反転の世界
  次元の裏の世界で、正しい名前はない
  一般的には『妖怪の国』と呼ばれる。



世界について

表の世界との時間が500年近くずれており

常在者について

主に『妖怪』と呼ばれる者たちが棲む。
だが中には『妖怪』と表世界の住民(以下、人間とする)のハーフも存在する。

力について

血筋などによって持つ能力が違う。
だが、それ以外では人間と変わりはない。

神の認識について

基本的に神という概念は存在しない、神の代わりに世界を治める5つの『一家』が存在する。
神の代わりに、その『一家』の長が神と崇められる場合もある。
『一家』の人間であれば、その一家の名前を冠することができる。

5つの一家について

  • 雪女『冬雪』(ふゆき)
長:冬雪 道子(ふゆき みちこ)
一家の人数:62人

元は世界一の一家であったが、長になるはずの長女(冬雪 道子)が行方を眩ましたのと同時に、その一家も幻と消えてしまった。
今では、その一家が復活すると信じる物たちだけで成り立っている。

  • 大蛇『八ヶ頭』(やつがしら)
長:八ヶ頭 蜜子(やつがしら みつこ)
一家の人数:1人(蜜子のみ)

たった一日で巨大な組織を作り上げ、たった八日で消えた謎の一家。
『八ヶ頭』の長と前代の『冬樹』の長とは関係があるらしい。
そして、その長は今もどこかで生きているらしい。

  • 鬼畜『炎獄』(えんごく)
長:炎獄 燕譲(えんごく えんじょう)
一家の人数:540人

世界で一番悪名高いとされる一家、悪行の限りを尽くし、端に追いやられた物で出来ている。
他の一家とは違って、『常に強いものが上に立つ』というポリシーで成り立つ故、常日頃に長の座を巡る殺し合いが起きる。
基本的には他の妖怪を殺し、金品、食料を奪い上げるなどして一家の生活を保っている。
長である燕譲は般若の化身として、殺せるなら何でも良いと言う残虐極まりない性格で、世界から恐れられている。

  • 北風『風神』(かざがみ)
長:風神 風太郎(かざがみ ふうたろう)
一家の人数:231人

元々は捨てられた子供たちの集まりであったが、子供たちが一致団結し、この一家が出来上がる。
もっとも新しい一家で、もっとも若い一家である。
捨てられた子供を拾っては、立派に自立できる為の教育を施す。
長である風太郎は若干16歳の少年、妹と共に捨てられた子供である。
今では生き別れた妹を探すために一家を離れている。

  • 化狐『演武』(えんぶ)
長:演武 剛三(えんぶ ごうぞう)
一家の人数:5800人

世界で一番有力な一家、そのあまりにも巨大な一家は『演武帝国』とも呼ばれる。
その強大さ故、炎獄一家の長『燕譲』も『相手にしたくない』といわせるほど。
一家の人間になるには10年間に1000の訓練を消化しなくてはいけない。
そして、その訓練を消化したものが晴れて『演武』一家の一員となれる
長である『剛三』の息子『春華』(はるか)は妃として『華憐』を迎えようとするが、断られた。
『華憐』にOKをもらうまで旅を止めないつもりでいる。

表の世界とのつながりについて

どこかに表の世界と裏の世界をつなぐ扉(ワープホール)が存在する。
だが、それを発見するのは極めて難しい。
最終更新:2009年08月17日 20:06