泉こなたの憂鬱Ⅲ-1

なにが起きようと、後悔はしない、たとえ・・・
たとえ・・・この世界が崩壊しようとも・・・

そして、世界は崩壊した・・・っていうのはウソぴょんで
後悔はしないと言ったが、そう簡単に崩壊してもらっちゃ困る
俺には大切な人ができたんだからな




「つ、つかれた・・・」
俺はたった今、学校から帰宅し、制服のまま自室のベッドに倒れこんだ
べつにたいしたドタバタ劇が繰り広げられたわけではないが
精神的疲労を貯めるには、十分すぎることがあったのである
話を数時間前に戻そう・・・



ドアの前で立ち止まる
キョン「こなた、本当に大丈夫だな?」
こなた「う、うん」
キョン「じゃ、開けるぞ」
ドアノブに手をかけ、ゆっくりと回す
もちろん手をつないだままだ・・・
ふいに俺の手をにぎるこなたの力が強まる
俺は、それに応えるかのように、強くにぎりかえす
そして俺は静かに、ドアを押した・・・

俺以外の団員は、みんなすでに集まっており
みんなの視線が一斉に俺の顔へと集まり、
次にその少し下、こなたの顔へと移動し、
そしてそのまたさらに下、しっかりとつながった2人の手へと移動してから
そこでピタッ!っと止まった
…4人とも寸分の狂いも無くやってのけたのは、
SOS団全員が変な信頼関係でつながっているからなんだろうか

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最終更新:2007年07月27日 19:18
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