第十五話 封印の巫女

2011年1月17日(月)

STAR DRIVER 輝きのタクト 第十五話 封印の巫女

今週は備忘録をつけている身としては鬼門過ぎました……書くのに要した時間、恥ずかし過ぎてとてもじゃないが言えません。
来週は絶対30分以内で備忘録書くぞと心に誓った大雪の夜。



第15話(今週分)
http://www.star-driver.net/story/story15.html


第16話(来週分)
http://www.star-driver.net/story/story16.html




【感想キーワード】
1)ヘッドの美少年敗北予告
2)バニシングエージ新メンバー
3)タクトvsスガタの行方
4)ミズノさん脱出を阻むキラークィーン結界
5)ミズノさんマリノさん姉妹の謎

う~~~~~む………
本話は私の頭をぐちゃぐちゃにかき回してくれており、正直何を申し上げていいのか分からなくなっている感はありますが、そんな中でも間違いなく言える事が一つ。それは私が製作者側の思わせぶりな演出に完全に惑わされているという事です。本話の感想、他所の考察やアニメ誌の情報等を全く参考にしていない俺様推理である点は相変わらずですが、今週の内容はいつにも増して自信ないです…。

ということで、今週分の感想は酔っ払いの戯言程度に見ていただいた方がよろしいかと。現時点で謎の部分は来週にかなり明らかになるでしょうから、今週分の感想は来週までの繋ぎ、ということで。





1)ヘッドの美少年敗北予告
今週遂に、スガタに一切の飾りの言葉無く、第1隊エンペラー代表への就任を受けるよう提示したヘッドさん。彼曰く、

「戦士のシルシを持っているということは、大きなリビドー、或いは野心を持っているということだ」
そうであるが故に、戦士のドライバーは誰も俺には勝てない
間もなく銀河美少年は敗れる

果たして、戦士のドライバーがヘッドに勝てない根拠とは何か?
(リューナイトにおけるリューの「ロード>ナイト」のように、単に階級序列的に上のドライバー…ということなのか?「ヘッド」という名前も美少年並に説明のない単語ではあったが、要するにそういう意味なのか?)

そして「銀河美少年が敗れる」…その根拠は?
どうやら来週、遂に「第3フェーズ」が解き放たれ、タウバーンの絶対優位性が遂に揺るぐことになる模様であるが、そのことを素直に言い表したものなのか?それとも……




2)バニシングエージ新メンバー
ヘッドの下、遂に全員が揃ったバニシングエイジのメンバー。

マンティコール/マリノさんは不在(あと、カタシロさんも不在だったのですが、その件については完全スルーでしたね…)ではあるものの、残り全員が参集。

ヘッド、タケオ、ギンタ、ツキヒコ、

……そして謎の女が1名、男が2名


この3名、(少なくとも視聴者に対して)正体を隠す気がないとしか思えない他の綺羅星団員と異なり、完全に姿を隠しての登場であった。
新キャラクターなら敢えて姿を隠す必要がないので、つまりこの3人、これまで綺羅星(少なくともバニシングエージ)とは無関係と思われていた既出のキャラクターである可能性が極めて高いはず

とはいうものの、少々卑怯な手段ではあるものの、その一部はキャストから推察可能。キャラクター名の伏せられた4名の声優の中に「赤羽根健治」氏の名前があることから、男1名はバンカー/ダイ・タカシ君で確定であろう。第3話でのヘッドとのいきさつから言っても、彼がバニシングエージに加入することに違和感はない。そしてもう一人、「牛田裕子」氏の名前があることから、女1名はヤマスガタ・ジャガーさんでこれまた確定と見てよいかと思う。第4話のフリがここにきて漸く成就、ということであろうかと。


問題は残りの一人、緑色の髪の男の正体。声優は恐らく「斎賀みつき」氏であろうが、彼は一体何者?氏が声をあてているキャラクターなんて、これまでに居ただろうか……?




3)タクトvsスガタの行方
スガタ「次の稽古は賭け試合だ。負けたらワコとの婚約を破棄しよう」
美少年「その冗談、本気にするぜ?」

という、下校際に校門前でかわしたやり取り。このやり取りの第一義は、当然ながら「ミズノさんが、美少年はワコにラヴであることを気付かせ、ショックを受けさせる」ことにあるのであるが、一方でスガタとの対決の軽い予兆であるとも取れる。

ところで、先週から変更になったOPで暴れまくっている青いサイバディ、私は先週「ザメク」だと即断したのであるが、どうも今週の予告を見るとそうではない可能性が高そうだ。既に更新済の次週予告を見ると、2つの新サイバディの名前が列挙されている。

http://www.star-driver.net/story/story16.html
巫女のサイバディ・メムに乗せられ、ヘッドのサイバディ・レシュバルに貫かれてしまうミズノ。ついに世界が第3フェーズへと突入した』

先ほどのヘッドの「戦士のドライバーは僕に勝てない」の件から考えても、青いサイバディ=ヘッドのレシュバル=タウバーンの同系列上位機種と考える方がすっきりしそうだ(今思えば、ザメクがタウバーンと同形と考えるのは、いくら何でもタウバーンの地位を上に見すぎだった。反省)。

しかし、となるとスガタは一体どう動くのか。
青いサイバディの件を一端白紙にしたとしても、スガタが美少年に牙を剥く邪推要因がしこたまある、という点に変わりはない。加えて、6話~8話間で展開された寮長のキス能力の影響、美少年との殴り合いで完全に抜けきっているのか、実はその辺りも怪しいのではないかと睨んでいる(寮長の影響下にないことは少なくとも明らかではあるが、何がしかおかしな影響を与えたんじゃないか?との線)。第8話以降、何となくではあるものの、スガタの様子はやはりどこか変な気がする。少なくとも、それ以前のスガタとは何かが違う気がしており、それに対する明快な答えは未だ得られていない。




4)ミズノさん脱出を阻むキラークィーン結界
今週の山場。家を飛び出していたミズノさんマリノさん姉妹の母親、ヨウ・フジノさんが島外から帰還。
それに耐えられなくなったミズノさんは、島外へ出ることを決意、……しかし島をある程度離れると、起床時のベッド内に逆戻り
「島を出ようとする」というフラグを立てると、「起床時のベッド内に逆戻り」。そしてその記憶を持っているのは(恐らく)彼女一人。言うなれば、ジョ○ョで言うところのキラークィーン的な効力を持つ結界が島全体を覆っており、これこそが「巫女を島から脱出出来なくする」ための仕掛けであった。

そして本日の最後、イブローニュさんが「島を出る方法、教えてあげましょうか?」とうそぶきながら彼女に近づくわけだが、つまり既に力を解放させられてしまったサカナちゃんのように、ミズノさんも第3フェイズを解放してしまえば結界効果の対象外になりますよ(…そしてそれは来週起こりますよ)、という流れであろうことは間違いない。これは一つの筋道だったストーリーなので、特に問題はない。

今回時間絡みで別途気にしておきたいのは、最近島全体から時間経過の感覚が薄くなっている気がする点。ワタナベ奥様が中間テスト明けを宣言してからもう4週経過、まだ夏休みにも入った描写すらないのだが、一体今は何月……?
真相は「単に尺の関係で入れられていないだけ」…というあたりである可能性が高いが、もしこれが製作者側が狙ってやっていることだとすれば……既にこの島、エンドレスエイト的な状況というか、一種異様な時間の流れの中に陥っている可能性がないではない気がする。今週明らかになった結界が示唆しているのは、この島は明確に「外界とは何かが違う」島であるということであり、特に一個人の時間を巻き戻すという、時間絡みの大技が可能だということなのだ。




5)ミズノさんマリノさん姉妹の謎
もう一つ、先週からの宿題であった、ヨウ姉妹に潜む大きな謎。

発端は先週、「アインゴットの眼」発動時の描写。マリノさんが見たニシの巫女の過去の姿……即ちミズノさんの傍らに、何故かマリノさんの姿がないというもの。そしてその描写は本日ますますエスカレートし、私を完全に煙に巻いてくれている。

マリノさんとミズノさん、2人が同時に存在してはいる。それは周囲の反応から考えて間違いない。
しかし彼女達2人の存在がぐらつくような描写が続いていることも事実。帰ってきた母親は「ミズノ、いるんでしょ?」とだけ言い、マリノさんの名前を出さない。そしてこの晩を境に、翌日、マリノさんは姿を見せていない。上記の公式予告を見ても、どうやらマリノさんは来週も姿を現さないようだ。


真実は来週待ちだが、本日のところでは上記の素材を勘案した上でのぶっ飛び妄想を一つ置いておくことにする。


結論:現在のヨウ姉妹は、もともと一人の「ヨウ・ミズノ」だったものが二つに分かれて誕生した

妄想補足1:ミズノさんは元々、巫女であると同時にスタードライバーであるという稀有な存在であった。
妄想補足2:ミズノさんのスタードライバーとしての特殊能力が「一人の人間を実体としての2人の人間に分割する」的な能力であり、幼い頃に母親逃亡というトラウマ寸前の出来事が生じた結果、その能力が自己防衛的な意味合いで発動し、それ以降2人になって現在に至る。
妄想補足3:性格についても、一人の人間に共存していた「天真爛漫不思議っ子」と「責任感のある姉様タイプ」という性格が、2者に分かれたことで綺麗に分離した。そして「巫女」と「スタードライバー」の役目も分割所有することになった。
妄想補足4:先週ミズノさんが美容室に行って髪を降ろした瞬間の、あまりにもマリノさんにそっくりな顔。双子だから当然と言えば当然だが、これは2人が同一人物であることの第一フラグだったのではないか。
妄想補足5:姉妹の保護者である「おばちゃん」は、ミズノさんがニシの巫女であることを知っていることからするに、この辺りの事情も理解している。
妄想補足6:今週マリノさんが消えたのは、この能力に何らかの支障が生じ、文字通り「消滅した」。しかしミズノさんはそのことにまだ気付いていない。
妄想補足7:魔法の呪文「片身、分かちた、矢が男性」。「矢が男性」は今もって内容は不明だが、「片身分かちた」はこの妄想を下敷きにすれば、実はあまりにもストレートな文言。
妄想補足8:「嘘をつき通せば、本当になる」「でも、嘘で作られた世界は幻だよ?」そもそもミズノさんが「ミズノさんマリノさん姉妹」だってこと自体が大嘘だったということではないか?

最終更新:2011年05月08日 20:39
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