Stage.21 眠れ、地の底へ

2011年2月26日(土)

スーパーロボット大戦OGジ・インスペクター Stage.21 眠れ、地の底へ

いや~…予定より大分備忘が遅れてしまいました。
昨日帰ってきた試験の結果が割合良かったもんだから、日中つい浮かれて遊んでしまったですよ…



【内容の超概要】(OGsベースで、直近5話)
Stage.17 鋼の咆哮 / 第39話「オペレーション・プランタジネット(後編)」
Stage.18 誘う鬼日 / 第40話「会者定離の理」
Stage.19 龍虎王顕現 / 参考:第28話「龍虎覚醒」
Stage.20 若き猛禽 / 第40話「会者定離の理」(再)+地上第42話「熱砂を越えて」
Stage.21 眠れ、地の底へ / 地上第43話「メイガスの門」+地上第44話「眠れ、地の底へ」






【見どころキーワード】
1)エルピス事件 映像化
2)SRXチーム&エクスバインのコンビネーション奥義
3)忘我の戦闘人形
4)アーチボルドの狂気
5)クエルボ博士の決意

今週は今までの中でも最もシリアスな回となりました。いろいろネタ要素に期待するところもあったのですが、シリアス展開に水を指す形になるためか、流石におフザケはなし。これほど遊びのない回も珍しいです(……といいつつ、どこかにあるかもしれませんけど)。




1)エルピス事件 映像化
今週はOG2の敵対勢力の中でも最も禍々しい連中が集う、アースクレイドルの決戦回・第一幕。導入は、その中でも随一の殺人狂・アーチボルドと、レーツェル兄貴の間の因縁となった事件『エルピス事件』の振り返りからとなっています。

この部分、意外に長い時間があてられていまして、「私に引き金を引けと言うのか、カトライア…!」のくだりなど、全編がきっちり映像化されています。特にアーチボルドの表情や台詞回しなどは、久しく出番のなかったアーチボルドの狂気っぷりを一瞬で思い出させてくれる秀逸な仕上がりとなっており、非常に見ごたえあり。

冒頭にも述べた通り、本話の空気感は全体的に非常にシリアスなものとなっていますが、冒頭で取り上げられているこのエピソードは、その空気感の形成に重要な役割を果たしています。



2)SRXチーム&エクスバインのコンビネーション奥義
……で、「というわけで、いよいよアースクレイドルの本丸に乗り込むぞ」というのがAパート残りの大まかな流れ。この部分は唯一、本話において、派手さ・カッコ良さを純粋に楽しめる部分となっています。

ここでは久々の、そして恐らく最後の登場となる大量のリオン軍団が、切られ役としての花道を全うすべく大奮闘。ズィーガーリオンやゲシュペンストRV、ガーバインやカイ少佐ゲシュペンスト等の大技によって、次々に撃ち落とされていきます。


そしてこのショーのトリを務めるのは、SRX&エクスバインのダブルウラヌスシステムコンビ。

一発目は、AMガンナー(リオ)の上にR-GUNパワード(マイ)が着座して放つ砲撃技。
Gインパクトキャノン&ハイツインランチャー・ダブルファイア!!
リオに久々の出番キタコレ!!……これが最後の見せ場にならないことを祈りたい。

二発目は、SRXとエクスバインコンビによる蹴り技。
ダブル・ブレードキック!!
→これがまた強烈な威力で、ライノセラスを真っ二つ。今後ゲーム中でも是非みてみたい合体技です。「リュウセイとリョウトが旧知の仲」という設定が活かされたシーンを久々に見た気がしました。





3)忘我の戦闘人形
さて、外では派手な戦闘が繰り広げられ、最後にはクロガネの超大型回転衝角の力で内部侵入に成功と、攻略は非常に順調に進展。しかしその一方、内部では侵入者対策が着々と進んでいます。

アギラ婆さんは対侵入者用兵器として、

・マシンセルを注入
・ゲイムシステムの稼働時間延長

というマ改造を施したラピエサージュ……その名も『ラピエサージュ・ファントゥーム』という、とんでもないバケモノを用意してくれました。(ラピエサージュにマシンセル投入ってマジですか……)

……で、これに搭乗させるのは、勿論オウカ姉様。そして機能を強化した分だけ、当然オウカ姉様も更に強化。その結果、オウカ姉さまは完全に自我を無くした戦闘用生体パーツと化します。

そしてこのオウカ姉様を前にしたアギラ婆さんの台詞の凄みは相変わらずで、どこどこまでも無感情に人をモノとして扱うことが出来る外道ップリ、実にシビレます。クエルボ博士に言い放つ「今更善人ぶるでないわ」原作通りで、来ることが分かっていた台詞であるにも関わらず、やはりいいなぁ……と思ってしまいました。

大義名分に依存せず自身の欲望に忠実に悪徳を行っているという点で、やはりアーチボルドとアギラはOG2悪役の二大巨頭ですね。




4)アーチボルドの狂気
で、そのアーチボルドが全力全開でブランシュタイン兄弟を殺りにくるのがBパート。
冒頭のエルピス事件で見せた表情以上に、禍々しさを更に磨きあげたとてもとても素晴らしい笑顔でクロガネ隊の面々を迎えてくれます。

搭乗機はこれまでの経緯を踏襲し、グラビリオン系列の機体の模様(今回は説明も名乗りもなかったために詳細がいまいち判然としませんで、ネタバレを待つ所存。少なくとも「アルティメット~」ではありませんでした)。多勢に無勢感はありますが、それでもR-2一点狙いの作戦などが功を奏し、善戦。途中で応援に来た前述のラピエサージュ・ファントゥームも奥に下がらせる余裕を見せます。

しかし、この因縁の対決を制したのは、レーツェル兄貴の超絶技量。
どういう狙い方をしたのかはいまいちよく分かりませんでしたが、R-2パワードの後ろのグラビリオンのコア部分を見事に撃ち抜き、グラビリオンは炎上。
そして脱出しようとするアーチボルドに引導を渡したのは、R-2パワードによる鉄拳制裁でした。アーチボルドも最後の最後まで狂気のスタンスを崩さず、これといった往生際の悪さも見せずに果てていきました。

第1話から長らく活躍してくれたアーチボルドさん、遂に退場……。長い間、誠にお疲れ様でございました……!!



5)クエルボ博士の決意
一方、一直線にセトメ博士のラボを目指した被験体&人造人間チーム(アラゼオ&ラトシャイン&ラミア)の前に立ちはだかったのが、前述の強化オウカ姉様。

ラピエサージュはこれまであまり目立った活躍が出来ていませんでしたが、強化版は流石に一味違う。

アーチボルドとの決着後に映し出されたこちらの戦況は燦々たる結果で、全機ボコボコに打ちのめされ、地べたを這いつくばっていました。アラドの土壇場力も本来イレギュラーのラミアさんをも組伏せるとは、オウカ姉様も流石に最終局面だけあって容赦がありません。


そして本日はこのタイミングで引き。
次回・決着編、Stage.22『散りぬべき時知りてこそ』へと続きます。

正直ネタ的に詰め込みきれないかもとは思っていましたが、アースクレイドル決着編を2週にわたってみっちり描いてくれるとは、嬉しい誤算でした。

次回はいよいよ、戦士ウォーダン&オウカ姉様との決着編。彼ら2人は潔い散り様を見せるのか、それともひょっとして、まさかの生存というビックサプライズはあるのでしょうか(そして忘れてならないウルズ君、本作でもまたトホホなやられ役になってしまうのでしょうか)。要注目です。

 

 

 

最終更新:2011年04月04日 01:37
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