谷口「女子から告白されるって……男の夢だよな」
キョン「なんだ、また玉砕してきたのか」
谷口「貴様ッ、見ていたな!」
国木田「いや、普通察するって。その変わりようを見たら」
白石「この間まで『男子たるもの告白はストレートに』とか言ってたのにねえ……」
谷口「いーじゃねえか。告白は男子からって決まってるわけでもねえし」
国木田「そりゃそうだけど、女子は何としても向こうから告白させようと仕向けるけどね」
かがみ「……」
かがみ『私たち、結構気が合うわよね?』
キョン『まあ、同じツッコミポジションだしな』
かがみ『じゃあさ。私が今、何考えてるか、わかる?』
キョン『……体重増えたなー、とか』
かがみ(なんという……妄想の中でも鈍感か。よし、ここはストレートに!)
かがみ『つきあって!』
キョン『どこまで?』
かがみ『そうじゃなくて!』
キョン『じゃあ、いつまで?』
かがみ「うがあああああああああっ!」
つかさ「で、殿中でござる!」
☆
こなた「男子も受け身になったもんだねー。ムリムリ大改造しちゃうぞー」
キョン「ナチュラルに会話に入ってきたな」
国木田「泉さんはどうなの? 告白するとしたら、どんな風にやる?」
こなた「私はあんまり、イベントとして盛り上げたくないかなー」
谷口「お、新説登場」
こなた「テンション上げて好き好き言うのって、恋に恋してる感じ丸出しでヤじゃない?」
白石「……いまいち、高校生には似合わない思考じゃないか?」
こなた「お互い落ち着いた関係を築いておくのが望ましいね」
黒井「……」
黒井『ウチももう三十路寸前……今年も売れ残ってしもたなー』
キョン『大変ですね』
黒井『大変やがな。そろそろ親から見合いせえっちゅうちょっかいが来るで』
キョン『はあ』
黒井『ま、心配してくれてるっちゅうのはわかるんやけど。ウチも焦った方がええんかな』
キョン『どうとも言えませんね。黒井先生次第ですし』
黒井『自分、えらい投げやりやな』
キョン『そうですか? 協力する気は満々なんですが』
黒井『ほな、もろてくれるか?』
キョン『いいですよ』
黒井『ならええわ』
黒井(ただれすぎやろ、自分……)
☆
谷口「泉はああ言ってたが、やっぱ告白は盛り上がってなんぼだろ!」
白石「勢いに引っ張られてOKしちゃうこともあるしなあ」
国木田「キョンなんかその典型でしょ」
キョン「何を根拠に」
国木田「根拠も何も、君は何につけても押しに弱いだろ」
みさお「……」
みさお『おいキョン、黙って私について来い!』
キョン『ホワイなぜっ!?』
みさお『いーから来い!』
キョン『やれやれ……もう好きにしろ。でも引きずるな』
みさお『へへ、ちゃんとついて来いよ、見失うなよ!』
みさお(イケるッ!)
みさお「おいキョン、黙って私について来い!」
キョン「絶対いやだ!」
みさお「あれーっ!?」
キョン「何の罰ゲームをさせる気だ!」
みさお「違ぇよコノヤロー!」
国木田「盛り上がってますけど、どう?」
谷口「ねーわ」
☆
国木田「勢いも大事だけど、回りくどい言い方ってのも、悪くないんじゃないかな」
谷口「そうかあ?」
白石「いや、俺にはわかる……一度でいいから、カマかけられてみたいよな」
キョン「カマかけ……聞いたことがある」
谷口「何っ、知っているのかキョン!」
キョン「ああ、あれは電車男でエルメスが使っていた伝説の(ry」
桜庭「……」
キョン『桜庭先生は評判ですよ、男らしいって』
桜庭『まあな。だからどうってわけでもないが』
キョン『天原先生のこともありますし……男に生まれたかった、と思うことありますか?』
桜庭『昔はよく思ってたけど、最近はそうでもないな』
キョン『そうなんですか?』
桜庭『ああ。女じゃないと、男と交際できないからな』
キョン『……じゃ、天原先生以外に好きな男がいるってことですか』
桜庭『不満でも?』
キョン『いえ、とんでもない』
桜庭『……ふむ、どうやら私にもそれなりの興味をもってくれているようだな』
キョン『ちょ、何言って……じゃなくて、すいません』
桜庭『誰も悪い気がするとは言ってないぞ?』
桜庭(カマかけすぎると殺し文句が出ないな)
谷口「カマかけって、要するにネタ振りだろ」
国木田「あまーーーーーーーい! と言うとでも思ったか」
キョン「発想が芸人なんだよなあ」
白石「ちょwwww」
桜庭「……」
☆
かがみ「あんたって人はー!」
黒井「ろくでなしになる前にウチが摘み取っといた方がええんちゃう……?」
みさお「ノリの悪い奴め!」
キョン(何だか殺気と寒気が……)
ハルヒ「何よ、調子悪そうね」
キョン「気分的な問題だ、気にしなくていい」
ハルヒ「またやる気注入してやってもいいけど?」
キョン「アレにそんな効果があるとは到底思えないな」
ハルヒ「だったら試してみる?」
キョン「それよりも髪を括ってくれれば、即効なんだが」
ハルヒ「ダメよ、ポニテの安売りはしないんだから。今はこれで我慢しなさい」
キョン「やれやれ……」
白石「……キスしてんのかと思った」
谷口「毎日が殺し文句かよ」
国木田「何か、告白が一切ないまま一緒の墓に入りそうな気がする」
桜庭「まったく、誰が芸人だ、誰が……おい古泉、聞いてるのか古泉」
古泉(今回は神人に殴られずに済んだのに……)