596 :鶏肉 ◆KXdf4vT3Ls :2009/07/22(水) 03:26:19.04 ID:vIF3lQFsO
―鴨川沿いの土手―
律「暑いな」
澪「ああ」
律「夕方なのに何でこんなに暑いんだ」
澪「夏だからな」
律「暑いな」
澪「ああ」
597 :鶏PC ◆KXdf4vT3Ls :2009/07/22(水) 03:27:00.89 ID:vz8yzxEP0
律「暑いな」
澪「しつこいな。余計に暑くなるだろ」
律「仕方ないだろ暑いんだから」
澪「だからって暑い暑いと言っても暑くなるだけだろ」
律「涼しくなる話ならいいのか?」
澪「え?」
598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/22(水) 03:27:54.88 ID:vIF3lQFsO
律「怪談でもしようぜ」
澪「ちょっ、律!!」
律「私達がこの前行った宝ヶ池の近くに深泥ヶ池ってのがあるんだ」
澪「おいやめろ馬鹿!!」
律「あるタクシー運転手が雨の降る夜にそのあたりを通りかかったんだ」
澪「やめろー!!!」ドンッ
律「え」
律「うわああああ」ゴロゴロゴロ
599 :鶏PC ◆KXdf4vT3Ls :2009/07/22(水) 03:28:28.59 ID:vz8yzxEP0
気がつくと私は土手下にいた。
全身が痛い。
頭から血が出ている、打ちどころが悪かったらしい。
土手の上で澪が狼狽している、無理もない。
そこへ自動車が突っ込んだ。
跳ね飛ばされた澪の体が宙を舞う。
さらにその自動車に後続車が突っ込んだ。
跳ね飛ばされた自動車が土手下へと向かう。
そこで私の意識は絶えた。
終わり
最終更新:2009年07月22日 15:01