おおまかには、
バージョン2系・・・・Tiger(10.4.x)用
バージョン3系・・・・Leopard(10.5.x) / SnowLeopard(10.6.x)用
バージョン4系・・・・未発表
ここでは、バージョン3系を基本に記載して行きます。
まず行うべきこと・・・金額表示を日本風に!
まあ試しに起動してみて環境設定から通貨を日本円に設定したりとかして試しに入力してみるとすぐに気になる事がありますよね。はい、デフォルトの状態だと、10,500円のことを、10,500.00なんていう表示にされてしまっててとても見にくいです。日本には円の下のセント単位で銭というのが一応ありますが、現実的には使いませんよね。そこでこれを日本らしく、10500と表示させる方法を以下に書きます。
ズバリ、~/Library/Preferences/com.jumsoft.money3.plist を手動で少しかきかえます。わかりやすく書くと、自分のホームフォルダの中のライブラリフォルダの中のPreferencesフォルダの中にある「com.jumsoft.money3.plist」という書類をイジる。
この書類をイジれるソフトというのは、OS Xのインストールディスク(DVD)から、XCODEというのをインストールするといっしょに「Property List Editor」というのがインストールされるので、あらかじめxcodeをインストールしましょう。(Xcode自体でも編集可能なんですけどね)。さてそれが正しくインストールされていれば、Money3をいったん終了した後「com.jumsoft.money3.plist」をダブルクリックすれば勝手に「Property List Editor」が起動するはず。
Money3を初めて起動した時にこの「com.jumsoft.money3.plist」という書類は生まれますので、一回は起動しておいて下さい。Moneyを終了させた状態で、Finderからユーザ>自分の名前>ライブラリ>Preferences>com.jumsoft.money3.plistという風に掘っていって下さい。
「com.jumsoft.money3.plist」を「Property List Editor」で開いたら、 Key・Type・Valueという3つの列がある表のようなものがリスト表示されてると思います。
ここで、Keyが「_use_currency_formatter_from_preference」の行を探して下さい。その行の「Value」が0になっているので、これを1に変更してやれば、通貨表示の桁数が変更されます。 で、上書き保存(コマンド+S もしくはFileメニューからSaveを選択)してから「Property List Editor」を終了。以上で設定作業は完了となります。次にMoney3を起動した時からは100.00ではなく100という表示になります。簡単でしょ? 本来、環境設定内にこのスイッチがあるべきだと思うのですがね。
アカウント設定
まあ触っているうちにすぐに分かるようになると思いますが、環境設定から必要な事柄を設定していきます。非常に多機能なソフトですが、不要な機能は隠してしまえるのもこのソフトの良いところです。株も外貨もやらない、請求書の作成も不要な人はオフってしまいましょう。また、このソフトの起動自体にパスワードロックをすることが可能です。税の欄は、名前を消費税に、税率を5%にしておくことで、内税表記のうち消費税がいくらか表示させることが可能です(あらかじめ各アカウントごとに課税対象かどうかを設定する)。複数の税に対応しているので、たばこ税や酒税を設定しておくこともできます。将来的に消費税率が品目ごとに違う税率となっても対応可能ですね。
さて、現金や口座の設定です。ファイルメニューから新規アカウントで、銀行口座(複数の口座を持っている人はそれぞれ個別に)やクレジットカード(複数持っている人は個別に)、そして現金も1つの「アカウント」として(タンス預金とか、小銭入れとか、別の財布とかを個別にすることもできます)初期残高を登録します。外貨預金や株券などの資産管理も可能です。
また、スマートアカウントという機能があり、これはMacOSのスマートフォルダと同じような機能で、自分が設定した条件(口座や期間など設定の自由度は非常に高い)によって見た目上はひとつの口座であるかのように表示するアカウント(実物はそれぞれのアカウントにあり、それらのリモコン的な存在)です。グラフ表示等はレポートという機能を使いますが、こちらもスマートアカウントのように細かく自分なりの条件を設定できます。
Web Bank
ネットでの銀行取引をする機会は非常に多いと思いますが、いちいちブラウザを起動しなくともこのソフトでネットバンクに接続することができますし、複数の口座をお持ちの方は複数のWeb Bankを登録しておくことができます。まあ実際はブラウザのブックマークみたいなものですが、アプリケーションを切り替えなくていいだけで結構便利に感じます。
記帳
通常の買い物については、実在する各アカウントからでもスマートアカウントからでも入出金センター(全アカウント・全日程、とにかく全記録がココにある)からでも入力可能ですし、説明しなくとも基本的に分かると思います。カテゴリーと支払先については後述しますが、ここで特筆することといえば、「分割」という機能があり、1つの記録はレシート通りの合計にしたいけど内訳として複数のカテゴリー付けをしたい時に便利です。大型スーパーマーケットなんかで買い物をすると様々なカテゴリーの商品をひとつのレジで買う事がありますが、あとあとカテゴリー別の出費グラフや予算実績などを出すことを考えて1枚のレシートから別々の記帳をしていくよりも、レシートの総額がまず記帳されていてその内訳として商品個別の額記載をしたほうが分かりやすいという人はこの機能を活用すると良いでしょう。
カテゴリーと支払先
カテゴリーについては、最初から入っているものがありますが、これらは日本の生活にはほとんど当てはまらないので、全て自分なりに書き換えてしまうほうがいいでしょう。最初に気合いを入れて使いそうなカテゴリーとサブカテゴリーの組み合わせ(食費:野菜、とか)をある程度設定してしまうのもいいですが、買物記録をつけていくごとに、新しいカテゴリーが自動登録されて行きますから、全消去で、家計簿をつけながら徐々にカテゴリをまとめて行くというのでも構いません。カテゴリーのアイコンは自分で用意した写真やイラスト等をコピーペーストするだけで何でも格好良く見えてしまうのがこのソフトの不思議なとこです。(角が丸いだけですが・・・)
デフォルトのカテゴリーのアイコンが名残惜しいなどという人は、Money.appをControl+クリックでパッケージを表示させたら中に入ってますからいつでも引っ張りだせますので、デフォルトのカテゴリーなんていさぎよく削除してしまいましょう。使えたもんじゃありません。ちなみに、設定済みのカテゴリーと支払先については、iPhone版との同期の際にも全て引き継がれます。わざと名称の最初に半角スペースや*マークなどを入れることで入力のしやすさを追求することができます。
カード払いの清算
貯金をおろすとかは分かりやすいですが、クレジットカードでの買物(いわゆる負債)の分が銀行から引き落とされる、という状態を記録するのも「送金」という記録を用います。英語だと「Transfer」です。カードでの買い物は日本の俗な呼び方ですといわば「ツケ払い」なわけですが、これらのツケが後日銀行から引き落とされることで帳消しとなります。現状いくらツケが残っているのかどうかを把握するために、チェックボックスが用意されていて、ツケた分にチェックを入れただけツケを払った分にもチェックを入れることで帳消しになったことを記録する「消し込み」という機能があります。英語ではReconcileといい、日本の会計用語で「消し込み」と言うため、帳消しではなく消し込みという訳になっています。
人によって自由に使えば良いのですが、実際の使い方の提案としては、カードで買い物をした時点でカード払いにて記帳しますが、この時にチェックボックスには「・」マークをあくまで目印としてつけておく。カード会社から明細が発行され、次の支払日にこれだけ精算しますよという記載で確定した時点でチェックボックスに本チェックを入れておいて、また同時に、自動振替(Bill)にも送金を予約しておくと良いでしょう。支払い日が来て送金の記帳が済んだその送金分にチェックを入れて0円になるかどうかを把握するというのが良いのではないでしょうか?
予算
カテゴリー別に予算立てをして、それに対して実績はどうであったかを見やすく表示してくれます。
請求書
商売されている方は、支払先(というかこの場合は取引先という訳にすべきなんですが)宛に請求書を発行することもできます。物品販売している人なんかは在庫管理機能とあわせて、あるいは技術を売るフリーランスエンジニアの人などにとっても便利ではないでしょうか。あらかじめ請求書のフォーマットを設定しておき、売り掛け(ツケで売る方の立場ですね)から請求書発行、回収の確認(ツケの消し込み)までこのソフトで行うことができます。余談ですが、これくらいの使い方をする人であれば、あらかじめカテゴリーを確定申告に対応可能な項目分けにしておくといいと思います。
証券等の資産
iPhone版との同期について
日本語化については日本のユーザー有志の手により無償で行われました。翻訳の不具合やよりこうしたほうがいいなじゃないかとかいう意見や要望については、コチラ↓に飛んで、いちばん上の「編集」メニューから「このページを編集」で、ここはこうした方がいいんじゃないかとか書いて下さい。
購入について
まずは試用してみて購入するかどうかを検討しましょう。日本円で約3,900円程度であり市販のこのジャンルのコンピュータソフトとしては至って普通の値段のですが、海外からの購入に戸惑う人もいるかもしれません。インターネットで物を買ったことがある方やPaypal登録している方なら心配要りませんが、初めての方は、まず自分のクレジットカードを用意して、ゆっくりと進めて行きましょう。
購入すると言っても、実際にはシリアルナンバーでライセンスが送られてくるだけで、試用版にそのナンバーを入力することで正式ユーザーとして認証されるしくみです。Eメールアドレスだけは間違いの無いように注意して下さい。
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最終更新:2010年01月21日 17:09