがセオリーなんだけど、今度詳しく教えてあげるから一緒にしよっか?」
 「う、うん……」

 「ねぇねぇ、あなたたち男の子なんでしょ? だったら早くおちんちん見せなさいよ!」
 「そうよそうよ! 父様のしか見たことないんだもの、早く見たいわ見たいわ!」
 高級そうなソファの上。全く同じドレスを着て仲良く並んで座る幼い観客達は、前のめりになりながら興奮を隠そうともせず先を急かしてくる。

 「う、うぅ……」
 そんな遠慮の欠片も無い視線を浴びせられ思わず怯んでしまう啓介。
 「けーちゃん、脱ぐの初めてだもんね。大丈夫?」そんな様子に気付いたトモ「そうだ、この前事務所のお風呂で扱きっこした時みたいにベロチューしようよ! してる間に脱がしたげるから!」
 「えっ!?」
 初仕事の帰り、興奮に流されディープキスをしながら下半身だけ裸になって愛撫し合った記憶が蘇る。
 「あれ、すごく気持ち良かったでしょ? でしょ?」
 「よ、良かったけど……」
 互いの舌や口中を舐めながら扱き合い、熱い精液を相手の性器に浴びせたり浴びせられたりしながら手も下半身も白濁液でドロドロになるまで求め合う初めての性交は確かに気持ち良かった。
 「だったら良いじゃん! どうせシなきゃ駄目なんだし、だったらウザいガキなんか無視の方向で二人で楽しもうよ、ね?」

 「なに内緒話してるのよ! 早く見せなさいよー!」
 「早く早く-!!」

 「うっさいっての、もうっ!」バタバタと足を動かして不満を露わにする幼女達には聞こえないように舌打ちするトモ「けーちゃん、来て?」
 「はうっ!」
 ぺろり、と小さな舌先を覗かせながら少し恥ずかしそうに目を閉じるトモは本当に愛らしい。
 引き寄せられる様に自分も舌を伸ばしながら、淡いルージュを引いたトモの唇に自分の唇を優しく重ねて吐息を流し込む啓介。
 「はむん」
 「けーひゃん、んちゅぅぅぅ……」

 「うわっ、あれキスなの!?」
 「あんなにお口を開いて……もごもご動いて……私が知ってるキスと全然違うの!」

 温かさと柔らかさで想いを確かめ合うピュアなキスとは違う。
 またアダルトビデオのように『これ見よがし』に舌を見せつけながら舐め合うヴィジュアルだけのキスとも明らかに異なる深い口付け。
 接吻の先にあるリアルな口内愛撫。密着した口の中で互いの吐息を混ぜ合い、舌を絡めて唾液を撹拌させる疑似性交。その快感を知ったばかりの啓介の喉を通して鼻の中までトモの淫靡な香りが広がり他の全てが次第にぼやけてくる。
 「んふふふっ」
 そんな啓介が自分の色香に没頭してきた頃合いを見計らい、快楽のいなし方を知っているトモは情欲で濡れた薄目で笑みを作りながら啓介のスカートをブラインドタッチで外しにかかる。
 もちろん、その間も巧みに舌を動かしながら。
 「!」
 ふわり、と脱皮のようにスカートが落ち、続けて両サイドの蝶々結びを解かれた女性用の薄い下着が花弁みたいに捲れて散る。そして全ての覆いを失った下半身を常温の空気で撫で回される感触で、啓介は夢見心地から引き戻され、慌てて舌を引き抜く。
 「あ、こら! 逃げちゃダメだってばー!」
 「だ、だって急にパンツまで……」
 「うふふっ。キスで『おっき』しちゃったおちんちん、丸見えって感じ?」
 「あ……やんっ!?」
 「固ぁい、熱ぅい!」
 左手で生尻を抱き寄せつつ、右手で包んだ勃起を余り皮で優しく擦るトモ。
 勝手知ったる絶妙の焦らし加減で先走りを絞られ、更に硬度を増す啓介。

 すっかり蚊帳の外状態の双子だが、その疎外感を上回る衝撃的な光景の連続に魅入られ釘付けにされながら生唾を飲み込んで女装少年達の性の行方を凝視している。

 「ほほ、ほんとに男の子じゃない!」
 「おちんちん、すごいわ!」

 「けーちゃん、気持ちいいよね?」
 「う、うん! うんっ!!」
 首から上のあちこちを啄まれながら丁寧に扱かれ、ぷるぷる震えながら頷く啓介。上半身は女装のまま、フェザー過ぎるタッチのもどかしさに時折腰を揺らしてもしまうほどに感じている姿は男性として成熟する前の細身と相俟って、勃起さえ見なければ快楽に翻弄される女子中学生と見間違えてしまうほどに可憐だ。
 「でも射精はだまダメだかんね? アタシのことも気持ち良くしてよぉ?」
 「と、トモのこと……気持ち良く……」
 「そ。今度は、けーちゃんがしてくれる番」愛撫していた手を啓介の肩の上に乗せて僅かに力を込めるトモ「脱がして、ね?」
 「う、うん……」
 促されるまま、キスと手淫の余韻でフワフワと雲の上を歩いているような表情で跪いて膝立ちになる啓介。そうして目の前に来たデニムのスカートの不自然な膨らみに熱い息を吹きかけながらベルトを外す。
 「けーちゃん、まだスカートの脱がし方とか慣れてないしパンツも一緒に思いっきり下ろしちゃって良いからね。アタシもおちんちん苦しいから早く出して欲しいもん」
 「トモの……おちんちん……」
 「けーちゃんの所為だよ? けーちゃんとのキスも、けーちゃんのおちんちんをシコシコも気持ち良すぎるのが全部悪いんだからね? 責任とって、アタシのおちんちんも良くしてくれないと許さないんだから!」
 「ボクの……所為……」
 この一週間ほどの間の様々な体験で、啓介の中でトモの幼い包茎は性的興奮の対象として刷り込まれている。それこそ最も身近な自慰の対象にしてしまうほど。
 そんなトモが自分に興奮して厚手のスカートを持ち上げている様を見て我慢出来るはずもない。
 自分でも信じられない程の焦燥に駆られ、啓介は力任せにトモのスカートを下着ごとズリ下ろす。


 「トモっ!」
 そして少女の様に細いウエストに抱きつきトモのペニスを丸ごと頬張った。
 これが初めてのフェラチオとは思えないほど一気に、貪欲に。
 「け、けーちゃんっ!?」
 予想外の奉仕を受け、普段は余裕綽々のトモさえも仰天した。

 「え? ちょっと! 食べちゃったの? 男の子なのにおちんちん食べちゃったの!?」
 「だってオシッコ出るところでしょ? 汚いところでしょ? なんでなんでなんでっ!?」

  (いまは女の子だもん! だから可愛いおちんちん舐めたくなるのは普通なんだもん!)
 啓介自身の持ち物より二回りは小さくて皮を被ったままの真っ白な陰茎は本当に愛らしい。
 さっきまでのディープキス勢いで根元まで含んで舌を絡めると、独特の臭気と味が口一杯に広がる。
 (少ししょっぱいけど全然平気! トモの……ちっちゃいのに芯があってトクトクして温かくてプニプニで……舐めるとピクピクするのが可愛いっ!!)
 「けーちゃん、激し……あうぅぅっ!」
 口をすぼめて思いっきり吸い上げると面白いくらいに感じて可愛い声を聞かせてくれる。経験豊富なはずのトモを喘がせていると思うと嫌悪感が遠のき、自分の勃起まで疼きだす。
 (先っぽから苦いのがいっぱい出て……もっと感じさせたい!)
 快楽の証である粘液を更に味わいたくなり、唇で締め付け絞り出すように頭を前後に振る啓介。
 「う、ううっ……うぅぅっっ!」
 たまらず両手で唇を覆い、涙目で快楽の嗚咽を漏らしながら自分の股間に吸い付くツインテールを見下ろすトモ。仕事モードになると自動的にスイッチが入り興奮気味だったところに前戯のディープキスでペニスもアヌスも今すぐ使えるほどに出来上がっていたのだ。
 その状態で不意打ちの丸呑みフェラで愛され、精巣が大人しくしている訳がない。たちまち収縮して竿の根元に最初の砲弾を無理矢理詰め込んでしまう。
 「けーちゃ……出るぅ! 出ちゃうっ、出ちゃうよっ、精液出ちゃうからぁっ!!」
 啓介はまだ直腸で精液を味わったことのない処女だ。初めてのフェラチオで口内射精は余りにキツすぎると頭では理解している一方、他の誰かに汚される前に欲望の証で啓介の口の中を満たして自分の物に出来る魅力にも逆らい難い。
 結果、トモは引く抜くことも押し込むことも出来ず膝を振るわせながら警告の言葉を発するだけ。
 生娘のようにとオロオロと快感に流されるままになってしまう。
 「じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ!!」
 「もうダメ! お口の中に射精しちゃ……う……っ!」
 「じゅるるるるるっ!!」
 「あひぃぃぃぃん!!!」

 びくびく、と痙攣で啓介の口の中に押し込みながら決壊させてしまうトモ。いやいやと頭を振っても、一度始まってしまった射精は止められない。
 「うぐっ!?」
 幼い尿道から新鮮な子種が次々と放出され啓介の口を満たしてゆく。

 「え? なに? あれなにしてるの?」
 「射精だわ、きっと射精してるのよ! おちんちんから白い液がいっぱい出てるのよ!」
 「お、お口の中に? だってオシッコと同じ所から出るんでしょ? 平気なの?」
 「わ、わかんないけど……ああっ!」
 「ほ、ほっぺが動いて……喉もゴクゴクって……」
 「飲んでるわ飲んでるのよ! 射精をゴクゴクしてるんだわ!」
 「あ、あんな……すごい吸って……うそ……!」

 (平気だもん! トモのだったら平気なんだから!)
 初めて味わう新鮮な精液はお世辞にも美味しいとは言えなかった。
 だがトモを射精に導いたという喜びがと、フェラを完遂したいという思いが啓介の喉を動かし殆ど固形状の粘液を吸引力で無理矢理体内に取り込まさせていた。
 更に、
 (トモの精液は全部ボクの物! あんな子達になんか見せてやらない!!)
 不可解な意地というか独占欲が後押しもしていた。最初こそ驚いたものの、トモの可愛らしい睾丸の大きさに似合った量の射精であれば喉に浴びない限りは何とかなる。やや苦しいながらもペースを掴んだ啓介は積極的に吸い付いてトモを独り占めする。
 (もっと……もっと出して! 気持ち良くなった証拠、全部ちょうだい!)
 「あう……う……うぅっ!」
 吸引されながらの放出ほど気持ちが良い射精はない。頬をすぼめ喉を律動させるツインテールを涙目で見下ろしながらトモは最後の一滴まで快感の中で放つことが出来た。
 「ちゅう……ちゅうぅ……」
 「け、けーちゃん? あの……終わったよ? もう出ないんだけど……けーちゃん?」
 「ちゅうちゅう……ちゅう……」
 が、ウットリと吸い付いた啓介が離してくれない。射精を終え少しだけ柔らかくなったトモの包茎を一心に吸い続けている。
 「そ、そんなに美味しそうな顔されたら、アタシまた大っきく……あ!」
 そんな啓介が、口腔性交の興奮と精液の味でパンパンになった勃起を自分の手で慰めているのに気付いてしまったトモ。。

 「け、けーちゃん! そんなのダメぇぇっ!!」
 「ひゃんっ!?」
 ちゅぽん、と水っぽい音と共に口の中のご馳走を取り上げられたと思った次の瞬間に啓介はベッドの上に押し倒され組み敷かれていた。
 「あれ? あれ? トモんんんんんっ!?」
 そして開いた唇をトモの口で即座に塞がれてた。
 「けーひゃん……」
 すかさず侵入してきたヌルヌルの触手。トモは啓介の口に唾液を流し込みながら隅から隅まで舐め回し、頬の内側から歯の裏までこびり付いた自分の精液を綺麗に舐め取ってゆく。

 「ちょ、ちょっと! あの子、自分のおちんちん食べた口にキスしてるわ!」
 「それに……射精したお口の中を舐めて……やだ、飲んだの!?」
 「うそうそうそっ!」
 「信じられない信じられないっ!!」

 「と、トモ……」
 「ふふふふ~ん」啓介の唾液と自分の精液の混じった特製ブレンドの粘液を吸い上げて迷わず嚥下したトモ。得意の小悪魔スマイルを浮かべながら満足そうに舌舐めずり「アタシが居てるってのに自分でシコシコなんて絶対許さないんだからね、けーちゃん? 今度はアタシがカチカチのおちんちんと熱いザーメン美味しく頂いちゃう番なんだから!」
 マウントポジションを取ったコギャル女装少年。模範的な着こなしで制服を纏う大人しそうなツインテール女装少年の勃起を片手で独占しながら大股開きになり、疼きっぱなしの肛門へと先端を誘う。
 「あ……!」
 「ほらほら? ほぉ~ら?」
 互いの熱を感じるほどに近づき合った射精器と受精器。興奮で荒くなったトモの呼吸に合わせるようにクパクパと開閉を繰り返す菊門から漏れた粘液が、とろりと垂れて啓介の真っ赤な先端に絡みつく。
 「熱……っ!」
 「その顔、やっぱりゾクゾク来ちゃうって感じ!」

 「トモも、すごくエッチな顔で……はうっ!?」
 トモが腰を下ろすと先端が僅かに沈み込む。吸い付くようなトモの入り口の熱と、血の通った粘膜同士が密着する独特の心地よさで啓介が震える。
 「それにぃ、おちんちんトクトクしてて固ぁい! けーちゃんのお汁でアタシのお尻の穴がヌルヌルになっちゃてるよぉ?」
 「うぅぅ……」
 くちゅり、と鬼頭の半分程までが飲み込まれ締め付けられる。経験豊富なトモの括約筋は啓介を柔らかく迎え入れて強烈に絞る。

 「……いま、お尻の穴って……」
 「ほほほほ、ほんとにお尻の穴でセックスしちゃうの!?」
 「お尻の穴なのに……」
 「きゃ! どんどん入っていってるわ!!」

 「ああん! けーちゃん可愛すぎてお尻の穴ジンジンするぅ!、もっとイジワルしたいのに、アタシもう我慢出来ないよぉ!」
 射精の余韻で疼く性感帯を啓介で広げてしまったトモ。拡張される気持ちよさに辛抱できなくなり一気に挿入し、自分も勃起させる。
 「ひゃぅぅぅぅぅ~!!」
 そして騎乗位で根元まで飲み込まれた啓介も少女の様な声で喘ぐ。それでも精一杯の意地で射精だけは何とか堪えたが。
 (いま射精しちゃったらトモの中で小さくなっちゃうかも知れない!)
 トモなら射精した啓介を腸内に入れたまま、何も言わず笑顔でもう一度大きくさせてくれるかも知れない。だが挿入だけで漏らしてしまうなんて男の沽券が許さない。
 「んんんんん~~~~~っ!!」
 と思ったらトモの方が潮を吹いていた。プルプルと震えながら間歇泉のようにカウパーを撒き散らせて啓介を締め付けている様子は、初体験の時の絶頂と全く同じに見える。
 「と、トモ……?」
 跨がったトモが痙攣して動けないお陰で、啓介の波が次第に引いてゆく。
 「け、けーちゃ……アタシ、入れただけで……イッ……かも……っ!」

 持て余すほどの快感に頬を染め半泣き顔のトモは少女そのもの。
 「トモっ!」
 そんな顔を見せられてジッとしていられる訳がない。射精が遠のき硬度と興奮を維持したまま体の自由を取り戻した啓介は、繋がったままトモを押し倒して細い足を力任せにVの字状に持ち上げ開いて体ごとペニスを突き込んだ。
 「あひぃん!?」
 たまらず少女みたいな悲鳴を上げるトモ。

 「「きゃ~~~~~~~~っ!!」」

 横の方で別の悲鳴が上がったような気もするが、もう眼中には入らない。キュウキュウと痙攣で愛撫するトモの直腸内を欲望に任せて蹂躙する啓介。
 「そ、そんなっ! アタシがけーちゃんを食べようって思っ……ああん強いよぉ!!」
 そんなことを言いながらも瞬く間にリズムを合わせ、攻める啓介を受け入れてしまうトモ。次第にペースを取り戻してきたらしい入り口が啓介の出入りと同じタイミングで強弱を切り替える。
 「あひっ、あひっ、あひぃん!」
 そして自分で自分の内太股を抱え、啓介の顔色を伺いながら嬌声を上げる。
 「ま、またトモのペースに……うぅっ!」
 「だって、けーちゃんのおちんちんピチピチで美味しいんだもん! ちゃんと味わって食べないと勿体ないっていうか……あはん! ヤバイくらいイイっ!!」
 「トモの中も柔らかくて吸い付いてきて……引っ張り込まれそうっ!」
 膣内と違って腸に行き止まりは無い。極端な体格差さえなければ受け入れる側が望むだけ飲み込んで頬張ることが出来る。
 そして今、トモは限界まで足を開いて体を揺すって啓介に食い付いている。
 「けーちゃん、すっごい奥まで来て……お腹の中グチョグチョぉっ!!」
 奥まで受け入れれば受け入れるだけ、ストロークが長くなり擦られる快感も増す。また体の最深部まで侵入される恐怖感もトモにとっては至上のスパイスだ。串刺しにされ犯されていると思うだけで他の全てがどうでも良いことに思えてくる。

 一方の啓介も、初めての時と同じように女装少年の内臓に夢中になっていた。もう啓介の中ではトモは『トモ』という特別の個体であり性別を超越した存在だった。
 「トモっ! トモっ!!」
 「けーちゃんの……アタシの中で膨らんでるよっ! もう出ちゃうのっ? おちんちんから熱いのドピュドピュ出ちゃうのっ? 全部出ちゃいそうなのっ!?」
 「うんっ、うんっ!!」
 「いいよいいよイイよっ! いっぱい出してどんどん出してっ! お腹パンパンになるまで一番奥に出してぇっ!!」
 情欲で潤んだ目で懇願され、啓介の射精感が一気に膨張する。さっき押し戻した分に再充填された分まで上乗せして、トモの体内で一気に解き放つ。
 「出るぅっ!!」
 「ひぐぅぅぅぅ~~~~っ!?」
 直腸粘膜に灼熱を浴び全身の筋肉を硬直させる女装少年。グイグイと腰を押し付けながら射精を続けると、華奢なトモが白魚の様に飛び跳ねて悦んでくれる。
 啓介はトモの内臓に自分の証を擦り込むよう腰を打ち付け亀頭で精液を塗りつけながら、最後の一滴まで全部トモの中に注ぎ込んだ。

 「……セックスって、すごいの……」
 「姉様の言ってた通りなの。男の子同士でも気持ちいいのね」
 「それに、すっごく幸せそうなの……」
 「おちんちんはないけど……お尻の穴なら……なんかムズムズするし」
 「私も……後で姉様に教えてもらうの……」

 「あんっ! 急に抜いたらお尻の穴が……すぐに戻らないから漏れちゃうって!」
 「ごめん。でも気持ちいいのが残ってる間にキスしたくて……」
 「あははっ! それ、アタシもぉ~!」
 熱いほど火照った唇同士を重ね合うと、トモの甘い香りが頭の中まで染みこんできた。

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最終更新:2014年02月01日 12:07