第二十三話 エンペラー

2011年3月21日(月)

STAR DRIVER 輝きのタクト 第二十三話 エンペラー(備忘簡易版)

昨日は帰京した友人を囲む集まりに出ており、更新遅れました。
OGINに続き、今回も簡易版で。
(簡易版のくせに2分割ってどういうことよというお声はありましょうが、今回は書くのに30分もかけていない圧縮運営でありやす)


あらすじ
第23話(今週分)
http://www.star-driver.net/story/story23.html

第24話(来週分)
まだ来てません。珍しいこともあるものだ…
来週以降の日程はまだ正式発表はありませんです。


<Aパート・OP前まで>
スガタ、朝稽古においてタクトに「いつかの賭け試合」を蒸し返し。
しかしタクトは結局トドメを躊躇ったのか、今日のところはスガタに軍配があがった模様。
風呂場にて、ワコを守る強固な覚悟の所在を問うスガタに対し、「しなやかな精神」で対応すると標榜するタクト。


朝食中のスガタ邸に、ヘッドからの贈り物が届く。なんとスガタの肖像画。
タクトの父親が描いたものだ、とスガタ。
そして、しかし歳は自分達とそう変わらないように見える…つまり、恐らくは「第1フェイズを使っている」=綺羅星十字団に違いないと。

しかしタクトは動じない。
「どうよ、いかなる状況にもしなやかに対処する僕の平常心は」

「なるほど……」

そして一言。
「ワコ、デートしよう」

一同
「!?」

OP

<Aパート・OP後>
いたたまれず、学生寮を散歩するタクト。そこでフィラメントの3人と出会う。
綺羅星内での立ち位置ゆえか各人の現状ゆえか、タクトに同情的な3人。
(マネージャーに告白されたホンダさん、ラブレターを貰ったゴウダさん。絶賛青春謳歌中)
そしてタクトが去って、つぶやく。
「……いつまで綺羅星にいるんだ俺達」
「青春を謳歌して……旅立ちの日を迎えた時、部外者でいていいのか?」

デート中のスガタとワコ。
珍しく挑発的なスガタ。
「俺とワコが結婚してタクトが遊びに来るのか、それともタクトとワコが結婚して、俺が遊びに行くのか」
「この前の舞台でのキスはどうたった?」
「ねえ、キスしようか?……冗談。冗談だよ」

まだ散歩中のタクト。浜辺にて。
そこでヘッド、遂にタクトと接触。
「ねえ、道を…」
タクト、みなまで聞かず顔面パンチ。
「……白々しい芝居してんじゃねえ」(既に父親だと分かっている模様)
カタシロさん「だから止めろって言ったのに」
ヘッド「やはりあいつを始末するしかないな」


バニシングエージ3人、相談の上腹をくくってサイバディ再生を決断。
「奴がシンパシーを手に入れる前に片を付けるしかない」


<Bパート>
夕刻、ワコと食事するタクト。
スガタ、ワコを昼間付き合わせたので、夜はタクトに付き合え、と。
何となく釈然としないタクト。
そしてゼロ時間突入。

サイバディ1対3の戦い。
第3フェイズ以降ならこういう戦い方も可能(綺羅星側の連携が取れていればの話だが。ようやく連携がとれたようだ)

タウバーンは強いといえど、絶対的な能力差があるわけではない
これまで(の全戦全勝)が奇跡なのだ
1対3では流石にジ・エンドか……

しかし、そうはならない。
スガタ「僕をタウバーンに乗せろ!僕を使ってタウミサイルを撃て!」
エキセントリック・タウミサイル!
スガタ突貫、3機を一瞬にして撃破。サイバディ戦終幕。


ゼロ時間から戻り、早々に大量の食事を頼むワコ。
怖くないの?とのタクトの問いに応えて曰く
「大丈夫だよ。私にはタクト君もスガタ君もついてる。
 タクト君とスガタ君が揃ってれば、無敵だもん


そう、まさしくその通り。
そして、その絶対勝利の方程式、遂に崩れる。
綺羅星総会にて、新たな仲間の加入が宣言される。その名は、
第1隊・エンペラー代表……キング!!
キングことスガタ「綺羅星!!」
一同「綺羅星!!」

Fin

 


<感想>
いろいろな意味で、今まで仄めかされてきたことがストレートに表現された回でした。

スガタはケイトさんのために、綺羅星入りすることを決めた。
そのため、タクトがワコを託すに足る男だと自身が納得するため、手を変え品を変えタクトを試す。
全ての戦闘が終結した後、スガタは遂に綺羅星加入。
……という内容は、概ね先週の想定通り。

そしてもう一つ、今回明確にワコの口から出た、本作におけるサイバディ戦の真理。
タクトとスガタが協力してさえいれば無敵。そしてスガタが裏切ることで、この方程式が崩れるという展開。
最近は予想の軸があっちこっちにぶれていたものの、結局作品序盤で多くの方が想定していた通りの方向に向かいつつある印象です。

先だって公になった最終話までのあらすじにおいては、最終話では
「ヘッドがスガタごとキングザメクを乗っ取る」
「タクトはスガタを救出するためキングザメクに立ち向かう」
となっているのですが、ここから読み取れるのは「ヘッドとスガタ→敵対」「ヘッドとタクト→敵対」だけで、「タクトとスガタ」の関係については不明。つまり、綺羅星スガタ・ケイト派は必ずしもタクトと共同歩調をとっていない可能性があります。
となると、タクトはヘッド・スガタの双方と戦う(スガタについては「ぶん殴って連れ戻す」ぐらいの意味合い)ためにキングザメクに挑む……ということで、上述した「多くの視聴者の方の当初想定であるところの『タクトvsスガタ』フィナーレ」に至る線は十分有り得るのではないかなと。


その一方、南十字島核爆撃の話とか、エンドウ部長の銀河トークとか、今回その辺りの話は毛ほども出て来ません。
で、来週は綺羅星に加入したスガタとケイト、またスガタとヘッド、そしてヘッドがシンゴから第1フェイズ「シンパシー」を受け取る……
といったネタを描くことで手いっぱいでしょう。

……といった辺りを踏まえ、過去作品の例から、話の丸め方についていくつか再提示してみます。
果たして本作の落し所やいかに。



1.レイズナー型(直近の予想)
最終話、話の縦軸の詳細解説、および最終戦の決着については明確に描かず、断片的に描写するのみ。
その辺りの顛末はOVAにて。


2.ナデシコ型(その一つ前の予想)
話の縦軸[古代火星文明]はすっぱり捨てて、人間関係の決着を優先。
続編の劇場版においても縦軸の話は無視し、人間関係を優先。3年後の展開を描く。


3.ラーゼフォン型
縦軸について最終話まででは十分な説明が出来ないまま、取りあえず終幕。
劇場版において、縦軸部分についてより分かり易く理解してもらうために、詰め込み過ぎた内容を大幅に圧縮して再構成し、「物語の別の可能性」という形で作成。


4.ビッグオー型(今回新たに予想)
物語の謎については、作中における用語(例:シュバルツバルト)や数々の暗喩で「説明が済んだ」ということにして、特段続編によるフォローなく終幕。
(「神話前夜」の内容の充実ぶりを考えると、実はこの線もあり得るんじゃないかという気がしてきてます……勿論個人的には、何らかの形での補完を希望しますが)
最終更新:2011年05月08日 20:52
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