4-310氏の作品
こなた「・・・さて、試験前の勉強会ということで、いつもの4人が私の家に集まったわけだが」
かがみ「ま、いつものメンバーね」
つかさ「今回はどの教科も試験範囲広いよ~・・・間に合わないかも、ううっ」
みゆき「大丈夫ですよつかささん。一緒に頑張りましょう」
こなた「女4人っていうのも色気がないんでキョンも呼んだヨ」
かがみ「ちょ・・・試験勉強に色気なんかいるかーっ!!」
こなた「まま、そう固いこと言わない言わない。いいとこ見せるチャンスだよ、かがみん」
かがみ「いいとこって何よ?」
こなた「キョンもあんま勉強得意じゃないしね。かがみんが教えてあげれば・・・って、そっちのお勉強じゃ・・・」
かがみ「ベタなネタをふるなー!!」
こなた「お・・・話をすればさっそくやって来ましたよ、愛しの彼が」
キョン「オッスこなた! 俺なんぞが来て良かったのか・・・って、予想通りすごい部屋だな」
こなた「いらっしゃい、まま、上がって上がって」 つかさ「こんにちわ~」
みゆき「キョンさん、こんにちわ」
キョン「・・・で、ここのthat節の訳し方なんだけど、これってどこの文にかかるのかわかる、高良さん?」
みゆき「ここはですねぇ・・・」
こなた「しまったヨ・・・私としたことが・・・みゆきさんかがみんより頭良いんだっけ」
かがみ「・・・こなた、あんた人の心配してる場合じゃないでしょ。全然進んでないじゃない。分からないことがあったら遠慮なく聞きなさい」
こなた「ごめんよかがみん。この埋め合わせはちゃんとするから・・・」
つかさ「・・・トルコアイスうにょ~ん」
キョン「こなた、悪い。ちょっとトイレ借りるぞ」
こなた「どそどぞ、ごゆっくり。廊下の突き当りの左側にあるヨ」
つかさ「・・・アイス食べたら、なんか眠くなってきちゃった」
かがみ「こらつかさ、ここで寝たらわざわざ来た意味がないでしょうが!」
こなた「ちょいとみゆきさんみゆきさん」
みゆき「何でしょうこなたさん・・・はいはい・・・そうですね、分かりました。ふふっ」
キョン「定免制の利点ってのは、毎年の米の出来不出来に左右されず、年貢収穫高の安定を・・・」
かがみ「そうなんだ。いや、授業の説明だけだとよく分かんなくて・・・ありがと」
こなた「いい感じですよ。しかも教えてるんじゃなくて、キョンの唯一の得意科目を教えてもらうというのが何とも」
みゆき「・・・遅くまでどうもお邪魔しました」 キョン「1人で勉強するより、随分はかどったな」
つかさ「うう、私はあんまり進まなかったよ~」 こなた「・・・かがみん、キョンといい感じだったねニヤニヤ」 かがみ「なな何言ってるのよ!日本史を教えてもらって、代わりに英語を教えてあげただけだし」
こなた「ねぇかがみん・・・もし、かがみんが・・・」
かがみ「何?」 こなた「キョンの事・・・本気なら、私応援するヨ。がんばれ!」
かがみ「ちょ・・・ちょっとこなたっ!」
つかさ「お姉ちゃ~ん、はやく~」
かがみ「今行くわよ! ね、こなた・・・」
こなた「ん?」 かがみ「その・・・ありがと」
こなた「・・・こういう時、おちゃらけキャラってのは辛いよね。私じゃキョンとは釣り合わないしね、いろいろと。キョンは、かがみんみたいなタイプの女の子、好きそうだしね・・・いいんだ、私はキョンとは・・・友達で・・・」
最終更新:2009年02月22日 11:55