あれだけ猛威を振るっていた夏の日差しも和らいで、
気がつくと風はすでに秋のにおい。
海に、プールにと引っ張りまわされて陽に焼けた僕の肌も、少しずつ薄くなっていた。
ようやく人目を気にせず着替えられるのはいいんだけれども、
肩や胸に刻まれた思い出もいっしょに薄くなっていくような気がして、
なんとなく寂しくなってしまった。

明日は久しぶりのデート。
秋らしいスタイルでアイツの前に現れよう。
そして、さらに惚れさせてやるんだ。

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最終更新:2013年04月27日 21:16