泉こなたの憂鬱1

今までゲームやアニメにしか興味が無かった
恋愛感情なんてのは一時の気の迷い、精神病の一種
私だってたまーにだけどそんな気分になったりもする
でも、そんなものに一喜一憂する暇があったら、
そのエネルギーを全て愛すべきオタク文化に捧げたほうがいい
そう思っていた…彼に、出会うまでは

つかさ「最近こなちゃん変わったね」
こなた「そうかなぁ」
みゆき「えぇ、私もそう思います」
かがみ「私にはいつものこなたにしか見えないけど」
つかさ「えっと…どこが?って聞かれると、わかんないんだけど」
みゆき「なんだか少しおとなしくなったような、
あっ決して普段が五月蝿いという意味ではありませんよ」
こなた「変わったねぇ…」

自分でも分かる 私は変わってしまった
それが良い意味でなのか、悪い意味でなのかはわからない
遅刻の言い訳、ネトゲの事、今度出る新刊の事、
かがみんに宿題を見せてもらう為の良い口実
そんないつも私が考えている事全てを蹴散らして、
「彼」の存在が私の心のど真ん中を陣取っている

彼…SOS団団員その1兼雑用係
団長の命令に嫌々ながら従っている素振りを見せ、
実は楽しんでいるというツンデレな一面を持つ
本名不詳の超鈍感男、それが彼…キョン



SOS団の存在はこの学校での常識となっていた
だから以前からキョンキョンのことは知っていたし
いまやSOS団とは知らない仲ではない
キョンキョンとだって他の団員やかがみんやみゆきさん、つかさ
なんかと同じように接していた
そんなキョンキョンを意識するようになったのは
いったいいつからなんだろう…
最近はお昼にみんなで会話をしているときでも
ネトゲをしてるときでもキョンキョンのことを考えてしまう
ほんと、私らしくない

かがみ「あんたがおとなしくなるに越したことはないんだけどね」
つかさ「でもおとなしすぎると、こなちゃんらしくないよね」
こなた「そーかな」
かがみ「あんたは人より元気すぎるから、今ぐらいおとなしいくらいが丁度いいのよ」
こなた「えへへ」
かがみ(それにしても様子が変ね)
かがみ「こなた、もしかして恋煩いでもしてるんじゃないの?」
こなた「え?恋?そんなことないよぉー」
かがみ「そうよね、あんたは恋なんてする暇があったらネトゲやったほうが良いって感じだもん」

恋か…そうか恋だったのか、
私はキョンキョンのことが…
キョンキョンは誰かに恋してるのかな
キョンキョンは誰のことが…


キョンキョンの気持ちが知りたい

 

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最終更新:2007年07月29日 00:14
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