未曾有の大災害、という奴に見舞われてから随分の時が過ぎた。
この国が、と言おうとしたけど、実は世界的なモノだったと知ったのも後の話。
ぶっちゃけ、生きてるヒトに会うことなんてないのが日常になっていた。
そんな中、か弱い女手一つで生き残ってたのはホントに幸運でしかなく。
バイト先のスーパーの地下倉庫に入る方法があることに気づいてなければ、たぶんあたしもとっくの昔に生きてないヒトの仲間入りをしてたはずだ。
生き延びた他の人はみんな、地下倉庫なんて潰れてて入れないと思い込んで、地上に残った部分の食料だけ持ってどっか行ってしまったわけで。
結局、実は帰れないことになってたヒトを待つ、あたし一人が残っていた。
「えーと、何でしょう」
自宅兼隠れ家にしてる場所から出て、すぐのことだった。
どうやら地下倉庫への定期調達を見られたらしく、後をつけようとしてたらしい。
廃墟の陰から現れたのは、両手だと少し余るくらいの男たち。
……ぃゃ、ほとんど男の子って言っていいかもしれない。
たぶんその若い生命力で、今まで生き延びていたんだろう。
要はこのシチュエーション。
平穏無事に野垂れ死ぬ予定だったあたしに、いろんな意味でピンチが訪れ。
さくっと省略すると、彼らのリーダーといくつかの取り決めを行った。
まず、地下倉庫へ入れるのはあたしと、彼らのチームのちっこいの2人だけ。
これは入り方の問題で、正直言うとあたしですら空間的な余裕が無かったから。
ちっこいの2人は野生児チームには似合わない小動物っコだったんで、てっきり「そういう」使い方をしてるんだと思ったら違ったらしい。
かなり重要となる役割ができると知らされると、大変喜んでいた。いいコだ。
次に、「そういう」話。まぁ、あたしも避けられるとは思ってなかったし、逆に「要らない」とか言われたらそれなりに傷つく。
だいぶゴブサタだったし、割といい男揃ってたし……というのは秘密。
で、出した条件は膣性交しないこと。
健康で五体満足な女体の貴重さはわかってるようで、厄介ごとの多い妊娠を避けるのはお互いメリットになると了解させた。
代わりに肛孔を差し出すのは仕方ない、許すことにして。
これにはもういっこ、リーダーに怪しい取引を持ちかけてみた。
彼らのチームが勢揃いする中、リーダーとの取り決めが発表されて。
その中央には、地下倉庫に入れるちっこいの2人がじっと俯いて立っていた。
スーパーの地上部分、今まで見向きもされなかったコーナーから調達した、「女の子用の」中学校の制服に身を包んで。
このコ達も、今まで世話になってた分、Noとは言いにくい。
そこにつけ込んだ、あたしの最後の取引内容だった。
ちっこいの、おとなしめの方はチェックのスカートが可愛かったブレザー君。
活きが良かったのは、着せるの面倒だったのでシンプルなセーラー君。
制服デビューらしく、どっちもきっちりと着込んだ冬服仕様。
伸び放題だった髪をご丁寧にカットしてあげたら驚くほど可愛くなった。
話を聞いただけの他のメンツの反応は様々(見るからに興奮したのもいた)で、「女だけいりゃいいんじゃね?」と賛否入り交じった状態だったんだけども。
実際にこの二人を見たらみんな黙って目つきが変わったように見える。
この世界最後のあたしの仕事だもの。手は抜きませんぜ旦那。
当座の食料は、制服を調達する時に一緒に持ってきておいた。
つまり、こっからは「そういう」時間になってくる。
あたし達の隠れ家の熱気は、いやが上にも高まっていた。
まずは扱いやすいブレザー君の緊張をほぐす。
正面から抱いて撫でてあげると安心したようで、スカートの上からお尻を撫でていると、次第に気持ちよさそうにするようになった。
その後はクリームとか使いつつ孔をほぐすようにして、違和感を感じない程度に慣れたところでセーラー君に任せる。
見かけ上はおねーさまと制服少女の痴態なわけで、嫌がっていたセーラー君もすっかり目が離せなくなって興奮してたのがよく分かる。
あまり乱暴にしないように、と注意しておいて、良さそうなところでセーラー君のも同じようにしてあげた。
肛孔の使い方は自分ので慣れてるし、男の子でもあまり変わらないらしい。
その頃になると、周りはすっかり「三人の女」を見る目になっていた。
ちみっコ2人も完全に慣れていたので、お互いでいじらせておいて。
よく見てなさい、と言いつつあたしはリーダーの相手をすることにした。
妙な興奮の入り交じった目に見られながら、軽く口でしたあとに肛孔で迎え入れる。正直なところかなり苦しかったけど、自分の分は前もって準備しておいたので切れたり痛いようなことなく。
半分ほんどで感じたような声を出すと、場の空気はさらに熱くなった。
我慢できず、あたしに手を出しそうになる奴らを抑えながら、リーダーの射精感を感じてセーラー君に指示を出す。
曰く、ブレザー君を犯っちゃいなさい☆ と。
後ろも前も、お互いの初めてを捧げ合う。こうすることで絆は深まるし、何より「自分だけ逃げよう」という気が起きなくなるだろう。
日頃の開発でも、あたしがつきっきりになることはないだろうし、同じ「構造」を持った可愛い子相手の方が練習にも研究にもなる。
それに、可愛い男の子の絡みは、見てても楽しい。GJあたし。
結局その日は、みんな動けなくなるまで貪りあった。
誰もが溜まっていたこともあるし、新しい快楽を手に入れたのもある。
その後もちみっコ2人は女の子として過ごさせるようにして、そのうち彼らの相手をするのも2人の方が多くなっていった。
さすがにスーパーにペニバンは売ってなかったので、残念ながらあたしが2人をあんあん言わせることは出来なかった。ちっ。
で。実は今、あたしは1人で違う場所を彷徨い歩いている。
安らかに野垂れ死のうと思っていた自宅を占拠されたことと、力強く生き抜いている彼らに会ったことで気が変わったのだ。
なんか都市部には避難村みたいなところがあるそうで、彼らも当初はそこを目指していたんだとか。
こんな世の中でも、割と面白いことはあるみたいだし。
もう少し、頑張って生きてみようかと思ってる。
ぁー、そうそう。ちなみに最後の取引ってやつ。
リーダーと交わしてたホントのところは、「ちみっコ2人を調教するから、そのうち見逃して」というものだった。
双方注意してても、なんかの弾みで妊娠しちゃうかも知れないし、その危険はお互いわかってたし。
それなら、完全に危険のない方法はどう? という話。
代償に、あたしも随分とお尻を開発されちゃたけど。
まぁ、平和的に解決したんだから別にいーかと思う。
そういう注意って、この先も必要になるだろうし。
割と素敵じゃない?
――変態は、世界を救う!
ってさ☆
最終更新:2013年04月27日 20:58