ふゆきのデート

 古泉×ふゆきネタです。

 夏休み前。とても暑いです。
 僕はいつもの通り、文芸部室に向かっていました。
 たまたま保健室の前を歩いていたときに、
 「古泉君、ちょっといいかしら」
 と天原先生に声をかけられました。
 健康診断やその他の検査では異常はなかったと思いますが、なにかよくないところでもあったのでしょうか。
 「失礼します」
 「どうぞ」
 保健室の中に入ると、涼しい風が僕の体にやさしく当たります。
 保健室の中は、クーラーがきいていてとても快適ですね。田村さんではありませんが、保健室によく通う人の気持ちがなんとなくよくわかります。
 保健室には彼女のほかには誰もいないようです。
 「天原先生、何の用でしょうか?」
 「古泉君、あなたにお願いがあるのですが…」
 どんなお願いなのでしょうか?
 「私はあなたのことが好きです。恋人になってください」
 突然このようなことをストレートに言われた僕はびっくりです。
 「天原先生、いきなり何を言うのですか?そもそも僕とあなたは生徒と教師の関係ですよ。」
 「そのようなことは承知の上です。それでもあなたのことが好きです。」
 どうしましょうか…。僕は彼女のことは嫌いではありません。小早川さんをはじめ、たくさんの生徒から信頼されている方です。もちろん僕も彼女を信頼していますが、告白をされるとさすがに動揺してします。
 「天原先生、気持ちはわかりました。しかし心の準備ができていません。一晩考えさせてください。」
 「そうですか。なら、明日返事をきかせてくださいね。」
 
 その夜、僕はベッドの上で考えました。
 相手は僕よりはるかに年上の方です。そもそも僕なんかより、もっとしっかりした男の方のほうがいいのではないかとも思ってしまいます。
 しかし、涼宮さんの力の影響によって振り回されるだけの人生も嫌です。
 彼女の告白にOKを出すか、NOを出すか…。
 …決めました。僕は彼女の気持ちに応えます。

 次の日、いつもより早く家を出て、彼女のいる保健室に向かいました。
 この時間には、誰もいないでしょう。
 
 「失礼します」
 「どうぞ」
 保健室の中に入っていきます。
 「天原先生、僕はあなたの恋人になります。」
 そういった後、彼女は頬を赤く染めながら、
 「ありがとうございます」
 と言いました。
 
 僕が彼女の恋人になって2週間がたちました。
 僕はSOS団の活動や期間のバイトなどがあって、なかなか話す機会などはありませんが、それでもメールのやり取りや少しの暇な時間を見つけては、他愛もない話などをするようになりました。
 今日もいつもの通りにメールのやり取りをしていたところ、こんなメールが送られてきました。
 『今度の土曜日にデートをしませんか?』
 デートですか…。そういえば告白されてから、まだ一度もしていませんね。
 その日は不思議探索の日ではなかったので、僕はOKの返事を出しました。
 『では、土曜日の午前8時にあなたの家に伺いますね。』
 『楽しい一日になるといいですね。』
 僕と二人でこのようなやり取りを続けていました。
 
 デート当日。午前8時に僕の家に彼女はやってきました。
 「おはようございます。古泉君」
 「おはようございます。天原先生」
 「ふふっ。古泉君、学校ではこの呼び方のほうがいいのですが、今日はデートなので名前で呼んでほしいです…」 
 「そ、そうですか。ふ、ふゆき先生」
 「先生もつけなくていいですよ」
 「ふ、ふゆきさん…」
 「そちらのほうがいいですね。今日はずっとそれで呼んでください。」
 そうしてデートは始まりました。
 
 さて、まずは彼女の好きな古美術品を扱う店を回ります。
 さすがは、茶道部の先生といったところでしょうか。有名な方が作ったと思われる茶器を熱心に見ています。僕は茶道を習ったことはないので何を言っているのかはよく分かりませんでしたが、熱心に見ている姿についつい見とれてしまいました。今度彼女に指導してもらいましょうか。
 次に書店を回ります。僕は理数系の参考書を、彼女は医学書をそれぞれ購入しました。
 やはりどんなときでも生徒を思う姿勢には尊敬の念を抱きます。
 
 お昼の時間になりました。どこかに飲食店はないかと探していたところ、
 「私のお勧めの店があるのですが…」
 と彼女が提案したので、早速行ってみる事にしました。
 彼女のお勧めの店とは料亭のことでした。
 「さすがは、茶道部の先生ですね。ここまでこだわるとは。」
 「いえいえ。ささっ、古泉君入りましょう。」
 中はとても格式高いかと思っていましたが、案外そうでもありません。
 僕に気を遣ってくれたのですね、感謝します。
 料亭の料理は格別でした。また行きたいですね。
 
 さて、料亭を出た後は映画を見に行きます。
 「ふゆきさん、どのような映画がいいですか?」
 「私はホラー映画が好きなので…。でっ、でも、古泉君が嫌いなら別のでも…」
 「いえいえ、構いませんよ。」
 今までホラー映画より怖いものを見てきているので、はっきり言って怖くはありません。
 ただ、普通の人である彼女がホラー映画を怖がりもせず、ジーと見ていられるのは少しすごいですね…。
 
 映画の後は、ショッピングモールに向かいます。
 ショッピングモールの中を二人で歩いていると、ある衣料品店に目がとまり、そこに入りました。
 彼女は、楽しそうに服を眺めています。
 数分後、僕の前に二着のワンピースを出しました。
 一着は緑を基調としたもの、もう一着は紫を基調としたものです。
 「古泉君私に似合うのは、どちらだと思います?」
 「困りましたね。ふゆきさんだとどちらでもとてもよく似合うと思うので」
 「それでは困ります…。古泉君に選んでもらうことに意味があるですから…」
 「で、では、僕のキャラソンの色にかけて、紫ということでいいですか?」
 「はい、ありがとうございます古泉君。あ、あと先に外で待っていてください。」
 「は、はい、ふゆきさん」
 その後、しばらくしてから彼女が出てきました。ワンピースを買っただけだったと思いますが、それにしては袋が少し大きいと思います。
 いったい何を買ったのでしょう?
 
 ショッピングモールをふらりと散策していると、すっかり日が暮れてしまいました。
 そろそろ帰りましょうかと考えていた頃、
 「古泉君、あなたは今一人暮らしですよね?」
 と質問されました。
 「確かにそうですけれど、何か?」
 「明日もあいていますか?」
 「えぇ、あいていますが」
 「なら、最後にひとつお願いがあるのですが…」
 「はい?」
 「わ、私と…ら、ラブホテルに泊まりませんか?」
 「は、はいぃっっ?」
 ちょっと待ってくださいふゆきさん。いくらなんでも恋人になって2週間ちょっとだというのに、いきなりそれはどうかと思いますよ。
 僕だって男です。理性が保てません。
 「だ、だめですよね?」
 ふゆきさんそんな目で見ないでください。僕の理性が崩れてしまいます。
 しかも本能というものがだんだん強くなっていきまして…。
 「ふ、ふゆきさん。こ、後悔はなしですよ?」
 「は、はい…。」
 僕と彼女は顔から湯気が出るぐらい顔が真っ赤になりました。
 なぜ、袋が大きかったのかという理由も分かりました。
 
 夕飯を適当(といってもしっかりした店で食べましたよ)に済ました後、ラブホテルに向かいました。
 ラブホテルについてからは、僕から先にシャワーを浴び、ベッドで寝て待っていました。
 彼女のシャワーが終わり、寝ているベッドの中に入ってきました。両方とも裸です。
 僕は起きて彼女を抱きしめます。
 「あったかいです。もっと私を抱きしめてください。」
 強く抱きしめ、ディープキスをしながら、すこしづつ押し倒します。
 「私の体をとことん気持ちよくしてくださいね…」
 「胸から触りますけどいいですか?」
 「はい…」
 彼女の胸を揉みました。巨乳ではないですが、とても柔らかくて弾力があります。
 年上の人の体はすごいです…。
 「ハァハァ…、私の乳首も…んぁっ…舐めてください…」
 言うとおりに舐めてみました。舐めるたびに喘ぎます。
 「ああんっ!き、気持ちいいです!」
 「アソコも気持ちよくしますか?」
 「はい…やんっ…」
 僕は、アソコに手を伸ばしました。
 もう既に、大量に愛液が流れ出ていました。
 「ふゆきさん、M字開脚してもらえますか?」
 「はい、アソコも舐めてくださいね」
 アソコを舐めてみました。すると彼女は、とても敏感に感じていました。
 「古泉君、そこにコンドームが…やぁぁんっ…あ、るので、つけ…てアソコに…あんっ…さ、挿して気持ちよくしてください!」
 僕は言われるままにつけて、アソコに挿しました。
 僕らは絶頂に達しました。
 
 朝になり、ベッドから起きた僕は彼女を起こし、頬にキスをしました。
 「おはようございます。ふゆきさん」
 「おはようございます」
 そうして挨拶を交わした後、またキスをしました。
 
 朝食を簡単に取り、チェックアウトを済ましたそこで別れることになりました。
 ただ、別れ際に二人で誓いました。
 「「ずっとあなたを愛し続けます」」と。
 
 
 
 
 

    
 

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最終更新:2008年08月08日 10:51
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