くっきんぐ!

律「そうだ、料理をしよう」
 「なんだよ藪から棒に」
律「なんとなくだよ、なんとなく」
 「そもそもお前、料理できんのか?」
律「失礼だな!合宿の時は野菜を切る担当だったんだぞ~」
 「切って、そのあとは?」
律「玉ねぎが目にしみてなー……残りは澪たちにやってもらった」
 「切っただけじゃねーか!」
律「まぁまぁ。誰かが『料理は化学の実験と同じ』って言ってたから大丈夫」
 「何がどう大丈夫なんだよ」
律「失敗は成功の元ってね!」
 「失敗する気満々じゃねーか!……不安だ」

料理後

律「……いや~はっはっは。良く考えたら私、化学苦手だったわ」
 「挑戦する前に気づいてほしかったな」
律「ぐっ……まぁほら、怪我も無かったことだし!」
 「この後、俺の胃が大変なことになるかもしれないけどな」
律「……じゃあ、いいよ。全部私が食べるから」
 「なにいってんだ、食うよ」
律「無理してくれなくていいってば!なんか買ってくるからさ」
 「いや、折角律が作ってくれたんだ。食わなかったら絶対後悔する」
律「……」

食事後

律「……大丈夫か?」
 「とても、斬新な味だった」
律「まずかったんなら残せばよかったのに」
 「だから言ってるだろ?律が俺のために作ってくれた飯食わなかったら後悔するって」
律「なっ……別に、お前のためにって……。いやまぁ、あってるけど……」
 「お?何だ顔赤いぞ」
律「う、うるせー!うるせー!もう帰る!」
 「え、おい!」
律「次!」
 「ん?」
律「次、作る時は、もっとちゃんとしたの作るから!期待して待ってろよ!」
 「おう、楽しみにしてるからな」


やっぱり突発である、反省はしない。
最終更新:2009年10月13日 10:40
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