Stage.15 武神装攻ダイゼンガー

2011年1月15日(土)

スーパーロボット大戦OGジ・インスペクター Stage.15.武神装攻ダイゼンガー

お待たせしましたの親分主役回。
約束された神回……否、漢回とでも言う方が妥当やもしれません。



【内容の超概要】(OGsベースで、直近5話)
Stage.11 ハルパーの鎌 / 第26話「現れた『影』」(サブメイン)+第33話「壊れた人形」(まだ壊れない)…他。
Stage.12 シャドウミラー / 第26話「現れた『影』」(続き)+第30話(ヨーロッパ)「仕組まれた子供達」+第33話「壊れた人形」(壊れる)
Stage.13 楽園からの追放者 / 第35話「楽園からの追放者」
Stage.14 汚れのないその瞳で / 第36話「疾風、そして流星の如く」&第38話「オペレーション・プランタジネット(前編)」風味。全体的にかなりオリジナル展開
Stage.15 武神装攻ダイゼンガー / 第37話「武神装攻ダイゼンガー」




【見どころキーワード】
1)艦長の本気の予兆
2)ヴィガジさんの本気
3)テスラ研の本気
4)親分の本気
5)???→EDまで本気

更に本日のテーマを言い添えるとすれば、ずばり「本気」。今回はあらゆる登場人物が本気過ぎます。
その本気具合は、是非実際にご覧いただきたいところです(ということで、以下のネタは注意してご覧ください。実に今更ですが、ジオログって記事の開け閉め機能がないのが不便ですな…)。




1)艦長の本気の予兆
本日は先週シカログ&アギーハから奪還した、ハワイのヒッカム基地からスタート。
今回は全体的にハガネ、ヒリュウ改のクルーにとってはお休み回ですが、そんな中でもダイテツ×ショーンの今後の展望会談が光ります。

特にダイテツ艦長の渋すぎる横顔が眩しい…。ダイテツ艦長、この時点では自身に降りかかる運命を露ほども知らぬはずですが、既にそのことを予見しているかのような、覚悟と気合の入り混じった表情が素晴らしい(尚今回、キャラクター作画の気合の入りっぷりはダイテツ艦長に限った話ではありませんで、基本的に全員にその影響が及んでいます。スタッフ本気過ぎ。いいぞもっとやれ)。

そしてもう一人の「艦長」……これまでろくな見せ場を与えられてこなかったリー・リンジュンの、戦地に赴くハガネとヒリュウ改を見つめる冷めた視線もまた。「私の過去に関する件は大幅にはしょられてはいるが、そんなことは関係ない。見ていろ貴様ら、プランタジネット終盤、原作通りに俺はやってやるぞ…!」というしたたかな悪意が見え隠れするかのような表情、見事なまでにダイテツとは対照的です。

本話は彼ら2人にとってのメーン・ステージはありませんが、今後の本気を十分に感じさせる一幕でした。




2)ヴィガジさんの本気
一方、舞台は変わってテスラ研。こちらは原作通り、ヴィガジさんに占拠されている状態からのスタート。そのヴィガジさん、本話では裏の主役と呼んでも過言ではない大活躍を見せてくれます。その活躍ぶりたるや……。

・その1.デフォルメタッチのギャグ顔まで披露してくれる、素晴らしきコメディセンス
・その2.地球人類を徹底的に下等生物と見下す、上から目線の嫌~な性格
・その3.「戦争を止めれらない野蛮人」と見下す相手を武力で排除し、そのくせ「平和で清潔な銀河」を目指すとのたまう、論理破綻ぶり
・その4.下等生物と見下す人種相手に、DGGの発進まで許す隙だらけの警備態勢…もとい、旺盛なサービス精神

結論:素晴らしき悪役の鑑


ゲームのプレイ時は親分&ウォーダンの方にばかり目が行っていたのですが、こうして改めて見ると、2人の主役の輝きは、名悪役・ヴィガジさんの働きあってこそだった、ということがよく分かります。




3)テスラ研の本気
一方、サブスタッフとしての本気っぷりではテスラ研のメンバーも全く引けはとりません。原作での名場面は悉く映像で再現されておりまして、例えば、

リシュウ先生、剣豪としての本気。仕込み杖でのタマ弾き
カザハラ博士、こんなこともあろうかと的な本気。「地球の研究所には、秘密兵器が隠してあるものなのさ」とうそぶき、ニヤリ
フィリオ、天才プログラマーとしての本気。ジンキワンの超高速立ちあげ

全員流石としかいいようがないプロフェッショナルぶり、その凛々しき姿は、いずれも親分に全く劣らぬ漢揃い。全くもって豪華ですよ今回は。

ヴィガジしかり、サブメンバーしかり、これほどの輝きを放つ彼らですら親分の前座にしか過ぎないというのですから、本話は脅威ですよね……。




4)親分の本気
本話の主役、親分降臨………最早多くを語る必要はないでしょう。この神作画っぷりは是非、アニメ本編の映像をご確認いただきたいところです。
敢えてポイントを挙げるとすれば二点。

1.ピンチっぷりも本気
グルンガスト参式、今回はこちらが心配になるぐらい徹底的にズタズタに追い込まれます。腕はもげ、顔面は握りつぶされかかり、バイソンは途中放棄、そして最後には完全破壊され、破損した顔部は大地に落下(この1カットもまた神作画なのですよ…)。

また、ダイゼンガー搭乗後も暫くは起動できず、悪役ヴィガジさんにいいように嬲られ、コクピットでは流血の事態に。

これだけの危機の描写があってこそ、より一層栄えるのです。
斬漢刀を手にしたダイゼンガーの鬼神っぷりが!!


2.サポートメンバーも本気
もう一点見逃せないのが、サポートメンバーのさりげなさ。

・ウォーダン&スレードゲルミル。ゲーム程の無茶性能ぶりは見せず、あくまでもゼンガー登場までのガルガウの足止めに徹します。
・レーツェル&アウセンザイター。ダイゼンガーの影から颯爽と、しかしあくまでもさりげなく登場。Trombe!も今回は封印します。
・スレイ&カリオン。原作展開とは異なる道を辿っている「綺麗なスレイ」。美味しいところで登場しつつ、ゼンガーの活躍を華麗にサポート。

彼・彼女らも、場を支配できる一騎当千の存在感を放つ人々なのですが、今回は彼らも分を弁えているという感じで親分の引き立て役に徹しております。



本気の名悪役、本気のサポートスタッフ、めくるめくの危機描写、戦友達の名サポート……これだけのお膳立てに支えられれば、必殺技が熱くなるのも道理というもの。

見せてやろう、漢の花道…そう!
全力全開の雲耀の太刀!
ガルガウ、まさかの真っ二つ!!




……いやぁ、大張監督の本気は伊達じゃないです。約束された神回の前評判に恥じぬ出来で、大満足でした。

しかし、私は一つ重大な認識違いをしておりました。そう、監督の本気がここで終わりだと思っていたことです……。

































5)EDまで本気
迂闊でしたよ。第1話の時から思い知らされていたことじゃないですか。
監督が本気を出すとしたら、メカ描写とここだって。

例の水着ED、今回まさかのゼンガー×レーツェルコンビで締めですよ
当然、ゼンガー親分の着衣は漢の正装、越中褌

全くもっての不意打ち、してやられました……。



尚、上記のカットは流石に今回限りかとは思いますが、ED自体も一応後期仕様になったようで、水着ヒロインが追加されてます。新たに採用されたのは、原作より少々胸の豊かなアイビスと、褐色の肌が眩しいカーラさんの2名。お二方、採用おめでとうございます!!

(私にとっての2大ヒロイン、リューネとリオを見事に外してくれたことに涙したのは内緒です……)




…………次回、Stage.16「オンリー・ワン・クラッシュ」へ続く。
ゲームとは展開が前後していますが、次回は漸く「招かれざる異邦人(後)→紅の幻想」あたりのネタ、本格的なマイ話となるようです。









 

最終更新:2011年01月15日 15:47
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