「ごめんなさいスカート、まくってもらえるかしら?あなたが本当に女の子ならちょっと恥ずかしい思いするだけで、それが証明になるの。」


プリーツスカートの裾を握り締め、ゆっくりと上に上げていく。
このままでは間違いなくバレてしまう。
しかも見られた時の恥ずかしさが、バレた時の恐怖心を上回り、自らの意志に反してペニスがむくむくと頭をもたげて来た。

その状況に手も止まる。
これではとてもスカートを捲くる事などできない。
それどころか手を離す事もできない。どっちに転んでも股間の膨らみでバレてしまう。

にっちもさっちも行かず、スカートの裾を握ったまま困っていると、追い打ちがかかる。
「どうしたの?スカートを捲くると何か困る事でもあるの?」

とても逃げられないと悟ると覚悟を決め、ゆっくりと両手を持ち上げて行く。
とても相手の顔を直視する事はできずに、顔を横に背けて視線は廊下の隅を彷徨う。

「あらあら、ショーツの前をこんなに膨らませて、しかも先っぽに染みまで付けちゃって、見られるのがそんなに快感なの?」


言葉責めをされるとペニスがひくひくと蠢き新たな蜜を吐き出し、染みを広げて行く。
そんな様子を見ると呆れた表情をして相手が言う。
「ふ~ん、お困りのようね。助けて差し上げましょうか?」
藁にもすがる思いで首を縦に振る。

「じゃあ、ちょっと待っててね。ロッカーから取ってくるから」
何を取ってくるか言わないまま、一人で置き去りにされる。
スカートを中途半端な位置で捲くり上げたまま、誰か来ないか気が気ではなかったが、幸い誰にも見つかる事なく戻ってきた。

「これを穿くといいわ。これなら目立たなくなるでしょ?」
と、何か下着みたいなものを渡された。
広げて見ると、ガードルだった。
「ガー……ドル?」
「そう、ハードタイプだから、がっちりと前を押え込んでくれるわ。これなら大丈夫でしょ?」

言われるがまま、ガードルに足を通す。腿まであるロングタイプでは無く、ショートタイプなので色気が無い、って程ではないが、自分にはちょっと小さめなのか、かなりきつい。
お尻の部分を無理矢理通すと、ペニスがお腹に喰い込む位、がっちりと押さえ込まれる。
ちょっと窮屈だが、これならば幾ら勃起しても目立つ事は無く、安心できる。
しばらくすれば、勃起も収まるだろう。

「さ、学園を案内するわ」


彼女に手を引かれるままに歩き始めると、さっきの考えが間違いという事に気付いた。
ガードルの圧迫感はとても気持ち良く、一度勃起したペニスが収まる事は無かった。
まるでうつ伏せでオナニーしているかのようだった。

しかも階段を登り降りしようものなら、絶妙な感覚でペニスを扱き上げ射精感を高めて行く。
腿の内側が敏感になり、ペニスの根元にもやもやした感覚が高まって行く。

「ちょ、ちょっと待って!」
ようやく足を止める事が出来て一息ついたが、もうペニスはひくひくとしていて涎を垂れっぱなし、もう猶予は幾許(いくばく)も無い。
普通のオナニーならば手を止めれば射精感が遠のくが、ガードルの強い圧迫感がそれを許さない。
単に立ち止まっているだけでも、否応なしに射精レベルがじりじりと高められて行く。

「どうしたの?」
「ちょっとガードルがキツくて……」
「あら、締め付けが苦しくて気分が悪くなりました? それは失礼したわね、でもごめんなさい、ガードルはこのサイズしかないの。でも気分が悪いのならば、保健室へ行きましょうか」
このまま保健室なんかに連れて行かれたら、もっと大変な事になってしまう。それに一向に問題の解決にはならない。
「い、いや、そうじゃなくて……」
「そうじゃなく??」
「ゴニョゴニョゴニョ……」
「え??聞えないわ??」
「ご、ごめん、正直に言うよ、その、ガードルの締め付けで、お、オチンチンが刺激されて、その……」
「その?」
「しゃ、しゃ、」
「しゃ?」
「シャセイしそうなんです……」
耳まで真っ赤になってなんとか言い終える。


「あら、ごめんなさいね、殿方はガードルを穿くと気持ち良くなるなんて知らなくって」
こちらの恥ずかしさとは正反対に、素っ気なく彼女は答える。
「い、いや、別にそういうワケではなくって、」
「じゃあどういうわけでここがこうなるの?」
スカートを捲くり上げられると、もうガードルの表面にまで滲み出た汁を指差して反論される。
こう言われてしまうと、もうぐうの音も出ない。

「まぁ、いいわ、このまま私のガードルの中にお射精のお漏らしされても困るから、とりあえずトイレに行きましょう」
そう言うと、小走りで手を引っ張られる。
「ちょ、ちょっと待って」
「どうしたの?急がないとお漏らししそうなんでしょ?」
「そ、そうなんだけど、走ると刺激が強すぎて……」
「そう、じゃあゆっくり歩きましょう」

ゆっくり歩いたからといって刺激が無くなるワケでは無い。
何もしなくても相変わらず強力にペニスを締め付ける。
しかも勃起すればする程、強い力で締め付ける。
勃起→刺激→勃起→刺激、というスパイラルから抜け出せないでいた。
腿の内側はピリピリと快感が走り、アヌスがヒクヒクすると、尿道から少量の液が通って、先端に漏れ出す感覚がする。
もう、ショーツの内側はぬるぬるで歩く度に絶妙な感覚で亀頭を撫で上げていく。
勃起を隠す為に貸し与えられたガードルだが、今や単なる射精強要下着と化していた。


手を引かれるままにトイレに辿り着く。
女子校のせいか、赤いスカート姿の女性マークとか、特に目立った表示は無い。
扉にはガラスも付いてなく、素っ気ない佇(たたず)まいをしていた。
職員用を除けば、トイレと言えば女子用が当たり前なだけに、何の表記もしないのだろう。

扉が開かれると、あれよあれよという間に未知の空間へと引っ張り込まれる。
幸い授業中のせいか、他には誰も居ない。
勿論、小便器などはなく、ズラリと並んだ個室が、否応なしに女子トイレという事を意識させる。

「さぁ、いらっしゃい、脱がして上げる」
個室にまで強引に引っ張り込まれる。
個室の隅の汚物入れが、やはりここも女子トイレ、という事を強烈に自己主張していた。

「い、いや、もう一人で大丈夫だから、」
「本当に大丈夫なの?歩いていた時からもう歩き方もヘンだったわよ?大丈夫、まかせなさい。ほら、スカート捲り上げて!」
もう、言い争っている時間は無く、ここは素直に従うしかない。

また顔を真っ赤にしてスカートを捲くり上げる。
「あらあらあらあら、こんなに大きな染みを付けちゃって……」
度重なる刺激に、何度も射精寸前まで追い詰められ、もう腿の内側がジンジンと麻痺したかのように快感が高まり、陰嚢は精子でパンパンの感覚がする。
射精感はもうペニス寸前まで高まり、一刻も早くガードルの圧迫から解放しないと大変な事になってしまう。


「さぁ、下ろすわよ」
彼女がガードルのウエストのゴムに指をかける。
(あぁ、これでやっと彼女の前で恥ずかしい事になる前に解放される……)
ちょっとは安堵感が生まれた。
彼女はなるたけ刺激しないように気を使っているのか、ゆっくりとガードルをずらし下ろす。
一番締め付けの強いガードルのウエストのゴムが、ぬるりと亀頭の裏筋の一番敏感な所を撫で上げる。
「!!!」
もう、ショーツを下ろすまで自分は射精を我慢できないと悟った。もう、自分の性器は射精に向けて、不可避なシーケンスを辿(たど)っていた。
「あぁ、もうダメだ……」
「後少しですよ、我慢なさい!男の子でしょ?」
「男の子だからダメなんだよ……」
そう、ガードルを履かされてああまで射精感を高められたら、もうお射精お漏らしをする道しか自分には残されていなかったのだ。ガードルの圧迫感から解放されてほっ、とするなんて実は不可能な話だったのだ。

尿道の内側を熱い精液が駆け登り、ビクン、ビクンとペニスが波打つ。
「あぁ、ごめんなさい!!!」
言うのよりも早く、溜まりに溜まった精子と精液を、びゅるり、びゅるりと、大量にショーツの中にぶちまけていた。
「ビュッ、ビュッ、」と精液がショーツに勢い良く当たる音まで彼女に聞かれてそうだ。

「あらあらあら、我慢できなかったのですか…… いいですわ、このままショーツの中に全部お漏らししちゃいなさい。」

そうして、彼女に見つめられるまま、ショーツの中に射精を続けた。ショーツの前の染みは見る見る間に大きく広がり、
白くねっとりとした液が滲み出てくると、個室には精液独特の匂いが立ち篭める。
ショーツの中のペニスは精液にまみれ、まるで夢精してしまったかのようなバツの悪さを感じる。


「あーあ、ショーツはもう使えないわね」
彼女はショーツのウエストのゴムを広げ覗き込むと、ショーツの中のドロドロぐちゃぐちゃの状況を実況した。

「で、でも、洗えば……」
「これ、持ち帰ります?言っておきますけど、私はビニール袋など都合よく持ってませんよ」
確かにこんな精液臭い布切れなど、そのまま生では持って帰れない。勿論、履いたまま帰る気もしない。

「じゃあ、ここに捨てておくわね」
彼女はそう言ってドロドロのショーツを脱がすと、隅の汚物入れの中に捨てた。
「後からこれを見つけた人が居たら、何て思うでしょうね、ふふ」
と彼女は楽しそうに、意地悪っぽく笑う。

「ガードルもこんなに湿っていてはもう履けないし、どうしましょう。あ、ちょっと待ってて!」
そう言うと、彼女は個室から飛び出した。

休み時間になってしまわないかとヒヤヒヤしながら待っていると、しばらくして「コン、コン」とドアをノックされた。
「大丈夫、私よ、入れて」
ガチャリと鍵を開け、狭い個室に彼女を迎え入れた。


「私の予備のショーツを貸してあげる。でも、もうガードルは無いの。で、考えたんだけど、バレー部の部室からこれを借りて来たの」
と、白くて幅の広い布製のテープを彼女は見せる。
「バンテージテープ……?」
「そう、バンテージテープよ」
自分がそれを何に使うのか分からずにキョトンとしていると、
「要は、勃起してもバレなければいいんでしょ? おちんちんを下に折り曲げて固定しちゃえばいいんじゃない?」
勿論、反論は大有りだったが、もう彼女に逆らえるような立場ではなかった。ヘタをすれば、何処ぞに突き出されてしまう。

彼女は玉を巧妙に下腹部の下あたりに押し込めると、ペニスを無理矢理股間の方に折り曲げ、バンテージテープでガッチリと固定してしまった。
その上でキュッ、とショーツを上まで持ち上げられる。
余程見た目にもこだわったのか、恥丘部にうっすらと筋みたいなものまで出来ている。
彼女も仕上がりの良さにご満悦の様子だ。
「あら、これならスカート捲り上げ検査を受けても、男ってバレないんじゃない?」
確かに、自分の股間にあるべきものがなく、つるりんとしている姿は違和感さえ感じる。心無しか、股間まで軽いようだ。



「ごめん……オシッコしたくなっちゃった…… せっかく貼ってくれた所悪いんだけど、一度剥がしてもいい?」
射精してホッとしたのも束の間、尿意が込み上げて来たのだ。

「大丈夫、そんな事もあろうかと、ちゃんとオシッコが出る部分は塞いでないから。勿論、男のように立ちションなんて下品な事は出来ないわよ。ほら、ショーツ下ろしてしゃがんで、しゃがんで!」
「ええ、でも……」
躊躇していると、
「大丈夫、ちゃんと君が女の子のおしゃがみオシッコが出来るかちゃんと見ててあげる。ほら、早く、早く!」
彼女は好奇心で目をキラキラさせている。こうなったらもうダメだ。


諦めてショーツを下ろすと、しゃがみ込む。男の時だって大の時はしゃがんで小をするのだが、何か妙な感覚だった。
股間からだらりと垂れ下がるモノが無く、逆にオシッコの穴を全て塞がれているかのような感覚に襲われる。
「だ、大丈夫かなぁ?ヘンな所に飛び散らないか見ててね」
正直、どういう風に出るのかわからないし、自分でも良く見えない。
恥ずかしいが、ここは彼女に観察をお願いするしかなかった。
彼女が異常を言ったら、すぐにでも放尿を中断するつもりでいた。

意を決して尿道を緩める。
始めに襲った感覚はあまりにも異様だった。
まるでオチンチンの尿道を摘ままれたまま、オシッコをしたかのように、ぶわっ、と尿道が広がった。
ワンテンポかツーテンポ遅れて、「チョロロローー」と力無く尿が便器に滴り落ちる音がする。
そう、ペニスが折り畳まれているから尿道が潰され、勢い良く尿が出ないのだ。
そんな自分とは裏腹に、彼女は嬉しそうに報告する。
「あー、出てる、出てる、大丈夫、何処にも飛び散ってないよ!」

嬉しそうな彼女とは反対に自分はブルーだった。
尿意が溜まって幾ら勢い良く放尿しようとしても、チョロチョロしか出ないもどかしさ。
しかし、本当のブルーはこれではなかった。
長い長い時間をかけて放尿を終えると、キュッ、と尿道を引き締める。しかし、尿道口からの放尿は終わらず、しばらく糸を引くような細い放尿になってしばらく続いた。
止まる時は、出る時以上のタイムラグを感じる。


「さぁ、拭いてあげる」
「……」
しかし、いつまで経っても拭かれなかった。
「ねぇ、ちょっと、ちゃんとオシッコ止めてよ」
「えぇ!」
自分では止めたつもりであったが、慌てて下を覗き込むと、まだピチョン、ピチョン、と水滴が止まらずに滴っていた。
圧倒的に尿のキレが悪くなっており、いつまで経っても尿道の中の尿が掃けないのだ。

「しょうがないわね、これじゃあ拭いても意味ないし、これを貸してあげる」
彼女はそういうと、ポケットから何かを取り出した。
「そ、それって、もしかして……」
「そう、ナプキンよ。いつまでも股間からだらだらと尿を滴らせている男の娘には丁度いいでしょ?」

彼女は尿が垂れ続ける股間をナプキンで包むと、ショーツを上げてしっかりと固定した。
溜まった尿がじわりと漏れ出す感覚があったが、すぐに吸収されてさらさらとなった。改めて女性の生理用品の凄さに感嘆した。

「ショーツは次合う時に返してくれればいいから。後、その時まで絶対テープは剥がしちゃダメよ?」
「え……?」
唐突にとんでもない注文を押し付けられてしまった。

「ああ、それと携帯番号教えて」
といっても、一方的に番号を伝えるだけで、彼女からの具体的な情報は何一つ教えられなかった。

個室から出ると、彼女は洗面台の下の扉を開け、何かごそごそと取り出していた。
「はい、後これあげる。お下の緩い男の娘には、大量に必要でしょ?」
彼女はニコリと笑って嬉しそうにナプキンの束を押し付ける。


それからの生活は、彼女からの連絡を一日千秋の思いで待ち続ける事になる。
男性の姿でも立ちションが出来ないの生活は、想像以上に面倒だった。
例えオシッコであっても、小便器を恨めしそうに横目で見ながら、個室に入らなければならない。
そして、憂鬱な放尿……
勿論、放尿後はナプキンを当てなければならない。
しかも、使用済みのナプキンを捨てる場所も男性トイレには存在しない。放置する訳にもいかず、自分でビニール袋を用意して持ち帰るしかない。
その上、男性用下着は股間に密着しないので、ナプキンを着けるには適しておらず、ショーツを下に穿くしかなかった。

そろそろ貰ったナプキンも切れそうで、女装して自分で買いに行くしかないのか、それともティッシュを厚めに当てようか、迷っている頃に、彼女からの連絡は来た。

なんでも今度の日曜に彼女の自宅に直接来なさい、というのだ。
写メには、行き方を簡単に記した手書きの地図が写されていた。
勿論「女装して」という一言も忘れられてはいない。



「ガチャリ、」
「良く来たわね、お疲れさま、さぁ上がって」
「お、お邪魔します……」
「今日はパパもママも出掛けていて居ないから、一人だけなの。安心して」
彼女の部屋へ通されると、忘れないうちにこの前のショーツを返した。
「こ、これどうもありがとう……良く洗っておいたから」
「いいわ、このショーツは記念に上げる。呼び出す為のきっかけが欲しかっただけだから」
「あ、ありがとう……」
何が記念なのか良く判らなかったが、彼女の機嫌を損ねないよう、好意はありがたく頂く事にした。


「さぁ、ちゃんとテープを剥がさないでいた?」
「あ、ハイ……」
「じゃあ、ベッドに四つん這いになって。チェックするから」
チェックするのに四つん這いになるなんて大袈裟な、と思いながらも彼女の命には従う。

四つん這いになると、手を後ろ手に回され、紐で軽く縛られる。
そして彼女の手でスカートが捲り上げられると、ショーツが顕(あらわ)になり、更にショーツを下ろされる。
「臭いわね、ちゃんと洗っているの?」
「い、いや、洗って剥がれたりするといけないから……」
布製のテープは尿を吸い取り、なんとも尿臭さと汗くささが混じった独特の臭い匂いがしていた。掃除の行き届いていない公衆便所の匂いとも似ていた。
しかし、良く洗って剥がれたともなると、どういった罰が課せられるかわからないので、なるたけ水に濡らさないように
我慢して生活するしかなかったのだ。

「ふふ、わかっているわよ、良く頑張ったわね、これはご褒美よ」
そういって彼女が引き出しから取り出したのは、白い妙な物体。
長さは十数cm位だが、何か人間の内臓でも型取ったかのような奇妙な形をしている。
「これ、何だか知ってる?」
「始めて見ます……」
「これはねぇ、こうやって……」
彼女は透明でぬるぬるした液体をその白い物体に塗りたくる。
そして、肛門の入り口に尖った部分を押し当てられた。


ヒヤッ、とした感触を肛門に感じる。
「い、イヤ、何を、」
「これを肛門に入れるとねぇ、男の人は気持ちいいんだって。エネマグラ、って言うんだよ。ね?男の娘にはぴったりでしょ?」
何がピッタリなものか!あんなヘンテコで気持ち悪い形をしたものなど、決してお尻の穴から入れるものなどではない!
そんなヘンな形のものを入れられたら、直腸がどうにかなってしまいそうだ。
「だ、ダメ、そんなの入れたらダメ……」
「ふぅ~~ん……」
彼女はこちらの反論など全く意に介さずに、ずぶずぶと先端を押し沈めて行く。
せめてもの抵抗に肛門を引き締めたが、その努力をあざ笑うかのように、透明のヌルヌルが塗りたくられた物体は、いとも簡単に肛門に進入してきた。

肛門が無理矢理広げられ、異物感のある物体に犯されて行く。
「イヤ、ヤダ、やめて、お願い!」
「あらあら、まるで処女の娘みたいね」
「そ、そうだよ、お尻は初めてなんだよ、お願い、やめて!」
「でも、もう遅いみたい」
彼女は手を離したが、既に一番太い所は過ぎていたのか、肛門が締まるにつれてにゅるん、と残りを飲み込んでしまった。
「あらあら、よっぽど嬉しかったのね。自分で飲み込んじゃった」
「ち、違うって、お願い取って!」
「いいわ、但し、自分で取れたらね」
そう言うと、腿まで下がっていたショーツを上げて、再び穿かされてしまった。

手を後ろで縛られているので、自分の手で直接抜いたりとかは出来ない。
後はちょっと汚らしいが、ウンコをする時のように息んで押し出してみるしかない。
「ウーーーン……」
思い切って息んでみる。最初はズルッ、と抜け出してきて容易に抜けるかと思ったが、やがて肛門から飛び出したエネマグラはショーツに行く手を阻まれて、ニッチもサッチも動かなくなる。
(そ、そうか、その為にまたショーツを穿かされたのか……)
今更気付いた所で遅かったが、幾ら力を入れてみた所でショーツの布地を突き破る事など出来なかった。

諦めて力を抜くと、良く伸びるショーツの布地の弾力に押し戻されるように、ズボズボと沈んでくる。
まるでエネマグラに犯されているようだ。
「ぁぁ、、、」
そんな無駄な努力を、彼女は面白可笑しく眺めていた。


そんな事を何度も繰り返しているうちに、自分の想像も付かないような感覚を感じてきた。
何かお尻の穴が気持ちいいのだ。
エネマグラ本体に付いた緩い溝が肛門の内側を擦り付けるうちに、何か排泄時に便が肛門内側を擦り付けるのと同種の快感を呼び起こしていた。
これが彼女の言ってた気持ちいい、って事?
いや、違うよな、これは……
「どう、気分は?」
「べ、別に大して気持ち良くなんてないんだからね!」
「あら、そう、残念」
と口では言うものの、対して残念そうでは無かった。

何度も試みてみたが、無駄と悟ったので、作戦を変えてみる。
何も起らなければ、彼女も痺(しび)れを切らして、この行為を止めるだろう。

とりあえず、そのまま何もしないまま待つことにした。
そんな様子を彼女はニヤニヤしながら見守っている。

何もしない、と言っても、肛門の異物感が無くなるワケでは無い。
丁度ウンチを千切りかけのような、何とも中途半端な落ち着かない感触を与えてくれる。
それなので、ついつい、肛門を引き締める動作をしてしまう。

肛門をギュッ、と引き締めると、エネマグラから前方に出ている腕みたいな部分が、ギュウッッ、と肛門のちょっと
前あたりを押さえ付ける。
そうすると、押さえ付けられるのに押し出されるように、ジュワッ、と我慢汁が尿道の中を駆け上がる。

勿論、ペニスは後ろに折り畳まれたままだから、すぐには蜜が溢れでる事は無い。
(つ、次をしなければバレる事はないから……)
と思っても、ついつい肛門を引き締めてしまう。
肛門を締める度に、エネマグラも僅かに動き、後ろから眺めている彼女からは、丸判りであろう。
それでも止められない位、中途半端な感触を肛門に感じていた。


「あらあら、肛門ひくひくさせて、気持ちいいのかしら?」
「ち、違うよ、ただ、ちょっと何か、」
「何か?」
彼女に問い詰められると、もう何度も肛門を引き締め、さんざん前立腺をエネマグラでマッサージされた自分は、肛門からペニスの深い奥にかけて、なんとも気持ちよさというか、切なさを感じていた。
「な、何でもないよ!」
と口では言いつつも、肛門がヒクッ、とエネマグラを咥え込む。同時に直腸の内側と会陰に挟まれた前立腺がジワッ、と液を垂れ流す。

「あらあら、この染みは何かしら?もしかして、濡れているの?」
しまった!もう我慢汁は折り畳まれた尿道の圧迫に打ち勝ち、尿道口から溢れ出ていたのだ。

しかも、この頃になると、何ともペニスがじんじんと切ないような物足りないような、奇妙な感覚を伴っていた。

居ても立っても居られず、しかし手を縛られた自分に出来る事は限られているので、切なそうに腰をもじもじと動かす事しか出来ない。
腰を動かすと、ショーツの布地がまた微妙にエネマグラを動かし、一層肛門周辺を気持ち良くする。そうすると、反射的にアナルを引き締めて、またジュワッ、と汁を搾り取られる。
「ぁ、ぁ、ぁ、」
我慢できずに小さい声を上げ始めていた。

この前のガードル締め付けと同じように、快感のポジティブループに陥っていた。
この前と違うのは、高められているのは射精感というより、アナル周辺からペニスのずっと奥深くのもやもやして何とも切ない快感であり、勿論ペニスも気持ちいいが、射精感自体はあまり高くない。むしろ、寸土めされたような何とも言えない
切ない感覚がする。両手が自由ならば、思い切りペニスを扱きたいような中途半端な切なさを感じていた。

このまま射精が無いままこの感覚を高められてしまったら、どうなってしまうのか?
ちょっと怖くもあったが、もう身体の動きは止められなかった。


肛門から電動でも無い単なるプラスチックの道具を入れられ、ショーツの船底を汚す位我慢汁を垂れ流し、切なさに腰をフリフリしている姿は彼女の目にどう写っている事だろうか?

「どう?そろそろ認めたら?」
「は、ハイ、認めます、気持ちいいのは認めます、だからお願いですから、あそこを擦って下さい」
「そう、素直ないいコね。じゃあ、質問に答えて上げたら望みを叶えてあげるー」
「は、はい、何でも答えます」
「気持ちいいのは何処が気持ちいいの?」
「あなる、アナルです、アナルが気持ちいいの、エネマグラがじゅぽじゅぽするのが気持ちいいの!」
もう快感に頭を犯された自分はまともな受け答えが出来なくなりつつあった。
「そう、じゃあ擦って欲しいのは何処?」
「あそこ、アソコです」
「アソコ、じゃわからないわ。ちゃんと答えて」
「ペ、ペニ、ペニスです」
「女の子なのにペニスはおかしいわね、クリペニスでいいわ」
「はい、クリペニスが切なくておかしくなりそうなの、お願い、擦って下さい!」
「はいはい、しょうがないわね、わがままお姫様は」
彼女は蜜でぬるぬるになったショーツの上から、アソコを擦り始めた。
「あ、あ、あ!」
あまりの唐突の快感に思わず声を上げてしまう。
ヘンな所に力が入ったのか、腹筋がヒクヒクとし始める。

「何?ここがいいの?それともここがいいの?」
彼女はクリペニスを擦ったり、はたまたエネマグラを手で持って揺すったりした。


「だめ、ダメ、そんな事したら、ダメ……」
「何?何がダメなの?言ってご覧なさい」
「だめ、ダメなの、しんぢゃうよ……」
何かろれつまで回らなくなってきた。
「ほら、ほら、ホラ!」
彼女はこっちの都合などおかまいなしに責め立てる。
「ぁ、ぁ、だめ、アーーーーーーッ!!!!」
唐突に身体中に電流が走ったかのようになると、全身がビクンビクン、と痙攣し始める。

身体を動かすと、エネマグラも動いて快感が高まり、それがまた気持ちよくて身体の痙攣を招いていた。
「ア、ア、アーーーーッ」
もう恥も外聞も無く大声を上げていた。
エネマグラはペニスのようにぐにぐにと蠢き、まるでエネマグラに犯されているようだった。
「お願い、許して、許して、お願い!」
何に許しを乞うているのかはわからないが、エネマグラに突かれ続けている限り、永遠に終わりそうもなかった。

それでも長時間イキ続けると、何とか一段落した。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
肩で息をしていた。
もうショーツの底は漏れ出した我慢汁でべっとりだったが、不思議と射精はしていなかった。

「あらあらあら、まさか本当に女イキするなんてね……」
「だっ、だってぇ……」
疲れきってまともな反論さえ出来ない。
「マジイキしてたわよ、あなた。素質があるんじゃない?」
「そ、そんな、素質だなんて……」


これで終わりかと思っていたが甘かった。
そう、女は何度でも絶頂できるのだった。
肛門が名残惜しくヒクッ、とすると、またエネマグラが動き、あの快感のループが始まってしまう。
しかも今度は前程の時間はかからない。
すぐに、身体がビクビクとし始める。

「お願い、止めて、気持ち良くて頭おかしくなっちゃいそう!」
「アーーー、アーーー、アーーーーッ!!」
「なっちゃえ、なっちゃえ、おかしくなっちゃえー!」
彼女は人事だと思って好き勝手な事を言っている。
「とはいえ、このまま騒ぎ続けられるのも困るものね。抜いてはあげないけど、ヌイてはあげる」
と、何やら禅問答みたいな事を言うと、股間のクリペニスを擦り始めた。

絶頂しても不思議と射精しなかったものだが、直接ペニスに刺激が加えられると、みるみる射精感が高まる。
エネマグラに犯されて全身でイキながら、彼女の手で高められる射精感、というダブルの快感に本当に頭のヒューズが焼き切れてどうにかなってしまいそうだ。

「アーーーッ、アーーーッ、出る、出ちゃう、お射精出ちゃう!」
「いいのよ、あなたは男の娘だから、お射精していいのよ、さぁ、ショーツにビュルビュルとお射精お漏らししまちょうね」
最後は幼児言葉のようなあやされながら、全身でイキまくってる最中に射精を迎えた。
この快感は言葉では言い表し難いものだった。
「あ、あ、アーーーーーーーーーッッッッッ!!!」
びゅるびゅると尿道に精液が放たれるが、例によって尿道の行く手が塞がれているので、すぐに尿道口から放つ事が出来ない。
尿道が精液でぶわっっっと広げられ、まるでいつまでも射精が続いているかのような感覚を与えられていた。
ベッドの上でのたうち回り、とってもはしたないアヘ顔を彼女に晒していた事だろう。

いつまでも続く女イキ、いつまでも続く射精の快感、女の快感と男の快感を同時に与えられていた。


それでもショーツの船底に精液を垂らし始める頃になると、射精感も薄らいでいき、同時に女イキも収まってきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
まるで1500mを全力疾走したかのように肩で息をしていた。
全身がぐったりと疲労感を襲い、ベッドに仰向けになったまま、だらしなく彼女に大股を開いていた。
もう、疲れきって指一本動かす気もしなかった。

「ほら、凄い、こんなに大量にお漏らししちゃって……」
彼女はぐちゃぐちゃとショーツの二重底の部分を弄る。
幸い、一度射精したせいか、もう快感が高まる事はなかった。
しかし、その代償に凄い疲労感が襲い、眠くもなってきた。
「ご、ごめんなさい……」
最後にこれを言うのが精一杯だった。
    :
    :
    :
    :
    :
    :

気付くと、あたりはもう夕暮れだった。
ハッ、としてベッドから半身を起こす。
彼女がニコニコと優しそうな笑顔で見守っていた。
「凄かったんだよ、君……」
あの時の事を指摘されると、あまりの恥ずかしさに顔が真っ赤になる。我ながら弁明の仕様のない痴態を晒してしまった。

「あ……」
気付くと、下半身は綺麗にされていた。
ショーツは見た事が無いものに交換されていた。
きっと彼女のだろう。
テープは依然として張られたままであるが、新しく張り替えられ、ナプキンもあてられていた。
ナプキンは先程の名残りの精液がネバーーッ、と糸を引いていた。さしものナプキンもドロドロで粘性のある液体は吸い取り切れないらしい。

「またショーツ返しに来て貰わなくっちゃね?」
コクリ、とうなずいた。

(完)

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最終更新:2013年04月27日 20:22