「風車 みくるの場合」


「みくるの場合」

 風車が、まわる。
小さな小さな風車が。

「キョン君は器用ですね…」
「そうですか?」

 朝比奈さんは、俺が360枚入りの
小さな折り紙から作った小さな風車に
目をまんまるくさせて驚いている。

「はい、私にはできそうにないですよ」
「教えますからやってみます?」
「ん~、やっぱりいいです。その代わりに…」
「なんでしょうか?」

 ひょいと俺の持っていた紙風車を持っていってしまった。

「これもらってもいいですか?」
「…どうぞ」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年05月25日 01:10
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。