<リンク集>
位置づけとしては「教科書・参考書」。
<作品概要>
- <◆基本情報>
- 著者:アイザック・アシモフ
- 訳者:美濃透(ハヤカワSF文庫)
- 収録作品
- 夜来たる
- 緑の斑点
- ホステス
- 人間培養中
- C-シュート
- 主な受賞歴
- <◆あらすじ一覧>
- 夜来たる / Night fall
- (あらすじ)天文学者のエイトンは、惑星ラガッシュに2千年ぶりで発生しようとしている現象について注意を喚起するが、人々にはその現象の意味が理解できず、彼を信用しようとはしなかった。2千年ぶりの異常現象、それは全くの未知なる体験である真なる暗闇……「夜」の訪れであった。
- (主要人物)
- エイトン77:サロ大学学長。
- シアリン501:エイトン77の友人。
- セリモン762:若き新聞記者。
- ソアー5:カルト教団の教祖。
- ラティマー25:カルト教団の実働部隊。
- 緑の斑点 / Green Patches
- (あらすじ)発見者の名を取って「セイブルック星」と名付けられた新惑星は、緑豊かな一見素晴らしい星であったが、地球人にとってある致命的な危険性を孕んでもいた。探検を終えて地球への帰途についていたヴァイスは、危機回避のために重大な決断を迫られる。
- (主要人物)
- ヴァイス博士:セイブルック星探検団の一員。生物学者。
- ヴァン・ドレイク:記者。
- セイブルック:新惑星の第一次開拓団員。ある理由から宇宙船を爆破させ死亡。
- ホステス / Hostess
- (あらすじ)生物学者のローズは、研究対象である惑星ホーキンズの知的生命体、ハーグ・ソーラン博士を自宅に迎えることになった。同居する夫と異星からの訪問者との融和に気を砕く彼女であったが、夫の職務とハーグ博士の研究対象とを巡り、事態は思わぬ方向へ進んでいく……。
- (主要人物)
- ローズ・スモレット:生物学者
- ドレイク・スモレット:ローズの夫。地球保安委員会勤務。
- ハーグ・ソーラン:惑星ホーキンズ人。同星を含む4つの星系で拡大中の奇病「"活動抑制死"」の研究者。
- 人間培養中 / Breeds There a Man・・・?
- (あらすじ)公務執行妨害のかどで警察に身柄を拘束された男の正体は、原子力研究の将来を左右する重要人物・ラルソンであった。原子力研究の重荷に耐えかねて逃亡を企てたものと思われたが、彼が研究を止めたのは、それ以上のある決定的な理由があってのことだった。
- (主要人物)
- エルウッド・ラルソン博士:原子力の研究者。研究の過程である「衝撃的な事実」を信じ込むようになる。
- ゴッドフリート・ブラウスタイン博士:精神科医。ラルソンを診断。
- オズワルド・グラント博士:原子力の研究者。
- C-シュート / C-Chute
- (あらすじ)惑星間航行可能な宇宙船が、目下戦争中の敵性異星人・クロロ星人の手に落ちた。彼らは宇宙船内の大気成分を塩素が主体の有害なものに変えたうえで、生き残りの乗客を一室に押し込めた。乗客達の信条も思惑もバラバラで、一致団結した行動を取れるようには思われない。状況を打開する道はあるのか。
- (主要人物)
- ランドルフ・マリン:小柄で目立たない男。帳簿係。
- ジョン・スチュアート:かつてクロロ星人に義手を提供され、クロロ星人寄りの発言を繰り返す。
- アンソニー・ウィンダム大佐:老退役軍人。
- ポリオーキテス兄弟:弟のアリスタイデスはクロロ星人襲撃時に死亡。兄のディミトリアスはクロロ星人に対し怒りを燃やす。
- クロード・ルブラン:乗客の中で一番の若年。
- ベン・ポーター:乗客の一人。
<関連情報、その他雑感>
- 雑多メモ
- リプリント回数1位(英語圏/78年まで)(2位:エリスン「"悔い改めよ、ハーレクィン!"とチクタクマンは言った」ゴドウィン「冷たい方程式」)
- 66年投票時(プロ作家対象)短編1位(同順:同上「冷たい方程式」ライバー「性的魅力」ムーア「ヴィンテージ・シーズン」ワインボウム「火星のオデッセイ」)
- 69年投票時(アメリカSF協会主催)64年以前短編1位(2位:同上「火星のオデッセイ」)
- 71年投票時(アナログ誌主催)短編1位(2位:クラーク「星」ハインライン「地球の緑の丘」キイス「アルジャーノンに花束を」)
- アシモフ自身選定は「最後の質問」「バイセンテニアル・マン」「停滞空間」
最終更新:2012年08月05日 22:26