「キョン先生と黒井先生って、付き合ってるんですか?」
本日最後の授業が終わった後。出し抜けに、そんなことを言われた。
いらぬ誤解を招かないように、さっさと否定しておけば良かったのだが、
「な、何で?」
気が付いたときには、そう口が動いていた。
小早川ゆたかは何か確信を得たような表情で、
「昨日、お姉ちゃんがキョン先生と黒井先生がいっしょにいて、仲良さそうだったって」
泉こなため、どこから仕入れやがった。
「あ、こなたお姉ちゃんじゃなくて、ゆいお姉ちゃんです」
「ゆい?」
というと……ああ、成実さんか。確かに泉の従姉妹と言っていたし、となると小早川の実姉となるわけだ。
なるほど、昨晩一緒に飲んでいたのだから知っていて当然だ。
「住んでるところは別なんだけど、よく遊びに来るんですよ」
きっと彼女はありのままを話したのだろうが、さすがはその手の話が大好き女子高生。
どれ、ここは夢見がちに違いない小早川と、その友人の田村ひよりに向けてオトナな一言をば。
「付き合ってない。ただ、いっしょに呑みに行っただけだ」
「で、お持ち帰りしちゃったんスか?」
度肝を抜かれた。最近の女子高生って、アダルティな話にも食いつくものなのか。
これは流石に黙っているわけにいかない。かといって、俺はそういう話をかわすのは得意でない。
田村に一言「してない」と告げて、その場を後にしとうとしたが、俺の前に立ち塞がる影が。
「泉……」
「遅いから迎えに来ちゃったよ」
放課後になってから、そんなに時間は経ってないはずだが。いや、そんなことより。
小早川が知っているということは、泉ももちろん成実さんから聞いているのだろう。敵か味方か。
俺が当惑する間に、泉は「ははあ」と一言。そして「おっけー、把握」と親指を立てた。
「黒井先生と呑んでた件だね?」
「そうなんスよ泉先輩! キョン先生もなかなか往生際が悪くて」
確定させんな、と多少声が荒くなってきた俺を制するように、泉は、
「昨日は夜中まで黒井先生とネトゲしてたから、お持ち帰りの線はないと思うね」
そう言って、ウインクしてきた。
「そ、そうそう。俺の家にパソコンはない」
嘘だ。だが、面倒くさくてネットに繋いでいないから、後でバレても不利にならない。
どうやら泉は助け舟を出してくれるようだ。キップも何もないが、乗せていただくことにしよう。
「あ、でも黒井先生の家にいれば……」
「泥舟か泉ぃ!」
教訓。普段から半笑いしているような奴を信用してはいけない。
くそっ、高校時代で既に学んでいるはずの絶対真理だったのに。あの超能力者の顔を殴ってやりたくなった。
それから、アリバイを信じてもらえるまで、俺の送り狼疑惑は払拭されなかった。
最近の女子高生って凄いのね、とか思ってる時点で俺も老いたものだと実感せざるを得ない。
「すまん泉、助かった」
素直半々、皮肉半々の声色になっていたと思う。
泉は知ってか知らずか「お気になさらずー」と気楽に構えていた。
「ね、黒井先生と何相談してたの? ただ呑みに行っただけじゃないんだよね」
「なに、軽い世間話だ」
「私のこととか?」
この勘の鋭さには、度々ひやりとさせられる。掌で踊らされているのかと勘ぐるほどに。
ので、否定はしないでおく。嘘を上手につくコツは、本当のことも交えておくことだとどこかで聞いた。
「まあな。ボケにどう突っ込んだらいいやら困ってます、と」
「そりゃ悪かったね。今度からはもっと分かり易い誘い受けを心がけるよ」
さすがにどう向き合っていったらいいか、なんて重い内容だったと打ち明けるほどデリカシーは欠けていない。
俺の意図を汲んでの返しなのか、それとも。どこまで本気で喋っているのだろう、この娘は。
「……もしかしてさ」
「何だ?」
「あの、GWのこと? 黒井先生も何か知ってるの?」
……今、何て。
「あの黒井先生の部屋で、何かあった……それに気づかないほど鈍感じゃないよ」
確かに、納得していない節はあった。それは泉だけじゃなく、あの場にいた全員にだ。
それでも彼女らは、あの体験の記憶を埋もれさせ、これまでと変わらぬ日々を送るのだと、何故か信じていた。
しかし、目の前の小柄な少女は、
「みんなの手前、黙ってたけどさ。あれって、キョンキョンの初代SOS団と関係があることなんじゃ」
「泉」と、できるだけ穏やかに遮る。「どうして、そう思う?」
「だってさ、私が言うのもなんだけど、キョンキョンって普通の人じゃないんでしょ」
「……俺は普通だよ」
未だに非日常に突っ込んだ片足を抜けずにいることを除いて、な。
俺が張ったホントとウソを選別するような目を向けていた泉は、ふと肩の力を抜いて、
「今は、それでもいいよ。でもそのうち、絶対に聞き出すぜ」
「俺を普通とは思ってくれないのか」
「だって、なんか、わかるんだもん」
なんだそりゃ、と嘆息して、先行する泉の後ろをとぼとぼ歩く。
この娘っ子は、とことんその場しのぎで生きているらしいな。
あるいは――少なくとも、好奇心については同じなのかもしれなかった。
なんやかんやと理由をつけて、ハルヒに根気強く話しかけていた、あの頃の俺と。
「……調子が狂うな」
最初、俺は泉こなたにかつてのハルヒを見ていた。
今、姿が重なって見えるのは俺自身だ。これが一体何を意味するのか……わかりたくもない。
『泉はハルヒに似ている、しかし俺にも似ている、よって俺とハルヒは似ている』
立派な三段論法だ。こんな詐欺にひっかかるやつなんて、誰もいないだろう。
俺にハルヒの代わりなんて務まるわけがないんだ。
新生SOS団は、今日も今日とて勉強会として機能する。初代に比べればよほど健全なクラブだ。
五月の半ばには、中間試験がある。さらに三年生ともなれば、そう、模試ラッシュ。
受験戦争を告げる軍靴の音はすぐそこまで迫っているのである。
それを意識してか、いや、それにしても珍しく好成績保有者のみゆきと柊姉の機嫌が悪かった。
「……先生、勘弁してください」
白石少年がげんなりと提言してくるが、俺に何を求めているか具体的に言ってもらわないとわからない。
「あの、黒井先生のことですよ」
「なっ」
思わず驚愕の声が漏れる。泉だけでなく、この場にいる全員が気づき始めているというのか。
「先生、リアクションが過剰なんじゃないですか?」
「え、いや……何でもない、何でもないぞ、うん。何もなかった、何もなかったんだ」
ぱきっ。
みゆきの握るシャーペンの芯が折れた音だった。その向かいでは柊姉がボールペンをカチカチ出し入れしている。
二人とも、ちょうど顔が隠れる角度に俯いているので、こちらからでは表情を窺えない。
「雰囲気悪くないか?」
こそっ、と白石少年に尋ねたのだが、彼は何も教えてくれなかった。ブルータス、お前もか。
なお、泉と柊妹は、気づいていないのかあえて無視しているのか、場の空気について触れることはなかった。
「君の人生は、一人きりで長生きするか、他殺で早死にするかの二択になりそうだな」
そんな縁起でもない、と笑い返して天原教諭の淹れてくれたお茶を口に含む。
「いかがでしょうか?」
「天原先生の淹れたものだと、一発でわかるほど美味しいです」
まあ、と口元を押さえて、さすがお嬢様と感動する上品な微笑み。
知れば知るほど、どうして桜庭教諭と長年付き合ってられるのかわからなくなる。
「たまに、無駄にスキルの高さを見せ付けてくれるな」
と、不躾なモノローグへの報復を蹴りで行いつつ、ミニマム上司は仰る。スキルって何ですか。
保健室である。下校時間を過ぎたものの、職員室には何となく戻る気になれず、こちらに寄ったのだった。
原因は……相手が悪いわけじゃないんだが、黒井教諭に会うのが気まずい、それに尽きる。
「後輩に先輩風を吹かしただけだろう。どうして妙に意識する」
あんまりな言い草だ。
「まだ吹っ切れないというなら、今度は私と呑み」
「謹んで辞退させていただきます」
「……ふゆき、部下が冷たい」
「これを機に日頃の行いを見直してみたらいかがですか?」
これが峰岸なら日下部を慰めていたところだろうが、こちらの幼馴染コンビは関係性がそれとは違うようだ。
ちなみに、わざわざ避けていたのに、帰る時になって黒井教諭と鉢合わせしてしまった。
しかし黒井教諭に方には気まずさなど感じられず、俺は、自分がいかにガキであったかを思い知った。
その電話は、どれひとっ風呂浴びようかと思った矢先にやってきた。
『もしもし、キョン先生? 柊です』
「どうしたんだ、急に」
『少し相談したいことが……あの、電話じゃアレなので、うちに来てくれませんか』
正直に言うと、もうズボンを脱いでいたので外に出たくはなかった。
しかし可愛い生徒の頼みだ、弛みきった責任感を張り直し、自転車で向かうことにした。
「相談か……俺にわかる範囲のことならいいんだが」
それでもうまく教えられるか確証はない。でも、理解の及ぶことなら一緒に考えることができる。
そうですよね、黒井先生。
柊家は地元では有名な神社であると聞いていたので、特に迷いもせず辿り着くことができた。
呼び鈴を鳴らすと、きっとずっと玄関で待っていたのだろう、間を置かずに柊かがみが顔を出した。
「その人がキョン先生?」
「新任っていってたけど本当? なんかくたびれた感じ」
さらにその後ろからこっちを覗き込んでいるお嬢さんがたは、一体。
「すみません、あれ、姉なんです……」
「初めまして、柊いのりです」
「同じくまつりでーす」
そうか、そういえば似ているな。特にいのりさんなんて、柊姉にそっくりじゃないか。
挨拶もそこそこに、柊姉に外へ押し出された。いくつになっても、家族と教師の会話とは恥ずかしいものらしいな。
「それで、どうかしたのか?」
いつもは俺を視界から外しがちの柊姉が、はっきりと俺に視線を合わせる。
「つかさが……いなくなっちゃって」
「……警察には?」
「届けてません。それより、先生に聞いた方がいいと思って」
「どうして?」
「だって、黒井先生のときと同じかもしれないじゃないですか」
俺は頭を掻いた。今日の雰囲気から、気づいているとは思っていたが。
こんなに早く、直球勝負を挑まれるとは思っていなかった。
「……同じ、だとしたら、」
正直に、知っているとは答えない。だが、事情が事情だ。知らんぷりを突き通す訳にもいかない。
「妹さんがいなくなったのに気づいたのは、いつだ?」
「家に帰って、しばらく立ってから。目の前で、ってわけじゃないけど、気づいたらいなくなってました」
「ただ、ふらっと出かけたって可能性は?」
「……低いと思います」
ソースの提示はなかった。だが、肉親ゆえの勘というものなんだろう、それを信用することにした。
「もう遅い時間だから気は進まないが、みゆきを呼んだ方がいい」
正確には、みゆきに憑いている、宇宙人を。
ケータイに出たみゆきは、妙に上擦った声をしていた。
『ど、どうしたんですか、急に?』
「まあ、そう思うよな。こんな時間だし」
『あ、いえ私は全然構わないんですがっ』
だから何で慌ててるんだ?
いや、今はそれどころじゃない。柊姉をあまり待たせてはいけないし、手短に済ませよう。
さてと。奴を引っ張り出すには、みゆきに隙を作らなければならないのだが……
「俺が、電話した理由なんだけど」
『はい』
「何だと思う?」
『は……ええっ?』
我ながら苦肉の策ここに極まれりだ。何のひねりもない。
電話の向こうでみゆきはしばらく唸っていたが、やがてそれも聞こえなくなり、
『――わたしに用があるからでしょう?』
声色が変わった。出たな、寄生型宇宙人。
「そういうことだ。なあ朝倉、お前今、」
『フリーよ、彼氏とかいないし。あ、でも気になる人はいるかなあ』
「ふざけてんじゃねえ」
朝倉ってこんな奴だったか? あの優秀な委員長はどこへ行った。
「お前ら宇宙人のテリトリーで、何か感じてないか?」
『情報生命体のことかしら。この前みたいな』
打てば響くように返ってくる答え。やはり事情を知っている者と話すのは小気味よさがある。
『残念だけど、それはないわ。わたしの専門外の異変なら起こってるけど』
「……専門外か。長門だったらたいていのことは解決してくれたんだが」
『その長門さんでも蚊帳の外になるしかなかったものがあるでしょう?』
嫌味のつもりが、さらに嫌味で返されるとは。やはり朝倉は性悪……いや、それはどうでもいい。
長門の反則的パワーでも手出しできず、かつ忘れられないほど頻繁に起こっていたもの、それは、
『黒井先生のこと、ですか?』
「え?」
あまりにも斜め上だったので、つい間抜けな声を出してしまう。
しまった、みゆきに戻ってる……予告ぐらいしておけよ朝倉。何の準備もしてねえぞ。
『……心配なさらずとも、ちゃんとわかっていますよ』
何が、という言葉が口を突いて出そうになるが、墓穴を掘ってはたまらないのでぐっと堪える。
『黒井先生とお付き合いしていないことは。キョンさん、他に好きな方がいらっしゃいますし』
なんだそりゃ、と脊髄反射的ツッコミの代わりに、
「みゆき……その黒井先生との噂って、誰から聞いた?」
素朴な疑問をぶつけると、
『泉さんです』
報復を胸にみゆきとの通話を切り、状況把握のため、考察して得たキーワードを音に表した。
「閉鎖空間、か」
実に久しぶりに口にする専門用語だった。
「閉鎖空間」と、柊姉は復唱した。俺は頷いて、門外漢ながらも概要を説明する。
ハルヒと佐々木で仕様は違うが、根本的には同じで、超絶パワーを持つ者の内面世界と呼ぶべきもの。
「この間の砂漠とは違うんですか」
「ああ。申し訳ないが……あのときと同じやり方で解決はできない」
ゲーム的にいえばボスを倒せばいいってのは似たようなものだが、まず侵入ができない。
無理をさせれば何とかしてしまいそうな宇宙人も、今は万全でない。さて、どう取り組めばいいものか。
「いえ、黒井先生とは別モノだとわかっただけでも収穫です」
……違和感があった。
柊姉のことは、前々からしっかりしている奴だとは思っていた。だが、この落ち着きぶりはどうだ。
仮にも実の妹が得体の知れない超常現象に巻き込まれているかもしれないと言うのに。
そのことを問い質そうとしたとき、腕を掴まれた。
柊姉ではない、他の誰かに、視界の外から。
咄嗟のことに判断が遅れてなすがままに引っ張られ、勢い余って転倒する。
漫画のように頭をさすりながら目蓋を開くと、真っ先に飛び込んできたのは、灰色。
視界いっぱいに灰色の空が広がっていた。
仰向けになっているのを理解し、体を起こすと、次に目に入ったのは並び立つ双子の姉妹。
「ごめんなさい、キョン先生」
「ちょっと一芝居打たせてもらいました」
彼女らが何を言っているのか、理解するのに時間がかかった。
えーと、何だ、つまり……俺ははめられたのか。
「そういうこと。先生、これでちゃんと説明してくれますよね?」
「……お前らも、な」
柊つかさがこの空間の存在に気づいたのは、一ヶ月ほど前からのことらしい。
最初は無意識のうちに出入りしていて夢だと思っていたそうだが、今では制御できると本人は語る。
「しばらくは秘密基地みたいで楽しかったけど……黒井先生のうちに行ったときに」
あの砂漠の空間に飛ばされ、クリスマスケーキに追い回される事件が起きた。
俺はかつてのカマドウマ事件での古泉と、あのときの柊妹の様子を比べて、あまりの差に脱力した。
無理もない。彼女は特殊な訓練を受けたわけでも、話を聞くに青く輝く巨人と戦っているわけでもなさそうだ。
「それで、ここにもいつかあんなのが出るかもって怖くなって……お姉ちゃんに相談したんです」
「びっくりしたわよ、もう」
それで姉は、俺なら何か知っているのではと思い、本当に「何か」知っているのか試した……らしい。
ひた隠しにするのも、もはや潮時か。
「今日はここまでで結構です。でも、明日は先生の話も聞かせてもらいますからね」
「……やれやれ」
泉に朝倉、柊姉妹……頭が痛くなる懸案事項ばかりだが、それとは別に、もう一つ気にかかることがあった。
前に入ったことのある佐々木の、神人の出ない閉鎖空間のイメージカラーは「白」だった。
今回入った空間は「灰色」。ハルヒの、鬱憤晴らしに使われる世界の色だ。
現実へと戻る際にふと振り返ると、役目を果たさずに佇むこの場所が、ひどく危ういものに思えた。
らっきー☆ちゃんねる
あきら「おは☆らっきー! 毎度おなじみの小神あきらでーっす!」
小野「アシスタントの小野だいすけです。いやー、前回とは比べ物にならないほど間を空けたものですね」
あきら「前回からもう半年ですからねー。ここのセット解体されてなくてよかったぁ」
あきら様「半年よ半年? 大半の人は気づいてると思うけど遅筆じゃなくてサボタージュなのよね」
小野「谷川仕事しろといい続けてきて、まさか自分が谷川病に陥るとは……困ったものです」
あきら「さてさて、再開していきなり本編に動きが出ちゃいましたね」
小野「エンストから急発進して大丈夫なのでしょうか」
あきら「あの黒井先生の事件が引き金に、世界が変わっていくんですねえ」
小野「ということで、今回の『帰ってきた本編補完計画』のコーナーは」
あきら「なんですかその帰ってきたって」
小野「いわゆるお約束です……今回の議題は『なぜ、黒井先生のトラウマはケーキなのか』」
あきら「あちゃー、これ良いんですか?」
小野「伏せた方がよろしいですかね? 女性のプライドに関わる問題だし」
あきら「ではでは、ヒントターイム!」
小野「誰も傷つけず、らき☆すたファンなら察することのできるヒントを、あきらさん、よろしくお願いします」
あきら様「ヒント:売れ残り」
小野「……あちゃー」
あきら「あー! もうこんな時間! てなわけで、久々のらっきー☆ちゃんねるでも延長はナッシン!」
小野「特別でも飾らない、いつも通りのあなたが好き……ということで」
あきら・小野「ばいにー☆」
あきら様「ヒント:もうすぐ三十路」
小野「いやもういいですから」
あきら様「ヒント:適齢期」
小野「あきらさん」
あきら様「ヒント:アニメだと11話、原作だt」
次回予告
みなみです。
サンタクロースをいつまで信じていたかなんて、世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だそうですが、
……私は今では、まったく信じていません。だって、全然叶わなかったし……ペタペタ
……。
願うだけでなく、努力もしたのに叶わないのは……なぜ?
……すみません……取り乱しました。
……。
……私、出番ないのに予告なんかしてていいんでしょうか……?
え……次回、出番あるんですか? ……そうですか。
次回、教師キョンキョン物語……第7話『熱中症時代』……最近暑いので、気をつけて……。
……お楽しみに。
キョン「僕の先生は~♪」
こなた「ウェイクアップフィ~バ~♪」