<リンク集>
位置づけとしては「教科書・参考書」。
<作品概要>
- <◆基本情報>
- 著者:堀晃
- 収録作品
- イカルスの翼
- 時間礁
- 暗黒星団
- 迷宮の風
- 最後の接触
- 電送都市
- 骨折星雲
- 太陽風交点
- 遺跡の声
- 悪魔のホットライン
- 主な受賞歴
- <◆あらすじ一覧>
- イカルスの翼
- (あらすじ)情報省爆破に失敗し「特級犯二号」の烙印を押された活動家。彼に課せられた刑罰とは、灼熱地獄の水星で六十日間を耐え忍ぶことであった。
- 時間礁
- (あらすじ)三次元空間の宇宙飛行士最後の世代・土岐と、ワープ航法世代の宇宙飛行士・コリントのチームは、ワープを終えたばかりの空間で得体の知れない電波を受信する。それは救難信号……しかも驚くべきことに「この宇宙船の連絡艇からの」ものに他ならなかった。
- 暗黒星団
- (あらすじ)カリフォルニア大生物学部所属のヤマモトは、加速度に魅入られた旧世代の宇宙飛行士・タキに、ある依頼を持ちかける。それは六個のブラックホールが結晶状に集まった星団の内部に存在するアダマス第二惑星の調査。そこはあらゆる生物の、得体の知れない「自殺行動」に満ち満ちた世界であった…。
- 迷宮の風
- (あらすじ)タキは惑星「ミノタウロス」の調査中に行方不明になったヤマモトの探査に向かう。そこは底しれぬ地下迷宮、しかも強烈な気流の荒れ狂う謎の空間であった。
- 最後の接触
- (あらすじ)大宇宙探査時代が過ぎ去り、徐々に斜陽産業となりつつあった「恒星艦探査装置」業界の販売員の彼に、上席からある業務命令が下る。それは次世代の有人飛行における、ある驚くべき計画の被験体になることであった。
- 電送都市
- (あらすじ)最愛の女性・ミアを恒星間電送の際に失い、失意で酒に溺れていた「俺」であったが、5年の時を経て遂に彼女の後を追う決心をする。俺は、超空間の歪の中にいまだミアとともに存在し続ける、クヤマニア大学学園都市への電送が成功する可能性に賭けることにしたのだ。
- 骨折星雲
- (あらすじ)銀河系の核の反対側の宇宙に存在が確認されたその星団は非常に奇妙な形状をしていた。凸レンズ状の銀河が真ん中で直角に折り曲げられたように見え、その形状から「骨折星雲」の愛称で呼ばれていた。マキタとコリントのチームは、星団の成因調査のため星団宙域への跳躍を敢行した。
- 太陽風交点
- (あらすじ)恒星「ヘルクレス110」の観測基地から報告のあった、奇妙な「ノイズ」の調査のため、俺は観測基地へと向かった。かつて失った最愛の女性・オリビア……今や「基地そのもの」となっている彼女とともに、俺はノイズの正体の解明に全力を尽くすが…。
- 遺跡の声
- (あらすじ)ヘルクレス110宙域に生息する結晶生物で、息子のように愛情を注いだ私の相棒「トリニティ」。彼と共に調査に訪れたアドルム第四惑星で、トリニティはある驚くべき変貌を遂げる……。
- 悪魔のホットライン
- (あらすじ)恒星間航行船「ウィンクルⅡ」の通信士・マックスには、「悪魔が憑いている」との不気味な噂があった。業務の中、私は彼と親しい関係を築き上げることが出来たと感じていたが、ある日彼から「別れ」を切り出される。これはあの不気味な噂と関係があることなのだろうか…?
<関連情報、その他雑感>
最終更新:2011年12月25日 01:29