<リンク集>
位置づけとしては「教科書・参考書」。
<作品概要>
- <◆基本情報>
- 著者:アーサー・C・クラーク
- 訳者:平井イサク(ハヤカワSF文庫)
- 収録作品
- はじめに
- みなさんお静かに
- ビッグ・ゲーム・ハント
- 特許出願中
- 軍拡競争
- 臨界量[クリティカル・マス]
- 究極の旋律
- 反戦主義者
- 隣りの人は何する人ぞ
- とかく呑んべは……
- 海を掘った男
- 尻ごみする蘭
- 冷戦
- 登ったものは
- 眠れる美女
- アーミントルード・インチの窓外放擲
- 主な受賞歴
- <◆主要人物>
- ハリー・パーヴィス:酒場「白鹿邸」の常連の一人で、多種多様な科学的「小話」で常連達を魅了する。
- ドルー:「白鹿邸」の経営者。
- アーミントルード:「アーミントルード・インチの窓外放擲」に登場する人物。お喋りな女性。
- <◆あらすじ一覧>
- みなさんお静かに / Silence Please
- 発明熱心な研究助手、ルーパート・フェントンが発明した新型サイレンサー「フェントン・サイレンサー」が引き起こした事件とは……。
- ビッグ・ゲーム・ハント / Big Game Hunt
- 動物の神経組織を電子的に制御する方法を確立したグリネルは、あるターゲットを求め、同僚のジャクソン博士とともに大西洋に繰り出す。
- 特許出願中 / Patent Pending
- 生物学者のジュリアン教授の助手であったジョルジュは、教授の発明した「感覚再生装置」の商業利用を目論むが……。
- 軍拡競争 / Armaments Race
- ハリウッドで活躍していた映画の特殊効果マン、ブランバーグ氏。彼がイギリスに移り住まざるを得なくなった理由とは……?
- 臨界量[クリティカル・マス] / Critical Mass
- 原子力研究所から出発したトラックが転倒、運転手は狂乱の体でその場から逃げ去った。トラックには一体何が積まれていたのか。
- 究極の旋律 / The Ultimate Melody
- 人の心に訴えかける音楽の最終到達点である「究極の旋律」。研究者のギルバートはこの「究極の旋律」に辿りつくことに成功するが……。
- 反戦主義者 / The Pacifist
- 最高の数学機械を軍事目的で利用することを企図した「クラウゼヴィッツ計画」。しかし、作業責任者のミルクトースト博士(仮称)は作業に嫌気がさし、組立途中の「カール」にある機能を組み込む。
- 隣りの人は何する人ぞ / The Next Tenants
- ハリーがこれまでにただ一人「真剣に世界制覇を考えていた」と称するのは、南洋諸島に居を構えるタカト教授。彼はそこで、ある生物の生態研究を進めていた。
- とかく呑んベは…… / Moving Spirit
- ハリーの遠縁の親戚であるホーマーはウイスキーの密造に手を染め、窮地に陥っていた。この危機を打開するため、2人は裁判であるストーリーをでっちあげる。
- 海を掘った男 / The Man Who Ploughed the Sea
- ハリーと友人の弁護士・ジョージは、潜水艦でのクルーズ中、優れた科学者にして実業家としても成功を治めたロマーノ博士に出会う。ロマーノ博士の最新の研究とは。
- 尻ごみする蘭 / The Reluctant Orchid
- 園芸が趣味の気弱な青年・ハーキュリーズ(仮称)は、強引なヘンリエッタ叔母の訪問に悩まされていた。そんなある日、彼はある変わった蘭を手に入れる。
- 冷戦 / Cold War
- 予てよりフロリダ州と犬猿の仲であったカリフォルニア州は、フロリダ州を貶めるべく、退役軍人・元潜水艦乗りのドースン中佐の協力を仰ぎ、ある計画を進めていた。
- 登ったものは / What Goes Up
- オーストラリア中部の原子炉実験において、不慮の事故により「反重力空間」が誕生した。実験主任のケイヴァー博士は反重力空間内部への侵入を試みる。
- 眠れる美女 / Sleeping Beauty
- ひどいいびきのために離婚の危機にあったシグマンドは、藁にもすがる思いで科学者のルービン大叔父を尋ねる。大叔父に処方された薬品で、この問題は解決したかに思われたが…
- アーミントルード・インチの窓外放擲[ディフェニストレーション] / The Defenestration of Ermintrude Inch
- 音声担当技師のオズバート・インチは、お喋りな妻のアーミントルードに悩まされていた。彼女のお喋りに歯止めをかけるため、彼は口数を勘定するための装置を開発するが、その結末は…
<関連情報、その他雑感>
- 関連作品
- ギャヴァガン亭綺譚 / スプレイグ・ディ・キャンプ&フレッチャー・ブラット
最終更新:2012年09月09日 11:44