泉こなたの憂鬱Ⅲ-4

こうして部室を後にして、2人で並んで歩いているんだが
なにもこんなところにまで、沈黙が襲ってこなくてもいいだろ・・・

こなた「ねーキョンキョン?」
キョン「なんだ?」
こなた「私、ハルにゃんに嫌われちゃったかな?」
キョン「ちょっと、驚いただけだろ?」
こなた「でも、ハルにゃん泣いてるみたいだった」
キョン「・・・」
こなた「私、嫌われちゃったよ、きっと」
ここ最近、俺はこなたをずっと憂鬱にさせっぱなしだ
俺が不甲斐ないばっかりに、こなたにいらん負担ばかりかけてるんだな
まったく情けないったらありゃしない
キョン「そんな暗い顔してると、可愛くないぞ」
そんな事しかいえない自分が、また情けない
こなた「うん、そだね」
そう言ってこなたは、無理して笑顔を作った
その笑顔はとても、とても悲しそうな笑顔で
俺はまた、申し訳ない気持ちでいっぱいになった・・・

その後こなたと分かれて、俺は家に帰り
冒頭へと戻るわけだ あーつかれた



とぅるるるるる とぅるるるるる
ん?こんな時間に誰だー、って、こなたじゃないの
何かあったのかしら?キョン君とはまだ始まったばっかじゃないのよ
かがみ「もしもし、こなた?」
こなた「あ、かがみん?」
かがみ「こんな時間にどうしたのよ?」
こなた「かがみーん、私ハルにゃんに嫌われちゃったよー」
かがみ「え?」
こなた「私がキョンキョンを盗ったから、きっと嫌われちゃったんだよ」
かがみ「・・・もう、そんなことで電話してこないでよね」
こなた「かがみん?」
かがみ「キョン君を盗ったですって?なにバカなこと言ってんのよ
      キョン君はキョン君なりに悩んで、あんたを選んだんでしょ?」
こなた「・・・」
かがみ「嫌われた?そんなことあるわけない!
    そりゃ悔しいって思うかもしれないわ、今の私みたいに・・・
    つかさだってそう、キョン君鈍感だから他にもそういう人がいるかも知れないわ
    でも、少なくとも私とつかさはあんたのこと、嫌いになんかならないわ」
こなた「かがみん・・・」

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最終更新:2007年07月27日 19:26
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