出版社の「久美」は2017年に廃業していた

心理学検定を実戦形式で対策するなら、公式問題集ですね。心理学検定局が実務教育出版から毎年出している公式書籍です。


でも前は、他に非公式の実戦形式の問題集が出ていました。
「心理学検定マスター研究会」という団体が作った模擬問題集です。

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実戦形式と言っても、実は問題が4択ではなくて5択になっています。
心理学検定は最初は5択で出ていて、今のような4択に変わったのは途中からでした。
「心理学検定マスター研究会」の模擬問題集は10年ぐらい前に作った問題集なので、出題形式が昔の心理学検定の形式になっています。

5択でも勉強になると思いますが、でももうこの問題集は入手困難になっています。
これを出した出版社が廃業したからです。

それは、京都にあった久美という出版社です。福祉系のテキストや資格試験の問題集をたくさん出していました。
読み方は「くみ」です。「ひさみ」ではないです。
でも「久」の字が入っているのに、2017年3月で、久美株式会社は急に廃業を発表してなくなってしまいました。
日本語版ウィキペディアの出版不況#年表のリストには久美は載っていないですが、三大方針の1つの検証可能性のルールに合う情報源を見つけたウィキペディアンがまだいないからだと思います。

久美の出版物の在庫は、今は神保町の電気書院が引き取って販売しています。電気書院は全然違うテーマの出版社ですが、久美と関連会社だった縁みたいですね。


「心理学検定マスター研究会」の模擬問題集はそこに載っていないので、完売したと思います。
売れて良かったです。

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最終更新:2021年09月28日 18:12