【内容の超概要】(OGsベースで、直近5話)
Stage.8 凶鳥の眷族 / 第15話「誰がための盾」+第16話「疑惑の宇宙」+第22話「星から来るもの」+第23話「第三の凶鳥」(メイン)
Stage.9 インスペクター / 第24話「テスラ研脱出」+第25話「流星、夜を切り裂いて」
Stage.10 月下に妖精は舞う / 第27話(ヨーロッパ)「超音速の妖精」
Stage.11 ハルパーの鎌 / 第26話「現れた『影』」(サブメイン)+第33話「壊れた人形」(まだ壊れない)…他。
Stage.12
シャドウミラー / 第26話「現れた『影』」(続き)+第30話(ヨーロッパ)「仕組まれた子供達」+第33話「壊れた人形」(壊れる)
【見どころキーワード】
1)人形顔・トランス顔
2)Excellent × Lemon
3)桜花姉様・伊豆出張
4)石田彰さん一人芝居・顔見世興行
5)コード・ファントムジェイフェニックス
ゲームで5~6話分の内容をどかっと一まとめにしつつ、2週にわたって扱うといった線でしたか…少し予想を外しました。今週はその後半戦。
1)人形顔・トランス顔
先週の時点ではこんな事を言っていたのですが……
『ヴィンデルさんのツヴァイ、遂に次週登場か!?ラミアの特攻は……流石にまだ来ないよな』
普通に来ましたね。ごめんなさい。
(これまでのシナリオではまだラミアが「壊れる」フラグが立っているとは考えていなかったのですが、どうやら目測を誤ったらしい…)
アクセル隊長との戦闘もそこそこに、本来の任務に就くことを宣言するラミア。そしてその際、彼女は「もろ機械」といった趣の無機質な表情に変化します。そしてその後、「壊れる」にあたって人間味のある表情を取り戻す。
この表情変化は大きな見どころの一つです。
その一方、ビルビルで追いかけてきたアラドを迎え撃つリマコンゼオラ、洗脳は完璧かと思われたものの、「忘れる」のキーワードに反応してトランス状態に陥るという件。このトランスゼオラの表情も、状況が分かり易くて実にいい感じ。
こういった表情での魅せ方はアニメならではの追加要素ですよね。
2)Excellent × Lemon
一応本日は「ミッション・ハルパー」後半戦ということで、メインイベントはヴィンデル隊長&レモンさんの大登場。
男前ヴィンデル隊長もなかなか存在感を放っていますが、後述の通りヘタレ成分は抜けきっておらず…。せっかくイケメン化したんだから、頑張れ!
どちらかと言えば本日は「優秀者」と「偽物」……エクセレン&レモンの邂逅の方が興味深いですね。初めてこの件が、完全に声付きで再現されたという意味で(水谷優子氏一人芝居!)。尤も彼女達が直接交わした言葉はほんの少しですけども、今後に期待。
(その一方でもう一人の偽エクセレン・アルフィミィの音沙汰は相変わらずないですね。来週でもう前半終了してしまうのですが、アルフィミィの件を描き切る余裕はあるのだろうか…?)
3)桜花姉様・伊豆出張
伊豆基地近辺ではシャドウミラー大幹部3名+ラミアがキリキリ働いている一方で、沖合では主にアースクレイドルネタが展開。「現れた『影』」のアラドvsゼオラの再現は前述の通りですが、今回はそれに「仕組まれた子供達」ネタが追加されます。
ということで、まずはアースクレイドルの大エース・桜花姉様が6話以来となるご登場。ゲイムシステム発動ネタまで一気に進みます。しかし今回のラピエサージュ、高機動よりは大火力が売り物のご様子で、今一つ動かないのが残念(尤も高機動の魅せは主にフェアリオンが担当するので、棲み分けが出来ているとも言えますが)
4)石田彰さん一人芝居・顔見世興行
そして本日はアースクレイドルのエースのもう一方、イーグレット勢も3人揃って登場します。こちらはエクセレン×レモンと同じ意味で見どころの一つ、3人揃ってフルボイス、石田彰さん独演!的な意味で。まぁ尤も、この3人の初登場時は「THA
GATE OF
MAGUS」を流してほしかった(が、流れなかった)という点を筆頭に、今回が顔見世ということを割り引いても若干淡白な印象も受けました。シックス・スレイブ、もっとビュンビュン動いてもいいよなぁ…とか。
5)コード・ファントムジェイフェニックス
そして本日の山場は、前述の通りラミアさんのコードATA発動!
しかし最大の注目点はそこに非ず、注目に値するのは自爆に至る過程でのツヴァイへの体当たりです。紅蓮の不死鳥オーラを纏っての特攻。美しい…。その様はまさしく、勇者王ガオガイガー・ジェイアークのジェイフェニックス(意図したものかは不明ですが、火の鳥射撃兵器を搭載→最終奥義として火の鳥体当たり修得、という構図は同艦の相似的な演出と言えましょう)。今回、ラミア自爆に至る描写は(表情変化などの魅せ技はありつつも)全体的にやや淡白ですが、足りない分は映像の視覚効果で補われている…という印象です。
……その一方、体当たりで完全に割を食ったのがツヴァイザーゲイン。今回のツヴァイは「顔見せ」をしていないので、登場早々ボロボロにされる憂き目にあっており、ゲーム以上に咬ませ犬臭が強まる結果に……。今後、悪の組織の長の乗機として威厳を保てるのか、戦闘描写には注目したいところです。
…………次回、Stage.13「楽園からの追放者」へ続く。
ラミア復帰もですが、ギリアムさん、トロンベ兄貴、そして未だ登場せぬゼンガー親分……皆さんきっちり登場してくれるのかという点には注目。
ついでに今週のラストカットからすれば、「貫け、奴よりも速く」の展開、予告映像からすれば「燃えよ斬艦刀」の展開、いずれも来週挿入される予感。今週は見せ場に溢れつつも全体的なトーンは(先週に引き続き)ネタフリ回でしたので、来週への期待は高まります。来るか、激熱展開……!