mozilla.org で開発が中止された Mozilla Application Suite の後継製品として開発されています。 Webブラウザ、電子メールクライアント、IRCクライアントなどを1つに統合したアプリケーションです。 現在の最新版は 1.1.x 系で、1.1.x は Netscape 7.x や Mozilla Suite と操作性はほぼ一緒です。 また、現在 Firefox 3.5 ベースの SeaMonkey 2.0 では Firefox ライクのアドオンマネージャと待望の自動更新機能が追加されています。
[SeaMonkey 情報]
SeaMonkey の最新情報は以下の場所から手にいれることができます。
日本語版は下記から手に入れられます。
日本語パックとは、英語版の製品を日本語で表示するためのファイル群です。これを使って SeaMonkey を日本語化できます。 現在 Mac/Linux/Windows 版 (いずれも 32 ビット版) 以外の公式日本語版はありません。SeaMonkey 英語版をインストールして日本語パックを画面にドラックアンドドロップしてください。画面の指示に従って言語を切り替えると日本語化されます。
参考資料:Mozilla SeaMonkey 1.1.4 に言語パックをインストールする
(Masaki Katakai's Weblog 様のサイトより)
http://blogs.sun.com/katakai/entry/how_to_install_language_pack
なお、上記手順で日本語化が出来るのを以下の環境で確認しています。
Windows 2000 SP4 , Windows XP SP3 , Windows Vista SP2
Mac OS X 10.5.8
CentOS 5.3 , openSUSE 11.1
(いずれのOSも日本語版での確認です。なお、Vistaでの動作に関しましては公式には動作保証外であるため、UACなどの影響により利用に制限があります。)
以下は公式 JLP の元となった、"The risky module for Mozilla and derivat" の貢献によるもの
もじら団 SeaMonkey 日本語化プロジェクトで追加したもの
以下は日本語化継続中(一部は日本語化済み) (バージョンアップごとに訳語が追加されていく予定) 情報更新:2007.11.5
SeaMonkey 固有のFAQとトラブルシューティングです。
SeaMonkey には本体、テーマ、拡張の自動更新機能(*注)はありません。 新しいバージョンをダウンロードしてください。
注:SeaMonkey 本体の更新通知機能はありますが、英語版の通知のみです。なお、SeaMonkey2 では自動更新機能も組み込まれる事になっています。
一人しか使わない場合
$ /home/ユーザ名/SeaMonkey
もしくは
$ /root/SeaMonkey
複数のユーザで利用している場合
$ /opt/SeaMonkey
とかがいいかと思われます。
SeaMonkey のバージョンを更新したらネット接続できなくなった場合の最も多い原因はパーソナルファイヤウォールによるものです。 パーソナルファイヤウォールはソフトウェアのネットワークを監視していて、監視の結果許可したバージョンと異なるため、再度接続許可をしないとネット接続できなくなります。 多くのパーソナルファイヤウォールでは、新しいバージョンに更新したソフトウェアが起動した段階で接続を許可するか拒否するか確認する画面が出るのですが、出ないソフトウェアもあるようです。その場合はパーソナルファイヤウォールの設定画面を開いて、接続を許可してください。
インストール後、初回起動で「SeaMonkeyを標準のブラウザにしますか」と言ったメッセージが出ます。 これを [OK] にすると、標準のブラウザに設定されて、ローカルに保存した html ファイルなどが SeaMonkey で開かれるようになります(アイコンもSeaMonkey のロゴがついたものに変更されます)。これを以前のブラウザに変更するには、その以前のブラウザを起動してください。多くのブラウザでは起動時に「ブラウザが標準に設定されていません。このブラウザを標準に設定しますか?」と表示されますので [はい] または [OK] などを押して設定してください。なお、もちろんですが、標準のブラウザに設定しなくとも SeaMonkey は起動できますし、ブラウザ、メール、IRC などを利用できます。
Mac の場合は Safari の設定画面から標準で開くブラウザを変更できます。
SeaMonkeyを起動したときにメールやほかのコンポーネントも起動したいとか、Composerだけを起動したい場合は、設定画面の{表示}の設定で、起動したいコンポーネントのチェックをオンにしてください。チェックは複数オンにすることも出来ます。
設定画面の{Navigetor}の設定で、ブラウザを起動したときの挙動を変更してください。
設定画面の{Navigetor}の設定で、新しいウインドウを追加したときの挙動を変更してください。
設定画面の{Navigetor}の設定で、新しいタブを追加したときの挙動を変更してください。
普段 はSeaMonkey を使い、見られないサイトは自動的に IE を開くことが「IEView」という拡張機能の追加により実現できます。
SeaMonkey の開発は Mozilla から独立しているため、サポートは受けられませんが、mozillaZine-jp 等のコミュニティサイトで質問などができます。 もじら組 の フォーラム も併せてご利用ください。
SeaMonkey リリースページ からダウンロード可能です。
日本語化された拡張であれば特に問題ないですが、ja-JP ロケールが含まれない拡張機能を使う場合は、SeaMonkey をインストールする際に「選択インストール」で en-US(英語)言語パック を”必ず”インストールしてください。
これは「言語、コンテンツ」を一旦 English にして SeaMonkey を再起動、日本語にしてSeaMonkey を再起動とするとすべて日本語で表示できるようになります。(この問題は英語ロケールを入れないでインストールした場合は起きません。)
ChatZilla 本体は日本語化されていますが、設定画面、コマンド関係は英語のままです。 順次日本語化したものを組み込む予定です。
言語を「日本語」に切り替える必要があります。
Mac環境で英語版をJLPで日本語化した時に起こる既知の問題です。解決策をお持ちのかたはご連絡ください。 対処法としては:
日本語パックはグローバルやローカルにインストールできます。過去、そのプロファイルでローカルにインストールした場合に上書きでグローバルインストールした場合、もしくは上記の環境に日本語版 Win インストーラをインストールした場合には、「日本語にならない」問題があります。(もしくは JLP 導入時に"chrome登録失敗"と言うエラーがでる)
その場合には SeaMonkey を終了して、プロファイルの chrome ディレクトリ内の chrome.rdf とja-xx.jar、JP.jar を削除してからインストールしてください。
すべての拡張機能が使えるわけではありませんが、対応しているものもあります。
残念ながら標準の状態では簡単にアンインストールはできません。chrome ディレクトリ内をいじる必要があります。 しかし、Mnenhy というアドオンの Chrome Manager という機能を利用するとアンインストールがしやすくなります(リンクをクリックするとインストールボタンのページまで飛びます)。 Mnenhy
この問題は SeaMonkey2 で拡張マネージャが載るため、それにより解決すると思われます。
xpi ファイルをグローバルインストール後、下記のエラーが出て SeaMonkey を起動できなくなってしまいます。
「The program must close to allow a previous installation attempt to complete. Please restart.」
これは参考ページに書かれているとおり、Windows Vista 以降に搭載された UAC によるものです。UACにより Program Files フォルダ内や Windows フォルダ内などへの変更は正規の手段(ex.インストーラによる構成の変更)以外での変更ができなくなりました。したがってそれらのシステムに必要なフォルダ内に変更しようとすると、このようなエラーが出て起動しなくなってしまいます。
なお、UACをオフにすれば、下記の対処方法を行わないでも正常に起動しますが、UACをオンに戻すと起動しなくなるので、下記の対処方法は行うようにしてください。
[SeaMonkey での対処方法] 1.タスクマネージャを起動する 2.xpicleanup.exe というプロセスがあれば、これを強制終了する。 3.その後に下記のファイルを削除する。
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\mozilla.org\SeaMonkey\xpicleanup.dat
たとえば下記にあります。(一通り入れてみて問題ないことを確認したサイトを掲載)
設定画面の [表示 - テーマ]にあります。ただし、標準のテーマは削除できません。
このページに載っていない問題に関しては、
ブラウザに関しては、Firefox トラブルシューティング、メーラに関しては Thunderbird のトラブルシューティングの項もご覧ください。
SeaMonkey の linux用インストーラ(GTK2) をダウンロードして、インストール手順 にしたがってインストールしようとすると下記のようなエラーが出ると思います。
./seamonkey-installer-bin: error while loading shared libraries: libstdc++.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory
そのようなエラーが出た場合、「Synapticパッケージマネージャ」で「libstdc++5」を探してインストールしてください。Debian 4.0ではそれだけを入れるだけで SeaMonkey 1.1.x 系を利用できるようになります。
[注意]「libstdc++5」を検索すると、いくつかパッケージが見付かりますが、とりあえず「libstdc++5」だけインストールすれば動きます。今回は Debian の例を挙げましたが、他の Linux 製品でも同様です。
上記と同様の理由です。「libstdc++5」をパッケージマネージャ(Debianの場合、「Synapticパッケージマネージャ」、openSUSE(およびSUSE系のLinux) の場合、「yast」などなど..)を使って導入してください。
AddonMozilla で公開されているテーマをインストールしようとすると「スクリプトが見つかりません」というエラーが出てテーマのインストールができないようです。 解決方法としては、Mostly Crystalの作者さんのページ にて公開されている“Local Theme Installer”を使っていただく事でインストール可能です。
解決方法は、「[Vista]xpi ファイルをインストール後、SeaMonkey を起動できなくなった」の項をご覧ください。 (UACオフの場合は問題は起きないことを筆者の環境で確認済みです。) AdblockPlusをどうしても使いたい場合は下記の手順で導入してください。
[参考ページ] せうの日記:UACの快適な使い方
Sun の Java(JRE) が複数インストールされているとどちらを起動して良いかわからなくてフリーズしてしまいます。その状態ではIEでも同様にフリーズしてしまいます。 解決策は Java(JRE) を新しいバージョンをひとつ残して削除することです。
この問題はウイルスバスター2006の「URLフィルタ」機能を有効にしていると頻発します。 SeaMonkey の場合は「ツール-プロファイルの切り替え」からプロファイルを切り替えてもらうか、一時的にウイルスバスター2006の「URLフィルタ」機能を無効にしてください。 (追加情報:2007以降ではこの問題は起きません)
SeaMonkeyを使う上で覚えておくと便利なことを紹介します。
Windows/Linux
Mac OS X
Windows
Mac OS X
次項参照。
Yahoo Japan のサイトはブラウザの判定を UA に firefox が含まれているかという、あまり推奨されない方法でブラウザ判定しているため、例えば SeaMonkey などでアクセスすると、Gyao動画が観られなかったり、Yahoo Japanのフル機能が使えません。
この問題を回避するには、about:config で フィルタ"general.useragent.extra.extraua" を「文字列型」で作成して、値を"(Not Firefox/3.5)" にしてください。
参考:
起動した時に現れる「スプラッシュスクリーン」を別のものに変更するには 使いたい画像を "seamonkey.bmp" と言う名前で保存して、seamonkey.exe がインストールされた同じ階層にコピーしてください。次回起動時より "seamonkey.bmp" が読み込まれます。 【ポイント】
Netscape9 のスプラッシュスクリーン なんかを使うと、より Netscape っぽくできると思います。
Gecko系で見られないサイトを登録しておくと、その登録サイトを閲覧すると自動的にIEを開くなどと言うことが出来ます。ブラウザの指定の所を別のブラウザにすることで、IEの代わりに別のブラウザで開くことも出来ます。
許可したページ、サイト以外ではFlashオブジェクトやJavaScriptを読み込まないようにすることで、安全性が高まります。
ブラウザの User Agent を偽装して、User Agent の指定によって閲覧できない、もしくは閲覧が正常に見られない問題を回避する拡張機能。IE や Opera などに偽装ができる。
SeaMonkeyにRSSリーダー機能を追加します。
Mnenhy というアドオンの Chrome Manager という機能を利用するとSeaMonkeyに導入したアドオンのアンインストールがしやすくなります。その他にも様々な機能を追加できます。