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「二人暮らしⅠ」

俺「あ、うん、だから大学は―…」
俺「   」

ガラッ

律「俺ー!遊びに来たぞー!」
俺「うん、うん…あ、そろそろ切るわ」ポチ
律「あ、電話中だった?」
俺「まぁな、大丈夫だからこっち来いよ」
律「へぇ~おじゃましやーす」


「「……。」」


俺「り、律?えらい静かだな…どうした?」

律「…ぞ」

俺「え?」
律「聞いてたんだぞ!お前が…お前がっ…」
俺「…うん」
律「東京の大学…行くって…話…」
俺「ごめん律」
律「…っ!【ごめん】じゃねぇよ!だって私たち…」


律「離れ離れに…なるんだろ?」


俺「あぁ…そうだな」
律「ぅっく、っ…嫌だよ…そんなのっ…」
律「遠距離恋愛なんて…ひっく…ドラマや映画の中だけの話だってっ…思ってたのにっ…うぅ…」


俺「律」


律「…う?」
俺「泣くなよ、お前が笑ってくれないと、そのさ…妙に違和感っつうか…」
律「…この状況で笑っていられるかよっ…」
俺「メールは毎日送る、電話は週4するから…な?」


律「やだ」


俺「…。」
律「そんなの…」


俺「お前さ、大学どうすんだ?」
律「分かんないよ、そんなの」
律「バンド続けたいけど…
  澪は大阪の大学に行って…唯は会社員、梓はライブハウス建てて…ムギはカナダ…」
俺「……。」
律「わ、私だって進路くら…」

俺「じゃあさー」





俺「俺と一緒に行くか?律」







律「へ?」
俺「東京」
律「とう…きょ…?」
俺「あぁ。いわゆる2人暮らしだよ」
律「…」


俺「律と、俺の」


律「…ホント?」
俺「こんなクソ真面目な話を嘘で言う奴はいねぇよ」
律「でも私、東京行ってもやることなんか…」


俺「見つければいいじゃん」
俺「東京みたいなとこ行ったら、やりたいことの1つや2つ、見つかるさ」


律「…!」
俺「なんせ俺らからすりゃあ大都会だぜー。眩しいですのぅHAHAHA」
律「バンド!」
俺「ん?」
律「バンドっ…!ライブハウス!洋楽…!」
俺「…おうよ、あるさぁ」
律「…!ひゃっはー!!」
律「俺!行くぞ都会!とうきょおおおお!見てろよー!!」
俺「…だな!」

律「俺っ!」


律「だーいすき!」
ちゅ


律「これからもずーっと、一緒だぞっ」
俺「…あったりめーよ。」
最終更新:2009年10月04日 18:15
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