「約束」

 
 
 一年の計は元旦にありって言うけど、本当に神様を敬うのなら年に一度しか顔を見せないっ
て何か違うと思うのよね……ま、こなたのお父さんはそれ以前の問題だとは思うけど。
 あたしは年越しを神社で過ごそうとする人達の姿を眺めつつ、さっきまでそこに居た同級生
の言葉を思い出しながらそんな事を考えていた。
 ま、こんな事をこなたに言えば「やっぱりかがみんは現実的で夢が無いねぇ」とか言われそ
うだけどさ。
「お姉ちゃん、お守りの在庫ってもう無いのかな」
「えっと……あ、もうここには残って無いわね。ごめんつかさ、お父さんに聞いて貰ってきて
くれる?」
「わかったぁ~」
 新年を向かえ、あたし達が居る社務所には大勢の参拝客が詰め掛けてきていた。
 今年は商売繁盛の売れ行きがいいみたい、景気悪いって言うもんね。
 残り少なくなったお守りの列から注文された品を袋へと入れ、
「ありがとうございました! よい一年を!」
 お客の数が多過ぎて、つい御座なりになりそうになる挨拶に気持ちを込める。
 理由や目的はどうあれ、せっかくここまできてくれたんだもの。気持ちよく帰って欲しいじ
ゃない。
 行列の先頭で待つお客様に、あたしはお守りを手渡しながら幸福を祈願した。
 ――それから暫くして、ようやく客足も減ってきた頃
「ねえかがみ、つかさは?」
 隣で同じように売り子をしていたまつり姉さんの言葉に、あたしは周りを見回してみたんだ
けど……あれ、まだ戻ってきてないんだ。
 もう、この忙しい時に。
「ここはあたしが見てるから、かがみちょっと捜してきてくれない?」
「うん。わかった」
 肯いたあたしは、自分の前の客足が途切れるのを待ってから社務所を後にした。
 ――さて、つかさはいったいどこに居るのかしらね。
 神社に行ってお父さんに聞いてみたら、もうつかさはお守りを受け取って帰ったみたい。
 となると考えられるのは――途中で誰か知り合いにでも会って立ち話でもしてる……ってそ
んな所でしょ。
 溜息混じりに人込みの中を歩いていたあたしは
「味は美味しいって思うんですけど、ちょっと匂いが苦手なんですよね」
 照れながら世間話をする妹の隣で、
「確かに、癖のある匂いですね」
 ふらふらと歩く妹を、人の流れから守るようにして歩く凄いイケメンの姿だった。
 ……え、何これ。初夢とか?
 爽やかな笑顔で相槌を打っていたその人は、つかさと同じ巫女の服装を着ているあたしの姿
に気づいて
「あ、もしかしてあちらの方は、先程のお聞きしたつかささんのお姉さんではないですか?」
「あ! お姉ちゃん!」
 嬉しそうにあたしの元へと駆け寄ってくるつかさよりも、あたしはその先に居た男の人から
目が離せなかった。
「ごめんねお姉ちゃん、遅くなって」
「え? ああ、うん。別にいいのよ」
 それより、その……後ろに居る人は?
 そんなあたしの視線に気づいたつかさは
「この人は古泉さん。さっきお守りを運んでた時にぶつかって地面に落としちゃったのを一緒
に拾ってくれたの」
 何故か自慢げに古泉さんを紹介してくれた。
 古泉さん……かぁ……。
 終始笑顔の古泉さんの手には、つかさの言う通り少し型崩れしてしまったダンボールの箱が
あった。
「古泉といいます。僕の不注意でご迷惑をおかけしてしまって……あの、お守りは縁起物です
し、箱の中とはいえ落とした物は売り物にならないのであれば弁償させてください」
 しかも礼儀正しいとか。
「い、いえあの大丈夫です、はい。本当に」
「古泉さん気にしすぎですよ~。あたしもたまに床に落としちゃったりしてるもん」
「こ、こら! あんたは余計な事を言うな!」
 思わずつかさの口を手で塞いでいると、
「お2人はとても仲がいいんですね」
 そんなあたし達を見て、古泉さんは優しく微笑んでいた。
 新年早々ついてる……かな?
 ――心の中でそんな事を考えていたせいかもしれない。
「あ、古泉君そんな所に居た!」
 神様に感謝していたあたしの耳に、聞き覚えのある不吉でご機嫌な声が聞こえてきたのだっ
た。
 ……い、今の……まさか。
 自分の脳が、その声を記憶の中に浮かぶ「ある人物」と結び付ける前に、あたしの体はその
場を離れようと動き出していた。
 その場に背を向けて立ち去ろうとして動く視界の中――見てはいけないって思ってる物程、
目に入るのは何故なのかしらね。
「ちょっと! かがみ! ……何で人の顔を見て逃げ出そうとするのよ?」
 背中にぶつかる、生の感情を直接ぶつけて来るような不満げな声に、あたしは諦めと共に足
を止めた。
 ……良い事と悪い事って、本当に一緒に来るのね。
 渋々振り返った先で見たのは、一生忘れられないであろう同級生の顔だった。
「あ、ハルヒちゃんだ~! 久しぶりだね~」
 妙に嬉しそうなつかさとは対照的に、
「久しぶりね。ハルヒ」
 あたしの声とテンションはやけに低かった。
「おや、皆さんお知り合いなんですか?」
 ええ……まあ。
「そうよ古泉君。この可愛いお姉ちゃんっ娘が柊つかさちゃん。で、そっちの気が強そうなの
が、姉のかがみよ」
 あんたにだけは言われたくないな……あれ?
 深夜の境内は篝火しか明かりがなくてよく解らなかったんだけど、近寄ってみるとハルヒの
顔は真っ赤で、あたしを指し示す指はふらふらとメビウスの輪を描いていた。
 ってゆーかこの匂い。
「ちょ……ちょっとハルヒ? あんたまさかお酒飲んでるんじゃないでしょうね?!」
 慌てて駆け寄ったあたしを見て、何故かハルヒは嬉しそうに笑っていた。
「え? 何、この神社って巫女のコスプレでお酌してくれるの?」
 人の話を聞けよ。
 半眼で睨むあたしの視線を無視して、ハルヒは妙にご機嫌だ。
「ふ~ん、見た目は古いけど中々利用客のニーズに応える神社じゃない! 今度から贔屓にし
てあげるわね」
 お~い、誰かこの酔っ払いをどうにかしてくれないか。
「ハルヒちゃん大丈夫?」
「す、涼宮さん。少し酔いを醒まされた方が……」
 ハルヒに絡まれているあたしを見かねて助け舟を出してくれた二人だけど、
「平気平気! SOS団の団長たるこのあたしが、この程度で酔っ払う……ひっく、はずがな
いでしょ! ね~古泉君?」
「は……はあ」
 何とも古典的な酔っ払いだな。
 困り顔の古泉さんは、どうやらハルヒを止める事にはあまり期待できないみたい。
 つかさじゃ被害者が増えるだけだし。
 この場の中で一人ご機嫌なハルヒは、回りの視線を気にする様子もなくはしゃいで居た。
 何ていうか……本当に変わらない奴よね。あんたって。
 そして、あたしもまた変わっていないのかもしれない。
 ――それは、あたしが憂鬱な溜息をつきながら、以前と同じ様にハルヒを諌めようとした時
の事だった。
「おいハルヒ。新年早々人様に迷惑をかけるんじゃない」
 その場に届いた落ち着いた雰囲気の声。
 ハルヒはその声を聞いて――う、嘘?!
「遅いわよこのバカキョン!!」
 声の主の方へと振り向いて、嬉しそうに笑いながら怒鳴るのだった。
「遅いって……長門、今何時だ?」
「零時十七分」
 その男の人に長門と呼ばれた小柄な女の子は、前を向いたまま腕時計を見る様子もなくそう
言い切る。
「零時に鳥居の前に集合、そう言ったのはお前だったと思うんだがな」
「じゃあ、何であんたと有希はここに居るのよ?」
「お前が来ないから探しに来たんだ」
「そんな言い訳、聞きたくないわね」
 口ではきつい言い方をするハルヒだったけど、何故かその顔はとても楽しそうに見えた。
「まあいいわ。キョンを問い詰めるのは後でもできるし、みんなでお参りに行くわよ!」
 それまで楽しそうだったハルヒの顔は、
「ちょっと待てよハルヒ。朝比奈さんがまだ鳥居の前に居るんだ」
 キョンと呼ばれている人のその発言で、急に不機嫌になったのだった。
「はあ?! あんたみくるちゃんを置き去りにして、有希と二人っきりで何するつもりだった
のよ!」
「何をって……だからお前を捜しにきたんだが」
「二人っきりで?」
「朝比奈さんが一緒に居ないのは、迷子になりそうだからここで待ってますねって言ったから
だ。ハルヒ、お前何を怒ってるんだ?」
 顔に疑問符を浮かべる彼に、ハルヒは真っ赤な顔で――お酒のせいだと思うけどね――唸っ
ていた。
 それにしても……驚いたわね。
 あたしが知ってる中学時代のハルヒなら、誰かとこんなに長く話したりしないし、それ以前
に手が出てるはずだもの。
 そんな態度のせいで親しかった友達も遠ざかっていって……孤立していくハルヒは平気な顔
をしていたけど――あたしには、その姿は辛そうに見えた。
「うるさいうるさいうるさい! キョン、いい機会だわ。そろそろはっきりしなさいよ!」
 じゃりを踏み散らしながらごねる、まるで子供みたいなハルヒ。
「今年に入ってからのお前の言葉に主語が殆ど存在しないんだが。……まあ、去年もだったが」
「それくらい察しなさいよ! あんた以心伝心って知らないの?」
「概念は知ってるが、見た事は無いな」
 回りも止めに入れない中――長門って人はそもそも関心が無さそうだったけど――これ以上
騒ぐとまずいんじゃない? 当事者でもないあたしがそう焦りだした時、
「だいたいあんたはねぇ! ……う……」
 急に俯いたハルヒが、目の前に居た彼の体にもたれかかる。
「涼宮さん?」
「お、おいハルヒ? どうした、大丈夫か?」
 ハルヒは自分を支える手をしっかりと掴んだ後、
「き……気持ち悪い……」
 思わず回りが引くくらい低い声で、そう呟いた。
 限界が近い。
 というよりも限界の到来を告げるようなその声に、誰もが動けないでいる中
「ちょっと待て! ここで吐くなよ? 頼むぞ? おい! ハルヒ返事をしろ! しがみつく
な! 顔を近づけるな! 酒臭いぞお前! ――……あ」
 ――声にならない悲痛な叫び声が、初詣に賑わう境内の中に溶けていくのだった。
 
 
「後はわたし達でついていますから」
 遠慮がちにそう言ってくれたハルヒの友達らしい女の子二人を残して、あたしが社務所の売
り場に戻った時、
「あ、お姉ちゃん。ハルヒちゃんは?」
 ハルヒの友達と、同じ位心配そうな顔のつかさが待っていた。
「奥の部屋で休んでるわよ。まだ起きられないみたいだけど、意識はあるみたい」
「ハルヒちゃん……大丈夫かな」
「ま、顔色も良くなってきてたし大丈夫でしょ」
 まったく……心配ばっかりかけるんだから。
 ――でも、もう一人じゃないみたいだけどね。
「ねえお姉ちゃん」
「ん~?」
 売り場に戻り、お釣と在庫の状況を見ていた時
「……何で、ハルヒちゃんって急に変わっちゃったのかなぁ」
 珍しく、寂しそうな顔でつかさは聞いてくるのだった。
「何でって……」
 そんなの、あたしが聞きたいわよ。
 つかさが言ってるのは、今日のハルヒの事じゃない。
 ――小学校の頃のハルヒは、笑顔が明るくてみんなに優しい、クラスの人気者だったの。
 運動も勉強も得意で性格もいい。男子にも女子にも同じくらい人気があって、あたし達とも
よく一緒に遊んでいたのよ。
 でも、そんなハルヒは変わってしまった。
 中学に進む少し前、ある日突然ハルヒは友達と遊ばなくなったの。
 誰が話しかけても上の空で、まるで……自分の周りの環境に興味が無いみたいだった。
 最初は、中学の受験でストレスが溜まってるんじゃないかって思ってた。だから中学に行け
ば、きっとハルヒは元通りになる……そう、思ってたんだけどね。
 しかし現実ってのは思ったよりも厳しかった。
 中学に入ってからのハルヒは校庭に落書きをしたり、夜中に学校に忍び込んで教室中の机と
椅子を廊下に出したりと無茶ばっかりやって、友達や先生の言葉に耳を貸すこともなくなって
しまった。
「でもね? 今日のハルヒちゃん、ちょっと小学校の頃のハルヒちゃんと似てたと思わない?」
「え?」
「ほら。新しい友達も増えてたみたいだし」
 まあ確かにね。
 あのハルヒと一緒に居て怒らないで居られるんだから、本当に凄いと思うわ。
 ……でも、あの人だけは違った様な。
 ハルヒが特別な視線を向けていた、あのキョンって人。あの人だけは、ハルヒを対等な目で
見ていた気がする。
 ……もしかして……ん~でも、まさかハルヒがそんな……。
 憶測が頭の中を駆け巡る中、視界の端に篝火の前で暖を取るキョンさんの姿が見えた。
 
 
「あの、これよかったら着て下さい」
「え?」
 コートを手に、篝火の前にやってきたあたしの姿を見てキョンさんは驚いていた。
 篝火の前でじっとしていたのも無理も無いわね。
 ハルヒのせいで自分のコートを使用不能にされたから、キョンさんはこの冬空の下で上着無
しだったんだもの。
「でも、いいんですか?」
「はい」
「その……すみません、ありがとうございます」
 遠慮よりも寒さが勝ったみたいで、キョンさんはあっさりとあたしの手からコートを受け取
るのだった。
「ここは寒いですし、社務所の中に居てもらってもいいですよ?」
 他の友達はそうしてるんだし。
「ありがとうございます。……でもほら、匂うといけないですから」
 あ……なるほどね。
 彼がこんな寒い中、わざわざ薄着で外に居る理由がやっとわかった。
「あの、ハルヒは大丈夫そうですか?」
「ええ」
 少なくとも、あなたのコートよりはね。
「そうですか。わざわざありがとうございます」
 さ、用事は済んだんだし戻ろうかな。
 ――そう自分で思っていたはずなのに、あたしの口から出たのは何故か別れの挨拶ではなく
「あの。ハルヒと付き合ってるんですか?」
 そんな本音だったのは何故なのかしら……。
 自分の言葉に驚いていたあたしの前で、
「え!? あ、いえ。それはないです」
 キョンさんは必死に手を振ってそれを否定するのだった。
「ハルヒとはクラスメイトで、同じ部活……みたいな所に所属してるというだけ。それだけの
関係です。はい」
「そ、そうなんですか」
 真っ赤な顔と捲くし立てる様な口調に説得力なんて少しもなかったけど、あたしはキョンさ
んの勢いの前にとりあえず肯いていた。
「えっと、かがみさんでしたっけ」
「あ、はい」
 軽く咳払いをしながらキョンさんは
「かがみさんとハルヒは友達なんですか?」
 話題を変える為なのか、そんな事を聞いてくるのだった。
「ハルヒとは、小学校中学校が同じだったんです。今日は久しぶりに会ったんだけど……まあ
元気そうで良かったかな」
 ちょっと元気すぎるとは思うんだけどね。
 あたしが心で付け加えた言葉を、 
「ちょっと、元気すぎますけどね」
 まるでその言葉が聞こえていたみたいに、キョンさんは苦笑いと一緒に呟くのだった。
 その時、あたしはハルヒがこの人を選んだ理由が……なんとなく、解った気がした。
 篝火の中で薪が心地よい音を立てて爆ぜる中、あたしはキョンさんに軽く頭を下げながら口
を開いた。
「こんな事を言われても困るだけかもしれないんですけど……。あの、ハルヒの行動って回り
から見れば意味不明だったり迷惑でしかなかったりすると思うんですけど……あの子なりに、
一生懸命なだけなんです。だから、誤解もされやすくって……ハルヒはすぐに強がるから平気
そうに見えるかもしれないけど本当は、そんなに強くないんです」
 頭を下げたままだったあたしには、キョンさんがどんな顔で話を聞いてくれているのかは解
らない。
 でも、顔を見ながらでは言えない気がした。
「だから……お願いします。あの子の事、これからも見守っていてくれませんか?」
 不躾すぎるあたしの言葉に、当然だけどキョンさんは沈黙している。
 ――しょ、初対面の人に何を言ってるんだろ?
 返事を待って頭を下げたままでいたあたしは、自分の発言が無茶苦茶な事に今更だけど気が
ついていた。
 この人はハルヒの彼氏じゃなくて、家族でもないのにこんな事を突然頼まれても返事に困る
だけじゃないの。
 何て言って誤魔化そうかと慌てて考えていた時、
「解りました。約束します」
 優しげな返事に顔を上げると、そこには照れ笑いを浮かべるキョンさんの顔があった。
「まあ……色々あって、あいつとは暫く一緒に居る事になりそうですから。俺に出来る範囲で
見守ってますよ」
 それは友達へと向けた言葉にしてはあまりに優しくて、やっぱり2人は――ま、それはあた
しが気にする事じゃないか。
「キョンく~ん。涼宮さんが呼んでます~」
 社務所の方から聞こえた声に振り向くと、ふらついているハルヒとそれを支えるようにして
立つ二人の女友達の姿があった。
 どうやらハルヒは参拝を諦めたみたいで、その足は神社の外へと向かっている。
「あたしはまだ仕事が残っているので、どうぞ行ってください」
「それじゃあ、また。あ! このコートは」
 歩き出そうとした足を止めて、彼は困った顔で聞いてくる。
「それはハルヒに渡してください。返しに来るついでに、たまには顔を見せろって伝えてもら
えますか?」
「はい。必ず」
 軽く会釈をして去っていくキョンさんの背中を見送る事無く、あたしは神社の方へと歩き出
した。
 ――新年を迎えて数時間が過ぎ、延々と行列が続いていた神社の前も今は人影も少ない。
 さ、気が変わらないうちにすませるか。
 賽銭箱を前に立ち、目を閉じて手を合わせたあたしは、新年早々頼んだばかりの「親しい友
人達と同じクラスになりますように」という願いを変える事にした。
 ……こんな事、本人でもないあたしが願う事じゃないとは思うけど……いいじゃない、たま
には神に祈ってもさ。
 
 
 あたしが何を祈って、それが叶ったかどうか。
 それはまあ……神のみぞ知るって奴ね。
 
 
 「約束」 ~終わり~
 
 

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年03月26日 21:44
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。