泉こなたの憂鬱Ⅲ-6

7/11(水)
こなたが学校を欠席した為、俺がこなたの家にお見舞いに行き
そこで俺とこなたの想いが通じ合ったのが9日、休み明けの月曜日だ
そしてSOS団名誉顧問、鶴屋さんに俺達の関係を認めてもらったのが10日の火曜日
ってことで今日は水曜日か

教室に行くとすでにハルヒは来ていた
いつかのように頬杖をついて、外のグラウンドを眺めている
キョン「よ、よお」
ハルヒ「・・・」
キョン「・・・」
ハルヒ「キョン、あんた今日からは部活来なくていいわよ」
キョン「え?」
正直ハルヒがそんな事を言うとは意外だった
ハルヒ「そうしないと、こなたと帰れないでしょ
    こなたをSOS団に入れてもいいけど、あんた達2人の時間が減るし」
キョン「ハルヒ・・・スマン」
ハルヒ「はぁ!?あんたの為じゃないのよ、こなたの為よ!!
    そ、それに部室でイチャイチャされると暑苦しいのよ!!
    ・・・それと、まだSOS団から外されたわけじゃないんだから、
    これからも平団員としてキビキビ働くのよ、いいわね!!!」
キョン「あぁ」
SOS団を追放されると思っていたが・・・どういうこった
ということで、俺のSOS団の平団員としての地位は今までどおり継続されるが、
放課後部室には行かずにこなたと帰る、ということになった
向こうは向こうでかがみとつかさちゃんは2人で帰るみたいだ



古泉に閉鎖空間について聞いてみたが、まったく音沙汰無しだそうだ
ただ、これが嵐の前の静けさかもしれないってことで、
機関もなにかとピリピリしているようだ
「あなたが責任を感じる必要は無いですよ、これは我々機関の宿命ですから」
と古泉は言ってくれたが、それは俺に気を遣っているというより、
自分自身に言い聞かせているようだった
「この人を恨んでもしかたない・・・」とでもいうように

長門「涼宮ハルヒの能力による世界改変の動きは今のところ無い
    情報統合思念体は傍観を続ける」
長門はそう言っていたし、とにかく何も起きないのなら
それに越したことはないな・・・


今のところハルヒの世界改変能力が出てないってんなら
別に心配する必要は無いだろう
今俺が心配しなきゃいけないことは、それよりも大事な、こなたのことだ
こなたの閉鎖空間が発生する前に、彼女を元気にしないといけないな
ということで、今週は三連休だし、どこかへ出掛けないか?つまり初デートだ

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最終更新:2007年07月27日 20:13
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