ドライブデート？

律「◯◯兄ぃお出かけ？」
俺「ドライブがてら紅葉みて、ほうとう食べてこようと思ってな」
律「私も行く！」
俺「まぁ・・・いいけど、帰り遅いぞ？」
律「◯◯兄ぃと一緒だったらお母さんなにもいわないよ」
俺「ならいいけどな。もう出発するからさっさと乗れ」
律「うん！しゅっぱーつ！」

律「で、どこにいくんだよ？」
俺「秩父～山梨の塩山～奥多摩抜けて帰ってくる」
律「へぇ。どんぐらいかかんだ？」
俺「今から出発だと順調に行って19時～20時ぐらいかな」
律「なっがー」
俺「今日は車だから楽だよ。バイクだと脇道にそれたりするから、もっとかかる」
律「疲れないのかよ？」
俺「趣味がドライブだからな」
律「誰か一緒に行ってくれる人ないのか？」
俺「悲しいかないないんよだなぁ」
律「私が一緒にいってあげる！」
俺「部活とか大丈夫か？」
律「土日は基本ないし。大丈夫！」
俺「じゃあ、次からは誘うな」
律「うん！」

俺「眠かったら寝ちゃっていいぞ」
律「大丈夫・・・ふわ～」
俺「無理して起きられてんのも嫌だから寝ろ。ブランケットもあるから」
律「臭くないよな？」
俺「バカ。んなことねーよ。ほら」
律「紅葉がキレイな所に着いたら起こしてよな！」
俺「あたりまえだ」
律「んじゃ、寝かせてもらうね(◯◯兄ぃのにおい・・・///落ち着くかも///)」
ｽｰｽｰ
俺「寝るのはやー(やばい・・・寝顔かわいいな///)」

俺「お～い！おきろ！」
律「むにゅ～・・・あと5分・・・」
俺「5分って、停められる所ないから無理だぞ」
ｽｰｽｰ
俺「ダメだ・・・起きないや。しょうがない、寝かしとくか」

俺「律～！おきろ～！」
律「ん～・・・むにゃむにゃ」
ﾍﾞｼｯ！
律「いった～！ん・・・ここは！？どこ！？」
俺「やっと起きたか」
律「○○兄ぃ！？なんで一緒にいるの！？」
ﾍﾞｼｯ！
律「いた！」
俺「俺が出かけるってのについてきたんだろ？」
律「あ～・・・そうだった♪で、紅葉は？」
俺「お前があんまりにもぐっすり寝てて起きなかったから、とっくに過ぎたぞ」
律「え・・・？ひどい・・・ひどいよ！一緒に見ようねって約束したのに・・・あの約束は嘘だったのかぁ！」
俺「あと５分って言って起きなかったのはお前だけどな」
律「テヘッ♪」
俺「かわいこぶったってだめだー！寝てるときの律はかわいかったのになぁ」
律「へ？かわいい・・・？」
俺「あぁ、かわいかったぞ///」
律「かわいくねーし///とりけせー！」
俺「やだねｗさっさと飯くうぞ」
律「はぐらかすなぁ！」
俺「事実は事実だからなｗ」
律「う～///かわいいなんて嘘ついた罰で○○兄ぃのおごりだからな！」
俺「おごってやるつもりだったけど・・・そう言われるとおごりたくなくなるのは不思議だよな？」
律「あはは～気のせいだよｗさ！たべようぜ！」

律「ごちそーさまでした！」
俺「うまかったろ？」
律「ほうとうって初めて食べたけどうまいな！」
俺「だろ？ほうとうを食べるためだけに山梨まで行ったりするからなｗ」
律「今度は私も一緒だからな！」
俺「わかってるって。さ、帰るぞ」
律「おー！(帰りは寝ない！)」

律「○○兄ぃってさ・・・好きな人いるのか？」
俺「へ？何を急に・・・」
律「どうなんだろうなぁって思ってさ」
俺「まぁ・・・いるよ」
律「どんな人なんだよ？」
俺「元気でわがままで思いやりがあって、誰よりも乙女なやつだよ」
律「そんな人いんのかよ・・・」
俺「律こそどうなんだよ？好きなやつの１人や2人いてもおかしくないだろ？」
律「あはは・・・いるにはいるけど・・・」
俺「どんなやつなんだ？」
律「やさしくてわがままを聞いてくれて、見守ってくれる人だよ」
俺「ははは・・・まるで俺みたいだなｗ」
律「///」
俺「なに赤くなってんだよ？まさか・・・？俺？」
律「そうだよ！○○兄ぃの事が好きなんだよ！」
俺「まさか・・・俺だったとは・・・」
律「しょうがないじゃんか！好きになっちゃったんだから！」
俺「いや・・・両思いだったとは///ははは///」
律「！？」
俺「俺も律の事が好きだよ。一人の女性としてな」
律「そんな恥ずかしいこと・・・密室で///」
俺「律の告白もずいぶんと恥ずかしいと思うけどなｗ」
律「あれははずみで///」
俺「なんで泣いてんだよ・・・どうしたらいいか困るじゃんか」
律「やっと伝えられたと思ったらうれしくて」
俺「まぁ・・・なんつーか・・・泣かせないようにがんばるからさ」
律「泣かされたらおじさんとおばさんに言いつけてやる」
俺「親父とお袋はきついな・・・俺より律のほうが大事だからな」
律「でも、みんなには内緒だからな！」
俺「わかってるよ。なに言われるかわかったもんじゃないし」
律「ちゃんと言ってよ・・・」
俺「なにをだ？」
律「こんな感じで始まりたくないし///」
俺「マジか・・・え～、ちょっと待て、かっこいいセリフを考える」
律「いまさらかっこつけてもしょうがないじゃん」
俺「だな。律、付き合ってくれ」
律「はい///」