鈍感!

4-829氏
かがみ「あっついわねー…」
キョン「ああ、全くだ…」
こなた「こんなに暑いと勉強する気にもならないよ」
かがみ「あんたは元々やってないでしょうが!」
キョン「なんだこなた、お前も成績悪いのか。なんとなく親近感を覚えるな。」
こなた「ンッフッフー、一緒にしてもらっちゃ困るなー」
かがみ「あーこの子はね、一夜漬けの癖に点数だけはいいから」
こなた「コツがあるんだよ、コツがね」
キョン「やれやれ、どうして俺の周りはこうも高スペック人間ばかりなのかね
    …そのコツとやらを是非ともご教授してもらいたいもんだ」
こなた「んーじゃあ家来る?いつまでも涼宮さんのお尻に引かれっぱなしじゃキョンキョンが不憫だからねぇ」
キョン「あいつは俺のことを暇つぶしの道具だと思ってる節があるからな…って誰が尻にひかれてるんだ。」
こなた「…やっぱりキョンキョンは蝶☆鈍感だね。」
キョン「よく分からんがまあ教えてもらえるのは助かるな。しかしお前の家じゃないといかんのか?」
こなた「学校は暑いし図書館は一緒に行ったらながもんに睨まれちゃうじゃん」
キョン「なんで俺がお前と図書館に行くと長門が怒るんだ」
こなた「鈍感もここまでいくと逆に凄いね。」
キョン「?…まあいい。じゃあすまんが早速今日の帰りにでも寄らしてもらうぞ。」
かがみ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
キョン「ん?どうした柊」
かがみ「い、一夜漬けのコツとか憶えても身には付かないわよ」
こなた「おや~?」
かがみ「な、なによ」
こなた「おやおやおや~?」
かがみ「わたしは一夜漬けよりちゃんと勉強した方がいいと思って!」
キョン「ふむ、柊の言うことも一理有るな、どうする?泉」
こなた「そうだね~かがみんの言うとおりだね~あ、そういえば今日バイトあったの忘れてたよ~」
かがみ「(こなたに訳知り顔でニヤニヤしながら言われると腹が立つわね・・・)」
キョン「なんだ、そうなのか。そりゃ教えてもらうわけにも行かないな」
こなた「そうなんだよ~だからかがみんに勉強を教えてもらうといいよ」
かがみ「私が!?」
キョン「おいおい、いくらなんでもそりゃ厚かましすぎるってもんだぜ」
こなた「別にいいよね~かがみん♪」
かがみ「全く・・・しょうがないわね、教えてあげるから、キョ、キョン君の家にでも行きましょうか?」
こなた「(!!まさかいきなりキョンキョンの家に攻め入るとは!かがみん恐ろしい子っ!)」
キョン「そりゃ助かるが・・・いいのか?」
かがみ「か、帰り道だしその方が楽でいいから」
キョン「分かった、よろしく頼む。」
こなた「頑張りなよ、かがみん☆」
キョン「なんで柊が頑張るんだよ。頑張るのは俺だろ?」
つかさ「お前は人生を幼稚園からやり直して感情の機微を学んで来い。」
そして帰り道、一体どの教科が一番やばいかなど柊と話しながら帰ってると…

???「これはずいぶんと珍しい組み合わせだねキョン。」
キョン「佐々木?」
佐々木「いやすまない。立ち聞きするつもりはなかったんだけどね。
     どうやら勉強を教えてもらうようだけどよかったら僕が代わりに教えようか?
     なに、気にすることは無い。君に勉強を教えると言う点では僕に一日の長がある。
     適材適所という奴さ。」
かがみ「私が教えるから結構です!」
佐々木「これは失礼。危うく馬に蹴られて死ぬところだったようだ。
     ではキョンの家庭教師役はこちらの彼女に譲るとして、僕も君の家に寄ってもいいだろう?
     優しい君のことだまさか無碍に追い返す訳はないと信じてるよ。久闊を叙そうじゃないか」

そこで一旦話を切ると佐々木はなにげなく俺達の後ろに目を向け言い放った。
佐々木「ところで…涼宮さんはいつまでそこに隠れてるつもりかな?」

もちろん続かない。

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最終更新:2007年09月13日 13:47
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