鉄道敷いて遊んでゴー!!

日経1/21文化面 鉄道敷いて遊んでゴー!! 伊藤信男氏
※以下、カッコ内・太字は管理人補追部分。

  • 東京都荒川区の住宅街に「のぞみ会」という、50本以上の模型用のレールを敷いた空間がある。ぬいぐるみ工場跡を利用した施設で、私が運営し、毎週土曜と日曜に誰でも遊べるように広く公開してきた
  • 鉄道好きは子供のころからだ。(中略)オヤジが大工だったので木材の切れ端は身近にあり、模型を好き勝手に作ったものだ。
  • (息子が小学生になった頃、ベニヤ板を用い、今で言うところの「ジオラマ」作成に着手。周囲の子供達に開放していたが、次第に枚数が増え、常設の展示スペースが欲しくなった。)そこで、近隣に空き家を探し、安く借りた(→のぞみ会発足)。(中略…この空き家が老朽化したことで、現在のぬいぐるみ工場跡を発見)廃墟のようだったが、自分で直すことを条件に、安く貸してもらった
  • (1階と2階に3面のレイアウトを設置、最大50人が同時に遊べる。参加費は大人450円/1日、子供200円/1日)これだけ大規模で、誰でも使えるレールのレイアウトは国内にないだろう。(中略)大人もたくさん来た。JRや私鉄の運転士が団体で来ることも多かった。
  • 私自身は、車両を走らせるよりレールを敷くのが好きだ。(中略、走行安定性の高いレイアウトとするための)細かなノウハウを自分なりに持っている。
  • (この建物も老朽化が進み)困っていたところ、荒川区役所が「あらかわ遊園」への移転を勧めてくれた。園内に都電の資料館を開設する予定があり、そこでスペースを提供してくれるという。
  • 現在76歳の私だが、今も鉄道が好きだし、もう引っ込みがつかないし、死ぬまで模型やレールのレイアウトを作っていようと思う。



21日の人物紹介で取り上げられていた方。
前に取り上げたお2人(バス会社社長:山本氏 こどもコンサルタント:原坂氏)のように、趣味と実益の一致した職業で活躍されている方とは異なり、今回は大好きな鉄道模型を完全に趣味として行っていながら、76年に及ぶ本気の取り組みの結果、行政にまでその素晴らしさを認めさせたという、趣味人としての歩みを徹底的に突き詰めた方(この方、未だ現役の大工さんです)。
使い古されたワーディングではありますが、本気って大事。そして、本気が出せていない自分を自覚することが大事。

尚、移設決定のニュース自体は昨年11月に出ていた模様。




【リンク集】
  • 鉄道模型常設展示場「のぞみ会」









最終更新:2011年05月09日 00:05
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。