父「…きろー!…起きろー!」
俺「なんだ…もう朝か…」
父「早く朝ごはん食べないと遅刻するぞー!」俺「わかった…今行く…」
トン…トン…トン…トン
母律「やっと起きたか…朝ごはん出来てるぞ○○!」
その声の主は同じクラスの律だった…
俺「えっ…どういうこと…」
母律「いつもとかわりない朝だけど…」
俺「……そうだっ!」
急いで寝室に戻り布団に一度潜りまた勢いよく起きる!…ふりをしてあの台詞を言ってみる
俺「はっ!……夢か……」
ガチャ
妹律「ねーお兄ちゃん……どうしたの?」
俺「……ちょっとつねってみて」
むにっー
妹律「こーう?」
俺「ひたい…ひゅめしゃない…ひょうひゅうこと…?」
姉律「おーい遅刻しそうなら学校まで乗せてくぞー!」
俺「……とりあえず…学校に行ってみるか…」
ーーーーー学校ーーーーー
姉律「とうちゃーく!心優しいお姉様に感謝しろよ!じゃ~ね~!」
ブォォォ
俺「……なんだったんだ…朝の出来事は……今日は保健室で寝てるか…きっと受験で疲れているんだ…」
ガラッ
俺「すみませーん調子が悪いんで寝かしてくださーい」
保険律「はいよーってここは寝る場所じゃねぇ!」
俺「!?…すっすいませんでしたー」
ーーーーー教室ーーーーー
ガラッ
男「おはよー元気無いけどまた朝メシ抜きか?」
俺「ああ…時間が無くてな…」
俺「所で今日は律は休みなのか?」
男「どの先生の事だ?」
俺「…俺達の幼なじみの律だ」
男「誰の事だ?…幼なじみに律なんて…」
気がつくと答を最後まで聞かずに学校を飛び出ていた…
こんな奇妙な事が起きても"いつもの"律がいればいいと思っていた……
それから町中を捜した…何度も名前を呼ぶ度に周りの律が振り向く…
違う…俺が捜しているのは幼なじみの律なんだ…
自棄になって駅前で選挙活動中の律から拡声器を横取り叫んだ
俺「律!出てきてくれ!戻ってきてくれぇぇぇえ!」
100人以上の律の中で無視したのは駅前の大型モニターに映る律だけだった…
幼なじみの律は何処にもいなかった……
その後すぐ律に手錠をされて律の運転するパトカーで警察に連行され拘置所で眠る…
その時初めて気がついた…律に抱く幼なじみ以上の感情に…
ピピピッ ピピピピッ カチッ
俺「………夢…だったのか…?」
姉「ごはんできてるわよー!早く起きなさい!」
俺「よかった…いつもと同じだ……」
姉「……?早く食べないとりっちゃんが迎えに来る時間よ」
律「ごめんくださーい!○○起きてますか?」
いかがだったでしょうか?
この夢によって○○は幼なじみに抱く恋心に気がつき恋人になり高校生になりました。
それから律は何時も男子寮から届く手紙を楽しみにしているそうです
この様に案外ヒントは悪夢の中にあるのかもしれません……
最終更新:2009年10月09日 10:11