眼鏡をかけた聡明さを感じさせる細身の男子学生
受験勉強のストレスにより、彼は万引きをしてしまうが、それを目撃され同じ学校の生徒に脅迫される
経歴に傷がつくことを怖れた彼は、ただ黙ってそれを受け入れる
しかし、同級生がした要求は彼にとって顔面を蒼白させるものだった
放課後、人気のない部室へと、辺りを気にしながら足を運ぶ彼
そこに待っていたのは下卑た笑いを浮かべる同級生だった
部屋に鍵をかけて、嫌々ながら用意してあった衣服へと着替える
それは同校の女子学生の制服だった
屈辱と恥じらいに頬を紅潮させる彼
だが、あの日以来強要されていた行為はこれで終わりではなかった
椅子に腰掛けている同級生にうやうやしく跪き、ズボンの前をあける
そこにはおおきくそそりたった男根があった
空々しい、おためごかしの奉仕の言葉を呟き、それを口にふくむ彼
暮れなずむ夕焼けが映える二人だけの部室に、粘着質な音が響く
どれほど同級生の男根に口腔奉仕を繰り返しただろうか
同級生は一声呻くと両腕で彼の頭をおさえ、喉の奥へと男根を深く突き入れた
その瞬間、彼の口の中へと熱い迸りがぶちまけられた
先っぽからでる残滓を綺麗に舐め取り口を離す
そして大きく口をあけて舌を出し、口中を確認させる
まだ飲んだりする事は許されていない
精液を涎のように垂らし、その間抜け顔を携帯に写さないと駄目なのだ
万引きの瞬間を捕らえた、同級生の携帯電話
その中には、それを遥かに上回る彼の痴呆面が撮られ、保存されていた
了承をもらい、両手で口から垂れた精液を受け止め、舐めとり嚥下する
口に生臭い味が広がる、すでに両目からは涙が溢れていた
休日前に彼はビデオカメラを手渡される
自分の部屋で自慰行為をして、それを撮影しろというのだ
それも、女物の下着を纏い、卑猥な言葉を叫びながら
一旦拒否をするも、従わなければネットに画像をばら撒くという脅迫に
彼はしぶしぶ要求を受け入れてしまう
深夜、両親が寝静まった事を確認し、彼は着替えた
白いショーツにガーターベルトを履き、ブラの下へと手を伸ばす
自分の乳首を弄るという行為に自己嫌悪になりながらも、彼はもう一つの手を下半身へと伸ばした
半勃ちになった、自分の男の部分
馴れない手つきでそれをしごきながら、いやらしい言葉を口に出す
下半身に感じる快感が、今の自分の不幸を忘れさせてくれそうだった
感情が昂ぶっていき、ベッドのうえで喘ぎながら身体を身悶えさせる
ビデオカメラの無機質なレンズが、その自分を捉えていた
撮られている
今の自分の、あさましい行為が撮られ、記録されている
それを明日同級生に手渡さなければいけないのだ
どういう顔で、どういった表情で、僕は、同級生は、受け取り、また手渡すのだろうか?
被虐的感情が彼の身体を駆け巡り、いっそう声を荒げて彼は達した


季節は夏へと移り変わり、要求は更にエスカレートしていった
夏期講習の帰り、彼は公園の便所へ、人目をはばかり入っていく
その手には大きめのバッグ、中には衣服等が入っている
トイレの中で女物のブラウスとスカートへと着替え、手鏡を見ながら化粧をし、顔周りを確認する
準備をすませると、彼はメールへと指定された場所へむかった
むかった先は遊園地、そこには同級生が待っていた
敷地内の林へと歩き、スカートをあげる様に要求する同級生
持ち上げたスカートの中を確認し、満足そうにうなずく
そこには下着の中で動くアナルバイブがあった
今回の要求は、今日一日この格好で同級生につき合う事
下半身の蠢きに頬を赤らめ、足元がふらつく彼
そんな彼の手をつなぎ、寄り添うように立つ同級生
他の人は仲睦まじいカップルのデートと思うことだろう
だが今の自分と同級生は明らかに主従関係がなりたっていた
アトラクションに乗るたびに、周りを気にする彼
そんな彼の一挙一動を同級生は言葉で嬲る
営業時間が終了し、二人が行った先はあの公園だった
四つん這いになって尻をあげられ、下着を下ろされバイブを引き抜かれる
その広がったアナルに、浣腸器が突き刺さった
腸内を逆上がる感覚に悲鳴をあげる
瘧にかかったかのように身体を震わせる彼に、今度は尻尾を模したアナルバイブが入れられた
固定され、尻に力を入れても外す事が出来ない、ぎゅるぎゅるとお腹が鳴る
立っていられない彼に、同級生は犬用の首輪をはめ、命令した
四つん這いになって公園を一周したら今日は介抱してやる、と
いくら人気がないといっても、いつ人が来るかわからない
彼は顔を歪めながら両手足を地につけ、そろそろと這い回る事にした
永劫と思うような時間、肩を落としながらもなんとか彼はこの行為をやりとげた
そんな彼に、同級生は柱に向かって足をあげる様に言った
言われるまま、スカートの端を口でくわえ、犬のように片足をあげる
露になった股間を夜の風が通り過ぎていった
彼の男根は、このような行為を受けながら勃起していた
笑顔で微笑み、同級生はバイブを引き抜く
栓の無くなったアナルから、腸で荒れ狂っていた浣腸液が勢いよく噴出した
その開放感に虚脱し、地面に寝そべる彼
自分で作った水溜りに顔をうずめる
鼻につく汚臭を感じながらも、彼の顔は恍惚へと微笑んでいた
ひくひくとアナルを微動させ、まだ体内に溜まっている臭水を吐き出す彼の姿を、同級生の携帯電話は余す事無く写していた


盆も過ぎ、夏も終わるかとする頃、閑静な住宅街をひとりの人物が歩いていた
通りかかる人がいれば首を傾げた事であろう
レインコートに身を包んだ髪の長い女性が歩いているのだ
しかもその下は、スクール水着にサンダルといういでたちだ
本日は晴天である
日差しが暑いのか彼女は、はあはあと息が荒い
人々がよく見れば、半透明のレインコートの下に膨らんだものがあるのに気づいただろう
水着のうえに男性器のシルエットがわかることを
それは、あきらかに勃起していた
カツラをつけて女装した彼である
ふらふらと、夢遊病の足取りで住宅街を進む彼はひとつの家にたどり着いた
インターホンをならすと、しばらくしてドアが開けられる
中にいたのは同級生だった
レインコートを脱ぎ、彼に背中をむいて頭をさげる
両足を広げると片手で尻たぶをひらき、もう片方で水着をずらしアナルをみせる
物欲しそうにするその尻穴に、怒張が突き入れられた
玄関のドアに手をつき、嬌声をあげる彼
そんな彼の尻を両手で掴まえ腰を動かす同級生
あれから色んな事を強要された
アナルセックスも今日が初めてではない
いつでも、どこでも、呼び出され辱めを受けた
たとえ学校を卒業してもこの関係は続くだろう
受験に受かっても、自分の未来はふさがっている
快感に溺れれば、そんな事は考えることも無い
より深い快感を得ようと、彼は自ら腰を動かした
今の彼は脅迫されて行為に臨んでいるのではない
自ら進んで、この行為に励んでいるのだった
その至福になった顔に、聡明さはすでになかった

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最終更新:2013年04月27日 21:40