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(画像:早川epi文庫<図>)
<リンク集>
位置づけとしては「教科書・参考書」。
<作品概要>
- <◆基本情報>
- 著者:ジョージ・オーウェル
- 訳者:高橋和久(ハヤカワepi文庫)
- 主な受賞歴
- <◆主要人物>
- 実在の人物
- ウィンストン・スミス:主人公。真理省勤めの役人。
- ジュリア:奔放な女性。
- オブライエン:党の要職に就く人物。
- パーソンズ:スミスの同僚。党とビッグブラザーに対し忠実。
- ジョーンズ/エアロンソン/ラザフォード:かつて「党」に反逆し、改心し、再度罪を犯し処断されたとされる党員。
- チャリントン:古道具屋の店主。
- 実在が定かでない人物
- ビッグ・ブラザー:オセアニアの「党」における全能の指導者。
- エマニュエル・ゴールドスタイン:ビッグ・ブラザーへの反抗組織「ブラザー同盟」を率いているとされる大反逆者。
- <◆シナリオ>
- 第一部 / 1984年の世界
- 第二部
- 1~8 / スミスとジュリア
- 9 / 「寡頭制集産主義の理論と実践」
- 10 / 終幕
- 第三部 / 愛情省にて
- 解説(トマス・ピンチョン)
<関連情報、その他雑感>
- 用語
- 「オセアニア」「ユーラシア」「イースタシア」:この世界の三大強国。本作の舞台は「オセアニア」。
- <イングソック>:オセアニアの政治哲学。
- <思考警察>:オセアニアの秘密警察。文字通り「思考犯罪」を直接的に取りしまる。
- <思考犯罪>:「思考犯罪は死を伴わない。思考犯罪が即ち死なのだ」
- 『戦争は平和なり/自由は隷従なり/無知は力なり』:「党」のスローガン。
- ニュースピーク:オセアニアの公用語。
- 真理省:過去の記録の書き換え担当。主人公の勤め先。
- 愛情省/平和省/潤沢省:思考犯の拷問(端正)担当。/戦争状態の維持を担当。/飢餓状態の維持を担当。いずれも、名称と実体が真逆であることが特徴。
- <二分間憎悪>:大反逆者であるゴールドスタインへの侮蔑を通じ、党への忠誠向上と士気を高めるための定例行動。
- <二重思考>:二つの相矛盾する信念(例:①戦争は絶対に集結しないことを知っている ②戦争の勝利を心から願い、それに向けて邁進する)を同時に抱き、その両方を受け入れる能力。
- プロール:オセアニアの労働者階級を指す語。
- 寡頭制集産主義の理論と実践:ゴールドスタインの著作とされる書物。
最終更新:2012年08月19日 02:20